※この作品はR-18です。

チートコマンドを使う少年の物語   作:長之助

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後編デース


心底陥落

side?

 

三日目の調教。ここではひたすら『入れなかった』という調教をしていた。

胸を触り、乳首を弾き、秘部を触り、唇を奪って口内を蹂躙する。太ももを撫で、脇腹をさすり、首筋を舐めるなり噛むなり行う。

身体中のあらゆる所を撫でて、舐めて、触って、蹂躙した。自分がお前の所有者だと示すかのように、その攻めは激しくねっとりと……しかし決して絶頂に達することをさせなかった。

そして、入れさせることもなかった。絶頂させず、入れることもない。弱い刺激だけをひたすら続けていき、それらを発散させずに貯めさせていった。

それを、ひたすら続けていく。そんな調教方法だった。当然、そんなことをされればリアスはたとえ無意識であっても自慰行為を行おうとするだろう、それをさせない為にリアスが寝るまでずっと見張りを続けていた。

そして、寝たところを見計らって金男は離れていったのであった。

そして、約束の四日目が訪れる━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……結局、私を屈服させることは出来なかったわね。もう四日目……私がこうして気丈でいられる以上、今日屈服するなんてことも……ないわ。」

 

「それはどうだろうなぁ?なるべく早く堕とそうとせずに、逆に期限いっぱいまで使って確実に堕とそうとする……そんな方法を俺が見つけているかもしれないぞ?そして、今それを現に行っていたりして?」

 

「……それを私が確かめる手段はないわ、けれど……三日もかけて何の成果も挙げられていないで、それを言うのは……流石に滑稽にしか思えないわ。昨日も私が寝るまで……」

 

「寝るまでにずっと付きっきりで、朝起きたら目の前にいるように早く来る……オナニーしてる暇すら与えないっていう作戦かもしれないぜ?」

 

言い合いをするリアスと金男。しかし、金男の方は真に余裕たっぷりな表情を見せつけているが、リアスは金男から目を逸らして必死に強がっているような……そんな違いが、今の二人にはあった。

 

「ま、どちらにせよこの四日間の成果が今のお前の体に現れているはずだ。

俺に侵食されてきているのはわかっているからな……だからこそ、今日堕とす価値があるってことだ。」

 

「……成果?私は何も変わっていないのだけれど?」

 

「それはお前がそう思ってるだけ。心当たりがあるだろうが……ま、お前が話さないってんなら、別に話さなくてもいいさ。

俺は……お前を今日堕とすことに変わりはないんだからな。」

 

そう言いながら、最後のベッドへの押し倒しを行う。リアス一切抵抗することなく押し倒され、今日もまた行われる微妙な刺激を伴う愛撫に幸福感を得てしまうのだろう……そう思っていた。だが━━━

 

「ひぐっ!?」

 

「お?どうしたー?そんな大きな声を上げて……俺は、いつも通りに触っているだけだぞー?」

 

「何で、こんな……!?」

 

明らかにいつもと違う刺激。しかし、確かに金男はいつもと同じように触っていた。

薬を塗った様子も無いし、打たれた感じもなかった。ただ、触られただけでいつもよりも何倍に感じてしまっていたのだ。

 

「ふふ……まぁネタばらしをしてやろう。お前が昨日散々焦らされて、イかされなかったせいで体がイク事を望んでるんだよ。それは一度寝て落ち着いたもんだと思っていたか?残念、落ち着く事なんてないんだよ。」

 

「な、なんで……」

 

「普通なら確かに寝たらその辺は落ち着くだろうな。けどな、その体は散々調教されて、さらに今回みたいな焦らしプレイも入っているせいでとっくに普通じゃあ無いんだよ。

それに、起きたら昨日のことをすぐ思い出したろ?その記憶が、体験が、体の中に経験値として残ってるんだよ。」

 

「そ、そんな……」

 

「ま、快楽堕ちはさせてやらねぇけどな。心で折る……お前が俺を受け入れられる心構えを強くさせるだけだからな。」

 

そう言って、リアスの秘部に指が入れられる。三日目のことを思い出してしまって、リアスは既に秘部を軽く濡らしてしまっていた。リアスにとっては忌まわしい記憶だったが、体はそうではなかったようだ。

 

「ひ、は……!やめ、激し……!」

 

「激しくなーい激しくなーい。俺はいつも通りにしているだけ。だから止める理由なんてのもない、激しくないからな。」

 

「そん、らぁ……!」

 

触り方も、力加減も何一つ変えていない。変わっているとしてもそれは、誤差範囲内程度のものでありほぼ変わってないと言えるレベルである。だが、リアスは喘ぐ。久しぶりに感じる強烈な感覚が、体に安らぎをもたらせていたからだ。

 

「ひ、ぐぅ……!」

 

「蕩けてるぞ?お前は嫌がっているのか?そうじゃないのか?」

 

「わた、私、はぁ……!」

 

顔を赤く染め、蕩けながらリアスは声を出す。そこにはもう先程までの嫌がるリアスは存在していなかった。

そこには、男の肉棒を咥えこんで喘ぎ声を上げるメスが一匹存在しているだけであった。

 

「ひ、ぁあ……!」

 

「いい声を出すなぁ……それじゃあ、昨日は散々焦らされただろうから、今日はガッツリイかせてやるからなぁ?」

 

「ひゃめ、ひゃめ、てぇ……!」

 

大きく仰け反りながら絶頂に達するリアス。しかし、金男はここで追い打ちをかけようとはしない。

代わりに、リアスを抱き締めて頭を撫でてその唇を軽く奪う。

 

「んむっ!?ん、んん……!んん……!ん、ん……」

 

キスをされてだんだんと抵抗をしなくなってくるリアス。その目には少しだけ涙が浮かんでおり、リアスの手は無意識に金男の背中に伸びて彼の体を抱きしめていた。

 

「ん、んん……んん!」

 

「ぷはっ……ほら、そろそろ出してやるからな……!」

 

「まっれ、まっれぇ……!出されたら、戻れなく、なるぅ……!」

 

「戻させる気なんて……サラサラねぇよ……!」

 

そして、金男はリアスの中に精液を吐き出す。リアスは、中に出されて絶頂に達していたが、快楽に思考は染まっていなかった。寧ろ、スッキリしているというまであった。

 

「はぁ、はぁ……」

 

「どうだ?これでもまだ……心が折れていないと言えるのか?」

 

「……もう、誤魔化せないって言うのはとっくに気づいていたわよ。けど、あなたを嫌っているのも本当よ。」

 

顔を隠しながらリアスはそう告げる。金男は舌なめずりをしながらリアスの言葉を黙って聞き続ける。

 

「貴方が嫌い……嫌悪してる。けど、同時にあなたのことを好きになってしまってる。イッセーが見えなくなるくらいに、深く大きく。

体から……堕としにかかったせいよ。だからあなたの事を好きになってしまった……嫌いながら、好きになってる。」

 

「今はそれでいい……結局の所、俺はお前を屈服させることは出来てるんだからな。」

 

「……えぇ、否定することが出来ないわね。本当に屈してしまってるんですもの。

態度で嫌悪を示していても、心にある幸福感と満足感は増していくばかり。貴方に触られるたびに心が落ち着いて、安心感で胸をなでおろす。それが今の私、今のリアス・グレモリーよ。」

 

「卑下することは無い。お前が望んだことではなかったんだろう?けど、好きになった。単に俺の言った通りになっただけだ、気にすることなんて何一つ存在しない。」

 

金男は、リアスの腕をどかす。しかし、リアスは目を背けるばかりで微塵も目を見て話そうとはしなかった。

目を背けるリアスに対して、金男は無理やり顔を自分の方に向かせて、改めて唇を奪って口内を舌で蹂躙する。

 

「……これで、また心が好きに傾いたな?」

 

「……貴方は……外道で、非道で、小物で、しょうもなくて、どうしようもないくらいにクズよ。

けど、好き……そうさせたのは、少なくとも貴方のそれらの悪い所がそうさせた。あの子が霞むくらいに強く惚れさせられた。」

 

「それだけ強く思ってくれるなら、悪い気はしないな。させないようにしていたとはいえ、悪い気はしない。」

 

「……」

 

金男の言葉に、リアスは何も返さなかった。別に返さなくても金男は満足だった。

満足だったからこそ━━━

 

「もっと惚れさせてやるよ。」

 

「なっ……!?」

 

金男はリアスを押し倒した。そして、自分の未だに元気な肉棒を見せつける。

 

「何よ……私を屈服させることが目的なだけで、私を快楽で篭絡することはしないんじゃなかったのかしら?」

 

「あぁ、しないさ。適宜休みを入れるからな……けどな、俺にとってはその休みを入れることが駄目なんだわ。」

 

「……?」

 

「今までお前らを激しく犯しても何時間って時間がかかってたのによ、いつもよりも遅い動きで一回二回で満足すると思ってんのか?」

 

「っ!!」

 

そういえばそうだと言わんばかりに驚くリアス。『屈服させることが目的』なだけであり、一度やれば満足することではないのだ。しかし、この四日間で1回した後は休憩して1回、休憩してまた1回の繰り返しだったのですっかり休憩することが前提になってしまっていた。

 

「俺がお前に屈服した……俺に安心感と幸福感と満足感を感じている。けど、まだお前は俺に嫌悪を抱いている。いくら屈服させたとはいえ、嫌悪感なんてもんを今でも持っていたらいつ寝首を掻かれるかわかったものじゃないからな。

さっさと堕ちてもっと俺に惚れるようにしないとな。」

 

「あ、あなたの寝首なんて掻くわけが━━━」

 

有無を言わさず、金男はリアスに無理矢理騎乗位の体勢を取らせる。もっと惚れさせるためには、もっと心を折らなければならない。『自分から動いている』という状況を作り出す。

 

「ま、意識がそこまでに向かないからこそできる芸当なんだけどよ。」

 

そう呟いて、金男は少しだけ動く。リアスの官能を刺激するかのようにゆっくりと、小さく最低限の動きだけを行う。

 

「ぁ、ん、あぁ……!」

 

「どうした?腰が動き始めてきてるぞ?なんだかんだと言って俺との行為は気に入ったか?」

 

「そんな、理由……!いくら、惚れたからと言っても……そんな所まで、はぁ……!」

 

「そんな口叩けるのも今のうちさ……俺との愛を……もっと明確なものに育て上げてやるよ。」

 

「ひぐ、んん……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……酷い人。」

 

「俺はそういうやつだ。嫌なら……」

 

「……薬も、何もされてなくて。でも惚れさせられたのよ。惚れさせられたら……どんな酷い人でも、もう強く文句は言えないわ。どれだけきつい言葉を投げかけても……心が傷んでしまうもの。」

 

リアスはそう言って溜息を吐いて視線を逸らす。あの後からの行為によって、金男への好意はより明確なものとなった。

リアス自身、既に嫌悪感というものはかなり取り除かれてしまっており、むしろきついことが言えなくなるまでに心が金男に寄ってしまっていた。ディープキスや、行為そのものが優しく、かつ激しいものだったために余計にである。

 

「そうか、ちゃんと惚れてくれたようで何よりだ。」

 

「……えぇ。悔しいけど、あなたが触れるだけで嫌悪感を感じなくなってるもの。私からしたらよほどのことだわ。」

 

「じゃあ、このあと一緒にでかけるか。荷物持ちくらいならやってやるよ。」

 

「………そういう、機嫌取りをするのも露骨すぎるわ。もっと雰囲気というものが欲しいとは思わないのかしら。」

 

「生憎と俺はこういう男なんでね。嫌なら出かけないぞ?」

 

「……本当、軽口でそういうことを言えるんだから酷い人よ……アメとムチをうまく使い分けられたら……誰だってこうなるわ。」

 

そう言いながらリアスは金男にもたれ掛かる。それに対し金男もにやける。

 

「なら良かったじゃないか。俺はそういう男だってことだ。」

 

「……買い物。後で行きましょ。」

 

「おう、そうだな。」

 

こうして、リアスは嫌悪していた男に堕とされてしまったのであった。しかし、そこに嫌悪感や屈辱感は微塵も感じていなかった。

なぜなら、それすらも心地いいと思えるようになってしまっているのだから。

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