「……それが龍神化って奴? 確かにスゴい強そうだな。キャノン付いてるし何より鎧がかなり有機的な癖に生物兵器みたいな見た目をしているところとかスゴくいいよ」
「お前に褒められても何も嬉しくねぇよ、それに全くそう思ってない癖によく言えるもんだな。真顔だし隠す気も無いだろ」
あぁうん、かっこいいとは思うけど別に兵藤を褒める気なんて全く無いからな。お前褒める時間あるなら女とイチャコラズコバコしてる時間の方が大事。というかさっさとお前倒してどいつか牝奴隷抱きたいんだけどね。
「お前を倒せば皆に掛かっている洗脳は解ける。洗脳されてなく心から支配された人もカウンセリングで治す。ミカエル様と決めたのはそういう約束だった」
「へぇ…………よく知ってる事で……まぁ俺を倒す事など出来ないだろうしそんな事不可能なんだけどな」
実際、俺を倒す事が出来る可能性があったのは技術力のあったアザゼル先生と滅びの魔力で俺を魂ごと消し去る事が出来るサーゼクス、それに闇で相手を消しされるギャスパーくらいのもんだ。
オーフィスとリリスに至っても俺は瞬殺されそうだけど味方だしな。後グレートレッドって龍もいるって話だが多分負ける、見た事無いから分からないけどそいつは喧嘩売ら無きゃ無害だしな。
今の兵藤に負ける可能性もあるかもしれないが…………
「不可能? そんな事…………やってみなくちゃ分からねぇだろがっ!!」
「『《D∞D!!D∞DD∞D!!D∞DD∞DD∞D!!!!D∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞D!!!!!!D∞DD∞DD∞DD∞DD∞D∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞D!!!!!!!!》』」
声が鳴り響く、恐らく倍加の様なものだろうが……けどな、残念だがはっきり言ってお前じゃ本当に俺を倒す事は出来ないんだよ。
「うらぁぁぁぁぁ!!」
俺に向かって兵藤が殴り掛かる。龍神化の力で俺との間を一瞬で詰め寄って殴り掛かる。俺は無言で咄嗟に避けるが流石に速過ぎて避けきれなかったらしく当たった部分……右腕が吹き飛んだ。
だが、即座に
「━━━っ!! だったら治らない内にボコボコにするだけだっ!!」
更にそこから追加のラッシュ、ラッシュ、ラッシュ…………けどその都度再生をしていく俺から言わせてもらえば…………果てしなく無意味で無駄な行為としか思えない。
流石に頭に当たるのは勘弁して欲しいからなるべく避けていくけどさ。頭にブチ当てられたらクローンまで魂飛んでいくからひたすら面倒臭いんだよね。
そもそも、肉体の一部では無い服すら再生してしまう時点で俺の再生能力は常軌を逸しているとしか思えないんだよな……流石にここまで再生能力早いとは思ってなかったよ。いや、早いどころじゃないな……
「くそっ! くそっっ!!」
「だーかーらー……無駄だって言ってんだろうが!!」
一瞬で白濁の鎧の展開、そのまま殴り掛かってきた腕を掴んで背負い投げの要領で投げ飛ばす。あんまり殴られててもしょうがないし正直サンドバッグやってていい気分なんてしないしいい加減鬱陶しい。
「くっ……!!」
何故かは知らないが妙に焦ってる様に見えるな。いや、でも…………まさかと思うがあの力ってかなり体に負担掛かってるのか? 初めから全力で使ってる割にはどうにも体の動きが感情任せに動いてるというかなんというか……夢幻と無限の力を手に入れたとはいえ実際振るえるのは無限の力だけ……ならその無限を二つ体の中に内包している俺はコイツより強いって事になってるのか?
既に俺は超越者とやらになっていると誰かから聞いたけど…………ふむふむ、確かに考えてみれば無限を二つ分内包している存在なんて史上初だろうし超越者の中でも別格という事になるのか。
「だったら……頭ガードしてるだけで勝てそうだな」
「『《D∞D!!D∞DD∞D!!D∞DD∞DD∞D!!!!D∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞D!!!!!!D∞DD∞DD∞DD∞DD∞D∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞DD∞D!!!!!!!!》』」
また鳴り響く声……今度は翼に付いている砲身が伸びて肩2、脇下2とその砲塔を構える。
そして収束していく漆黒のエネルギー……あれは喰らったら流石にヤバいかもしれない。
「『《
「先手必勝逃げるが勝ち!!」
飛んでくるビームに対して反対方向にダッシュで避けようとする俺、正直に言うと走るだけで避けれるものだったらさっさと防いで反撃してた方がまだ正解だった気がする。
まぁはっきり言うと頭以外の全部が消え去りました…………てへ。まぁ瞬時に再生したからダメージとかは無いんだが一瞬でも肉体が吹き飛んだってのはそれはそれでかなりのタイムロスになっていた様で……その一瞬の合間に体は閃光に包まれて━━━
「━━━てるのに生きてる? あれ?」
漆黒が混じり込んだ紅色のビームが俺を消し飛ばそうと俺を包み込んでる中、俺の肉体は現在進行形で何も起きていない。あれこれどうなってんだ? さっきまでビーム受けたりしたら体消し飛んでたじゃないか……あれどういう事だ?
『リリスのちから、なじんだ』
どこからか聞こえてくる声、リリスってのはすぐに分かったがこれ普通出てくるのオーフィスじゃね? なんて思ったりもした。
『リリスと、もうひとりのリリスのちから。それがかんぜんにからだになじんだ』
あぁなるほど、無限の回復力が最早無傷同然の扱いをし始めた訳か。いやいやむしろ再生能力オーバーフローしてこういうのって化物みたいになるイメージが強過ぎるわ。
「ん? 今思ったがよくよく考えたら兵藤に殴られてた(触れられてた)からグレートレッドの力がかなり俺に流れ込んでるんじゃないか?」
となるとオーフィスの無限とリリスの無限と兵藤の無限と夢幻が流れ込んでるって事になるのかなるほどな。
座り込んでじっくり考えている内にビームは収束していく。流石に長い時間照射し続けれる訳じゃ無いみたいだな。
ようやく収束してくれて助かったってところか。
「はぁ…………はぁ…………っ!? な、何で…………!」
「よっ! 兵藤!
どうやらさぁ……今頃オーフィス達の無限の力が馴染んできたらしいんだわ。お前みたいに0か無限かで振り切れてるのを治そうとしている奴には分からんだろうがな、俺の体は力を与えられる度にその力に合わせて体が変化していくらしいんだわ。
力をそのまま使う事は難しくても一応そのまま使える体にはなってるって訳だ。
簡単に言えば……お前が努力して手に入れた力や死にかけて手に入れた力を俺は労せずに一瞬で習得出来る様になるんだってさ!」
説明している間に兵藤の鎧を観察させてもらったが……なるほど、真紅の鎧どころか普通の鎧に戻ってやがる。それほどまで力を使い果たしたって事なんだろうけどよ。
学園を倒壊させたあのビーム、撃ったのは兵藤だな。んで限界を考えずに無茶して龍神化…………体へのダメージは相当なもんだろう。
「お前、鎧を保つのすらギリギリなのにまだやる気なのか? 龍神化も既に俺の力になってんだからこれ以上やっても無意味で無駄なだけだぞ?」
「無茶でも……何でもっ……! やらなきゃ…………!! なんねぇんだよ!!」
……暑苦しいな。本当に。匙の時も思ったが好きな女を犯したいならいくらでも言ってくれれば貸してやるのに何故ここまでこんなに拘るのか分からん。いや、好きな女だからこそ他人に犯されるのが嫌だったって事か? そんな独占欲強いやつじゃあるまいしよ……え? 俺も独占欲強いって? ないない、例外無く牝奴隷全員貸し出してるあたりで察してくれ。但し少しでも牝奴隷に怪我を負わせた場合は制裁したけどな、俺は性奴隷として使えと貸し与えてるのにそれを勘違いして奴隷と思って女を痛めつけるやつはこてんぱんに
「…………何でそんなに争おうとするんだ? 確かにリアスの処女は貰ったがその処女はいつでも戻せるし妊娠もしない様に俺は気を付けてる。貸し出しによってリアス達はおっぱいもケツも揉まれまくって更にデカくなっててお前も嬉しくないか? ま○こについては四桁の肉棒くわえ込んでいても又新品に戻せるんだぜ?
いわゆる未通状態だ。なのに性技はベテランの床上手なんて最高だろ。
あ、それとも初めてじゃないっていうのが嫌なのか? なら記憶と経験消せば初めての状態に━━━」
「お前がッ!! 傷付けたみんなを戻せばいいって話じゃねぇ!! お前がみんなを傷付けた! その事実だけが全てだ! お前はその罪を償わねぇといけねぇんだよ!!」
大声を荒らげる兵藤。なるほど、罪を償わないといけない、か。その為に俺は殴られ冥府に送られ死ぬよりも辛い労働をさせられると…………
「やなこった。俺はお前と同じ様にハーレムを作りたいんだよ。俺に従順な命令されれば誰にでも股を開く牝奴隷で固めたハーレムをさ。
まぁ中にはハーレム要員じゃない奴も何人かいるが…………それでも俺の牝奴隷にしてやれば平和になるさ。ハーレム作るなら愛を語るな、愛を語るならハーレム作るな、だ。まぁ俺の考えだけどな」
と、ここで兵藤の篭手の宝玉が淡い光を放つ。
『一つだけ聞かせろ、お前は平穏を望む龍か? 他人を誘う悪魔か? それとも力に溺れた人間か?』
ドライグか、今このタイミングでその質問をするって事はお前半分諦めてるな? まぁそうだろうな。頼みの龍神化も破られその力も俺が手にしてる。パワーバランスが崩れ去ってんだよ。そんなんに勝てる見込みなんてある訳無いでしょうに。
諦めたドライグは兵藤より多少は賢かったという事だな。さて、質問の答えだが……
「平穏を望む龍であり他人を誘う悪魔でもあり力に溺れた人間……かつ力に溺れた龍であり平穏を望む悪魔であり他人を誘う人間でもあり、他人を誘う龍であり力に溺れた悪魔であり、平穏を望む人間……つまり俺は全パターン当てはまる男だよ」
煙に巻くというか誤魔化したというか、今の俺を体現する言葉はこの言葉そのものであるだろうと思う。
その間にも兵藤がジリジリ近寄ってくるので同じペースで離れていく。恐れてる訳じゃ無いけどこれ反射的にだからな?
「人間でも他人を誘ったり平穏を望む事だってあるし龍でも力に溺れたり他人を誘ったりする事もあれば悪魔でも平穏を望んだり力に溺れたりするもんさ。多種多様だからな」
「ぐっ…………!!」
「さて、そろそろお終いといこうか。まぁグレートレッドの力を俺に分けてくれたお礼として力もそのままにしておいてやるし記憶もなるべくそのままにしておいてやるさ………丁度いいからドライグも直接洗脳してやるよ」
「━━━っ!?」
「ようミカエル……起きたか? そこに倒れてる兵藤の事はまぁ気にすんなよ……
「……なるほど、時を止めてる間に……彼に打ち勝ったという訳ですか」
徐々に降下してくるミカエル。その表情は諦めた様な表情をしており既にその瞳には戦意が宿っていなかった。
「存外、悪い頭はしてないみたいだな……まぁ安心しろよ。別に俺は世界を支配して独裁国家を作ろうだなんて考えてる訳じゃ無いし世界を混乱させたい訳でも無いんだからさ。今俺につけば……龍神の加護が手に入る……もう一つ言えば目下最大の問題、
あいつさえ片付けられればお前達も問題無いだろう? もし異世界の侵攻とやらがあればオーフィスとリリスと俺で立ち向かう事も出来る。それにD×Dの女メンバーが俺の牝奴隷となってるとはいえあいつらも戦えない訳じゃないし、洗脳下にあるとはいえサーゼクスも兵藤も戦闘能力はそのままだ。
さて……ここまで説明してから聞いてみよう。お前はこっち側へ来る気は━━━」
「ありません」
ミカエルの手には光の槍が既に投擲されようとしていた。しかし、反対される事も俺は予想していたので驚く事無く冷静に━━━
「残念だ…………」
時を止めた。
洗脳したミカエルにより俺と兵藤は元の世界へと帰された。所謂偽物の空間だった訳だが本当にそっくり過ぎて気付かなかったぞ。
それと、ドライグの洗脳だが……存外、上手くいった。後でアザゼル先生に聞いたところによるとどうもおれが兵藤と同じ力を持ち過ぎたため一時的にドライグの深層意識に繋がる事が出来たとの事。ん? 鎧は纏っていたのにどうやって洗脳が出来たのかって? ほとんど動けないやつに対して抵抗はあって無い様なものだ。あったかもしれないが気付かなかったとだけ言っておこう。
んで……すっごいあっさり言うと
全盛期のオーフィスが2人…………うん、勝てたよ。2人が戦ってる時になんか俺の目の前に核とやらが現れたんだけどとりあえず無限と夢幻の力を引き出して何となく全力でサンドバッグしてたら壊れてました。
というか本体が分身するとは思わなかったねオーフィスとリリスが潰していったけど。
てか勝てたもう一つの理由教えてやろうか。殴れば殴る程、殴られれば殴られる程俺は力を無限にコピーしていくんだからそりゃいくらでも強くもなるよ。
後邪龍とかって奴らがいたけど問題無かったわ。いくら強くても無限が二人もいるからな。ワンパンとまではいかないものの10分もあれば終わってた。あとは俺がビーム乱射してた。だって雑魚どもが鬱陶しかったし。
まぁとりあえず何にせよ━━━
「世界は平和になったとさ、めでたしめでたし」
「金男、グレートレッド、倒しに行く」
「止めとけって、あいつ田舎のヤンキーみたいな奴だからやってられねぇぞ」
尚、トライヘキサの死体に関してはアザゼル先生に一任しているのでもうどうでもいいです。
にしても、あんまり強くなり過ぎるのも考えものだなぁ……本来トライヘキサの戦いとかってあんまりにもあいつらが強過ぎるから誰かと別れる事になるとか邪龍の幻術に嵌められた奴が家族の幻影に囚われつつもそれを振り切って更に強くなるとかそういうドラマやパワーアップイベントがあるはずなのにな。
「そういうのが一切無いあたり…………物語としては破綻するんだな、行き過ぎたチートって」
「? 誰に向けて言ってる?」
「気にすんな、俺の独り言だから…………さてと、留守番頼むぜ? 俺はこれから学園に行ってくるんだからな」
「分かった。行ってらっしゃい」
最近はこうやってオーフィスに見送られている。
さて……また平穏で刺激的な学園『性』活が幕を開けるって訳だな。
トライヘキサに関しては正直に言いますと負けることが本当に思いつかなかったんです。
無限×2+夢幻+龍神化
この図式が今の主人公のパワーな訳ですが………極端な話オーフィス3人グレートレッド2体分のパワーを彼は持っているということになりますので例えトライヘキサと言えどもこれは流石に勝てないんじゃないかと………(倒したのはオーフィスとリリスですけどね)
とりあえず、次回からは前後編(もしかしたら中編も加えるかもしれませんが)でエピローグをさせてもらいます。