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奴隷玩具ユーノくん
「ん、ふう……ッ」
微かな声音が漏れた、本当に微かな、風が吹けば紛れて聞こえなくなりそうな。
そして、甘い声、堪らなく甘く、蕩けるような陶酔を滲ませた声。
その声を、なのはは聞き逃さなかった。
きょとんと首を傾げ、とても可愛らしい仕草で問いかける。
「ユーノ君どうしたの?」
と。
少年は、どこか苦しげな事を隠すように首を振る。
さらりとしたブロンドの髪は首のあたりで切りそろえている。
華奢な体はどこまでも細く、白く、色素を奪った薔薇の茎のよう。
一見すれば美少女と見紛う美少年、ユーノ・スクライア。
ユーノは震える身を掻き抱くように我が身に手を回しながら、なのはの疑念を振り払う。
「別に、何でもないよ」
「そう。なら良いんだけど」
二人で歩くたまの休日の道。
街中は雑然と人混みに溢れ、なのはに自分の異常を悟られたのは驚きだった。
ユーノはその生白い、見ているだけで男でもおかしな気持ちに駆られるような、なめらかな肌を震わせる。
もどかしそうに擦り合わせた太腿。
丈の短いショートパンツから覗く太腿は悩ましい。
汗が伝い、白い肌はほのかな薔薇色に染まっていた。
誰が知ろう、ほんの小さな鈍い振動音を。
ユーノは歯を噛みしめてその感覚を、甘い甘い、猛毒のようなエクスタシーを耐えた。
忍耐力に多少自信のあるユーノでさえそれは生半可な我慢ではない。
服の下で、少年を責めさいなむ玩具達。
小さなピンクローターはテープで乳首とアナル、そして皮被りの未発達なペニスにくくりつけられ、生殺しの快感を延々と与えていた。
ユーノはそれをなのはに悟られまいと、必死に震える膝を奮い立たせているのだ。
「ほらユーノ君、あっち行こ♪」
「あ!」
手を捕まれ、引かれた。
ただ手を触れるだけでも、過剰に開発調教された前立腺で敏感になった全身に障る。
徹底的にアナルを開発され、前立腺でイクことを覚えさせられたユーノは、そこをいじられると体中で感じてしまう。
肌に触れるシャツの感覚だけでもゾクゾクするのに、温かいなのはの手は猛毒のように染みた。
なのはと共にウィンドウショッピングをしながら、男の声が念話で届く。
『どうだいユーノ君、お尻疼きながらなのはちゃんに喘いでるの見られるの、興奮する?』
『……うるさい』
ささいな口答えだけがユーノに張れる虚勢だった。
男との関係が始まってもう一ヶ月以上経過していた。
強姦されて、写真を撮られ、脅され、開発される。
今日の責めは、玩具を仕込んだままなのはとデートする事。
何も知らないなのはの無垢な視線がもどかしい。
生殺しの震度しか与えないローターで、もうパンツの中は我慢汁でいっぱいだった。
「ほらユーノ君、これどう、似合うよ」
なのはは笑いながら、何も知らず、ユーノに革製のチョーカーをつける。
女の子らしいファッションへの好奇心。
そしてユーノに対する友情。
なのはを異性として好意の感情を向けるユーノは、心の中で嬉しさを噛み締めながら、しかし、同時に嬲られ貶められる今の境遇への不甲斐なさを感じざるをえない。
『ほんとだ、奴隷で肉便器のユーノ君にぴったりだね、首輪みたいで』
『うるさい、うるさい!』
男はどこかで見ているのだろうか。
デートさえ肴にされ嬲られるのが屈辱として誇りを傷つけ、ユーノはそれに……体が熱くなってしまう。
恥辱と快楽の責め苦を何度も何度も味わい、次第に体がそれに順応してしまっている。
悔しくて泣きたくなった。
膝を笑わせながら、ユーノは必死になのはに悟られないよう歩く。
やがて二人はデパートの中に入った。
食事をし、本屋をめぐる。
そのうち念話の声が毒々しく囁いた。
『三階のトイレにおいで』
ユーノはぞくりと身震いし、なのはに用を足しに行くと告げて離れた。
トイレに行くと、用意良く、男は清掃中の看板を出し、中で待っていた。
「ほらこっちだよ」
小太りの、如何にも汚らしい感じのする男。
これで管理局でもそこそこの地位と名誉を持つ将官などと誰が想うか。
だからこそユーノは騙され、薬を飲まされ、いつの間にか犯され辱められていた。
今では奴隷として飼われ弄ばれる。
トイレの個室の中に行くと、男はにんまりと笑い、ユーノにドアに向かって手を突くよう命じる。
言われるまま、ユーノはそうした。
男に向けて、細い脚で踏ん張り、尻を突き出す格好だ。
男はユーノの尻をズボンの上から撫で回した。
「本当に良い尻だ」
感嘆は偽りなく、真の感動に満ちあふれていた。
すべらかな白い腿もを膝から揉みしだき。
やがてするりとズボンを剥き、薄いパンティに包まれた小さな尻たぶを取り出す。
女物の下着だった。
ユーノはズボンの中に女性向けの瀟洒なパンティを身に付け、その中にローターを仕込まれているのだ。
なんという倒錯的な光景だろうか。
少女のように美しい少年が、女物のパンティを穿き、アナルとペニスを弄り回されている。
半分勃起して我慢汁を垂らす肉棒を、男は焦らすように撫でた。
決してイカさないよう、生殺しするように。
「どうだい、なのはちゃんの視線を浴びながら気持ちいいところにいっぱいオモチャつけて歩くの興奮しただろう? ユーノ君はマゾの変態さんだもんね」
「ち、違う……僕は変態じゃ……ひゃううん♡」
甘い甘い声が出た。
必死に我慢しようとしたのに、全てを無駄にするように、雌として開発されてしまった声。
小さな尻を震わせながら、ユーノはそれを見た。
男の毛深い太い指が、ロータの上から乳首を押し込んでいた。
尻と同じように、ユーノを何度も何度もよがり狂わせイカせた器官。
執拗な愛撫を受けた薄桃色の小さな突起は、今や彼を雌にする立派な性器だった。
「ほうら、ユーノ君を素直にする魔法のスイッチだ」
「やだ……やだやだ、やめろ、やだぁ……」
ユーノはもう涙ぐんだ顔で首を振り、必死に哀願した。
しかし無意味だ、そういう反応こそ陵辱者をそそらせ興奮させるのだ。
男はにんまりと笑い、ローターを摘んで、押しこむ。
強い刺激に二つの突起が震え、ユーノの尻が波打った。
「んッ♡ ふうッ♡ あ、あぁぁッ♡ ちくび、ちくびだめぇ♡ か、かんじちゃう、から……あ゛ぁぁッ♡」
ぐりぐりと力強くローターごと揉まれる肉豆。
さらに男は立ち上がり、勃起した自分のものをユーノの太腿の間に挟ませた。
ぞくりと腰から背筋まで、熱くも冷たい快感が走る。
白い恥垢をべったりこびりつかせた、臭い臭い、男のペニス。
その熱さをなめらかな内腿に感じると、これで犯され雌にされた過去の記憶が去来し、ユーノの矜持を打ち砕くように、蕩けるような快楽の過去が蘇る。
男はユーノの袋を下から勃起した自分の肉棒でつつきながら、太腿に挟ませ、扱かせ、尻たぶにもくっつける。
「どうだい、おじさんのちんちんもカチカチだ。ユーノ君の中でいっぱいピュッピュしたいって言ってるぞ。ユーノ君も欲しいよね、おじさんのちんちん」
「やだやだ……ほ、ほしくなんかない……やめろぉ」
「嘘はいけないなあ」
「お゛ぉぉおッ!」
ぢゅぽんッ、と、凄まじい音がした。
男がやおら、無理矢理ユーノの尻からローターを引き抜いたのだ。
ぽっかり軽く口をあけたアナルは湯気まで立て、ひくひくと蠢いて陵辱を待ちわびていた。
毛深い指が、乳首から離れ、くびれたウエストからへそのあたりまで撫で、ローターのくっついたペニスをおいじり、そして尻を掴む。
左右に押し開くと、十分ほぐされた菊座は先にまぶされたローションでてかてかと光っていた。
「ユーノ君は雌なんだ、もう男の子じゃないんだよ? ここでイクのを覚えたらね、もうもどれないんだ」
「やめ、やめて……いや、ああぁ……あ゛ぁぁぁッ♡」
めりめりと、押し付けられた肉棒が亀頭をねじこんでいく。
そして、入った。
ユーノの前腕ほどもある太く長い剛直が、ぴったりと奥まで。
擦り上げられる前立腺の快感と、熱さ。
ユーノは壁に手を突いたまま、酷く淫靡な声を荒げて悶える。
その時だった、唐突に外から声がした。
「ねえユーノ君、いるの? トイレ?」
びくっと肩が跳ねた。
清掃中の看板があるのに、なのははがトイレの外で声をかけてきたのだ。
きっとあまりに長く席を外していたから心配してきたのだろう。
ユーノは必死に声を噛み殺す。
しかし、男は容赦しない。
むしろもっと声を出させてやろうと、腰を使った。
凄まじい、大人の男の腰使いだ。
ずんずんと力強く奥までねじ込み、尻に腰をぶつける。
「~ッ! ん、ん!」
涙目になり、ユーノは唇を噛んだ。
だめだ、このままじゃなのはが心配して中に入ってきてしまうかもしれない。
鼻で深呼吸しながら、手を握り、爪を食い込ませる。
痛みで意識を保ちながら、少年は口を開いた。
「だ、大丈夫、だよ……ちょっと、具合が……んッ♡ わ、わるい、だけ……すぐ、もど……ひゃ♡ もどるから」
「ほんと?」
無垢な声が問いかける。
男は腰を使い、ユーノの声を聞かせようとする。
乳首を抓られた、眼の奥で火花が散る。
小さなペニスがぴょこんぴょこんと跳ね、我慢汁を小便のように漏らす。
「ほ、んと、だから……あ♡ あッ♡ すぐ、もどる……すぐ、イク……もう、イクからッ」
男の腰が小刻みに突く。
その瞬間が近い、ユーノも同じだった。
声が裏返り、やがて一際強烈な突きが最奥をえぐった。
少年の声音がひきつった。
溢れる白濁と熱。
小さなペニスも気持ちよさそうに震え、とろみのある汁をトイレのドアにぶち撒けた
「イク、イクッ♡ イク、から……あ、あぁ……」
「そう、じゃあすぐ来てね」
がくがくと膝を震わせ、去り行くなのはに法悦の声音を零すユーノ。
体はぐったりとしなだれ、支える力を失う。
男は自分のものを抜くと、ユーノの鼻面に突き出した。
何をさせたいのか分かっている。
ユーノは言われる前に硬く勃起したままのペニスをしゃぶり、ぺろぺろと舐めだした。
「ユーノ君は本当におちんちん好きだね。そのうち、なのはちゃんより好きになれるよ」
「……」
荒く鼻で呼吸しながら、精液まみれのペニスをしゃぶり、啜り、男を睨むユーノ。
自分ではきつく睨んでいるつもりでも、うっとり涙に濡れた瞳ととろんと垂れた目尻、赤く染まった頬では、まるきり迫力などなかった。
やがて男のものを満足させると、ユーノは黙ってトイレを出て、なのはの元に戻った。
当然、体中にくくりつけた玩具は再び付け直され、快楽の生殺しを味わいながら。
□
「今日もありがとうございました」
なのははにっこりと笑って小首を傾げた。
可愛らしい、どこまでも可愛らしい仕草。
それゆえに何ともいえぬ迫力と威圧感がある、とても少女と思えない。
男は背筋を凍らせながら、今日の録画テープを渡した。
「いえ、自分も楽しんでいましたから。でも、いつまでこんな事を?」
ユーノを犯し嬲った諸々の証拠、写真や映像を渡し、男は疑問を投げかける。
少年愛の性癖があるのは事実だが、ここまで倒錯したプレイは行き過ぎだと分かっている。
しかし管理局員であるなのはに、自分の犯罪の証拠を握られている以上、逆らう事はできなかった。
なのははユーノを犯している映像をその場で再生し、見つめ、頬を赤らめ、うっとりしながら言う。
「うーん、もうちょっとユーノ君を開発してから、かなあ。大丈夫、安心してください。貴方の事は局に訴えたりしませんから」
「そう、ですか。じゃあ私はこれで」
踵を返し、去っていくその背中を見つめ、なのはは唇を釣り上げて笑う。
その所作はとうてい少女と思えぬ、魔性めいた妖艶さがあった。
なのはは自分の傍らで四つん這いになっている愛らしい恋人に声を掛ける。
「もうじきフェイトちゃんにもお友達ができるよ」
「わん、わんッ♡」
首輪をつけ、まだ起伏の薄い華奢な体に皮ボンデージを身に付けた少女が、仕込まれた仕草、恋人であり雌犬である正しい作法で鳴く。
愛する者を嗜虐し支配し飼育する、サディスティックな愛を満たす悦びに、なのはは微笑した。
やがてその列に、自分の所有する奴隷妻に、あの可愛い少年も加えるのだ。
そう考えると胸が高鳴る。
スカートの奥で、じゅん、と湿る白い少女的な地味なショーツ。
甘酸っぱい美蜜の香りを漂わせるその中へ、フェイトは黙って顔を突っ込み、奉仕を始めた。
じきにユーノもそうした仕草を覚え、なのはを満足させるだろう。
少女は確実に訪れるその未来を思い、ただただ笑った、妖しく美しく、月のように。
終幕