可愛らしい(?)猫でも例外ではない。
老いた三毛猫――チェシャはクレアとシェリーのそばを歩きながら自分の中の衝動を抑えている。自宅に一週間立て篭った時は缶詰やコーンフレークといった保存食を食べてしのいだため、「自分はゾンビと違って人食ではない。食欲を抑えられる」と思い込んでいた。
しかし、警察署に来てからはレオンとクレア、特に幼いシェリーに対して無意識に指先から爪を出していた。そのことに気づいた時は自分が恐ろしく感じた。この地獄を生み出したアンブレラ社、そこに働いている孫の作った薬を自殺しようと飲んでしまったことを今更後悔する。あの時はまだ知らなかったとはいえ、人として死ねたらこんな苦しみはしなかったはずだった。
ふと同行している二人に目を向ける。まるで仲良しの姉妹のようにクレアとシェリーは手を繋いでいる。兄から過激すぎる護衛術を学んでいて強い女子学生に、子供であり惨劇の中でも両親を助けようとする勇気のある子、なかなかいい組み合わせじゃないか。襲いがいのある体もして――
……襲いがい? 今私は何を思ったんだ?
思わず自分の指先を見る。出した記憶のない爪が鋭い。一緒にいたら彼女たちが危ない。
「クレア」
呼びかけられた彼女はこちらを振り向く。足が地面を蹴るのを我慢しながら言った。
「少し調べたいことがある……先に行ってくれにゃいか?」
「チェシャ? どういうことなの?」
「気ににゃっただけにゃ。後で追いつくにゃ」
二人の返事を待たずに逃げるように走り去る。クレアとシェリーから離れていくにつれ、その行動を責めるかのように苦しくなっていく。目に入った扉に駆け寄って入り、扉の近くに座り込んで息を整えようとする。だが、息苦しさはなくならない。
しばらくして落ち着いた頃、自分に言い聞かせる。あの子たちを食べる必要はあるのか、いやあるわけがない。現にここに来る直前にサンドイッチを口にしたから――
自分が抑えていたのは食欲ではないことに今気づいた……ゾンビ以下じゃないか、私は。
今度こそ死ぬしかない。
幸い、拳銃を持っている。ホルスターから取り出して自分のこめかみ――もしかしたら耳があった部分に銃口を押し付ける。ラピン……お前に会えたら嬉しいが、もし会ったときはいろいろと説教するからな。
そう思い残し、人差し指で引き金を引こうとした。
「チェシャ!!」
カウボーイが使用していた銃が猫を殺す直前にシェリーが部屋に入るのを目にし、思わず指を止める。どうしてここに……
「猫の毛がここに続いてたからもしかしてって……クレアもあとから来る――」
銃を放り投げたチェシャの手がシェリーの口を押さえ込み、もう片方の腕で体を抱きしめる。状況を理解できないシェリーが何かを言っているが、もうチェシャに届かない。部屋の外から間隔が短い足音が聞こえ、クレアが自分たちを探しに来たと知る。なんとか大声を上げるが、再び聞こえた足音が小さくなっていくことで彼女が去ってしまったことを知った。
その後、チェシャに解放されたシェリーは怒って彼を向く。
「もう! いくらいたずらだからって――」
年寄り猫の目が違っていた。優しかった目が、自分を狙うゾンビや犬、化物と同じ目に変わっていた。恐怖に染まった彼女は化け猫から逃げ出そうと扉に向かう。
しかし、腕を掴まれ、後ろからの形で抱かれる。必死に離れようとするが、大人並の猫に腕を回された子供が逃げ出せるわけがない。体を動かせないシェリーが取った行動は助けを呼ぶことだ。
「クレア、助け――」
開いた口に指を入れられ、声がうまく出せなくなる。最初に頬の内側を毛に覆われた指先で撫でられ、次に唇の裏、歯茎と移動していく感覚にシェリーは嫌がる。
「やめふぇ……フェシャ、やめふぇ」
しかし、指の動きは止まらず、突然うなじに濡れたものが触れる。チェシャが舌を出して舐め始めたのだ。まだ幼いシェリーはどうしてこのような目に合っているのかわからず、目に涙を浮かぶ。
そんな彼女の体を抱いている腕が動き、片手が股に移動した。指を曲げてアソコに触れた瞬間にシェリーが震え上がる。
「ひゃあ……!?」
彼女の反応を面白がるように見えるチェシャはズボン越しに何度もなぞり、時に何かを広げるような動作をした。知らない何かが込み上がるシェリーは首を振って、なんとか脱出しようとするが無駄なあがきだった。
そして、その何かが達した。
「う……うう……」
体が小刻みに震えるシェリーの半ズボンの股から黄色いシミが広がり、両足にも垂れていく。指先を汚れたチェシャは首を振り、恥ずかしさと未知の気持ちよさに頭が回らない彼女の半ズボンをパンツごと引き下ろし、まだ小さい割れ目を露わにする。
下半身露出しているシェリーを抱いたまま座ったチェシャは、ズボンを少し下ろしてトゲの生えた陰茎を出し、幼女の股間に先端を当てた。
「や、やめて……お願いだからやめて……誰か、助けて……」
シェリーのその言葉をチェシャは理解しようとしない。抱き上げた彼女の体を一気に下ろし、ペニスを幼女の中に入れた。
早すぎる処女喪失の痛みに声を上げられないシェリーは上下に動かされ、トゲによる痛みで意識が飛びそうになる。子供の膣に締め付けられるチェシャはさらなる快楽を求めて動きを早める。
やがて、子供の中に熱い何かを出してしまった。膣内から陰茎を抜き出したチェシャは彼女をうつ伏せにした。
「ママ……パパ……クレア……」
割れ目から白い液体が漏れ出し、涙がこぼれ落ちた虚ろな目で誰かを呼ぶ声を上げるシェリー。理性を失った化け猫は彼女の頭を持ち上げ、精液に塗れたペニスを小さな口に押し込んで自分の物にしようとする……