「残念ながら、彼は死んでしまったわ」
八意永琳の声が冷淡に部屋の中に響いた。
その声を聞いていた風見幽香は、激昂するでもなく、ただ膝を着いて涙を流した。
診察台に置かれた、花の生えた死体。
愛していた、彼の死体にを抱きしめて、涙を流した。
そんな姿に申し訳なさを感じてか、八意永琳は唇を噛み締めて部屋を後にした。
部屋から出た彼女の顔が邪悪に歪んでいる事など、八意永琳自身だけが知っている。
~~
目を覚ました。
首を上げて、ぼんやりとした視界に光が映らない事が分かる。
ここは、どこだ?
腕を動かそうとすれば抵抗を感じて、手首に何かが巻きついている事がわかった。
両手首に何かが巻き付き、僕を拘束している。足も同じだ。
「あら、目が覚めたのね」
どこからか声が聞こえた。
暗闇の先に明かりが差し込み、銀色が見えた。
光が閉じ、コツコツと音を鳴らして何かが近づいてくる。
「こんばんは、気分はどうかしら?」
「…………」
ニッコリと端整な顔に笑いを被せた女性。青と赤の服を着た彼女。どうやら、僕を拘束しているのは彼女らしい。
「バイタルも正常。さてさて、失礼」
「ヒグッ!?」
太ももにチクリと何かが刺さった。同時に何かを押し込められ、下腹部が熱くなる。
息が荒くなり、頭が朦朧としていく。
「ふむ、この媚薬は効くのね。まぁ原材料がアナタではないのだから当然ね」
「原材、料?」
「あぁ、気にしなくていいわ。別にアナタの言葉なんて必要ではないし」
ひらひらと細い指の付いた手が目の前で揺れる。
僕の反応に満足したのか、女性は何かを書き込んで、持っていた何かを近くの机に置いた。
「さて、それでは絞り出しましょうか」
「え?」
「機材が揃わないから直接絞る事になるけれど……まぁいいでしょう」
細い手が僕の視界から消えて、端整すぎる顔が近づく。
僕の僕自身に触れて、優しく握られる。まるで揉み込む様に扱かれ、容易くも勃起してしまう。
「対象の勃起を確認。反応は至って健康ね」
「ッ、ん」
「あぁ、必要ではないけれど、声を出しても構わないわよ。尤も、我慢出来るのは今だけでしょうけど」
「ひぁッ」
彼女の手が更に激しく動いて僕を扱き上げる。
カリ部分を丹念に擦られ、先走りを塗りこむ様に肉棒に擦り付けてくる。
カチカチと歯が鳴り、頭の中に来る波を抑えていく。
「我慢でもしてるのかしら? 別にいいけれど、早く出して頂戴な」
「あぁああぁぁぁあ」
乱暴とも言える手付きに抑えていた何かは容易く決壊して僕は欲求を吐きだした。
ダクダクと肉棒から溢れるソレを手で受け止めながら、ゆっくりと絞りあげる青赤の女性。
射精が終わって、その手は出てこなかった何かを絞り出すように、根元から先に向けて動いた。
「ふむ、量は上々。質もいいわね」
手に付いた白濁液をペロリと舐めた彼女はニヤリと笑って、そう言った。
そしてその手を躊躇も何も無く、また僕のモノに当てて擦り出す。
出した後の敏感になりすぎた肉棒はその手に容易く弄ばれ、快感を直接僕の脳に送り込んでくる。
強烈な快楽に一度息を飲んで、声が溢れ出る。
「あぁぁぁぁあああああああああああああ、だめぇえええぇぇぇえ」
「大丈夫、まだ出るわよ」
僕の言葉など意に介さないように笑顔を僕に向けて笑い続ける彼女。
敏感で、与えられた快感の何倍の快感を直接脳に叩き込まれた僕は何かをせき止める余裕すら無く、また欲望を吐きだした。
「うん、いい調子ね」
「はぁ……はぁ……」
荒くなった息をして、僕は彼女を見る。精液の付いた手で何かを書き込んで、また僕をみてニッコリと嗤う。
「さぁ、もう一度出しましょうね」
「む、むり、これ以上、出ない」
「大丈夫大丈夫。先に精力剤を打ったから」
やはり彼女は僕の意思など関係無しに手を僕の肉棒に添えて扱き出した。
また快感の激流が僕の頭を沈めていく。
何も考えれなくなる。
思考力が落ちて、トロンとした何かが僕を支配する。まるでぬるま湯に浸かったように、心地良すぎる世界。
「ほら、ね? また出たでしょ」
また欲望を吐きだした僕にやはりニッコリと微笑んだ彼女に僕も微笑む。
もっと、もっと、この世界が続けばいい。
「あら、ふむ……萎えっちゃったわね」
「ふぇ……あ……」
「精力剤って言っても、所詮はアナタが原料じゃないし……仕方ないわね」
彼女は僕を抱きしめた。手が僕の臀部に触れて、何かをまさぐる。
そして、孔を見つけた彼女はやはりニッコリと哂って、僕の中に細く長い指を侵入させた。
「ひぎぃいいいい、らめ、そこ、らめなの」
「あら、予想外にいい反応ね……よいしょっと」
「んひぃいぃいいいいいぃぃいい!!」
コリコリと僕の中にあるシコリを押されて強制的に勃起をする。彼女の服のザラついた感触が敏感な肉棒に触れて、押し出された腰で何度も摩ってしまう。
そして、また彼女の指が僕の中で動いた。
「イィイィイイィイイイイイイイイイ!!」
「あらあら……前立腺だけでイけるなんて……」
「りゃめ、りゃめなのぉぉおおお」
「うーん、いっそバイブでも挿してた方が効率的かしら?」
「んほぉぉぉおおおおおお」
頭の中が暗転して、そしてまた快感で起こされる。
不意に彼女の瞳に映った僕が見えた。口を半開きにして、舌をだらしなくだして、目は潤んで垂れている。
「うーん、そんな目で私を見ないで欲しいんだけど……だって、容赦できなくなっちゃうじゃない?」
逃げる事の出来ない何処かで、僕は永遠に近い時間を過ごすことになる。
けれど、それでもいい。この世界から、僕は逃げ出すこともしない。出来ないではなくて、したくない。
BADEND3《永遠の陵辱》
ヒント:本当に永遠亭で治療してもよかったのか?
そもそも、幽香に勝つことが出来ればこんな事にはならなかっただろう。
レベルを上げて、もう一度挑戦だ!