※この作品はR-18です。

東方色贄録   作:猫毛布

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サブタイトルが全く関係ないモノになってしまった。向こう見ずにこんな事するから……。
まぁ遊び心はとっても重要なのです。
スペルカード対戦を書いている途中で儚月抄でスペカ対戦が文章化されてる事を知ったのは私だけの秘密です。

異変解決編

2013/10/22
脱字補填


60 ルピナス

 元々、レンの計画は穴だらけのモノだった。それこそただ自分の我侭を八雲紫の手によって叶えさせる。たったそれだけのことなのだ。

 我侭が願いになり、計画へと成ったのは八雲紫の手腕が大きい。それこそ彼女がいなければここまで大事にもなることはなかった。けれども、彼女がいたからこそ、こうして大事へと成り上がったのだ。

 

「……ようこそ、花の妖怪さん」

「…………私が一番乗り? 劇的ね」

「そうね。まるで劇みたいですわ」

 

 きっと、恐らくの話だけれど。八雲紫が大事にしなければこうして時間内に風見幽香が到着することはなかっただろう。

 八雲紫はバッと扇を広げて口元を隠す。目は真剣そのものだ。その隣で術式の管理をしている八雲藍がため息を吐いた。扇の端からニヤけた口が見えたのだ。

 

「見送りは結構でしてよ。彼は順調に溶け込んでますから」

「見送りなんてしないわよ」

 

 風見幽香はレンを見た。レンは風見幽香の事すら見ずにただ曇天を見上げている。顔は無表情。

 レンから視線を外して、首謀者とも呼べる八雲紫に視線を合わせてから傘を閉じる。

 

「だって、今から取り返すのだから」

 

 八雲紫がキョトンとした顔をして肩が揺れ始める。何がおかしいのか、ケラケラと狂った様に嗤う。扇すらも閉じて分かる様に嗤う。

 

「取り返す? 取り返すだって? いったい誰から?」

「あなたしかいないでしょう?」

「私から? 私から彼を? フハッ、フヒッ、ヒヒ、アハハハハハ」

 

 堪えきれなくなり八雲紫は盛大に笑いだす。吹き出してしまった事も謝罪することもなく、ゲラゲラと下品に笑いが溢れている。

 笑いがようやく彼の耳に入ったのか、レンは視界を曇天から八雲紫に移して見つめた。背後からの視線を感じたのかコホンと態とらしく咳き込んで肩を揺らしながら扇で顔を隠す。

 

「そ、それなら、ふひっ、わたく、ヒヒ、ワタクシから、取り、とり、ゲホッゲホッ、待った、タイム、ちょっと失礼」

「…………」

 

 顔だけをスキマへと入れた八雲紫は盛大に笑いだした。それはもう、スキマの隙間から漏れるぐらいに盛大に笑っている。

 ヒーヒー言いながら笑いすぎで出てしまった涙を拭って八雲紫は真剣な顔になろうとする。もちろん、笑いでその真剣な顔が崩れているけれど。

 

「あー、久しぶりに笑ったわ……もしかしてこれが私を倒す作戦でして?」

「勝手に笑いだして何を言い出してるのよ」

「勝手とは失礼ね。アナタの言動が面白くて笑ったのよ。あぁ本当に劇的。王様の耳は猫の耳~、みたいな感じよ」

 

 ロバだったかしら、それとも犬垂れ耳? そんなどうでもいい事を疑問に上げている八雲紫。その背後に何か気に食わないのかジト目で八雲紫を見ているレンがいた。当然、光る壁を挟んでいるし、レン自身は座っていて動いてもいないのだけれど、それでもレンは八雲紫を見て、ため息を吐き出した。

 そんな溜め息が聞こえたのか八雲紫は口をへの字に変えて「あーはいはい、わかりましたよー」なんて冗談のように言ってのけた。

 

「首謀者様がお怒りだから、アナタを止めてみせるわ」

「……別に道を譲ってくれても構わないのよ?」

「残念ながら、道化芝居でも格好は付けなくちゃいけないのよ」

「ピエロなら笑わせてみなさいな」

「あら、あなたがピエロでしょう?」

 

 その言葉と同時に八雲紫の腰にスキマが顕われ、優雅に足を組んで腰掛ければスキマがフワリと宙へと浮いていく。扇は閉じられ空へと放られ、そして上へと伸ばされた手が新たに出現したスキマから落ちてきた傘を握り締める。

 閉じられた傘を握り八雲紫から先ほどまでの冗談交じりの顔が消え去り、いいや、胡散臭い笑みを浮かべて風見幽香が見下される。

 

「私を倒せば、もしくは負けを認めさせれば結界が解ける。それ以外ならば彼が溶ける。随分と簡単な結末でしょう?」

「あぁ、そうね。嫌になるほど簡潔だわ」

 

 風見幽香は小さく息を吐いて、彼を見た。助けるべき少年は曇天を見るわけでもなく、幽香を見ている。

 

「……少し、待ってなさい」

 

 そう言葉を小さく吐き出した幽香は上空にいる八雲紫を鋭く睨んだ。その睨みすらも愉快に感じたのか紫は口角をさらに歪める。

 不意に、八雲紫の握る傘が左から右へと振られた。まるで傘に付着した水滴を振い落すように。けれども傘には水滴は付いていない。

 幽香は迫った何かを目で見送りながら体を逸らして避ける。サクリ、と地面に何かが刺さった。桜色よりも濃い、紫色のクナイ。ソレは地面に到着すると同時に最初からなかったかの様に消滅する。

 横目で見送ったソレから改めて視線を八雲紫に戻せばソレらが広がっている。そして幕へと成り、重なっている。

 

 けれども、風見幽香には見送るだけの余裕があり、目の前の弾幕の人も通れそうにないだろう隙間を縫い、避け切れるだけの自信も実力もあったのだ。

 グッと足に力を入れて風見幽香は跳ぶ。ふわりなんて上品なモノではなく、暴力的な速度を以てして弾幕へと向かう。

 八雲紫を中心とした二次元的な扇型で広がるその弾幕。一陣一陣の角度は違うも、あくまで二次元であり、空間はある。

 一陣目。眼前に迫るクナイ弾。中空を蹴りクナイ弾の上を通過。

 二陣目。一陣目が横の扇だとするなら、二陣目は縦の扇型。体を捻り背にクナイ弾を掠らせる様に避けて通過。

 三陣目、四陣目。中空を蹴り、無理に力を加えて回避。

 回避したと同時に八雲紫から風見幽香へと一直線へクナイ弾が速射される。幾重も連なったクナイ弾が風見幽香の顔へ迫り、咄嗟に体を逸した幽香の髪を数本切り落として通過した。

 

「あら、随分と乱暴に責めて……お花の妖怪さんは恐ろしいわ」

「安心しなさい。 すぐにそこに行ってブッ潰してあげるから」

「あら怖い。怖すぎて涙が出てきそうですわ」

 

 まるで指で涙を拭う様にして顔に触れた。目下を触れた指を一度握りこんで、そしてもう一度開けばソコには一枚の紙が挟まれていた。カードと言うべきその紙を見た瞬間に風見幽香は歯をギリリと鳴らす。そんな僅かな音も聞こえたのか、やはり八雲紫は意地悪く胡散臭い笑みを浮かべて口を開いた。

 

「結界『光と闇の網目』」

 

 紫が宣言したと同時にバリン、と凡そ紙では鳴りはしない音を立ててカードが割れた。

 幽香は視線の端に青く細い光が走ったのを感じた。その逆には赤く細い光があり、文字通り網目の様にそれが自身と八雲紫を阻んでいる。

 咄嗟に、直感的に危険を察知した幽香はその細い光達を避ける。ちょっとした空間に、それこそ網目の空白へと身を置いた。細かった光が一瞬消えて、唐突に太くなる。相応の光量を撒き散らして赤と青の網が完成する。二次元的な網ではない三次元の網。光量と同時に熱量も発している網。

 ぞくりとした感触が風見幽香を襲った。

 光線を見ていた瞳を八雲紫へと向ける。相変わらず嫌味ったらしい笑顔をしている紫は傘の先を幽香へと向けた。

 

「ばぁん!」

 

 紫の口から可愛らしく出た発砲音の真似。その真似と同時に傘の先から射出された赤と青の大きな球体の弾。その弾達は小さな弾達を撒き散らしながら幽香へと迫る。

 

「ふざけんじゃないわよ……」

 

 空間的に逃げる道は少ない。それこそ一手間違えれば被弾してしまうだろう。思わず幽香の口から恨み言が漏れてしまうのも仕方がない。

 迫る大きな球体の弾に頬を引き攣らせる。息を小さく吸い込んで集中する。視界を動かして抜け道を見つける。

 赤と青の網の間を潜り抜け大玉を回避した。回避したと同時に軌跡で生み出された小さな弾が幽香の腹部に触れる。触れたと同時に体を無理に捻って掠りつつも回避。同時にジュッと何かが焼ける音が幽香の耳に入った。光線が消えて自身の体を確認すればスカートの端が焦げている。

 

「最悪ね」

「あら、その程度の抜けれたからいいじゃない。それとも傘を開かなかった事かしら?」

 

 紫がクスクスと幽香を笑いながら言葉をかける。紫の言うとおり、幽香の持つ傘は並の弾幕ならば弾いてしまう程傘としての機能を凌駕している一品だ。

 幽香は憎々しげに、舌打ちをしてから口を開く。

 

「開けばそれ以上の何かで押しつぶすつもりでしょう?」

「当然よ。アナタは敵で、彼の願いを叶える為には邪魔ですもの」

「なら開く意味はないわ。それと、私の矜持がソレを許さないわ」

「お高いプライドですこと。煙の様ね」

「吹いて霞む矜持は持ってないわ」

 

 ただ昇っていくだけの矜持など風見幽香には必要ない。必要なのは自身の心の存在するところ。ただ単純に。

 

「アナタをぶん殴るだけよ」

「……ふふ、本当に高いプライドね」

 

 紫に向けてビッと傘を向けた幽香はニヤリと笑って見せた。戦闘自体が楽しくなってきている訳ではない。ただ不敵に笑ってみせたのだ。

 傘を持つ手とは逆の手を横に伸ばす。その指にはカードが挟まっていて、ピンッと弾かれる。クルクルと宙を回転するカード。

 

「スペルカード宣言……あの娘の名称を借りるのは癪ね」

 

 名前もなく宣言されたカードは幽香の手に握られて砕け散った。言ってしまえば『名称不明』という名のスペルカード。さらに言ってしまえば、

花符『マスタースパーク(仮)』

である。

 幽香自身、このカードに名前を付けるつもりは一切無く、ただ単にどこぞの普通の魔法使いと似たような弾幕だから適当に謂われている名前だ。

 けれどもしっかりと、とは言い難いけれど宣言されたスペルカード。

 曇天から漏れる光が傘の先へと集まる。この世界の光が傘の先へと引き寄せられていく。傘の先を中心に光の花が咲く。花弁を回し光を、力をさらに集めていく。

 照準は八雲紫へと向き、ある程度光が溜まったのか花弁の回転が止まり、集中していた光が消えた。花弁がゆっくりと逆回転を始め、それが加速し、いつしか回転がわからないほど高速で回る。

 まるでエンジンを温めた様に、回転する花弁を見て満足げに幽香は笑う。……明らかにこの小説のヒロインというか主人公的立ち位置を無視して邪悪に笑ってみせる。悪の幹部でもこんな笑いはしない。

 

「――死ね」

 

 その一言が引き金となり、光が幾重の帯へとなり、八雲紫の視界いっぱいに光が広がる。文字通り、殺す勢いである。なお、先に注意しておくがスペルカードで死人は出ない。

 花弁を撒き散らして迫る文字通り極太の光線に八雲紫は冷や汗を流した。死ぬことはないとわかっていても死ぬかもしれない。攻撃するよりも魅せる事に重点を置いた攻撃であっても、コレはマズイ。

 迫るソレを回避する為に移動ルートを探ったところでそのルートはない。通常の移動では間に合わない。しかしながら八雲紫には究極の移動方法がある。

 腰掛けていたスキマを開き、その中へと退散する。ちょうど光線の上へと出る様に設定したスキマを潜り、中空へと立った。

 

 花弁を撒き散らした光線は思うよりも綺麗だった。

 上から見ればそう思える程、正面から見た凶悪な光線の印象は即座に払拭された。

 緑を中心とした色の光線とソレに巻き付く様に多重の色が絡み、そして花弁のような弾幕があたりに撒き散らされている。実に綺麗なスペルカードだった。上から見ればだけれど。

 同時に、八雲紫は負けを確信したのだ。

 このスペルカードに負けた訳ではない。なんせ完璧に回避してのけたのだ。能力を使ったから反則、なんてこともない。

 ただ、言ってしまえばプライドの問題なのだ。

 

「――約束通りに殴ってやるわ」

「あぁ、本当に、最悪ね」

 

 しっかりと拳を握り込み、ソレを振りかぶった風見幽香が視界に入ったのだ。回避もできるけれど、ソレはしない。ソレはプライドが許せないのだ。プライドを抜きにしても八雲紫はこの拳を甘んじて受けるだろう。

 

 

 なんせ彼女は最初から負けるつもりであったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しっかりと顔を殴られた八雲紫と風見幽香が地面へと降り立つ。真っ赤に腫れた頬を見て八雲藍はギョッとしたけれど八雲紫が手で制した事で近寄るのをやめた。

 ブスゥっと顔を顰めている八雲紫はパチンと指を鳴らした。その音に反応したのか、レンを囲っていた光は弱くなり、そして消えた。

 

「ごめんなさい、負けてしまったわ」

「……そう」

 

 八雲紫の言葉に何の感動も出さずにレンはそう言ってのけた。溜め息を吐き出して、レンは改めて幽香を見た。

 無表情に、無感情に、無感動に。

 

 そうして、この異変は淡々と、意味も、意義も、意図も容易く終わってしまう。

 

 

 

 そう、この異変は。

 

「――あぁ、いいタイミングね」

 

 フワリと紫色の髪を垂らした少女がレンの隣に立った。そしてニタリと笑ってみせる。

 一段落、という意味で気が抜けてしまった。その隙で動いた、たったそれだけの事なのだ。

 いつもの眠たげな瞳は無く、パチュリー・ノーレッジは愉快そうに笑ってみせる。

 

「対価を払って貰おうかしら。そうね、対価を貰うわ」

「?」

 

 レンにとってソレは意味がわからなかった。当然である。その記憶はごっそりと抜け落ちているのだ。

 淡々とパチュリー・ノーレッジは続ける。

 

「アナタは『器』。そう、私から言えば、空の容器でしかないのよ」

 

 動き出した八雲紫と八雲藍、そして風見幽香が何かに押しつぶされた。その方向に手を向けていたパチュリーの仕業だろう。戦闘、そして贄を幻想郷へと還元する術式の維持により疲労していた三人は簡単に動きを止めてしまう。

 

「さて、と。それじゃぁ、いただきます」

 

 パチュリー・ノーレッジの唇がレンの唇へと押し当てられる。舌が絡まり、そして何かをレンが嚥下した。嚥下したと同時にまるで糸が切れた様にパチュリーの体が地面へと倒れた。

 パチュリーが倒れた事により三人の重圧が消える。レンは倒れてしまったパチュリーを見下す。

 そして、口角を歪める。

 まるで無表情だった顔が悦へと塗り固められ、愉快そうに顔を歪め引きつった様な嗤いが喉を震わせる。

 

「ヒヒッ、アハッ! クヒヒヒヒヒヒヒヒイヒィヒィヒヒ、ゲホ、ゲホ、」

「……れ、レン?」

 

 明らかに可笑しいレンに向けて恐る恐る幽香は手を伸ばした。その手は紫の手で抑えられる。

 咳き込んだ事で涙が出たのか、その涙を拭って舐めるレン。そして、また嗤いだす。

 

「あぁ、ようやく、ようやくよ! ねぇ、ワタシ(・・・)とっても素敵な気分よ!」

「…………」

「ねえ、妖怪共。 死んでよ。今すぐソコにハラワタを撒き散らして、脳髄を飛ばして、地面を血で汚して死んでみてよ。 フフ、アハハ」

 

 何が愉快なのか、髪を掴んで引っ張ったり、顔を引っ掻いたりしているレンだったモノ。それはレンの形をしているけれどレンではないモノ。

 

「あぁステキッ! 最高(サイッコウ)ッ! クヒィッヒッヒッヒィヒィ! 今から絶望を撒き散らせると思うととっても素敵よッ!!」

「……最悪ね」

「いいえ、最高の気分よ! 八雲紫さん! とっても楽しい楽しい世界が幕開けるんだから、素敵でしかないわッ!!」

 

 レンだったモノは子供の様に無邪気に笑ってみせて、八雲紫は眉間を寄せてしまう。

 少しだけ狼狽している風見幽香は未だに彼がオカシクなってしまった事にしか頭が追いついてはいない。

 そんな風見幽香を見たレンだった者はニタリと哂ってみせる。

 

「あぁ、お姉さんは私を知らないのね。 それもステキよッ! ワタシの名前を教えてあげようかしら!?」

 

 そうしてレンだった者は着流しの裾をスカートの様に両手で軽く持ち上げて一礼をしてのけた。

 まるで幽香達を揶揄う様に。またニタリと、口角を歪めて口を開いた。

 

 

 

 

「レン君だと思った!? 残念ッ! 絶望を撒き散らすパンドラちゃんでしたッ!! クヒッヒヒッヒヒッヒヒヒッヒィヒィ、ゲホゲホゴホ」




異変解決からの一段落せずに異変開始。

書きたかった異変はこちらなんですよね。内容は作者の都合でいつも通りとなっております。
私、この小説が終わったら、向日葵の見える小屋で綺麗な緑髪の女性と結婚するんだ……!!こんな絶望がいる所になんていられるか! 私は一人寝室に戻らせてもらう!

はい。

>>幽香との戦い=道化芝居
 茶番。二重の意味で茶番。

>>遊び心
 ゆり
 うめもどき
 かたくり
 あねもね
 いちりんそう
 しらん
 ていきんさくら
 るぴなす
 以上縦読み。本当は花言葉に合った文章を書こうと思ったけれど、この回がある意味真逆の意味合いになってしまった。ほかの三者視点は恐らくちゃんと花言葉通りだと思う。たぶん。



と、いうことで回収された伏線とも言えない何かの説明。

紅魔館にて。
パチュリーが『無名の本』、とある贄に関して書かれた本をレン君に勧める。後に永遠亭にて『無名の本』の作者であり内容が《パンドラ》であることが発覚。
『無名の本』の一ページ目にデカデカと書かれた魔法陣。誰かの瞳に入る事によって行使される術式で、贄にどうにかしてパンドラの因子を植えつけ、贄をパンドラにするべく動く様に軽い洗脳が施される。
もちろん、洗脳は軽度であり、意識の隅の方で燻っている程度のモノである。
問題点として、

贄って魔法関係使えないんじゃねぇの?
>>魔法陣の行使自体は読み手によるものであり、知識を保有しているだろうパンドラはただ魔法陣を書いただけ。この場合はパチュリーが自身に魔法を掛けた事になる。防衛魔術も関係無しの『贄の血』を用いた魔法陣なので結構強力だったり。

あれ?レン君もあの本読んでたよね?
>>贄は魔法を使えない。つまり、あの魔法陣を見たところで行使できない。

ネタばらしをしたあとに読んでもらうと、というか普通に読んでいてもパチュリーさんが結構押せ押せな感じで因子を植え付けた『義眼』を取り付けたり、『無名の本』をどうにか読ませようとしている様が伺える。


ほかの疑問があれば感想とか、メッセージでもあれば答えます。

どうしてエロがないかって? 落ち着きなさい。とりあえずレン君に魔法少女コスを着せようか迷っている最中なのだ。
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