※この小説にはR-18およびボーイズラブの表現、または残酷な描写が多く含まれます。
23歳の冬、俺は自分の人生に絶望を感じていた。
「あーあ…ほんと、どうするよ、これから…」
大学を中退し、やりたいことを見つけるためにフリーターになったものの続かず、一年半ほど実家で引きこもってゲームばかりやっていた。
いわゆる、引きこもりニートである。
いつか仕事を見つけようとのんびりかまえていたところ、あっさり親に実家を追い出されてしまったのだ。
「とりあえずバイト探さねーとなぁ…このままじゃ死ぬよな」
貯金もない俺は、求人誌を探しにコンビニへ向かった。
コンビニの入口にある求人誌を手に取り、パラパラとめくった。
「飲食店のホールかぁ…俺、注文めっちゃ間違えちゃうんだよな…お、塾の講師か。大学中退したから無理かなぁ…引っ越しのバイトは体力もたないんだよな」
思ったよりできそうなことが少なく、求人表をにらみながらぐるぐると考えを巡らせていた。
求人誌の終わりのページに差し掛かったとき、近くに人が立っている気配を感じた。驚いて顔を上げると、ネクタイを締めスーツを着た男の胸が目の前にあった。
「うわっ!」
数歩後ずさりすると、男の顔が見えた。
髪をぴっちりと分けた、神経質そうな若い男が俺を見下ろしていた。切れ長の目はギラギラと黒く光り、通った鼻筋と口角の下がった口が不気味な印象を与える。
その男はかなり長身でガタイも良く、172㎝の俺にとっては威圧感があった。
「お仕事をお探しですか?」
見た目通りの低い声で、見た目とは裏腹に丁寧な物腰で話しかけてきた。
「え?あー、まぁそうですけど…あの、何か…?」
男の睨み付けるような視線から逃れようと、俺は数歩ずつ横に移動した。
「私どもは現在、新たなスタッフを探しております。もし宜しければ、こちらにご連絡を。」
男はすばやく名刺を取り出し、こちらに差し出した。
「あー、ありがとうございます……」
恐る恐る名刺を受け取ると、男は一礼して俺の前から去り、向かいの通りに止まっている黒いロールスロイスに乗り込んだ。
俺は何がなんだか分からず、ロールスロイスが走り去る様子をぼんやり見ていた。
「何なんだ、あの人…ていうかなんの会社なんだよ」
手元の名刺に目をやると、『男娼館』と流線的なフォントで書かれた下に、『リクルートマネージャー 大館 龍一』と男の名前があった。さらにその下には、連絡先が記されていた。
「だんしょうかん?…ホストクラブかなんかか?」
俺はしばらく名刺を見つめたままコンビニの前で固まっていた。何の組織か良く分からないところに連絡するのは気が引けたのだ。
しかし、俺は自分の状況を思い出した。なんとかしなくてはいけなかったのだった。
今日の宿代もままならないような所持金で、頼れる友達もいない。
スマホを取り出し、恐る恐る電話をかける。
すると3コールほどで、先ほどの男-大館が出た。
「あ、あの…」
俺が話し出すのを大館は遮った。
「スタッフになっていただけますね。すぐに向かいますので、その場でお待ち下さい」
「え?もしもし?…マジか、切られた…」
呆然と立っていると、5分ほどでさっきの黒いロールスロイスが滑るように俺の前に現れた。
大館は車の助手席から降り、後部座席のドアを開けた。
「さあどうぞ。男娼館へお連れします。」
車のなかでは、大館は終始無言だった。俺も聞きたいことは山のようにあったが、なかなか話し出せない。車に乗ってから15分ほど経った頃、ようやく大館が口を開いた。
「男娼館に着きましたら、まずはオーナーのルイ氏に会っていただきます。そして、その場で身体チェックを受けていただきます。」
「身体チェック?って何ですか?」
「着けば分かります」
到着したのは、巨大な塀に囲まれた古い洋館だった。門から広大な庭を抜け、入口の前で車からおろされた。
大館が重いドアを開け、俺に中に入るように促した。
入口には高級感のある赤色の絨毯が敷かれ、奥には螺旋階段が高い天井に伸びていた。豪奢なシャンデリアが天井から吊るされ、豪華ながらも上品な内装は、貴族の邸のようだった。
長い廊下を歩き、一番奥の部屋にたどり着くと、大館がノックした。
「どうぞ。入って」
部屋の中から若く明るい男の声が返ってきた。
大館はドアを開け、俺を部屋の中に進ませた。
入口と同じく豪奢な内装の部屋は広く、中央に置かれた座椅子に彼は座っていた。
「やあ、初めまして。男娼館にようこそ。オーナーのルイ・アンドレセンだよ」
男は輝く金髪に青い瞳、端正な顔立ちをしていた。まだ若く、20代後半くらいに見える。流暢な日本語だが、少くとも半分は西洋の血が入っているだろう。
「こっちへおいで。なかなかかわいいじゃん。大館もやっと見る目を鍛えられたな」
「あ、あの…御津 連太郎です。」
「うんうん、連太郎ね。これからは連って呼ぶよ。いいから、こっちおいで」
手招きされ、俺はルイの前まで歩いた。
「ふーん…けっこう僕の好みだな。連はいくつ?学生?」
「に、23です。今フリーター…いや、ニートです」
「へぇ、若く見えるな」
ルイは立ち上がり、俺の唇を細い指先でなぞった。俺は驚いて手を振り払ってしまった。
「ダメだよ連、いい子にしなきゃ。こうやって可愛がられることに慣れていかないと。」
「で、でも…あの、何の仕事なんですか?」
ルイは再び俺の唇をなぞり、顔を近づけて囁いた。
「まだ大館から聞いてなかったんだね。ここはね、かわいい男の子と戯れるために紳士が集う、神聖な場所だよ。まぁそのうち分かるさ」
ルイはそう言うと、部屋の奥のカーテンを開いた。そこには色とりどりの下着がハンガーに吊るされ、宝石がちりばめられたものからレースで作られたものまであらゆる趣向を凝らしたものが並んでいた。その手前にはダブルベッドが置かれている。
「さぁ、連。服を脱いで、ここに横になって」
「え、脱ぐんですか?…ここで?」
「そうだよ。パンツまで全部ね」
俺は後に退けなくなり、戸惑いながらも仕方なく全裸になった。
「うん。綺麗だね…」
ルイは俺の腰に手をやり、太ももを撫で上げた。びくっと反応した俺を見て、ルイは喜んでいるようだった。
「連は本当に触れられることに慣れていないね。もしかして処女童貞なの?」
俺のぺニスを撫で、先端をくすぐる。
「あっ、ちょっと、やめ…」
クスクスとルイは笑い、俺をベッドに寝かせた。
「困ったな。思ったより純情なんだね。四つん這いになってごらん」
ガサガサと袋を破る音がして、俺はさらに不安にかられた。
「ちょっと冷たいよ。我慢して」
アナルに何かが当てられたと思うと、とたんに内部に冷たくドロリとしたものが入ってきた。
「ひぁっ!?な、なに?」
「カンチョーだよ。まずはアナルを綺麗にしないと」
ルイはにやりと笑い、カンチョー液を最後までアナルに絞り出した。
しばらくすると、激しい腹痛が襲った
「うう…ヤバい、出そう…」
「いいよ、トイレそこだから」
カーテンの奥にあるトイレに駆け込むと、もう我慢の限界だった。トイレのドアを開けたままで、ルイは俺が用を足す所を嬉しそうに眺めていた。
「やっ…おねがい、おねがいだからぁ…閉めて、恥ずかしいって…」
恥ずかしい音を立てながら、止まらない下痢を見られることはこの上なく恥ずかしく、屈辱だ。
結局下痢が止まるまでの一部始終を、しっかりルイに見られてしまった。
俺がぐったりしていると、ルイは隣のバスルームへ俺を連れていった。
シャワーでアナルの中まで流され、全身もくまなく洗われたが、俺に抵抗する力はほとんどなかった。
ベッドに運ばれた俺は、ベッドにロープでくくりつけられ、足を大きく開いてアナルを見せる形に固定された。
「さ、綺麗になったよ。あとは…」
ルイはカミソリとシェービングクリームを用意し、俺の脇や脛にカミソリを滑らせて毛を剃り始めた。
「全身綺麗なすべすべ肌にしようね。そのほうが‘旦那様’たちが喜ばれるから。ただ、ここは好き嫌いがあるんだよなぁ」
そう言うと俺の陰毛を撫でた。
「連はかわいい系だから、ここもツルツルの方が似合うかな」
「ちょっと、そこも剃るんですか?それは止めてくださいよ!」
反抗も虚しく、ルイは俺のぺニスにカバーをかけた。何やらロウソクを取り出して火を付け、こともあろうか俺の陰毛にかざしたのだ。
「ぎゃあ!あちぃって!止めろ!」
ジリジリと陰毛は燃え、焦げ臭さとロウソクからでる甘い香りが混ざり、部屋には異様な臭いが充満した。俺はあまりの熱さと恐怖で暴れまわった。
「あああぁ!いだいよぉ!熱い!やめでぇ!」
「あれ?連どうしておちんちん勃ってるの?もしかしてこういうの感じちゃうの?」
ルイはニヤニヤしながら、カバーをかけられたぺニスを指で弾いた。
「いやぁ、ぢがうぅ!あづいよぉ!火ぃ、けしてぇ!!」
「おちんちんの毛に火つけられておっきしちゃうなんて、清純そうに見えるのに意外と淫乱だね…」
やがて陰毛は綺麗に燃え、俺は気がつくと泣いていた。
「世界にはね、ライターの火で散髪するとこもあるんだよ。僕は慣れてるし大丈夫、火傷はしてないはずだから」
ルイはぐすぐすと泣く俺にキスをして、ロープをほどいて俺を解放した。
「いい子だね。さぁ、君の衣装と部屋を見せてあげる」
まだヒリヒリしているぺニスを包むように、ルイは真っ白なシルクの下着を履かせた。
「かわいいだろ。シンプルかつ高貴なシルクが連にぴったりだと思ってね。いやらしくて清純な体にはもってこいだよ。これはすぐに人気が出そうだ…」
ビキニ型の下着は面積が小さく、勃起したぺニスの先がはみ出てしまっていた。
「おちんちん勃っちゃうとパンツから出るように作ってるんだ。‘旦那様’たちが連が発情してることにすぐ気がつくようにね」
ルイは俺の首にスワロフスキーの首飾りを付け、下着の周りにも腰巻きのような飾りを付けた。
「これでいいよ。君の部屋に案内する」
腕を引かれ、頭が混乱したままの俺は、もう何にも抵抗できず、ふらふらとルイのあとを付いていった。
(①に続く)