「連太郎、見せてみろ…」
和人はベッドの上で脚を開かせ、俺のアナルをそっと広げた。
「…傷にはなってないな。血も出てないから大丈夫だ」
すっかりしぼんで下を向く俺のペニスから、はめられていた金属の輪をはずしてくれた。
「中に出されたんだよな?」
頷くと、和人は俺を抱き上げてバスルームに入った。自身も服を脱ぎ、シャワーの湯加減を調節している。
「何するの…?」
「何って、中を洗うんだ。そのままじゃ連太郎も嫌だろ」
俺に後ろを向かせ、尻を突き上げるように言った。
「ゆっくりやるからな。湯を入れるぞ…」
アナルの中にシャワーの温かい湯が入ってきた。和人はそっとアナルに指を入れ、くちゅくちゅと中を掻き出した。
「んっ…!あっ…」
「こら、あんまり締めると精液が奥に入るから…」
洗うためだと分かっていても、和人に中を擦られて俺のアナルは敏感に感じてしまった。
ドロリとした感触があり、アナルから精液が出たことが分かった。
「ん…ぅ…はぁ」
「もういくらかは飲み込んでしまってると思うが…少しは出たな」
念入りに指の腹で内壁を擦られると、俺の腰はびくびく跳ねた。
「ふ…あぁ…かずと、さまぁ…」
「…感じるか?」
俺は和人の指が奥まで欲しくて、腰を揺らしてしまう。
「…連太郎、今日はだめだ。体を休めた方がいい。洗ったらもう寝ろ」
和人の言った通り、体は重くてだるく、頭もぼーっとしていた。だが、それに逆らうように俺のペニスは固く張りつめ、上を向いていた。
「…和人さま、おちんちん苦しい…」
和人は仕方ないという風に俺の体を正面に向かせ、シャワーを俺のペニスに当てた。
「あっ!やぁぁ…ん」
湯の細かい粒がペニスの先端まで入り込み、電気マッサージ機で愛撫されているような快感が走った。
「あっ!やっ…きもち、ぃ」
「シャワーだけでイけそうか?」
「んっ…やぁ…アナル、ほしい…」
和人がゆっくりと指を入れるとアナルは痙攣し、俺は思い切り締め付けた。
「…気持ちいいか?もうイきそうだな」
「あぁんっ!やっ…あぁぁ…」
アナルを弄られる快感に震えていると、和人はシャワーの水圧を一気に高くした。
「あぁぁあっ!やっ、これ…だめぇ!」
先端の一番敏感なところを集中的に刺激され、俺は腰をくねらせて快感に悶えた。
「やぁぁっ!イく、イく…も、イっちゃうぅう!」
勢いよく射精し、俺はぐったりと壁にもたれた。和人はシャワーで精液を流し、俺を抱き上げてベッドまで運んだ。
バスタオルで体を拭かれると、急激に眠気が襲ってきた。
「…おやすみ」
額にキスされた感覚を最後に、俺は眠りに落ちていった。
目を覚ますと、もう日が傾いていた。布団に入ったまましばらくぼんやりしていると、控えめにノックする音が聞こえた。
「連、起きてる?…入ってもいい?」
そっとユーミットが現れ、心配そうな顔で俺を見た。
「…ユーミットさん……」
「連、具合はどう?」
「……大丈夫、です…」
「昨日は大変だったね…オーナーから聞いたよ。しばらく休んでていいって言ってたから、ゆっくり体を休めて」
「…ありがとうございます…あの、理央さんは…」
「理央も大丈夫だよ。軽傷ですんだみたい。病院から帰って来て、部屋で休んでるよ」
「…よかった…」
ユーミットは何かを言いたげに、唇を噛んだ。
「あの…連、ありがとう…俺が落ち込んでたときに声かけてくれて…もう大丈夫だから…」
「いえ…よかったです…元気になって…」
眉毛を下げたまま、ユーミットは控えめに笑った。
「何かあったら遠慮なく声かけてね。まだ部屋にいるから…」
ユーミットが部屋から去ると、俺は再び眠った。
翌朝、俺は食堂に下りた。あまり食欲はなく、リンゴジュースを少しずつ飲んだ。
「連太郎くん!もう大丈夫なの?」
悟が声をかけてきた。
「うん…まあまあです。今日はフロアに出ようと思って」
「あんまり無理しちゃだめだよ?…あ、そういえば、龍ヶ崎さまが昨日いらっしゃってたよ」
「え?和人さまが?」
「うん。オーナーが連太郎くんの部屋まで案内したんだけど、連太郎くんよく寝てたから、後日またいらっしゃるみたいだよ」
「そっか…来てくれてたんですね」
和人が俺を気にかけてくれることが嬉しくて、俺は少し顔を熱くした。
「そうだ、理央さんのお見舞い行く?」
俺達は理央の部屋をそっとノックした。どーぞー、という間延びした返事が返ってきた。
「理央さん…体はどうですか?」
理央はジャージで、半身を起こしてベッドに横たわっていた。顔色も良くいつもの笑顔だったが、手首には痛々しく包帯が巻かれていた。
「まあまあかなー。復活するまでちょっとかかるけど、もう大丈夫だよ」
「よかった…あの、手首……」
「ちょっと縫ったけどなんともないよ。そこまで深くなかったみたいだし」
理央はもぞもぞと動き、恥ずかしそうに言った。
「あのね、それよりも…お尻の穴が痛くて。ぼくもう5年以上男娼館で仕事してるけど、どの‘旦那様’にも優しくしてもらってたから、あんなに乱暴にアナル開かれたことなくて…」
「お尻切れちゃったんですか?」
「うん、めっちゃ血出てたみたいで…ぼくらにとっては‘商売道具’だから、ほんと職務執行妨害だよね!」
唇をとがらせ、理央は怒りながら言った。
「あーあー。ぼくもイースターイベント出たかったなぁ~」
「イースター…って?なんですか?イースター島?」
聞き慣れない単語に、俺は首をかしげた。
「連太郎くん、イースター知らない?」
「キリスト教のお祭りだよー。復活祭!ウサギの耳付けて走り回るの」
「そんな祭なんですか?変わってますね…」
俺は、アメリカンな家族がウサギの耳を付けて走り回る姿を想像した。
「いやいや、ウサギの耳付けて走り回るのは僕らだけだよ。ウサギは繁栄とか子沢山の象徴だからね。普通はきれいな絵描いた卵を子どもが探したりするんだ」
「けっこうハードだけど、ぼく毎年楽しみにしてたから悔しい~」
いまいちイメージがわかず、俺はポカンとした。
「まあ、やれば分かるよ!ぼくの分も楽しんできて!」
その日の夜、フロアに下りる途中でルイに出会った。
「連!もう体は大丈夫?今から君の部屋に行こうと思ってたんだ」
「はい、もう大丈夫です。今日から出られます」
「そっか…無理しちゃだめだよ。それと、あの件は本当にごめんね。僕が偽装書類を見破れなくて、あんなことになったんだ」
ルイは申し訳なさそうに言った。
「今後はもっと審査を厳重にして、確実に信頼のある‘旦那様’だけをご招待できるようにするからね」
「ありがとうございます。俺達も気を付けます。俺はもう平気だし、理央さんも元気そうでした」
微笑んだ俺に、ルイは安堵したような溜め息をついた。
「あの…理央さんたちから聞いたんですけど、イースターのイベントがあるって…」
「ああ、イースターね!来週だよ。ウサギの耳を付けた君たちを‘旦那様’が捕まえて、ウサギが産む金の卵をたくさん見つけた‘旦那様’が優勝、て感じ。詳しい説明は後日するから、楽しみにしててね!」
ルイは嬉しそうに俺の肩を叩いた。
「あ、それから、うちのイースターはけっこうハードなイベントだから、病み上がりの君にはちょっとキツいかもしれないけど…」
「はい、がんばります…」
とりあえず、俺は覚悟を決めた。
フロアでは、いつものように‘旦那様’たちが少年との会話を楽しんでいた。
ワインの入ったグラスを運んでいると、声をかけられた。
「連太郎くん!久しぶり」
「間壁さま!お久しぶりです。ようこそいらっしゃいました」
間壁は、水揚げした‘旦那様’以外は中出しできないことを教えてくれた常連客だ。彼は俺を贔屓にしてくれているが、最近姿を見なかったのだ。
間壁に手招きされ、俺は隣に座った。
「ずっと来たかったんだけど、仕事が忙しくてね。やっと連太郎くんの顔を見られて嬉しいよ」
「ありがとうございます。俺も来ていただけて嬉しいです」
間壁はよく喋る、陽気な男だ。仕事のこと、趣味のこと、おいしいレストランの話など話題が豊富で、俺は彼と話すのが好きだった。
ワインを数杯飲んで少し酔いがまわったのか、ボディータッチが多くなってきた。
「連太郎くんさぁ…なんか、前より色っぽくなったよね」
俺の肩を抱き、太ももに手を置いて耳許で囁いた。
「そうですか?」
「綺麗になったよね…あの、水揚げした‘旦那様’とは仲良くしてるの?」
「ああ、はい。ご贔屓にしていただいてます」
「…そっかぁ…だからか」
間壁は少し拗ねたように言い、肩に置いていた手を俺の腰に回した。
「連太郎くんは、その龍ヶ崎さんに身請けされるの?」
「身請けですか?…うーん…今のところそんな話はないですけど…」
「ふーん…じゃあまだチャンスはあるわけだ」
間壁は近くにいたスタッフに何やら指示をして、ルイを呼び寄せた。
「ようこそいらっしゃいました、間壁さま。お呼びでしょうか」
「お久しぶりです、オーナー。今日はお願いがありまして」
ルイにこそこそと耳打ちし、ルイは大きく頷いた。
「………かしこまりました。では、イースターイベントの日にお待ちしております」
「あの…お願いってなんですか?」
「連太郎くんは気にしなくていいよ。だから今夜も遊ぼう?」
俺は間壁と部屋に戻り、互いにシャワーを浴びた。
「今日は、連太郎くんの違う衣装が見たいなぁ」
「違う衣装ですか?…えーっと…どんなのがあったっけ…」
普段はあまり開けないクローゼットを開け、俺は悩んだ。
「連太郎くんの好きなやつでいいよ。俺はむこう向いて楽しみに待ってるから、着替えてきて」
違う衣装を着るのはメイドイベントの時以来だった俺は、何を着ればいいのか分からず、衣装をひとつずつ確認していった。
まず、理央が以前着ていたのと同じ制服。レースでできた薄いビキニパンツ。ぺニスとアナルを申し訳程度にしか隠してくれなさそうなパンツ。アナル部分が全開で、もうパンツとしての役割をあまり果たしていないもの。布地が透け、レースをふんだんに使ったガーターベルト付きの衣装。そしてなぜか普通のスーツ。
「うーん…まともなパンツがない…」
今からセックスすることは分かっていても、露出の多い衣装やマニアックなものを自分で選ぶのはなんとなく恥ずかしかった。
「あ、これ普通じゃん」
俺は比較的まともで、水着のようにピッタリとした白いビキニの衣装を見つけた。
「間壁さま、いいですよ」
間壁はゆっくり振り向くと、俺の体を上から下まで舐めるように眺め、興奮したように言った。
「うん…いいの選んだね。おいで」
嬉しそうに笑いながら、間壁は俺の顔を撫でた。
「なんでこれにしたの?」
「他のはわりとマニアックだったんで恥ずかしくて…もっと変わったやつの方が良かったですか?」
「ううん。すごくいいよ」
隣に座ると、舌を絡めてキスをされた。
「これを選んじゃったか…やっぱかわいいなぁ、連太郎くんは」
間壁は俺から離れ、クローゼットの引き出しから何かを探しだした。
「どうしたんですか?」
「…あったあった。これだね」
小さなリモコンのようなそれを確かめ、間壁はボタンを押した。
途端、俺の衣装が振動を始めた。
「ひゃっ!?な、何これ?」
ピッタリと張り付いた衣装は細かく振動し、俺のぺニスとアナル全体を刺激した。
「あぁんっ!あっ…あぁ…や、これ、止めてぇ…」
間壁は嬉しそうに悶える俺を眺めている。
「これはね、ローターが内蔵されてるパンツだよ。見た目は普通だけどね」
逃れようのない快感に、俺の腰は自然に動いた。絶頂にはなかなか届かない弱い刺激が焦れったくて、ぺニスをベッドに擦り付けてしまった。
「んっ…はあぁ…あぁ…」
「エッチだね、連太郎…。自分で腰動かして、おちんちん擦って…」
柔らかい布団で擦っても弱い刺激に変わりはないが、俺は腰を止められなくなっていた。
「んっんっんっんっ…あっあぁん…」
「あぁ…いいよ、すごく可愛い…」
間壁は着ていたバスローブを脱ぎ、自身のぺニスをゆっくり擦り始めた。
「んぅっ…あぁん…まかべさまぁ…」
「…連太郎くん、可愛いお口でしてくれる?」
俺はこくんと頷き、間壁の勃起したぺニスを口に含んだ。
「まずは先をぺろぺろ舐めて…そう、上手だよ。お口で出し入れして…歯を立てないように…」
フェラをほとんどしたことのない俺は、一生懸命ぺニスをしゃぶった。
「お口を君のアナルだと思って…気持ちいいところにくちゅくちゅしてごらん」
アナルにぺニスを挿入されていた感覚を思いだし、俺はフェラをしながらさらに腰を振った。
「んっ…んぅ…あぁん…」
じゅぽ、と湿った音をたて、間壁はぺニスを急に引き抜いた。
「…はぁ、危なかった。出ちゃいそうだった…。ありがとう、連太郎くんのお口気持ち良かったよ」
間壁は怒張したぺニスをさらしたまま、欲情し赤くなった目で俺を眺めた。
「連太郎くん、もっとほしい?」
「あぁんっ…ほし、い…イきたい、ですぅ…」
ぺニスを挿れてもらえることを期待して、俺は脚を広げて突き出すように腰を振った。
「もっと君が悶えるところ見たいなぁ…」
そう言うと間壁は、リモコンのボタンを押した。
ブブブブブブブブブ…という鈍い音をたてながら、衣装はさらに強く振動し始めた。
「あぁぁんっ!やんっ、いや、だめぇえ!」
俺はわけもわからず、天井を仰ぎながら大胆に腰を動かした。
「あぁ…こんなにおちんちんとアナルを見せつけて…挿れてほしいのかな?」
「やぁあっ…挿れてぇ、まかべさまの、おちんちん…ほしいのぉ…」
間壁の目が一瞬ギラリと光ると、彼は俺の衣装に手を伸ばし、アナル部分のチャックを開けた。
「知ってたかな?この衣装、チャック開けてそこからちんぽ挿れられんだよな…」
俺の脚を大きく開かせ、間壁はびくびくと跳ねて勃起したぺニスをあてがった。ゆっくりと腰を沈められ、俺は巨大なぺニスにアナルを割り開かれる快感に絶叫した。
「んぁっ!!あぁぁぁんっ!」
「すげえ吸い付く…動かすよ」
リズミカルに中を擦られ、俺の腰はガクガク震えた。
「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
パンツから発せられ続けるローターの振動も容赦なくぺニスを刺激し、俺を追い上げた。
「おちんちんとアナル、どっちが気持ちいい?」
「あんっ…あぁ…どっちも…」
間壁はぺニスを全部抜いたかと思うと、俺を焦らしながら一気に奥まで押し込み、これを繰り返した。俺は少しでもぺニスを引き留めようと、腰を回しながらくねらせた。
「あぁ…連太郎くんのアナル、俺のちんぽを搾り取るみたいに動いて…おちんちんもパンパンだね」
俺のぺニスは限界寸前まで勃起していたが、締め付けの強い衣装のせいで窮屈に押し込められていた。
「あん…おちんちん、苦しい…」
「おちんちんもうイきそう?イきたいの?」
「んぁっ…あぁんっ…イきたいぃ…」
間壁は俺の腰を抱え直し、深く繋がった。
「ここ、連太郎の一番気持ちいいとこだね…。ここつんつんしたらイっちゃうね…」
ぺニスの先端で前立腺をコリコリと擦られ、俺の全身はびくんと跳ねた。
「あぁぁぁんっ!いやっ、いやぁあ、そこだめぇえ!も、イっちゃうぅ…」
「いいよ、イっていいよ、俺もイきそう…」
「あっ!あぁんっ!イく、イく、イくぅ、イっちゃうぅう!!」
体を痙攣させ、俺はキツい衣装の中に射精した。アナルの内壁もひきつったように痙攣を続ける。
「俺も、イくっ……あぁ…はぁ…」
コンドーム越しに大量の精液を感じ、俺はぴくんと震えた。
「……連太郎くん、どれくらいミルク出たかな…」
間壁に衣装を下ろされると、俺のぺニスはぷるんと飛び出し、痙攣しながらまだ精子を吐いていた。べったりとした精子が衣装の中から溢れ出した。
「うわ…すごい出たね…濃いいミルクだ。気持ち良かったんだね」
俺の精子を掬い、間壁はぺろぺろと舐めた。
(第10話に続く)