あれから数日が過ぎ、イースターイベントの日が間近に迫ってきた。謹慎を言い渡されたユーミットは、まだ落ち込んだ様子で部屋にこもっているようだった。
いつものように食堂に下りると、理央と悟がプリンを食べていた。
「おはようございます。あれ、理央さんもう下りてきて大丈夫なんですか?」
あの件以来、理央は尻の傷が痛むと言い、自室で食事をとっていたのだ。
「まだちょっと痛いよ~。でも、コレの誘惑には勝てなかったの」
理央がプリンのカップを持ち上げた。
「雅がね、お別れにってみんなにくれたの」
「お高いプリンだから、連太郎くんももらっておいでよ」
その時、雅が箱を持って近付いてきた。
「…連太郎くんも。どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺はガラス瓶に入ったずっしりと重いプリンを受け取った。
「雅、これめっちゃおいしい!」
「よかったです。まだあるんで、食べますか?」
「いいの!?やったー!」
両手をあげて喜ぶ理央に、悟が横からつっこんだ。
「ちょっと理央さん、食べすぎたらまたトイレ困りますよ」
「甘いものは大丈夫だもん!食べすぎて苦しんだのはキムチだよ」
「…ああ、なるほど。尻が切れてるから刺激物を食べすぎると痛いのか…」
俺はうんうんと頷いた。
「あのねぇ連太郎くん。お尻が切れてるって言い方、なんか切れ痔みたいに聞こえるからやめてよね」
「切れ痔じゃないんですか?」
「違うよ!」
理央が俺にじゃれてきた。
「……で、雅はいつ出発?」
「明後日です。イースターイベントが終わるまでいます」
「そっか…もうすぐいなくなっちゃうんだね」
「最後のイベント一緒に出たかったなぁ…」
(イースターイベント、そっか…明日だよな)
俺はまだ間壁への返事がまとまっていなかった。
その日の夜、ルイはフロアに下りた俺たちの前で話し始めた。
「みんな、いいかい。今からイースターイベントの説明をするから、よく聞いてね」
メイドイベントの時と同じように、スタッフたちが衣装の掛かったハンガーラックを運んできた。大館はその後ろから、何やら箱を持って現れた。
「衣装はこれね。毎年同じだけど、ウサギだよ」
一人ずつ渡され、俺は受け取った衣装を眺めた。ふわふわの白いファーで作られたビキニ型の衣装には、アナル部分に大きな穴が開いている。同じファー製のガーターベルトに白いニーハイソックス、白いウサギの耳。今回はファーのリストバンドまで付いている。
「やっぱマニアックだなぁ…」
少年の担当カラーによって色が異なり、悟はグレーの衣装を受け取っていた。
周りを見渡すと、ピンクのファーがちらちらしている。
「…?理央さん…?」
そこには、理央が嬉しそうに衣装を抱えていた。
「理央さん!まだ治ってなかったんじゃ…」
えへへ、と笑い、理央は小声で話始めた。
「ほんとはまだちょっとお尻痛いんだけど、どーしても出たくてオーナーにお願いしたの。そしたら、雅とも最後だし、ユーミットが出られなくて人数が減っちゃうから、無理しない程度に出ていいよ、って」
「でも…大丈夫なんですか?無理しない方が…」
すると、理央はもじもじしながら言った。
「1週間くらい安静にしてたでしょ?だからだんだん我慢できなくなっちゃって…」
ルイが少年たちに声をかけ、注目を集めた。
「じゃあ、しっぽを配るから、無くさないでね!」
「しっぽ…?」
大館に渡されたのは、丸いファーのしっぽが付いたアナルプラグだった。
「当日の流れを説明するから覚えてね。まず、ウサギの衣装に着替えて‘旦那様’をお迎えするんだ。それがすんだら、卵を一人三個ずつ渡すから、アナルの中に入れてしっぽを付けて、フロアに下りてきてね。全員揃ったらゲームスタートだ」
卵をアナルに入れる、という言葉に俺は反応し、理央に尋ねた。
「アナルに入れるんですか?卵を…?」
「卵っていっても、ウズラの卵くらいのおもちゃの卵だよ!‘旦那様’のおちんちんが入るんだから、心配しなくて大丈夫!」
理央に励まされたが、俺は気恥ずかしかった。
翌日、俺はウサギの衣装でフロアに下りた。ファーの衣装は思ったより柔らかく、ペニスがくすぐったい。ウサギの耳のカチューシャはピョコピョコと揺れ、バニーガールのようだった。
「卵を配るよ。まだ中は開けないでね。どんな卵が当たったかは誰にも言っちゃダメだよ」
卵は黒い小袋に入れて渡され、俺たちはそれぞれの部屋に戻った。
中を開けると、青い卵、黄色いストライプ柄の卵、そして金色の卵が入っていた。
「これをアナルに入れるんだよな…」
衣装を脱いでアナルにローションを垂らし、指で慣らしてから金色の卵をアナルに押し込んだ。
「んっ……あ……」
続けて青い卵、黄色いストライプの卵を入れる。
「はぁっ…あぁん…」
小さな卵がアナルの中でぐりぐりと内壁を刺激し、少し動くと前立腺に当たってしまう。
俺は卵が出ないように、慌ててしっぽで蓋をした。
「…んっ、あぁぁん!」
アナルプラグのせいで、はじめに入れた金色の卵はさらに奥へと押し込まれた。
内股になりながらフロアへ下りると、少年たちが集まり、‘旦那様’たちは小さな籠を持っていつものようにソファーでくつろいでいる。そこには、和人と間壁の姿もあった。
「みんな揃ったね。では、ルールを説明します。まず、ウサギが逃げられるエリアは一階から四階までです。ウサギは個人の部屋に逃げ込むことはできませんが、あらゆるところに隠れています。ウサギを捕まえて卵を産ませますが、ウサギの中には金色の卵を持っている子がいます。ゲーム終了までに金色の卵を最もたくさん集められた方が優勝です。なお、ウサギは一度卵を産んでも、新たに卵を入れて逃げ続けます。皆様、かわいいウサギを捕まえて、金色の卵を手に入れてください。優勝された方には、豪華賞品をご用意しています」
ルイはスッと片手を上げた。
「まずウサギたちは、30秒間でどこかに隠れます。ではウサギちゃんたち、準備はいいかな?…用意、スタート!」
ルイの掛け声で、少年たちはいっせいに散り散りに逃げていった。俺も慌てて螺旋階段を駆け上がり、3階の柱の影にとりあえず隠れた。
「ここだとすぐ見つかるかな…」
周りがざわざわし始め、‘旦那様’たちが探しに来たようだった。
俺が息を殺していると、3階のロビーに隠れていたのか、悟がさっそく見つかっていた。
「捕まえた。ほら、産んでごらん」
‘旦那様’は逃げようとする悟をしっかり抱き締め、尻を突き出させた。
しっぽを抜き、‘旦那様’は悟のアナルに指を入れた。
「んぅっ!あぁん…」
「ほら、いい子だ…あぁ、一個目が出そうだな」
きゅぽん、という音をたて、ピンク色の卵が飛び出した。続けて水色の卵。
「最後の一個…ほら、がんばって」
悟は腰を前後に振りながら、卵を押し出した。
「んぁっ!」
赤い水玉模様の卵がコロコロと床に転がった。
「あぁ、残念…」
すると、どこに控えていたのかスタッフが現れ、悟を連れていってしまった。
悟の一部始終を見ていると、ポンと肩を叩かれ、俺は飛び上がった。
「!?……藤島さま!」
そこには、理央の‘旦那様’である藤島が微笑んで立っていた。
「連太郎くん。捕まえたよ」
藤島に腰を掴まれ、柱に手をついて後ろを向かされた。
「さぁ、金色の卵はあるかな…?」
不意に指を突き入れられ、俺の体はびくんと反応した。藤島はアナルの中で指を曲げ、卵を引っかけようとした。
「あんっ!やぁあ…」
「こらこら、絞めちゃダメだよ。卵が奥に入っちゃうだろ。それとも、奥がいいのかな?」
俺は腰をゆらゆらさせながら、快感に耐えた。途端、にゅるんとアナルから卵が飛び出した。
「その調子だよ…」
続けて二つ目が飛び出し、アナルはひくひくと開閉を繰り返した。
「んやっ…ダメぇ…」
卵はどんどん奥に入り、藤島の指が届かないくらい入り込んでしまった。
「仕方ないな…こうしようか」
藤島は両足を開かせた状態で俺を抱え、耳許で囁いた。
「こうすれば出るかな?」
脚を目一杯開かれたことでアナルが少し緩み、卵が出口に降りてくるのが分かった。
「んっ…!あんっ!卵、でるぅ!」
卵はぽとん、と床に落ちた。
「お!金色の卵だ…連太郎くんが持ってたんだね」
藤島は金色の卵を拾い、籠の中に入れた。
「ありがとう。でも、次はちゃんと逃げないと、すぐ捕まってアナルがぐずぐずになっちゃうよ?」
アナルの喪失間にその場で座りこんでしまった俺の頭を軽くなで、藤島は次のウサギを探しに行った。
「これで終わりなのかな?」
その時、どこからともなく大館が現れた。
「連太郎さま。次の卵を入れますので、こちらへ」
「次の卵…?」
廊下の奥まった所へ連れていかれ、俺はアナルに指を入れられた。
「あんっ!や、だめぇ…」
「入れますよ」
大館は袋から卵を取りだし、アナルに押し込んだ。
「あぁぁんっ!」
再びアナルの内壁を割られ、俺はアナルをきつく締め付けた。
「あと二つ入れますから、力を抜いてください」
「んぁっ…あぁぁ…」
二つ目、三つ目とアナルは抵抗なく卵を受け入れた。最後に押し込まれたしっぽのせいで、二つ目の卵が前立腺をぐりぐりと刺激する位置に止まってしまった。
「あっ…!!いやぁあんっ!だめぇ、たまご、当たってるのぉ…」
「では、捕まらないよう逃げてください」
そう言うと大館は、快感に悶える俺を置いてどこかへ去ってしまった。
「逃げるって言っても…」
3階のフロアに人はいなくなり、俺はそっと螺旋階段をのぼった。
「んぅっ…あんっ……はぁ…はぁ…」
一段登るごとに、卵は内壁を擦りながら動き、腰が砕けそうな焦れったい快感が続いた。
「あっ!連太郎くん発見!」
大きな声が聞こえて振り向くと、螺旋階段の一階部分から間壁が俺を追いかけてきた。
俺は逃げなければいけない気がして、慌てて階段を駆け上がった。
「待ってよ!連太郎くん!」
四階に到着し、俺は一番近い部屋の扉を開けた。そこは小さな控え室のようになっており、その中のクローゼットに隠れた。
外の廊下を歩く音が聞こえ、俺は息をこらした。ドアが開き、中に入ってくる。
「…連太郎くん…隠れてるんでしょ?…出ておいで」
間壁が俺を探しているようだった。突然、クローゼットの扉を開けられ、俺は見つかってしまった。
「見つけた!」
「ま、間壁さま…」
間壁は俺を抱き上げてテーブルの上に座らせ、しっぽを引き抜いた。
「脚開いて…さぁ、卵産んで」
脚を大きく広げると、ファーの衣装に開いた穴からアナルが丸見えになってしまう。間壁は俺のアナルに顔を近付け、じっとりとした目線で眺めた。
「もう卵を一回産まされたのかな?…ひくひくして、アナル開いちゃってるね」
「やぁっ…見ないでぇ…」
早く卵を産んで解放されようと、俺は下腹部に力を込めた。
「ほら、ちょっと卵が見えた…がんばって力入れてごらん」
「んっ…んぅ……」
アナルの中で卵が動き、滑っていくのが分かり、俺は身をよじった。
「んぅぅ…あぁぁぁん…」
「あぁ…一個出たね…ほら、二個目も出てきた」
卵が一個出ていく度に前立腺を抉られて、俺の腰はぴくんと跳ねた。
「最後の一個だよ。…あぁ、奥まで入っちゃって…」
俺は指で中を刺激してほしくて、腰を前後に揺らした。
「ああんっ…なか、入れてぇ…」
「ダメだよ。ちゃんと卵産まないと。君はイースターのウサギちゃんなんだから」
はぁはぁと息を荒くしながら、俺は最後の一個をなんとか出すことができた。
「んっ…はぁぁ…あぁん…」
「残念。金色の卵は無かったね」
アナルはパクパクと痙攣し、卵よりも大きいものをいれてほしくてたまらなかった。
「どうしたの?連太郎くん…ウサギちゃんだから発情期なのかな?」
間壁はからかうようにアナルの入口をくすぐった。
「やっ!あぁぁんっ…いれて、いれてぇぇ…」
「これのこと?」
さっき出したばかりの卵を、間壁は一つずつアナルに戻し始めた。
「あんっ!あぁぁんっ!いや、それ、だめぇぇ…」
ぎゅっとしっぽで蓋をされ、俺のアナルは再び三つの卵に犯されてしまった。
「このままウサギちゃんとエッチしたいけど、君を身請けするために金色の卵を見つけないとね。発情しすぎて俺以外の‘旦那様’のおっきな卵をくわえ込んじゃだめだよ?」
ほうにキスをし、間壁は部屋を出ていってしまった。
物足りないアナルへの刺激を感じながら、俺はフラフラしながら部屋を出た。
「連太郎さん!」
最近、新人で入ったスタッフが声をかけてきた。
「新しい卵、もらいましたか?」
「え…?」
新人スタッフは俺の腰を押さえ、いきなりアナルに卵を押し込んだ。
「っ!!?やぁぁぁんっ!!」
二個、三個と続けて入れられ、俺のアナルは六個の卵に奥まで開かれてしまった。アナルはびくびくと痙攣し、ファーの衣装の中でペニスは限界まで膨らんでいた。
「アナルから卵が無くなったらまた呼んでくださいね。では失礼します」
新人スタッフはバタバタと忙しそうに走って消えていった。
「あっ……やぁぁ……なんでぇ?…」
新人スタッフは、俺のアナルに卵が入っていないと勘違いし、さらに三個の卵を押し込んだようだった。
ファーの衣装はペニスの部分がパンパンに膨らみ、少しでも動くとアナルの刺激でイってしまいそうだった。その場を動けなくなった俺は、廊下にぺたんと座りこんでしまった。
「やぁぁん…誰かぁ…」
その時足音が聞こえ、和人が現れた。
「連太郎…卵は持ってるか?」
「和人さまぁ…卵、出してぇ……」
和人は俺を抱き起こし、壁に手を付けて尻を突き出させた。
「ほら、出してみろ」
「はい……」
俺が下腹部に力を込めようとしたとき、邸内にアナウンスがかかった。
「みなさま、かわいいウサギたちとのゲームは順調でしょうか?只今より、サービスタイムとします」
ルイのアナウンスが終わると、途端に卵のひとつが振動を始めた。
「ひぁっ!?あぁぁぁんっ!だめぇ、や、止めてぇ‼」
「どうしたんだよ、連太郎」
「たまご、ブルブルしてるのぉ…やぁぁん…出してぇ…!」
和人は指をアナルに入れ、卵を出すようにかき混ぜた。
一個目、二個目がアナルから飛び出しても、アナルの中の振動は止まなかった。
「あぁぁぁん!…やぁぁっ…」
「まだ入ってるのか?」
広がったアナルの中で、卵は和人の指から逃げて奥まで入り込んでいく。
「やんっ!止めてぇえ!」
「連太郎、腹に力いれて卵出すんだ」
「やぁぁ…むりぃ、ちから、入んないよぉ…」
腰を前後にゆらゆらと動かし、なんとか卵を入口付近まで持ってくることができた。
「もうちょっとだ」
「んぅっ…あっあぁぁぁんっ…いやぁああっ!」
ぷきゅ、ぷきゅ、という濡れた音をたてながら、四つの卵が次々とアナルから飛び出した。
「…お前、いったい何個入れてたんだ…」
はぁはぁと息を荒くする俺の足元から、和人は卵を拾った。
「これが振動してたんだよ。金色の卵」
和人が俺に見せた金色の卵は激しく振動し、ブブブブブと鈍い音をたてていた。
アナウンスを知らせる音がなり、ルイの声が邸に響いた。
「では、イースターエッグ探しはこれで終了です!卵の集計をしますので、皆様フロアにお越しください」
(第12話に続く)