朝9時頃に間壁を邸の玄関まで見送った。‘旦那様’の見送りが済んだ少年たちは、それぞれ雑談をしながら一階フロアに入って行った。
「これからなんかあるんですか?」
ユーミットに尋ねると、眠そうに瞬きしながら答えた。
「明日のメイドイベントに備えて、衣装合わせとかフロアの内装を変えたりするんだよ。ふぁー…眠い…でも、明日が終わったら1日休みだから、がんばろうね」
フロアに入ると、ルイが後に続いて入り、集まった少年たちに元気な声をかけた。
「みんなおはよう!明日は半年に一回のメイドイベントだよ。毎回好評のイベントだから、いつもよりたくさん‘旦那様’がいらっしゃると思う。みんな、精一杯魅力を発揮して、しっかりご奉仕してね!」
大館を含むスタッフの男たちが、数台のハンガーラックをフロアに運んできた。
ハンガーラックには色とりどりの、様々な趣向を凝らしたメイド服が吊るされていた。どれもふんだんにレースが使われている。
「今回は君たちの人数増減もあって、一部の衣装を新調したり直したりしてるから、一人ずつ配っていくね。部屋番号順に並んで!」
メイドの衣装は各少年の担当する宝石とイメージカラーに合わせられていた。
「次、スワロフスキーだね。連太郎!」
名前を呼ばれて前に行くと、ルイから真っ白なメイド服を渡された。
「ありがとうございます…」
「後で着てもらうから、サイズとかチェックしてね!」
少年全員に衣装が行き渡り、ルイが再び全体に声をかけた。
「はいはい、静かに!じゃあ、今から着替えてサイズとかチェックして!もし不具合があったら、僕か大館の所に持っていくように!」
「あのー…ユーミットさん…」
「ん?なにー?」
「あの、これ…短くないですか…?」
メイド服を着てみたが、丈が短すぎてちょっとでも屈んだり、体をねじると中が見えてしまうのだ。
ふんわりと膨らんだスカートの縁には真っ白なレースがあしらわれ、白いエプロンが付いている。白いニーハイソックスは、やわらかく白いレースのガーターベルトで繋がれ、下半身を強調した。
上半身は白い布製のコルセットがウエストを覆っているだけで、乳首は完全に出てしまっている。あまり服らしい機能を果たしていないにも関わらず、肩にはメイド服らしいパフスリーブが付き、白い襟もある。
頭に白いメイド風のカチューシャを付け、用意されている鏡で自分の姿を見ると、目をそらしたくなるくらい恥ずかしかった。
「そうかな?僕のも短いし、わざとスカートの中が見えるようになってるから大丈夫だよ」
ユーミットは水色のメイド服で、ガーターベルトのせいか長い脚がさらに艶かしく彩られていた。
「あ、でも、当日は今はいてるビキニの衣装は脱いで、スカートの下はノーパンだからね」
「えぇっ!?じゃあ…」
「まぁ、完全にあそこ見えちゃうよね」
ユーミットはカラカラと笑った。
その日の夜は通常営業で、俺はいつもの衣装でフロアにいた。‘旦那様’に注ぐ白ワインを取りにカウンターへ向かうと、昨日のブレザー少年-理央がいた。
「あっ!あの子だ…」
理央はブレザーを着ておらず、俺たちと同じ型でピンク色の衣装を着て、昨日とは違う‘旦那様’と会話していた。
「連、白ワインあった?ついでにフルーツ盛り合わせもっておっしゃったから、僕も手伝うよ」
「ユーミットさん、あの人…」
俺はユーミットに小声で囁き、理央を指差した。
「あぁ、理央さんだよ。ローズクォーツで、3階の人だから連は会ったことなかったかも」
「あの人、ここのスタッフなんですか?」
「うん、かなり若く見えるけどね。たしか今いる中では一番の古株で、おもしろい人だよ」
見られていることに気づいたのか、理央がこちらに向かってきた。
「こんばんは、ユーちゃん!」
理央は背が低く、160㎝もないように見える。かわいく幼い笑顔を浮かべた。
「こんばんは、理央さん。こっちが新人の連太郎です。まだ会ってなかったですよね?」
理央は丸く大きな瞳をくりくり動かし、小首をかしげた。
「連太郎くん…?あっ!たしか洗濯室でぶつかった子だよね!?ピンクでローズクォーツ担当の理央だよ。よろしくね!」
「よ、よろしくお願いします……あのー…」
「どうしたの?」
「いや、あの…昨日ブレザー着てましたよね…?それで俺、子どもだと思って…」
理央は驚いたのか目をさらに丸くして、それからあははと笑った。
「昨日はぼくの‘旦那様’が保健室ごっこしたいっておっしゃったから、ブレザー着てたんだ。僕はちゃんと大人だよ」
「26でしたっけ?」
「もう!まだ25だよ!誕生日はまだ先!」
理央は怒ったようにユーミットとじゃれあっていた。
この人が二つ歳上という事実に圧倒されながらも、あの時見た理央と男の営みをまた思い出していた。
「ぼくをご贔屓にしてくれる‘旦那様’は、みーんなショタコンだからね。本物の子どもとエッチしたら犯罪でしょ?だからぼくは‘合法ショタ’なの」
理央はふふんと嬉しそうに笑った。
すると、先ほど理央と話していた‘旦那様’が後ろから理央を抱き締めた。
「そうだよ理央。こんなちっちゃくてかわいいから、私も最初は中学生かと思ったよ」
「高橋さまもぼくと制服エッチする?」
「今日は我慢するよ。明日、メイドになった理央にいっぱいエッチなことしたいからね」
「もぉ、こわさないでね?」
「理央がかわいいから無理だよ」
俺とユーミットはイチャイチャしはじめた二人からそっと離れた。
翌日、俺は部屋の姿見の前でメイド衣装を着た。
「うわ…やっぱ丸見えじゃん…」
まっすぐ立った状態でもスカートの下からぺニスの先と陰嚢がちらちら見えてしまい、体を捻ると完全にぺニスが出てしまうのだ。さらに、お辞儀をしたり屈んだりするとお尻が丸見えで、アナルまで見られてしまう。
「連、入るよー」
ユーミットが部屋をノックした。
「はい、これ。ぺニスの飾り。ルイが連にも渡してって」
渡されたのは、白いレースのリボンだった。
「ぺニスの飾り…?」
「付けてあげるから、スカート捲って」
ユーミットは俺のぺニスの根本にリボンを結んだ。
「よし、これでOK!フロアに降りよう」
入口でいつものように並び、‘旦那様’を迎える準備をした。
「今日は‘旦那様’じゃなくて、‘お帰りなさいませご主人様’ってあいさつだよ」
「なんかそういうカフェありますよね」
扉が開き、‘ご主人様’たちが入って来た。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
まず入って来たのは、ユーミットを贔屓にしている城崎だった。
「ユーミット。かわいいメイドさんだね」
「城崎さま…!来てくださるなんて思ってなかったから…すごく嬉しいです!」
ユーミットは目を輝かせ、城崎を見つめた。
「出迎えの後、すぐに僕のところにおいで。たくさん楽しもう」
「はいっ…!」
いつもより大勢の‘ご主人様’の中に、和人の姿があった。
「和人さま」
声をかけると、和人は俺の元にゆっくり歩み寄った。
「…兄貴に言われて来てみたが…これはまた、すごい衣装だな」
俺のスカートに少し触れ、和人はフロアに入っていった。
フロアは普段の2倍ほどの人で溢れ、内装も変えられていた。いつもならアンティークのソファーやテーブルが置かれているが、今日は華奢なテーブルの代わりに大きくてずっしりしたテーブルが置かれている。テーブルの上にはシンプルで上品なテーブルクロスが掛けられていた。ソファーは半分に減らされて、いくつかのベッドが並んでいた。
「みなさま、ようこそいらっしゃいました。本日は少年たちがメイドとしてみなさまにお仕えします。フロアでの戯れも行っていただけますので、かわいい少年たちをご堪能ください。メニューはボーイがお持ちしますので、お声をおかけください」
ルイがあいさつをすると、フロアのあちこちで少年と‘ご主人様’が抱き合ったり、キスを始めた。
穏やかなクラシックが流れ、フロアはいつもより華やかで淫靡な雰囲気に彩られた。
「ユーミット…よく見せてごらん」
ユーミットはソファーに腰かけた城崎にスカートを捲られ、顔を赤くした。
城崎はユーミットのぺニスを舐めるように眺めている。
「あ…恥ずかしいです、城崎さま…」
「もうおちんちんが反応してるね…みんなの前でおちんちん見られて気持ちよくなったんだね…」
ふぅ、と城崎がぺニスに息を吹きかけると、ユーミットはぴくんと体を震わせた。
「あ…いや…」
「まだぜんぜん触ってないのに…もうイっちゃいそうだね。アナルはどうかな」
ユーミットに後ろを向かせ、そのまま尻を付き出すよう城崎は言った。
「恥ずかしいね、ユーミット…ちょっと屈むとアナルの中まで見えちゃうよ」
「いやっ…見ないでぇ…」
「周りのご主人様やメイドにも君のエッチなお尻が丸見えだよ。あぁ…もうひくひくしてるじゃないか」
城崎はスタッフにメニューを持ってこさせ、何やら注文した。
「そのリボンでしっかりおちんちんの根本縛って、アナルにはローター入れて、我慢できるかやってみようか…」
「あっ…そんな…」
尻を城崎に揉まれ、ユーミットは腰を揺らした。
一方、俺は和人と並んでソファーに座っていた。
「…あの、何か召し上がりますか?」
無言で座っている和人に、俺はメニューをすすめた。
「紅茶なんてどうですか?」
「…あぁ」
俺は大館を呼び止め、紅茶を注文した。
「かしこまりました。ご説明しますので、しばらくお待ちください」
説明の意味が分からず、俺はポカンとしてしまった。
しばらくして大館は紅茶を運んできた。
「この紅茶はミルクティーでございます。アールグレイにメイドの新鮮なミルクを混ぜてお召し上がりいただきます」
そう言うと、大館は俺をひょいと抱え、紅茶を置いた大きなテーブルに乗せた。
「えっ?えぇっ?どういうことですか…?」
和人の方に向かって脚を大きく広げられ、俺のぺニスは露にされた。
「連太郎さん。あなたのミルクでミルクティーを作り、龍ヶ崎さまに召し上がっていただくのです。ミルクは私がお出ししますので」
そう言うと大館は俺の脚が閉じないように押さえつけ、ぺニスを掴んで擦り始めた。
「あぁぁっ!いやぁぁっ…恥ずかしいよぉ!」
和人は俺のぺニスをまじまじと見て、ふんと笑った。
「んぁぁぁ!いや、そんな見ないでぇ…」
いくら体を捩っても大館はぺニスを擦る勢いを緩めず、俺はあっという間に絶頂に達した。
「あぁぁんっ!出る、出ちゃうぅ…」
俺の体が震え始めると、大館はすかさずティーカップを引き寄せ、俺の精子を入れた。
「あぁぁぁぁぁっ!!」
テーブルの上でだらしなく脚を開き、射精直後の痙攣するぺニスをさらしたまま、俺はぐったりと大館にもたれかかった。
ティーカップの‘ミルク’の上に紅茶が注がれ、和人に差し出された。
「どうぞ。メイドのミルクティーでございます」
和人はそれをごくんと飲み干し、大館に下がるよう合図をした。
「や…やだぁ…」
おれは予想しなかった出来事に、泣きそうになって顔を隠した。
「やらしいメイドだな…なるほどな。こういうメニューか…」
和人はメニューのページをめくり、俺をちらりと見た。
「こっちへ来い」
和人に腕を引かれてテーブルから下ろされ、和人の膝の上に座るよう示された。
「んっ…」
固い和人の膝がアナルの周辺を圧迫し、俺は感じてしまった。
「なんだ?連太郎…膝でも感じるのか」
膝を上下に動かされ、体を揺さぶられるとじれったい快感が広がった。
「んっんっんっ…あっあぁっ…」
中まで犯してほしくなり、俺は無意識に膝にアナルを擦り付けた。
「俺の膝まで蜜が垂れてるじゃないか…そんなにアナルほしいか?」
和人は俺の腰を後ろから抱き、首筋を舐めながら乳首をいじり始めた。
「やんっ!いやぁ…」
乳首の快感から逃れようと、俺は体をのけぞらせた。
なかなかイけそうにない刺激を受けていると、突然皿の割れる音が聞こえた。
音のした方を見ると、グレーのメイド衣装を着た少年がおろおろした表情で‘ご主人様’に謝っていた。
「もっ…申し訳ありません!九条さま…すぐにお拭きしますっ…」
どうやらその少年が手を滑らせ、ワインを‘ご主人様’のズボンにかけてしまったようだった。
「どうされましたか?」
ルイがすぐに駆けつけ、九条に謝った。
「申し訳ありません、九条さま。汚れてしまったお召し物は、すぐにクリーニングいたします。代わりの物をお持ちしますので…」
九条はあははと笑い、首をふった。
「いやいや、これくらい大丈夫ですよ。悟くんも一生懸命拭いてくれてるし…」
人の良さそうな笑顔を浮かべた九条は、四十代になるかならないかの落ち着いた紳士だった。
泣き顔で必死に九条のズボンを拭く悟の頭を撫で、声をかけた。
「ありがとう悟くん。もう大丈夫だよ」
「でっでも…お召し物が…」
「スーツのことは気にしないで。でもね、あんまり君にここを擦られると、我慢できなくなっちゃうなぁ…」
悟が拭いていた九条の股間部分は大きく膨らみ、ワインで濡れたズボンを押し上げていた。
「あっ!申し訳ありません…」
「…悟くん、かわいいね。そこのベッドに行こうか」
九条は悟の手を引いてベッドに押し倒した。
「あ……九条さま……」
「悟、震えてるね…怖い?」
悟の表情から目を離さず、九条は指先で弄ぶようにスカートを捲った。
「おちんちん、まだちっちゃいままだね…緊張してるのかな?」
震える悟にキスをして、九条は悟のぺニスを撫でた。
「……ん……」
「悟くんのおちんちんは強情だね…まだ気持ちよくならないね。じゃあ、こうしようか」
九条はスタッフに鏡を持ってこさせ、悟を鏡の前に立たせた。
「自分のエッチな姿見てごらん…」
悟の背後から抱きつき、九条はスカートをゆっくり捲った。
「悟、今君がどれほどいやらしいか分かるかい?こんなエッチな衣装着て、おちんちんを剥き出しにして…」
悟のぺニスは少し上を向きはじめ、悟は恥ずかしそうに目を鏡から逸らした。
「やっ…」
「ダメだよ、ちゃんと見るんだ。君がどんどん乱れていく姿を…」
九条は悟を抱えたままベッドに腰かけ、悟のぺニスを擦り始めた。
「ほら…もう蜜が溢れてきた…自分のエッチな姿見て感じてるんだよ、悟は」
くちゅくちゅという音がし始め、悟は息を荒くし始めた。
ルイがそれを見て、ポツリと呟いた。
「すごいな。これは上手く行くかも…」
(第6話に続く)