鏡に映った自身の淫乱な姿を見て、悟は欲情しているようだった。九条に擦られているぺニスからは蜜が滴り落ちている。
「悟、気持ちいいの?おちんちん気持ちいい?」
「は…い、気持ちいい…です…」
それを見たルイは小さくガッツポーズをした。
和人から緩い刺激を受けていた俺は、悟が気になりつつも、和人の膝が押し付けられる度にびくびく体を震わせた。
「じゃあ次は、アナル気持ちよくなろうか?」
九条はベッドからおりて脚を開いた悟の前にしゃがみ、悟のアナルを念入りに舐め始めた。
「アナルを舐められてる自分の姿、見てごらん…」
ぴちゃぴちゃと音を立ててアナルを舐められるたびに、悟はびくんと反応した。
「あ…やぁ…」
「悟のアナル美味しいよ。それにすごく綺麗だ…アナル拡げてあげるから、鏡で見てみるかい?」
九条は両手の指でぐっと悟のアナルを開き、ピンク色の中を鏡に映した。
「わかるかな、ひくひくしてるの…」
「やぁぁっ…恥ずかしい…」
「ほら、またひくひくした…悟は自分のエッチなアナルを見てひくひくさせてるんだよ?」
九条はローションを垂らし、悟のアナルに指を入れた。
「ひっ!?」
「あぁ…中が熱くなってる…大丈夫だよ、すぐに気持ちよくなるから」
大胆に指を動かし、九条は悟の前立腺をいとも簡単に見つけたようだった。
「やんっ!いやっ…そこ、だめです…」
「だめじゃなくて、感じるんでしょ?ぎゅうぎゅう締まる…」
指を増やされ、悟は全身を震わせた。
「そろそろ悟の中に入りたいなぁ」
九条は再びベッドに上がり、悟の脚を後ろから抱えた。
「アナルにちんこがはいるの、見ててごらん」
悟の脚を大きく開かせ、自らの怒張したぺニスに腰を落とさせる。
「いやっ…いやぁぁっ!」
ぺニスは悟のアナルにめり込み、その結合部分は俺達にも丸見えだった。
根本までぺニスがはいると、九条は下からゆっくりと突き上げ始めた。
「あんっ!あんっ!あんっ!」
「気持ちいい?」
「あぁぁっ…ぎもぢ、いぃ…」
九条はわざとゆっくりぺニスを出し入れし、悟のアナルがぺニスを受け入れる様をじっくり見せつけた。
「しっかり見るんだよ、悟。今君が気持ちよくなってるのはなんでかな?」
悟は悲鳴のように喘ぎながら、九条にぺニスを動かされる度に、自らの蕩けたぺニスから蜜を垂らした。
「君のアナルは何で気持ちよくなってる?」
「………くじょうさまの、おちんちん…かたくて、おっきい…のぉ…きもちぃぃ…」
「そうだよ。君はアナルにちんこ入れられて、気持ちよくてよがってるんだ」
途端に九条の突き上げは激しくなり、悟は振り落とされそうな勢いでアナルを突かれた。
「やぁぁぁ!あんっ!あんっ!あんっ!だめぇ、イっちゃいますぅ…」
「いいよ、自分がイくところもちゃんと見るんだ」
ばちゅん、という激しい一突きのあと、悟は全身を硬直させて射精した。
「あぁぁぁんっ!いやっ…いやぁぁ…」
どくどくと精子が流れ、鏡にまで飛び散った。
九条は悟のアナルからぺニスを引き抜いてコンドームを外し、悟の口にぺニスを押し込んで射精した。
「あぁぁ…よかったよ、悟…」
まだ震える悟の体を抱き締めた。
悟の乱れる姿を見て、俺は無意識にアナルを和人の膝に押し付けていた。
「欲しいのか?連太郎」
「えっ?いや、あの…」
和人はスタッフにイチゴのショートケーキを注文した。
運ばれたショートケーキには手を付けず、和人は俺をテーブルに四つん這いで上らせた。
「なっ…何するの…?」
その時、俺はアナルに冷たい感触を感じてびくっと体を震わせた。
「ひゃっ!?何!?」
アナルの中に冷たくぬるぬるした感触が広がる。
「紅茶がアレだからな。ケーキはこうした方がいいだろ?」
和人はショートケーキのクリームを俺のアナルに塗りつけていたのだ。アナルの奥まで塗りたくられたクリームを、和人はペロペロ舐め始めた。
「あんっ!やぁぁ…へんなかんじする…」
「甘い…」
くちゅくちゅとアナルを舌でかきまぜられ、俺は腰が砕けそうだった。
「いやぁぁ…」
「お前、イチゴ食べるか?」
つぷ、とアナルに冷たいものが押し付けられた。
「やんっ!」
「下の口にイチゴ入れてやるよ…」
ぐっとイチゴをアナルに押し込まれ、俺は食べ物を入れられているという事実に感じてしまった。
「イチゴで感じるなんて…変態だな、連太郎は」
そう言われるとさらに体は反応してしまい、和人のぺニスよりはるかに小さいはずのイチゴが気持ちよくて、俺はアナルを締め付けた。
「はは、絞めすぎてイチゴ潰れてるぞ」
和人はアナルから垂れてくるイチゴの果肉を舐めとり、アナルに舌を抜き差しした。
「やっ!やぁんっ!なめちゃ、いやぁっ…」
「甘くておいしい。連太郎のアナル、ショートケーキの味がする」
イチゴで感じてしまったという恥ずかしさに、俺のぺニスは限界寸前だった。
「やぁ…和人さまぁ…」
「なんだ?」
和人はアナルを舐めながら返事をしたため、声がアナルに響きびくっと反応してしまった。
「ほしい…和人さまの…おっきいの、ほしい…」
「…淫乱な奴だな。自分から欲しがるなんて」
和人は勃起したぺニスを一気にアナルに押し込み、始めから激しく中をかき混ぜた。
「やんっ!あっあぁっ!きもちぃ!あぁぁっ!」
「めちゃくちゃ締まるっ…もうちょっと緩めてくれ、連太郎」
アナルをきつく締め上げてしまった俺は、自ら絶頂を早めてしまった。
「あっ!やぁっ…も、イく、イかせてぇ…」
「まだダメだ。もうちょっと我慢だ…」
和人は俺のぺニスの根本に指を回し、ぎゅっと締め付けて射精を止めた。
「いやぁぁっ!おちんちん、出したいぃ!!」
「まだイくな。中に出してやるから一緒にイこう」
でも俺のぺニスはもう限界で、目の前がチカチカし始めた。
「やっだめぇっ…あぁぁぁぁっ!!」
びくんびくんと全身が震え、絶頂の快感が広がったが、ぺニスの根本を締められていたためか射精できなかった。
「いやぁぁっ!なにこれぇ…とまんないよぉ!」
射精寸前の快感が止まることなく襲い、射精できない苦しさに俺は激しく悶えた。
「…連太郎…中がすごいひくひくしてる…」
和人は興奮したように言い、腰を打ち付けた。
「あぁぁっ!イかせてぇ!イきたいよぉ!おかしくなっちゃうぅ…」
終わりのない絶頂感に、泣きそうになりながら俺は懇願した。
「あぁ…俺もイク…一緒にイこう」
ぺニスから指を離され、急に射精感が高まった。
和人にもだんだんと余裕がなくなり、俺の腰を引き寄せて小刻みにアナルを突き上げてくる。
「あぁ……イク、出すぞ、連太郎…」
「あぁぁんっ!イくぅ!出ちゃうぅぅ!やあぁぁぁぁんっ!」
アナルの中に勢いよく和人の熱い精子が放たれ、俺は絶叫しながら精子を飛ばした。
「あぁぁっ…いやぁ…」
テーブルの上に崩れ落ち、横たわってからも俺のぺニスからはどくどくと精子が流れ続けた。
我慢させられていたためか、ぺニスは普段より多く精子を吐き出し続けていた。
息を荒くした和人は俺の体を起こし、俺の唇を割って舌を差し込み、ディープキスをした。
「んん…あふぅ…」
舌を吸われ、俺は頭の中が蕩けそうな感覚に陥った。
俺は少し落ち着きを取り戻し、和人の顔を見上げた。
ディープキスのあと、和人はソファーの隅で膝に俺を乗せ、抱き締めたまま離そうとしなかった。
「あの…和人さん…」
「…なんだ」
和人は不機嫌そうに返事をして、俺と目を合わせなかった。
「そろそろおろしてくれませんか…?」
「…だめだ」
フロアはまだイベントの真っ最中で、あちこちで少年たちの淫靡な嬌声が上がっていた。
「熱い…」
抱き枕かぬいぐるみのように抱き締められているため、熱さと息苦しさで俺はもぞもぞ動いた。
「ほんとに、ちょっとおろしてください。苦しいんです」
和人がようやく体を離し、俺はふぅと息をついた。ワインに和人が手を伸ばしたため、俺は赤ワインをグラスに注いだ。
「どうぞ…」
「……」
無言でワインを少し飲んだあと、和人はポツリと呟いた。
「…お前は…嫌じゃないのか」
「…何が…ですか?」
「こんな風に金で買われて、変な格好させられて…金持ち連中に好き放題されて、お前は嫌じゃないのか」
俺は返答に詰まった。正直、切羽詰まって言われるがままに男娼館に流れ込んだ俺は、そこまで深く考えていなかったのだ。
「えっと…それは…」
「それとも、男に誰彼構わず犯されるのが好きなのか?まあ、お前を買った俺が言うことじゃないけどな」
俺はゲイじゃないし、男娼館に来るまでこんな世界は知らなかったのだ。それが、すんなり馴染んでしまった。
俺は、今更そのことに気がついた。
「それは…ちがい、ます…俺は男の人に犯されるの…べつに好きじゃないけど…」
和人が横目で俺を見つめている。軽蔑ではなく、憐れんでいるような、哀しそうな目だ。
「…ここに来て、初めて他人に認めてもらって、期待されて……嬉しかったんです。俺、今までずっと挫折ばっかで、どこいってもダメな奴って言われて…大学行ってもやりたいこともなくて、ニートになって家追い出されて…だから、居場所ができたみたいで、嬉しかったんです…」
気がつくと俺は、ぽろぽろと涙をこぼしていた。
数日間で目まぐるしく変わった環境の中で、俺なりに張りつめていたものがあったのか、和人の前で情けなく泣いてしまった。
「…変なこと聞いて悪かった。ほら、泣くな」
和人は俺の涙を指先で拭い、額にキスをした。
「和人…さん…」
俺の髪を撫でながら、和人は優しく微笑んでいた。
初めて和人の笑顔を見た気がした。
翌日、‘旦那様’たちを送り出したあとの邸は門が閉められ、朝までさんざん啼かされた少年たちはぐったりと部屋に戻っていった。
俺も昼頃まで眠ったあと、久しぶりにスタッフ専用の出入口から外出した。
「なんかまともに服着るの久しぶりだなぁ…」
これといって行きたい場所もなく、近所のコンビニをぶらぶらした。マンガでも立ち読みしようと、雑誌売り場に近づいた時、どこかで見たことのある少年と出会った。
「あ…君は…」
向こうが先に口を開いた。
「こんにちは…連太郎くん、だっけ?」
気の弱そうなその少年は、昨日グレーのメイド衣装を着ていた少年だと気がついた。
「あ!どうも…えーっと…」
「あ、僕、悟です。スモーキークォーツ担当で、グレーの…」
俺と悟はコンビニでジュースを買い、近くの公園のベンチに腰かけた。
「…昨日はお疲れ様。連太郎くん、イベント初めてだったんだよね?」
「はい。なんか予想しなかったことされて、ビビっちゃいました」
悟はあははと笑い、ジュースを一口飲んだ。
「……僕もね、やっとまともに‘ご奉仕’できたんだ」
俺は首をかしげた。
「………不感症でね、ずっと。誰のお相手をしてもなかなかイけなくて、‘旦那様’を怒らせちゃうこともしょっちゅうだったんだ」
「でも昨日はけっこう……」
「うん、初めてだよ。九条さまとは相性がよかったのかな…。すごく気持ちよくしていただいて………」
悟は顔を赤くした。
「……連太郎くん、君は?」
「えっ?俺?」
和人との相性、といわれても、俺はよく分からなかった。
「うーーん…どうなんですかねぇ…」
その時、公園の前を黒い高級車が通った。車は邸の裏門から入り、奥へと消えていった。
「オーナーの車かな?」
俺達は公園を出て、車のあとを着けた。
広大な邸の敷地に車は止まり、助手席からルイが降りて後部座席の扉を開けた。
中から降りてきたのは、緩いパーマヘアに眼鏡をかけたアンニュイな青年だった。ルイに案内され、邸の中に入っていく。スタッフの男がトランクからなにやら大きなスーツケースを取りだし、邸に運んでいった。
「誰ですかね…?」
「さぁ…僕も初めて見るよ」
俺と悟は互いに顔を見合わせた。
(第7話に続く)