記念すべき第1話でございます。
よろしくお願いします!
第1話
1.
駆け出し冒険者の街、アクセル。
俺、佐藤和真は、一度不慮の事故で死に(そういう事にしておく)、アクアというなんちゃって駄女神(笑)を持っていく‘‘者’’にして、異世界へと転生した、というかは移動という方が正しいのだろうか。
兎にも角にも、俺の第二の人生が異世界という最高の場所で始まる事になったのだ。
魔王討伐という目標だが、取り敢えず目指すのは異世界ならではの人と恋に落ちること。
現実世界では恋なんてものに無縁だったから、今回こそは!今回こそは何が何でも恋人を作ってリア充うふふな人生を歩む!
え?作者?ははは。お前ら後で粛清してやる。
というわけで、異世界へ来たわけだ。
まぁ、異世界が別に最高の場所でもなく、パーティメンバーのお守りをしなければいけない、何てことが分かっていれば来なかったかもしれないのだが。
2,
異世界へ転生後、泣きじゃくるアクアを宥め、ご老人からお情けでお金をもらって泣きそうなアクアを宥め、ギルドへ申請して最弱職の『冒険者』にしかなれなかった俺をアクアに慰めてもらい。
そして、そのステータスを武器に俺とアクアは1人日当5千エリスの土木作業工事のバイトをしていた。
バイトが終われば風呂。そして酒場で夜ご飯。
寝床は馬小屋の1つを貸してもらっているだけだが、それでも何ひとつ不自由のない生活を送っていた。
「よし、じゃあ寝るか。また明日な、アクア」
「えぇ、お休みなさい」
床に藁を引き、労働後の気持ちの良い疲れと、食後の眠気に誘われるがままに、ゆっくりと目を閉じた。
そして暫くして、体を起こす。
「ちょっと待て。こんなのじゃない筈だった」
その声を聞き、アクアも少しだけ体を浮かせる。
「どうしたのよカズマ?」
「おかしい。こんなのは間違っている。なんで俺ら異世界にまで来て1日中、土木作業工事のバイトやってんだよ」
「大丈夫よ、別に労働基準法には違反してないわ」
「………え?この世界にも労働基準法とかあるの?」
「労働三権と労働三法もあるわよ。ま、ヒキニートのカズマにはわからないでしょうけど!プークスクス!プークスクス!」
うぜえ……!
「それは兎も角、この土木作業工事が終わったらクエストに行こう。いつまでもこのままじゃよくないしな」
「えー、別にいいわよ」
「…………帰れないぞ?」
「土木作業工事、頑張るしかないわ!」
変わり身に定評のあるアクア。
そして、二週間後。
「お二人さん!今日が最後の日だったな。今までお疲れさん!これは今日の日当と少しのボーナスだ。明日からクエストに行くんだろ?気をつけろよな!また金に困ったらいつでも来ていいからな!」
「2週間、ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
俺とアクアは無事に土木作業工事を終え、いつも通りの酒場で一杯して、いつもだったら帰路につくのだが、今日は寄って帰る場所がある。
遂に、アレを買うときがきた……!
続く。
《次回予告》
カズマはやはり変態だった。
そりゃそうだろ。男の子だもの。
《宣伝》
作者、実は他にも作品を書いています。もし宜しければ、そちらも是非お読みください!
作者のところをタップして貰えば出ます!
《さいごに》
今回は少し短めでしたが、次回は今回よりも長くなります。
次の投稿は25日の午後9時です!
お楽しみに!