※この作品はR-18です。

この素晴らしい嫁たちに祝福を!   作:雄也

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【警告】本作品は、R-18要素を含んでいます。
【警告】本作品は、R-18要素を含んでいます。

18歳未満、またはそういうのが苦手な方は読まないでください。
キャラのイメージが崩壊した、などの苦情は受け付けません(ノーマルな内容ですが)
全て、自己責任でお願いします。

全年齢版と殆ど同じですが、区切り番号7.5が、アクアとの交わりのシーンです。
それ以外は同じですが、後日談だけ少し変えてあります。

それでは、お楽しみください!


1,アクア エイプリルフール特別編 【R-18】

1.

だんだん、春の陽気となってきた3月下旬。

めくみんやダクネスと出会い、もう一年が経とうとしていた。

この世界では、4月―つまり年度の頭は家族や仲間で過ごすのが多い。

その為、二人とも一昨日から帰省している。

久しぶりに過ごす、二人きり。

アクアがボソリと、独り言のように呟いた。

 

「私、天界に帰ることになったわ。なんか、異次元多角的境界第15-682-5508世界の担当にも抜擢されたのよ!凄いでしょ!」

「へぇ、せっかくだからゆっくり…………今なんて言った?え、帰るの?」

「言質は取ったわ!」

「ふざけんな!俺一人にさせるつもりか⁉︎」

異世界への転生。

それは、日本で死んでまだ生きたいと思う人を異世界へと転生させ、魔王を倒させるというもの。

俺は、数ある伝説の剣やチート能力を選ばず、女神であるこいつを選んだ。

俺が自分で使える特殊能力がないから、アクアはつまり、俺の唯一のアドバンテージというわけだ。

そして、俺とこいつはお互いの願いを叶えるために魔王という関わりたくもない奴にわざわざ自分から関わろうとしているのだ。

とどのつまり、それは。

 

「お前、逃げるつもりだろ?」

「い、いや、向こうでゆっくりするだけよ?」

「ゆっくりっていつまでだ」

「飽きるまでよ」

「絶対帰ってこないから却下だ却下!」

「ゆっくりって言ったのはカズマさんじゃない!」

「認めない!絶対認めないんだからねっ!」

「カズマ、きもいわよ」

「うっさい!大体、お前がいなくなったら俺は一体何をオカズにしてスればいいんだ⁉︎」

「死になさいよクソニート!あんた、私をそんな目で見てたの⁉︎」

「当然!何の為にお前を呼んだとおもってるんだよ!」

「女神としての役割」

「誰それ」

「ゴットブ」

「スティール!」

「やめてぇぇぇぇええええ!」

 

 

 

1,5.

「じゃあおやすみ、アクア」

「おやすみー」

 

屋敷のリビングでアクアと分かれ、自室に向かう。

二人きりになると、昔を思い出す。

馬小屋に藁、敷き布団、毛布を床に敷いて寝ていたな。

異世界に来てから、右も左も分からない状況だったが、喧嘩しながらも二人でいる生活が楽しく、貧しいながらもそれはそれで楽しかった。

無理やり連れてきたけど、文句一つ言わ……言ってたけど、いつも側に居てくれて、あぁやって二人で寝て……。

本音を言えば、大金持ちになりたいし、勇者にもなりたい。

小さい頃はそんな事を夢みて、頑張ればいつかきっとなれると信じていた。

でも、成長するにつれて、そんな事は不可能だと悟る。

みんなの勇者にもヒーローにもなれない。

それは、異世界に来ても同じだった。

でも、それは難しいから。

俺はこいつと二人で居れれば良かった。

だから、俺はこいつが居なくなると聞いてあの時はふざけてたが、正直寂しかった。

でも、俺にはこいつを止める権利があるのか。

無理やり連れてきた上に、こんなところに寝泊まりさせている。

だから、俺は。

笑顔で見送るしかないんだ。

そう自分に言い聞かせ、いつ来るか分からないアクアの帰還の時に笑顔で見送れるように、そっと、涙を流した。

 

 

 

2.

「アクアー、そっちは任せた!」

「任された!…………じゃないわよ!3匹も押し付けないで!」

 

翌日。

俺とアクアはジャイアントトード、言わばカエル狩りに来ていた。

感傷に浸るより、ずっといいと思ったから。

 

「こっちが終わったらすぐ行くから!」

「カズマ、あとで覚えておきなさいよ!」

 

カエル三匹に追われる女神。

中々面白い光景だが、フォローに入らないと俺が殺される。

まずは、俺に背を向けている目の前のカエルを倒すのに抜刀する。

カエルは、跳ぶ時には人と同じくらいだが、それ以外は鈍い。

故に、まだ気づいていないカエルを背後から奇襲する分にはなんの問題もない。

背後から奇襲されたカエルは、反撃できずに地に伏した。

巨大な岩が落ちるかのように、どぉぉぉん、と大きな音が響く。

冒険者カードにカエルを倒したことを記録されたのを確認し、アクアの救援に向かう。

 

「アクアー!助けに来たぞー!」

「おっそいわよ!」

「分かったからどけ!そこに居たら巻き添いを喰らうぞ!」

 

俺の言葉を聞き、アクアが敵の目の前から離脱し、俺の方へと駆けてくる。

戦闘経験皆無だが、女神というチートスキルにより、ステータスがカンストしているこいつにとってカエルはよほど遅いのか、すぐに引き離す。

 

「アクア!クリエイトウォーターだ!」

「《セイクリッド・クリエ」

「そっちじゃない!普通の方だ!」

「わ、分かったわよ!クリエイト・ウォーターーッ!」

「ウィンドブレスッ!」

 

アクアがあるクリエイト・ウォーターを唱え、俺がウィンドブレスを唱える。

そして、間髪入れずにーー

 

「フリーズ!」

 

アクアが唱えたクリエイト・ウォーターが、俺のウィンドブレスでバラバラの水の散弾となり、更にそれを凍らせることで、氷の散弾を作る。

数百、数千を超える細かい氷の散弾は、風に導かれてそのままカエルへと一直線に向かいー

 

ずどぉぉぉぉぉおおおん!

 

三匹全てに致命傷を与え、動けなくなったカエルは全て俺の剣に斬られた。

 

 

3.

「ふぅ……!今日も沢山戦ったわね!」

「お前!クリエイト・ウォーターしか唱えてないだろ!」

「敵を引きつけてたじゃない!」

「ヤる気か〜⁉︎」

「ふんっ、殺る気よ!さぁいつでも…………なんか、【やる】の変換が違う気がしたんですけど……」

 

カエル4匹の討伐と、クエスト報酬を貰って財布がホクホクになり、俺らはいつもの酒場へと来ていた。

こんな馬鹿な言い合い、それこそ小学生でもしないのではないだろうか。それが心置きなく言い合える仲間を、俺はこいつ以外に見つけることが出来るだろうか?

 

「どうしたの、カズマ?何も頼まないの?」

「ぇ……………」

「私は頼むの決めたから、カズマも早く決めてよ?お腹すいちゃった」

「あ、あぁ……。頼むか」

 

覇気を失くした俺を不思議そうに見るアクア。

その日の食事は、いつもより静かだったと、後で他の冒険仲間から言われた。

 

 

 

4.

「はい。…………えぇ……そうですね…………………あぁ……………………はい、分かりました。それでは」

 

朝、いつもより早く起きた俺は、廊下で話し声が聞こえ、驚愕していた。

(あいつ、敬語使えたのか!)

いや、そうじゃなくて。

 

「あ、カズマ。おはよう」

「お前、なんでそんな早起きなんだ?雪でも降るのか?」

「私だって、早起きする日ぐらいあるわよ。その、上司から電話が来て、今日の夜中に天界へ戻るわ。とりあえず、ギルドの裏で扉を開くわ。あそこなら人目につかないから」

「そ、そうか……」

 

その日は、突然に訪れた。

 

「お前、本当に帰るのか?というか、どうやって連絡してんだ?」

「これよ」

 

そう言って、手の中を見せる。

そこにあるのは。

 

「お前!これ俺の携帯じゃねぇか!使えるのか⁉︎」

「使えないわよ?天界と一時的な連絡用なだけよ。これがないと帰れないんだから、触っちゃダメよ?ダメだからね?」

「フリだな。さすが芸人の神さま」

「フリじゃ無いし、芸人じゃなくて、水よ!」

 

その時、俺の中の悪い奴が言った。

 

(これを壊せば、アクアは帰れなくなるぞ)

(たった一回、そう、たった一回落とすだけでいいんだぞ)

(アクアなら、謝れば許してくれる)

 

確かにその通りかもしれない。

でも、そんなことは……

 

「できないよなぁ……」

 

 

 

5.

クエストを終えて。

その日の夜。

 

「アクア!」

「な、何⁉︎」

「今日は、好きなもの沢山食べていいからな!最後の夜だし、なんでも食え!」

「い、いいの⁉︎本当に何でも食べるわよ⁉︎」

「あぁ、食え!」

「本当にいいの?今日に限って、本当にいいの?」

「いいって!何でも食えよ!」

「ありがとうカズマ!大好きよ!」

 

俺の突然の発言に、いつもよりも華やかな笑顔が見れる。

これだけ言うと、まるで笑顔を金で買ったような印象を受けるだろうが、まさにその通りだろう。

アクアを心の底から笑顔にさせられることなんて、俺にはこれくらいしかできない。

最後くらい、笑顔を見たい。

最後くらい、笑顔で送りたい。

だから、俺もアクアも笑顔になれるように努める。

アクアには悟られないように。

大切な人を、悲しませない為に。

 

「カズマ!この肉おいしいわよ!」

「おい、俺の分はどこ行った?」

「お腹の中よ」

「お前のお腹の中かよ!」

 

「この天ぷ…ら?みたいなもの、中々いけるわよ!」

「へぇ、この世界にも天ぷら粉とかあったのか」

「この世界のこういう粉は貴重なのよ。水揚げ量が少ないからね」

「なめんな」

 

「そういえば、この世界にお刺身とかないのか?宴会にはそういうのが必要だろ?」

「あぁ……、そういえばカズマには言ってなかったわね」

「おい、まさか」

「この世界の魚はね、食べられたくないという一心で、自分の中に刃物が入ったら細胞組織が自壊するのよ」

「なめんな」

 

「ぷはぁあ〜〜!やっぱビールは美味しいわ!」

「そりゃ良かったな」

「あれ、呑まないの?シュワシュワじゃなくて、ビールよ?いつもの10倍はするわよ」

「すいませーん!ビールのオーダーストップで!」

「あと1杯!あと1杯だけ!」

「ふざけんな!」

 

「お会計は、45000エリスです」

「何でそんなに高いんですか⁉︎」

「天ぷらが、一個3000エリスするので……」

「たけぇな!」

 

 

 

そして、最後の晩餐が終わりを告げた。

 

 

 

6.

酒場を出て、屋敷へと戻る。

今日もこの広い屋敷に二人っきりだ。

今日はその方が都合がいいかもしれない。

屋敷に入るとすぐにアクアの部屋へと向かい、アクアが荷造りする様子をドアに背を預けながら見届ける。

 

「なぁ、本当に帰るのか?お前が行かなきゃ行けないのか?」

 

何度も何度も自問自答したそれを、答えなんか出きってるそれをアクアに訊く。

違う答えが欲しかった。

否定して欲しかった。

 

「えぇ、私は前にも言ったけどエリートだからね。でも、まさか指名で呼ばれるとは思わなかったわ」

 

でもやっぱり、自問自答した通りだった。

そんなことは分かりきっていた筈なのに、どうして違う答えを求めたのだろう。

分かりきっている答えを求めるなんて、ただ痛みを伴うだけじゃないか。

 

「荷造りはこんなもんで大丈夫ね。大体必要なものは持ったし……」

「そっか」

 

自室にあるベッドやタンスを除くほとんどを風呂敷に包み、杖に巻きつけている。

夜逃げでもするつもりか、こいつ。

タンスやクローゼットを開け放ち、忘れ物がないことを再確認する。

 

「あ……」

「……?どうしたんだ?」

「ねぇ、カズマ?この毛布と敷布団って持っていってもいい?1番の思い出だから」

 

それは、俺とアクアが一緒にいた証。

確かに二人で一緒にバイトやクエストを乗り越えた証。

それを、「1番の思い出」と言ってくれたアクアに感謝する。

 

「あぁ、持っていってくれ」

「本当にいいの?私の匂いとか感触とかついてるわよ?」

「お前が居なくなったら、そんなものに価値を見出せないよ」

 

こんな時にも馬鹿なことを言ってくれるアクアが有難い。

どういう原理なのか、元のサイズの1/10にまで小さくしている。

今度教えてもらおう。

……そっか。

今度、は、ないんだっけな。

 

「じゃあ、もう行くわよ。ねぇ、カズマ」

「ん?どうしたんだ?」

「今まで、ありがとうね。最初はムカついたし何だこいつとか思ってたけど、あなたが居てくれたから、あんなに素晴らしい仲間にも会えたし、とても楽しい冒険ができたわ。アークプリーストとしては、まだまだだったわね。迷惑かけてごめんなさい。これからは、私のことは忘れて、3人で冒険をして、魔王を倒しなさいよ!それでいいの。これで大丈夫よ。だか……ら…………………」

 

アクアの綺麗な瞳から、涙がこぼれ落ちる。

涙で濡れた瞳でこっちを見ながらも、笑顔で…………

 

「今まで、ありがとうね」

 

そう言って、部屋から出て行こうとするアクア。

俺もアクアも、同じことを思っているのではないか。

いや、そんな筈はない。

アクアに限ってそんなことはない。

そうして、俺の横を過ぎ去る。

 

俺はアクアに感謝されるような事は何もしていない。

なのにあいつは、俺に感謝していると。

そして、自分自身も悲しいのに、俺に最後は笑顔を見せてくれた。

それに対して俺は、あいつに何をしてやれたか。

不純な動機で連れてきて、勝手に巻き込んで、汗だくになるまで労働させて、モンスターの足止めに使って、夜にも使って、何をしてやれたんだ?何もしてやれなかったんじゃないか?

金で笑顔を買う?

そんなもの、誰でも出来る。

俺じゃなくても出来る。

俺があいつにしてやりたかったのは、そんなことじゃない。

俺にしかできないこと。

俺にしかあいつに伝えられないこと。

アクアに、この世界での大切な人に、俺がしてやれる事は。

 

コツ、コツと、静かに階段を降りる音が静かな屋敷に反響している。

いつもは騒がしい屋敷も、今日は静まり返っている。

この屋敷から、一人いなくなってしまう。

それはとても悲しく、そんなこと俺が許さない。

なら、アクアに伝えることは。

いや。

俺がアクアに伝えたいことは。

 

「アクア!」

 

階段を降りたのか記憶にない。

走ったのか歩いたのか記憶にない。

自分を認識した時には、玄関前でアクアの腕を引き、自分に引き寄せて、絶対に離さないように抱きしめていた。

 

 

 

7.

「ど、どうしたのカズマ?」

 

戸惑いながらも嬉しそうに声を上げる。

いや、俺がそう思っているだけなのかもしれない。

 

「帰らせない」

「え?」

「お前を帰らせないって言ってるんだ!」

「な、何を言ってるの……?私は、天界に帰らなきゃいけないのよ?」

「だから、そんなのは認めない!お前は、俺のものだ!俺が異世界に来る時に選んだのはお前だ!だからお前は俺のもんだ文句あっか!」

 

ビクッ、と腕の中で震えるアクア。

怯えさせてしまったか、でも関係ない。

俺はアクアに、そして自分自身に言い聞かせるように、アクアの目を見て叫ぶ。

 

「お前、さっき私のことは忘れてとか言いやがったな!ふざけんなよ!忘れられるわけがないだろ!あれだけ二人で過ごして、あれだけ楽しい日々を過ごして、あれだけ騒がしい日々を過ごして、忘れろだと⁉︎何度でも言うぞ、ふざけんじゃねえよ!」

 

「私が居て迷惑だと?お前は凄いやつだよ!魔王軍幹部の呪いを一発で解除するし、一人でデュラハンに対して大ダメージを与えて浄化するし、機動要塞デストロイヤーの結界を一人で破壊して!お前の凄さはおれが認める!他の誰がなんと言おうと、おれが認める!だから、一緒にいてくれよ!」

 

「……あのね、ちょっと待っ…………」

 

「あぁ⁉︎なんか言ったか?俺は『お前と一緒にいたい』と何回も言ってるぞ!これかも言ってやるよ!お前、今日その場所に行かなかったら帰れないんだろ?だったら、絶対に行かせない!何があっても行かせねぇよ!」

 

「なっ!ふ、ふざけないでよ!私は女神よ!世界の平和と秩序を守るべきなのよ!大体、なんでカズマが私をそんなに制約するのよ!離して、離してよ!」

 

「お前が大切だからに決まってるだろ!」

 

「ーッ⁉︎」

 

「お前とまだ一緒に居たいんだよ!お前と一緒に過ごしたいんだよ!お前と一緒に冒険したいんだよ!そんだけだ!」

 

「あ、その、待って、ストッ」

 

「ステータス、ステータスだと⁉︎そんなもの、0になっても構わねぇよ!それでお前が居られるなら、0になろうがマイナスになろうが、そんなことで俺がお前を離すと思うか!そんな事はどうでもいいんだよ!」

 

「もうお前の意思なんか知らねぇ!何が何でもお前は行かせない!」

 

 

肩を掴み、アクアをソファに押し倒す。

 

 

「カ、カズマ……?あのね、実は」

 

「お前、まだ分からないのか?俺が欲しいのはアクアのステータスじゃない!アクアが、欲しいんだよ!」

 

「えっ、ちょっと待っ…………!」

 

アクアを組み伏せ、アクアの口を無理やり塞いだ。

 

 

 

7.5

 

アクアの口を塞ぎ、無理やり床に組み伏せる。

 

「ねぇ、ちょっと待って!あのね、ほんとうは」

「お前が悪いんだからな……。俺をこんな気持ちにさせた、お前が悪い」

「待って、ちょっ………」

何かを言いかけたアクアの口をもう一度塞ぐ。

そして自身の唇の隙間から舌を出し、アクアの唇に触れさせる。

一瞬、アクアが固まったがすぐに俺の舌を受け入れてくれた。

(アクアの舌……柔らかいなぁ)

アクアの口内は暖かく、アクアの舌もすぐに俺のを受け入れ、まるで舌そのものが生き物のように絡ませてくる。

 

「んっ……あむっ、はむっ、くちゅり……じゅりゅっ……んぅ、んん…………ぷはっ」

 

俺とアクアが口を離すと、そこには淫猥な糸が俺とアクアとを繋ぐ。

アクアの匂いが、仄かなアクアの味が、俺の中に流れ込んできていた。

それはどんなものよりも愛おしくて、どんなものよりも欲しかったもの。

 

「もう、俺、止まらないからな」

「え、待って、本当はエイ」

 

まだごちゃごちゃ言うアクアに覆い被さりくちびるを奪い、無理やり喋れなくさせて自分の唾液をアクアに流し込む。

最初アクアは抵抗していたが、口内で俺の唾液が溜まってくると、観念したかのように飲み込み始めた。

ーこきゅ、こきゅん。と苦しそうにしながらも俺の唾液を飲む。

その姿が酷く扇情的で、飲んでくれるのが嬉しかった。

口の橋から唾液が溢れ、それを指で拭ってアクアに舐めさせる。

指ごと舐められ、ゾクゾクと震える。

そのまま、アクアの口内を指で蹂躙する。

舌を指で挟んでしごき、上の歯の裏の部分をゆっくりと触る。

まだキスと触ってしかいないのに、アクアは俺の知っている元気で快活な女神から、1人の女の、光悦した顔へとなっていた。

俺の唾液と混ざってないのに、アクアの唾液は粘り気を帯びて俺の指に纏わりつく。

アクアの口から引き抜いた指にはアクアの唾液がべっとりと付いていて、それはまるでオスを惹きつける最高の蜜のようにも見えた。

引き抜かれた指をもの惜しげに見るアクアにドキリとしながらも、その指を躊躇なく舐める。

それは、仄かに甘い味がした。

舐めてない方の手でアクアの髪を梳くように撫でる。

 

「お前、その表情のほうがいつもより可愛いよ。エロい」

「あうぅっ……変態」

 

まだボーッとしているアクアの顔の前に自分のモノを出す。

 

「舐められるよな?」

「……ぅん」

 

初めて見るであろう張り詰めた状態のそれを、まるで危ないものではないかを確認するかのように舌を出してチロチロと舐める。

まるで、犬だな……なんて思ってしまったのが間違いだったのか、アクアに対する遠慮が外れた。

 

「アクア、違うぞ」

「え?こうやるんじゃー」

「こうやって咥えるんだよ」

 

頭を掴み、根元ギリギリまで一気に咥えさせる。

目を白黒させ、苦しそうにしていたのを見て嗜虐心が刺激され、そのまま頭を掴んだまま前後に動かし、強制的にイラマチオをさせる。

そんな状況下でも、アクアは俺のモノに一生懸命に舌を巻きつけ、カリ首、裏筋、亀頭を刺激する。

アクアの口内は、相変わらず温かくて、そのまま俺のが溶けてしまいそうだった。

右の頬の裏、同じく左、そして喉の奥―アクアの口のあらゆる場所を蹂躙する。

そしてアクアの舌が蠱惑的に動き、射精させようと頑張っている。

 

「ア、アクア…….それ以上は、で、出るか…ら………!」

 

いつの間にかアクアは自分から頭を振り、俺のモノにむしゃぶりついていた。

俺の声を聞き、アクアが上目遣いでこちらを見てくる。

そして妖しく瞳が細められたかと思えば、今までの攻撃に追加して吸い始めた。

なんとか抑えてた射精欲の枷が、まるでアクアに吸われたかのように外れ、その結果ー

 

「アクア、アクア!出すぞっ!」

「ーゴフッ⁉︎」

 

ドビュッ、ゴピュッ、ブュクルルーーー。

 

まるでダムが決壊したかのような勢いで、粘り気のある白濁の液体が放たれる。

 

「んん……ゴ、ゴク、ゴクン。ぷはぁっ……ゲホッ、ゲホッ…」

 

何も言ってないのに口内に発射した白濁液を飲み干し、口の両端から僅かに溢れた液体を、指で掬っておいしそうに舐める。

その光景を見て、今しがた出したばっかりなのに俺の肉棒はまた起き上がる。

 

こてん、と横になっているアクアのスカートを捲り上げ、彼女の秘部を露わにする。

そこは、もう愛液と雌の蒸れた匂いが立ち込め、匂いを嗅いだだけでクラクラしてきた。

 

「い、挿れるぞ……」

「うん……優しく、してね?」

 

そんな事言われて優しくできる奴などいないのではないだろうか。

困惑しながら、ドキドキしながら、不安そうな。そして嬉しそうなアクアの色んな感情が混ざった表情を見てしまった。

 

「んっ、ぐうっ……ぐあぁっ…………は、入った?」

「あ、あぁ…………」

 

愛液が外にまで漏れていて、ほぐす必要がないと判断したがそれは正しかったようだ。

アクアの膣内は熱い肉で出来ていて、その熱と愛液のドロドロさで、肉棒と膣が一体化したようだった。

それは、俺とアクアが繋がる、という物理的接触だけでの一つになるではなく、本当に一つの体になっているかのような感触だった。

 

「動くぞ……!」

「う、うんっ」

 

膣内の肉襞が、それぞれ肉棒を締め付け離さないとばかりにギチギチと刺激を与えてくる。

肉棒が、アクアに食べられていく。

腰を動かす度に膣内にどんどん埋め込まれていき、それだけでもイキそうだが、戻すときに若干引っかかる感じが更に俺のイキそうな具合を高めていた。

膣襞は奥に行く分には抵抗せずに、しかししっかりと刺激を与え、出て行こうとすると全力で締め付け、種の保存の本能だろうか、射精させようと断続的に、奥に行くときよりも強い刺激を与えてくる。

 

「んあぁぁっ……!な、何なの、これっ……んはぁっ、気持ち、よすぎて………はぁぁっ、んぐぁっ…んぅう、やぁっ……」

 

腰を動かす度に、アクアの悩ましげな声が漏れる。

アクアの膣内の温度が上昇したのか、俺自身のが上昇したのか、はたまた両方か。

臨界点を迎えそうになり、アクアの膣内へと出そうとする。

腰の打ち付けるスピードを上げて、ラストスパートをかける。

 

「ア、アクア!膣内に、膣内にだすぞ!」

「うんっ、来てっ!……んはぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」

 

アクアの腰が跳ね上がると同時に、未だかつてない量の精液がアクアの膣内に注がれる。さっき出したのが嘘のような粘り気と量だった。

お互い、汗だくになりながらも、満足だった。

 

「はぁ。はぁ………出しちゃったな」

「せ、責任……とりなさい」

「…………喜んで」

 

汗でお互いの体はビショビショだったが、そんな事はお構いなしに体を重ねて、熱く深いキスを交わした。

 

 

 

8.

「…………って事があったのよ!」

「お前!それ以上話すな!もう忘れてくれ!っていうか、めぐみんはまだ聞くな!」

「まさか、エイプリルフール用の嘘が、あそこまで効くとは思ってなかったわ!アハッ、アハハハハハッ!ヤバイ!超ウけたんですけど!」

「何にも面白くねぇよ!」

「カズマ…………なんかかっこいいですね。バカですけど。変態ですけど。」

「めぐみんまでやめてくれ!」

「何というか、突っ走るのがカズマっぽいな。変態的な意味でも。」

「ララティーナまで!」

「そっちの名前で呼ぶな!」

 

あの日の真相。

それはとても簡単だった。

アクアは、少しからかうつもりで俺に嘘をついた。

あの日、出て行くと言って最後にご飯を食べたのが3月31日の夜。だから、ギルドの裏に着く頃には4月1日。つまりは、エイプリルフールなのだ。

それ用の嘘を用意周到に準備しすぎて、俺が全く疑わずあの日過ちを起こしてしまった。

 

「でもカズマもバカよね!携帯なんか使えるわけないじゃない!」

「あぁぁぁぁぁぁあああああ!もう死にたい!死なせてくれぇえ!」

「リザレクションがあるからどうぞ死んでもらって大丈夫よ」

「くそっ!」

 

あの日の事は街の大半の冒険者が知ってしまっている。このバカが布教したのだ。

そのせいで、ここ最近はからかわれまくっている。

 

「にしても、あの時のカズマは凄かったわね!『お前が大切だからに決まってるだろ⁉︎』とかwwwwww」

「うわぁぁぁあああ!」

「というわけで、これからもよろしくね!あ・な・た♡」

「こんなの、こんなの認めねぇからなぁ!」

 

 

 

 

エイプリルフール特別編 R-18版 終わり

 




R-18でした!
描くの難しいですね……中々神経使います。

感想や意見があったら、活動報告からお願いします!
次回の参考にします!
予定では【七夕】を、書こうと思っています。

次回の投稿は、4月8日です。
お楽しみに!
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