前編を飛ばしても、後編だけ見てある程度分かる内容となっているので、前編を読むのが必須というわけではありません。
初めての投稿なので、日本語が変に使われていたり、誤字があったりなどするかもしれませんが、ご了承ください、お願いします。
今回は最弱無敗の神装機竜を元にした内容です。 具体的にはルクス争奪での内容を少し変えての作品です。
原作である小説やアニメではなく、コミックを元に作る予定ですので、そこらへんもよろしくお願いします。
レリィ学園長に呼ばれたルクスは、アイリに図書館の地下まで案内された。 そこでルクスは二週間前にクロスフィードを襲った元帝国近衛騎士団長が所持していた角笛を見せられ、次の遺跡調査のときに持っていき鍵がどうか調べて欲しいと頼まれた。 ついでにレリィ学園長から謎の手紙を渡された。
レリィ学園長「私からあなたへの大事な依頼書よ? それを・・・そうね。明日の放課後の十六時に一人でよんでほしいの。 いい?必ず一人で読んでね?」
ルクス「・・・? わかりました・・・」
-翌日、十六時-
ルクス「さて・・・」
手紙を読むと、レリィ学園長からの手紙だった。
「ルクス君へ レリィ・アイングラムです。 実は・・・ 今あなたに対する生徒たちの不満が私のところにたくさん集まっているの。」
ルクス「え・・・!? な、なんだ!?僕、何かまずいことでもしたっけ・・・!?」
「・・・というのも、とうとう保留中の雑用任務が百件を超えちゃって・・・ 今までは学園関係者の優先度の高い依頼を選んでいたんだけど、ここまで溜まっちゃうと選んでもらえない生徒がかわいそうで・・・ねぇ? そこで!! 依頼を受けてもらえない生徒たちの不満解消の催し物を企画したの!!」
ルクス(・・・ん?)
「同封した赤い紙は、【一週間ルクス君に優先して依頼ができる特別依頼書】 つまりこの依頼書をあなたから奪い取った子がルクス君を一週間独占できるわけ!!」
ルクス「奪い取る・・・?」
すると、後ろの茂みからガサッと音がした。
振り向くと、トアライドの三人組と目が合った。
「あ・・・」
ティルファー「いたーーーっ!! ルクっちいたーーーー!!!」
ティルファーの大声で周囲にいた人が全員気づき、ルクスを追いかけた。
ルクス「ええええっ!? いつの間にこんな人が・・・っ!?」
振り向くと、後ろには軽く二十人を超える人数がいた。
「制限時間は一時間! ルクス君はこの依頼書を守りきれば、誰の言うことも聞かずに済むわ
あ、神装機竜の装着は全員禁止だから、くれぐれもお嬢様たちを怪我させちゃだめよ?
それじゃあ始めましょう! 題して、【ルクス君争奪戦】を!!」
ルクス「なに考えてるんですか、もうっ!!!」
追いかけてくる生徒たちをまき、柱の影に隠れていると、一人の影がこちらに近づいてくる。
?「お、ここにいたのか」
ルクス「!!」
声に驚き、赤い紙を取られまいと、とっさに身構える。
ルクス「リ、リーシャ様!」
リーシャ「静かに、こっちだついてこい」
ルクス「・・・え?」
他の生徒たちに見つからないように隠れながら案内されたのは、リーシャの機竜の工房だった。
赤い紙を気にして、後ずさりしながら話す。
ルクス「えっと、その・・・」
リーシャ「そう怯えるな、ここは私の権限で関係者以外立ち入り禁止だ。 わたしは普段から依頼を受けてもらっているからな、今回争奪戦に参加する理由はないんだよ。 助けて欲しいんだろ? かくまってやってもいいぞ」
ルクス「お願いします」
安心して工房の中を見ていると、機竜の手のようなものを見つけた。
ルクス「これは? また何か作っているんですか?」
リーシャ「それか、新しい実験だよ」
ルクス「実験?」
リーシャ「あぁ、試してみるか?」
そういうとリーシャは机に置いていたソードデバイスを手に取り、機竜の手に命令した。
リーシャ「捕獲しろ【アームド・ワイアーム】!!!」
そう叫ぶと、機竜の手が動き、ルクスを掴んだ。
リーシャ「ドラグライドを装着せず、ある程度動かせる技術を使わせてもらった。ルール違反ではないぞ」
ルクス「っていうか最初から捕まえるつもりだったんですか!?」
リーシャ「と、当然だろ! いくら依頼とはいえ、お前を一週間も他のやつに渡すわけには・・・! ま、というわけだ、観念しろ。 これでこの争奪戦も私の勝利だ!! フフ、何を依頼しようかたのしみだ。 それはさておき、先に依頼書を取ってしまおう、この辺か?」
ルクスを掴んでいる手の中に腕を入れ、手探りで依頼書を探す。
ルクス「うわっ!? ちょ、ちょっとくすぐったいですってば!!」
リーシャ「ん、これか? あった!」
あっけなくリーシャに依頼書を取られ、さらに身動きがとれないルクス。
ちょうどそのとき、外で鐘の音が聞こえた。
リーシャ「ちょうど終ったようだな。」
ルクス「はぁ・・・」
リーシャ「な、なんだ。私の依頼を聞くのが、そんなにいやなのか・・・!?」
ルクス「い、いや別にそういうわけでは・・・!」
その日から三日、一緒に出かけたりお昼を一緒に食べたりなど、普通といえば普通の依頼ばかりされ、ある意味疲れたルクス。 三日目の夕方、二人で歩いていると、頬を紅くしたリーシャから新しい依頼をされた。
リーシャ「な、なぁルクス」
ルクス「はい?」
リーシャ「きょ、今日の夜は私の同居人が出かけるんだ。そ、それでだな・・・」
ルクス「・・・?」
リーシャ「と、泊まりに来てくれないか・・・?」
ルクス「・・・!?」
リーシャ「や、やっぱり嫌か? こんな依頼・・・」
ルクス「い、嫌ではないですけど・・・」
リーシャ「そ、そうか・・・! なら、今日の夜九時、私の部屋の前に来てくれ」
そういうと、リーシャは走って自分の部屋のほうへ帰っていってしまった。
ルクス「え、ちょっと・・・!? リーシャ様!?」
ルクスが呼び止めるも、聞こえなかったのかそのまま行ってしまった。
ルクスが自分の部屋に帰ると、フィルフィーがいた。
ルクス「あ、フィルフィー。今日ちょっと夜いないから、よろしくね」
フィルフィー「プイッ」
なぜかフィルフィーはそっぽを向き、不機嫌そうに言った。
フィルフィー「フィーちゃん、でしょ・・・?」
ルクス「え、あぁ・・・。フィ、フィーちゃん、今日ちょっと夜いなから、よろしくね」
フィルフィー「・・・わかった」
フィルフィーが理由を問うことはなく、安心した。
二十時五五分、ルクスは自分の部屋を出て、人に見つからないよう静かにリーシャの部屋に向かった。
リーシャの部屋に着き、ノックをすると、待っていたかのようにすぐにリーシャが出てきた。
リーシャ「は、早く入れ・・・! お前が来ているとばれたら、問題なんだからな・・・!」
ルクス「は、はい・・・」
(問題なのは気づいているんだ・・・)