その兜甲児達は、ヘルが送り込んだ刺客、軍服を着、生首を右腕で掲げたブロッケンの奇襲を受けて居た・・・
ブロッケンは、甲児達の行く手に霧を発生させ、甲児達の足取りを鈍らせると、次々と配下の軍服を着たゾンビのような集団を、甲児達に差し向ける。甲児はZを装着し、次々敵を倒して行ったのだが、Zの限界時間を知っての時間稼ぎなのは明らかであった。
「やいやいやい、セコイ真似しやがって・・・ブロッケンとやら出てきやがれぇぇ!!」
「フハハハハハ!我が輩はそんな挑発には乗らんぞぉ!!」
甲児は痺れを切らし、ブロッケンを挑発するが、ブロッケンは霧に溶け込み不気味な笑い声を響かせるだけであった。
「甲児、この程度の敵なら私でも十分よ!敵の狙いは、Zのタイムリミットを狙って、一気に襲撃するように思えるわ!!」
レイ.・ミランダが甲児に進言するが、甲児は首を振り、
「レイさん、気持ちはありがてぇが、ブロッケンの野郎は俺をご指名して来たんだ!此処は俺に任せてくれ!!」
レイは、やれやれと言った表情を浮かべながらも、辺りを探り、何時でも甲児を助ける体勢にする。さやかは両手を広げて呆れ返り、
「全く、甲児くんったら頑固ねぇ・・・こう辺りが霧で見えないと・・・キャッ!」
さやかが突然悲鳴を上げ、皆を驚かせる。つばさはさやかを心配し、
「さやか、どうした!?・・・イヤァン!」
今度はつばさが、そして、ミーコ、レイ、咲苗と、次々色っぽい声を出し始める。状況が掴めない甲児は驚き、
「み、みんな・・・一体どうしたんだ!?」
「どうしたもこうしたも無いわよ!痴漢よ、痴漢!!私達の胸を・・・キャッ・・・アァン、甲児く~ん・・・助けてぇ~!!」
「助けてぇ何て言われても、俺には何が何だか・・・」
甲児は、さやかの色っぽい声を聞いたが、どうしていいか分からず途方にくれた。その時、再びブロッケンの笑い声が響き渡り、
「フハハハ、どうだ、我輩の攻撃は?霧に紛れ、貴様に我輩の配下を送り、貴様を疲れさせZの活動時間が過ぎた後、貴様をゆっくり料理し、我輩は悠々女を頂く!!一石二鳥のこの作戦・・・兜甲児、我輩が羨ましいか?羨ましいだろうなぁ!!皆、良い乳をしておるぞ!!グハハハハ!!!」
ブロッケンは愉快そうに笑い続けながら、霧に紛れて女性陣の胸を触りまくり続ける。その都度女性陣から悲鳴が沸き起り、
「う、五月蝿い!う、羨ましく何か・・・羨ましく何か・・・ちくしょう、ブロッケンの野郎!!」
甲児はその場で地団駄を踏みながら悔しがり、モサとボスはさやか達を助けよう走り出すと、ボスが何かに躓き転倒した。
「痛てぇ、何だわさこれは・・・こんちくしょう!!」
ボスが、躓く原因となった物体を思いっきり蹴り上げると、徐々に霧が晴れて来て視界が開けてくる。ブロッケンは動揺し、
「し、しまった!?機械が・・・これでは霧が・・・ハッ!?」
咲苗の巨乳をモミモミしていたブロッケンは、咲苗と目が合うと、平手打ちを喰らう。
「ぶ、無礼者!我輩を・・・痛ぇ!!」
ブロッケンの言葉が終わる前に、もう一発咲苗に平手打ちを受けた。咲苗はワナワナ震えながら、
「ひ、人の胸を揉んでおいて・・・」
咲苗がブロッケンを睨みつけると、ブロッケンは騒ぎに気付いた女性陣に囲まれて居る事に気付く、顔から大量の汗が滴り落ちてくる。
「ゲッ!わ、我輩とした事が・・・ハハハハ・・・ハッ・・・し、失礼した!!」
慌てて逃げようとするブロッケンを、手下の魔を全て片付けた甲児が通せんぼする。ブロッケンはギクリとすると、甲児はニヤリと笑い、
「おっと、ようやくお目に掛かれたんだ・・・ゆっくりして行けよ!!」
甲児にジワリと距離を詰めると、ブロッケンは後退りし始める。ワゴン車に待機していたモリモリは、ワゴン車から出てくると、
「女性の皆、ワゴン車に来てくれ!」
「モリモリ博士!?もう、この痴漢をとっちめようと思ってたのに・・・」
もりもりに呼ばれた女性陣は、渋々ながらワゴン車の中に入ると、モリモリはあるアイテムを完成させたようで、
「甲児君ばかりに負担も掛けられんからの・・・どうじゃ、名づけてオッパイミサイル!ブラジャーを着ける感覚で胸に着けてもらい、右と左のオッパイの形をしたミサイルが、二発発射されるのじゃ!!身体に負担が来ない様にちゃんと設計してあるから安心じゃよ!皆のサイズに合わせて作ってあるからバッチリじゃ!ミサイルの方は、オマケで一回り大きめに作っておいたわい!!」
リアルな胸の形をしたミサイルに、女性陣は呆気に取られて見て居たが、
「もりもり博士・・・後で言いたい事があるけど、今はこれ借りるわね!あの変態は、私達の手で退治しましょう!!」
さやかの言葉に皆も頷いたが、恥ずかしそうにオッパイミサイルを装着する。甲児から逃げ回っていたブロッケンの前に、オッパイミサイルを装着した女性陣が横に整列すると、ブロッケンは、リアルに出来ているオッパイミサイルを、本物と思い思わずスケベ顔になった。
「オォォ!?あれはまさしくオッパイ!!」
「やい、変態!よくもあたい達の清らかな胸を、揉みまくってくれたわね!!」
「YES!セクハラで訴えたいぐらいです!!」
「この、つばさ様の胸揉んだんだ・・・高くつくよ、エロッケン!!」
「あんな事をして・・・私が年増だからって・・・許しませんよ!!」
「さぁて、皆!変態にお仕置きの時間よ!!」
ミーコ、レイ、つばさ、咲苗、さやかがブロッケンに毒づき、声を揃えて叫んだ。
「「「「「ミサイル・・・発射!!」」」」」
皆の掛け声と共に、色々なサイズのオッパイミサイルが、ブロッケン目掛けて飛んで行く。
(バカな女達だ!そんな攻撃・・・あれ、オッパイみたいだな・・・何故だろう?我輩、避けちゃいけない気が・・・避けちゃダメだ!避けちゃダメだ!避けちゃ・・・)
スケベ顔を浮かべたブロッケンに、オッパイミサイルは全弾見事に命中し、ブロッケンの身体は爆風で粉々になり、
「ウギャァァ!!」
ブロッケンの生首は、悲鳴を上げながら哀れ上空高く舞い上がった。
戦闘が終結して来たようなので、和子が甲児達の所にやって来たのだが・・・
(ここに兜甲児君が居る筈だけど・・・ン?空から何かが・・・)
思わず条件反射で手を出し、見事にブロッケンの生首をキャッチした和子に、
「何処の何方か知りませんが、いやぁ、助かりました!・・・しかも、良い乳してますなぁ!!」
ブロッケンは、和子の豊満な胸を見てニヤニヤし、和子の胸を戦闘服の上から舌でペロペロ舐め始める。何が起こったか分からない和子は、目の前の生首が自分の胸を舐め始める事に驚き、
「ヒィ~!イ、イヤァァァ!!!」
思わず絶叫し、和子はブロッケンの生首を上空高く蹴り上げる。
「ホゲェ~!」
不気味な叫び声を出しながら、ブロッケンの生首は再び空に舞い上がった。
(な、何なのよ・・・魔物の一種かしら!?)
上空高く消えて行くブロッケンの生首を、和子は気持ち悪そうに見つめた。
「おっ、落ちて来た・・・何か止めさすのもバカらしくなったな・・・消えろ!ロケットパ~ンチ!!」
甲児は、落ちてきたブロッケンの生首目掛け、ロケットパンチのカウンターを喰らわせた。
「ホゲェェ~~~!!」
再び不気味な悲鳴を上げながら、ブロッケンは空の彼方に消え去った。甲児は、消え去ったブロッケンの生首の方角を見つめ、
「あいつ、結局何だったんだ?胸触りに来ただけなのか!?」
甲児は呆れながら呟き、生首が無様に飛ばされて行く姿に、満足そうにする女性陣だった。