その兜甲児達は、ヘル軍団の猛攻を受けて居た・・・
Zを早々と装着しようとする甲児を、もりもりが諌め、
「甲児君、Zは最後の切り札じゃ!無闇に頼ってはいかん・・・さやかさん始め、女性陣はオッパイミサイルと武器を、ボス、君には新開発のパワードアームを渡そう!部品が足りないので、腕だけしか作れなかったが、力だけならばZに勝るとも劣らん!!」
ボスは大喜びで小躍りする中、もりもりは甲児とモサに武器を渡し、自らも武器を携えた。
「皆、死ぬで無いぞぉ!!」
もりもりの言葉に皆が頷き、ヘル軍団との戦闘が始まった・・・
今まで以上の魔物の大群は、空から陸から海から攻撃して来る。Zを装着しない甲児達は劣勢であった。
「バカめ、Zを装着せず勝てると思ったか・・・わしとの戦いに備えて居るのだろうが・・・者共、奴らを捻り潰せ!!」
ヘル軍団の総攻撃が始まり、さやか達女性陣は、オッパイミサイルを使いきりピンチに陥るが、甲児とボスが懸命にフォローする。
「兜、このままじゃやばいぜ?」
「ああ、もりもり博士!もう我慢出来ねぇ~、Zを使うぜ!!」
ボスの言葉に甲児も同意し、Zを装着しようとするが、
「いかん、まだ分からぬか甲児君!君とZは、我々の最後の希望じゃ!君が倒れた時点で、我々は負けになるんだぞ!!」
「しかし・・・あっ、モサ!出過ぎだ!引き返せぇぇ!!」
パニくって居たモサは、状況を読めず孤立して居た。
「モ、モサ~、ち、ちくしょう!こいつ、道を開けろよぉぉ!!」
必死にミーコが助けに向かおうとするが、敵に阻まれ中々先に進めなかった。
「ヒィィ、ア、アニィィ・・・助けてぇぇ!!」
真悟の名を呼ぶモサだが、自分でもそれが無駄だと感じる。そこにバズーカ砲を連射しながらもりもりが近づき、
「無事か、モサ君?今の内に逃げるんだ!!」
もりもりは囮となりモサを逃がすが、弾切れを起こしたもりもりは、敵の集中攻撃を受け無惨な姿になって行った。
「も、もりもり博士~~!!」
慌てて、甲児が助けに行くのを、もりもりは首を振り、
「こ、甲児君、来てはいけな・・・い・・・わしは、こいつらを道ずれに・・・わしから出来るだけ・・・離れて・・・くれ」
甲児は、もりもりが爆弾で自爆する気だと悟る。涙を流し、皆を後ろに下げると、もりもりは頷き、皆に笑顔で手を振ると、周りの魔物を道連れに木っ端微塵に砕け散った。
「も、もりもり博士~~!!」
「い、嫌・・・そんな、そんな」
「お、俺のせいだ・・・ウッウワァァン」
甲児が、さやかが、モサが、皆が悲しみにくれる中、まだ生き残っている魔物の集団が襲って来る。既に武器も使い切り、甲児は歯軋りし、Zを使う事を決意する。その時、魔物の群れに雷が降り注いだ。
「無事か、兜甲児?皆、行くぜ!!」
八十八の掛け声を合図に、竜子が、十兵衛が、身堂が、敵の群れに切り込む。海の魔物には、ガイデルの雷攻撃が炸裂する。
「来てくれたのか!?だが、一人やられちまった・・・皆、雑魚を頼む!!俺はヘルの野郎を!!!」
「甲児くん、Zよ・・・無茶しないでね!!」
さやかからZを渡された甲児は頷き、ヘル目掛けて突き進む。甲児の行く手を切り開くように、三人の剣士達が道を開いて行った。
「ええい、後一歩の所で・・・こうなれば、わし自ら相手をしてくれるわ!!」
ヘルがフードを脱ぎ捨てると、白髪と長い白髭を生やした老人の顔とアンバランスに、肉体はまるでサイボーグのようであった。
「わしが、自らを改造し作り上げたダイザーの進化系じゃ!ゴードンヘル!!我が科学力を思い知れ!!」
「マジ~ンゴー!パイルダーオ~ン!!覚悟しろ、阿修羅の仇、もりもり博士の仇、今こそ晴らしてやるぜ!!」
Zを装着した甲児が、ヘルと対峙した!