※この作品はR-18です。

真説・凄ノ王   作:鳳凰009

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第130話:悪魔王の罠

 マジンガーZを装着し、新たなる力を得た兜甲児は、魔神となったヘルを追い詰めて行った。Zをボロボロにしたヘルだが、マジンガーZとして蘇ったZには、傷一つ付ける事は出来なかった。

 

(お爺ちゃんの言う通りだった!Zは・・・神の領域にまで進化したんだ!)

 

 勢いに乗る甲児が叫ぶ、

 

「ロケットパ~ンチ!!」

 

 甲児が、ヘル目掛けてロケットパンチを放つが、嘗てのように一直線に飛ぶだけではなく、ロケットパンチは高速に回転しながら、ヘル目掛けて突き進む。それを見ていた合田が思わず叫び、

 

「す、凄ぇ!?あれはまるで、ボクシングで言うコークスクリューのようだぜ!コ-クスクリューの威力は、通常のパンチの数倍だと言う・・・あのパンチを受ければ・・・」

 

 合田の言うように、ロケットパンチは、両手でガードしたヘルの手を突き抜け、再び戻って行く。

 

「Zの新たな武器で、お前に止めを刺してやるぜ!サンダ~ブレ~ク!!」

 

 マジンガ-Zの耳の辺りにある両側の角から、空に向かって放電が走る、それを指先に吸収すると、一気にヘル目掛けて稲妻が走った。

 

「グゥゥギャァァァ!!」

 

 ヘルが断末魔の悲鳴を上げ、ガイデルは思わずその威力に驚きを隠せなかった。霞竜子が思わずガイデルに尋ね、

 

「どうしたの、ガイデル?」

 

「いや、あのサンダーブレークって技、物凄いと思ってさ・・・あれに比べたら、俺の雷など赤子のようだよ・・・」

 

 ガイデルの言葉を受け、竜子はもう一度ヘルの苦しむ姿を見た。

 

「甲児く~ん!凄い、凄いわぁぁ!!」

 

 さやかが大喜びで甲児の勝利に沸きあがる中、ヤマトは妙な胸騒ぎを感じた。

 

(おかしい!?サンダーブレークが当たる直前、ヘルの身体を何かが離れたような・・・)

 

 訝るヤマトに気付いた瓜生は、ヤマトに話し掛け、

 

「ヤマト、お前も気付いたか?どうやら、まだ何かありそうだな・・・皆、気を抜くなよ!!」

 

 瓜生の言葉に、甲児の勝利を確信して居た、さやかを始めとする戦士達が驚いた。

 

 

 

 デビルマンレディーは、魔女ゾラと死闘を繰り返すが、突然ゾラが笑い出した。

 

「ハァハハハハ!ご苦労だったねぇ?お前達は、我らの計画を阻止したつもりだったんだろうが、いよいよ我らが一つに成る時が来た」

 

 レディはムッとしながら、ゾラに強烈な一撃を放つと、ゾラの首が飛び、ゾラの頭部の豹が金髪の髪に変化し、ゾラは息絶えた・・・筈だった。

 

 だが、ゾラの生首は笑い声を響かせ、黄泉を飛び出して行った。

 

「し、しまった!?我らは、奴らの計画に利用されたのか?」

 

 レディーが変身を解き、元の女ジャックに戻り歯軋りする。

 

 龍の洞窟内部で、首の無いドラドの死骸が放置されて居た。その近くに、ドラドの首が転がって居たのだが、空中に浮かんだドラドの生首は、まるで別人であった。腐敗していた筈の顔には、額から角を生やし、不気味な笑い声を響かせる。

 

「我、使命を思い出したり!この世に絶望と、恐怖を撒き散らさん!!」

 

 ドラドの生首も、ゾラ同様笑い声を響かせ飛び去った。

 

 一方、門土の死骸に、ヘルに力を貸した闇の帝王が憑くと、突然死骸が起き上がり、醜い巨大な怪物の姿に成っていく。

 

「ジャック、ご苦労だったな!この世界の滅ぶ様を見るが良い!!この世界の王、邪神ヤマタノオロチも行動を開始する!!我らの勝ちだ!!!」

 

 門土の生首が、カッと目を見開きそう語ると、怪物に吸収されて行った。其処に、ドラドの生首が、ゾラの生首が飛来し、巨大な魔物に吸収され一つになった。

 

 禍々しい気を周囲に吐きながら、三つ顔の悪魔、悪魔王ゼノンがこの世界に復活した!!

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