※この作品はR-18です。

真説・凄ノ王   作:鳳凰009

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第139話:ヤマタノオロチ・・・その真の姿

 ヤマトは、神剣美剣を天浮舟内部で手に入れた。その大きさと、神々しい力にヤマトは驚き、

 

「これが、神剣美剣!?確かに神々しい力を感じる・・・良し!!」

 

 ヤマトは、神剣美剣を携え邪神に立ち向かおうとしたが、神剣美剣を見た邪神の怒りは物凄かった。八つの頭は慌ただしく動き回り、ジワジワとヤマトを包囲して行く。

 

(イマイマシキモノヲ・・・キエロ!!)

 

 邪神の一体の頭から、強烈なエネルギー波がマジンガーZを装着したヤマトを襲った。直撃したかに見えたが、ヤマトは咄嗟に神剣美剣を前に出し、邪神の攻撃を防いだ。

 

 だが・・・

 

 神剣美剣は大きく反り返ると、根元から真二つに折れ地上に落下して行った。

 

「な、何じゃと!?神剣美剣が?これでは、スサノオウノミコト様に顔向け出来ん・・・」

 

 神剣美剣が真っ二つに折れた事で、梵天翁が落胆し海岸に力なく座り込んだ。ヤマトも限界を迎え、遂にマジンガーZから分離し落下しはじめるのを、千草がテレポーテーションで抱え込んだ。

 

「大丈夫?あなたのお陰で私と麗は助かったわ・・・ありがとう!!」

 

「い、いえ、俺は大した役になれず・・・でも、お二人を救えて良かった!!」

 

「ウフフ、ありがとう!ヤマト君!!」

 

 千草の笑顔に、ヤマトは心から美しいと思った。ふと下を見ると、風に靡いた千草の着て居た白いシャツが捲れ上がり、健康的な太股がチラリと見え、更に千草の恥毛が見えたヤマトは、眠って居た瓜生のDNAを目覚めさせた。千草にしっかり掴まるように言われたヤマトは、千草のシャツを持ち上げ、千草の尻を撫で始める。

 

「キャッ!ヤマト君!!冗談は止めてぇぇ!!」

 

 千草はちょっとムッとしながらも、ヤマトと共に皆の下にテレポーテーションした。近付いて来たアイラが、ヤマトに寄り添い無事を喜び、甲児も初陣にしては良く頑張ったとヤマトを褒めた。10人衆達の下に戻った千草は、一同にヤマトの印象を話し出し、

 

「最初は良い子だと思ってたんだけど・・・ちょっとイヤらしい子よね!ヤマト君って!!」

 

 千草が少し頬を膨らませながらヤマトの感想を述べると、聞いていた美剣十人衆は、一斉に瓜生の顔を皆で見つめた。瓜生は困惑し、

 

「な、何だよ!?俺じゃなくてヤマトの話だろう?」

 

「いや、そう何だけど・・・ねえ?」

 

「「「「「「「「「ウン!!」」」」」」」」」

 

 瓜生のぼやきに、竜子は十人衆の皆の顔を見回し、やっぱり瓜生の子だわと頷き合った。ヤマトは、遠めに母千草の姿を見続けて居ると、

 

「ヤマト様!お母様がご無事で良かったですわね!!」

 

 アイラが微笑みながらヤマトに話し掛けると、ヤマトはコクリと頷き、

 

「うん・・・アイラ、俺が頼んだら・・・君も母さん見たいな格好になってくれるかな?」

 

 突然のヤマトの言葉に、アイラは千草を改めて見て頬を染めるも、

 

「あまり気は進みませんが・・・ヤマト様がどうしてもと言うのなら・・・」

 

「オイオイオイ!お前ら、もうちょっと場の空気読めよな!!」

 

 甲児は呆れたように、ヤマトとアイラを窘めた。もっとも、甲児も人の事を言える義理は無いのだが・・・

 

 

 

 雪代小百合は、無惨に真二つとなって海岸に突き刺さる、神剣美剣を食い入る様に見つめて居た。

 

(私は、私は、あの剣を知っている気がするわ!でも、何故!?)

 

 小百合は、もっと近くに寄って確かめたくなり、神剣美剣に近づこうとするが、

 

「小百合、どうしたの?」

 

「雪代さん、危ないよ!!」

 

 咲苗と青沼が、小百合に声を掛け近寄り、小百合を引き止めた。

 

 その時、新たな獲物を求め、八つの首を動かし続ける邪神が、小百合の姿を視界に入れた。

 

(ツイニ・・・ツイニミツケタゾ!!)

 

 邪神を覆っていた禍々しい光は、雪代小百合を見つけると、徐々に禍々しい光を失い、どす黒く身体を覆う、鱗に覆われた八つの龍とも、蛇とも取れる首を持つ邪神が、真の姿を露にした。

 

「み、見ろ!邪神の姿が・・・あれが奴の本体なのか!?」

 

 瓜生の言葉に皆も唾を飲み込み、邪神のおぞましい姿を見た。見て居るだけで恐怖心が湧いてくる。だが、邪神の持つ16の瞳は、全て小百合の身体の隅々まで探るように、凍てつく視線を投げかける。小百合は恐怖に駆られ動けなくなる。

 

(わ、私は、あの姿を・・・あの恐ろしい姿を知っている!?)

 

 邪神は咆哮を上げると、小百合に照準を定め、戦士達の下に近寄る。

 

「クッ、何て気だ!?このままじゃ・・・」

 

 邪神相手では、今の自分達には為す術も無い事に瓜生が焦る。だがそんな中、如月ハニーとジルは、天空の一点を凝視して居た。

 

「皆、安心して・・・何とか間に合ったわ!私達の目の前に、今英雄が舞い降りる!!」

 

 ハニーの言葉通り、天空より神々しいオーラを纏った英雄神が地上に降臨した!!

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