戦士達が休息を取る場所から、少し離れた場所に、四人の全裸女性が、身体を隠すように相談し合って居た。
その女性達とは・・・
「ねえ、ママ・・・私達が生きて戻れたのは嬉しいんだけど・・・こんな格好じゃ、皆の所に行けないよ~」
「そうね、涼子の言う通りだわ!でも、こんな所に服が落ちている筈も無いし・・・困ったわねぇ!?」
四人は、朱紗一族の和子、涼子、光子、真弓であった。真悟の血となり、骨となった筈の彼女達だが、スサノオウは、彼女達の超能力を吸収するのみで、朱紗一族の使命より解放した。
「真悟が此処に来てくれれば、服でも出して貰うんだけど・・・姉さん、暫く此処に居るしか無さそうね!!」
「仕方が無いわね!」
光子の言葉に和子も同意し、四人は顔を見合わせると、思わず溜息を付いた。その側に、光を纏った真悟が舞い降りた。体格も髪型も、スサノオウの時とは違い、何時ものように戻って居たが、何処か高貴さを漂わせて居た。
「母さん達、裸で何やっているんです?」
真悟は、ニヤニヤしながら四人に近づいて来ると、四人はホッと安堵し、真悟に身に纏う服が欲しい事を告げた。だが真悟は首を横に振り、四人の身体を愛しそうに抱きしめる。
「ちょ、真悟止めてよ~!もう、私達は・・・コラ、エロ真悟!どこ触ってるのよ!!」
「良いじゃないか・・・こうしてまた皆で無事に会えたんだよ!!」
真悟は、涼子を、和子を、光子母娘の身体を弄り続ける。四人は悶えながらも、真悟を諭し、
「し、真悟ちゃんったら・・・エッチ何だからぁぁ!」
「真悟、ダメよ・・・真悟、いい加減にしなさい!!!」
真弓に呆れられ、和子には怒鳴られ、真悟は思わず昔を思い出し、ビクリと脅えた。涼子はここぞとばかり畳み掛け、
「真悟・・・止めないと、雪代さんに今の事も含めてチクルわよぉぉぉ!」
涼子の脅しに真悟はビビリ、真悟は不本意ながら四人に衣服を纏わせた。
(チェッ・・・しょうがない・・・皆の所に戻ろう!!)
真悟は四人を抱くと、テレポーテーションで皆の下へと戻った。
突然舞い戻った朱紗一族の5人に、皆から大歓声が巻き起こり、一斉に駆け寄って来る。
「りょ、涼子ぉぉ!良かった・・・無事で・・・俺は、俺は・・・」
「ちょ、ちょっと合田君!泣かなくても・・・でも、ありがとう!ただいま!!」
涼子は、嬉しそうに合田の頬にキスのプレゼントをした。
「光子さん、無事で良かったわ!その子が娘さんの?」
「ええ、真弓よ!真弓、こちらは母さん達がお世話になった、ハレンチ砦の方々よ・・・ご挨拶しなさい!!」
「朱紗真弓です!お母さんがお世話になったそうでありがとうございます!!」
真弓がペコリとお辞儀をすると、男性陣から可愛の合唱が巻き起こり、八十八は十兵衛に耳を引っ張られた。
「か、和子さん!無事で、無事で・・・俺は、俺は、ウッウウ!!」
青沼は、和子に抱き付き喜ぶと、和子も嬉しそうに身を任せ、
「ありがとう一馬さん!そして、ただいま!!」
和子は、聖母の眼差しで青沼と目を見詰め合った。
「朱紗君・・・お帰りなさい!そして、ご苦労様!!」
真悟は、千草の言葉に頷くも、千草のシャツ一枚の姿に思わず股間が大きくなる。見る見る千草は頬を染め、
「キャッ、朱、朱紗君ったら・・・わ、私だって、好きでこんな格好してるんじゃないわよ!!」
美剣十人衆は、慌てふためく千草を、ニヤニヤしながら見守って居ると、少し動揺した瓜生が慌てて近付き、
「おいおい、朱紗!千草に手をつけるのは勘弁してくれよな!!しかし、良く戦ってくれたな、ありがとう!!!」
瓜生の言葉を受け、千草も瓜生の隣に並び、改めて真悟に礼を述べた。真悟は首を振り、
「いや、皆が力を貸してくれたからさ・・・」
そこに、少し体力を回復した甲児と、両脇を支えるさやかとボス、ヤマトとアイラも近づいて来る。
「あんたが朱紗真悟か・・・見事だったぜ!」
「いや、兜甲児さん!あなたこそ!!」
二人の英雄は、固い握手を交わした!
「真悟さん・・・こちらでは初めましてですね・・・僕は・・・いや、ちょっと話がありますので、こっちまで来て頂けますか?」
ヤマトの言葉に真悟も頷き、少し離れた海岸に腰掛け、二人は話し始めた。
「真悟さん、すいません・・・さっきは、僕の両親が側に居たもので・・・僕の名前は美剣ヤマト、父は瓜生麗、母は美剣千草です!そして、僕はムーの姫、アイラの導きにより、16年後の未来から現代にやって来ました!!」
真悟は優しくヤマトを見ると頷き、
「知って居る・・・スサノオウになった時、皆の事が伝わって来たからね!!」
「そうでしたか・・・ですが、僕の暮らして居る未来と、この世界は若干食い違って居る気がするんです!悪魔王ゼノンなど、僕の居る時代には語られて居ませんでしたし、奴がこの世界に来た為なのか、僕が来た為なのか分かりませんが・・・」
「君が気にする必要は無いよ!」
真悟は首を振り、ヤマトに気にする必要は無いと優しく答えた。ヤマトは、少し胸の支えが取れた気がして居た。心が軽くなったヤマトは、真悟に自分の今住む世界の話を始めた・・・
「僕の住む未来では、最近鬼の影がちらつき始めてきたんです!真悟さんには、36人の娘さんが居るのですが・・・」
ヤマトの何気ない言葉に、思わず真悟は咽返り、
「ゴホッゴホ・・・ま、待ってくれ!俺には、36人も娘が居るのかい?」
「はい、皆それぞれ母親が違うそうなのですが・・・あれ、真悟さん?」
流石の女好きの真悟も、この事には自己嫌悪に陥り、ブルーになって居た。
(お、俺は、36人もの女性を妊娠させているのか!?俺って奴は・・・)
「ヤマト君・・・その女性って此処にも居るのかい?」
「ええ、雪代小百合さんを始め、和子さんや涼子さん、って言うか、今ここに居る女性達は、僕の母以外ほとんどだった気がするけど・・・」
「なっ!?」
真悟はショックで呆然とした・・・
ヤマトは苦笑しながら話を続け、
「まあ、本当かどうかは、僕にも分からないですけど、僕の担任がそう言ってました!」
「き、君の担任にまで・・・俺は手を出しているのか?」
「はい!そうらしいです・・・担任の名は不動ジュンって言います!この時代では、バイオレンスジャックって名乗ってたらしいですけど・・・」
真悟の脳裏に、女ジャックのセクシーな姿が思い出されて来る。
「何でも、女性陣を妊娠させたのが、男性陣と雪代さんにバレて、逃亡生活を送って居たとか、先生が妊娠した為、自分の世界に戻れなくなった、先生の分身バイオレンスジャックに命を狙われて居たとか・・・」
真悟は、生まれ変われるなら、貝にでもなりたいとますます落ち込んで行った・・・
「あのう、僕が話したいのは其処じゃなくて、鬼の事何ですが・・・真悟さん?」
真悟はすっかり落ち込み、暫く一人にさせてくれとヤマトに頼んだ。ヤマトは渋々、アイラ達の下に戻って行った。
(ハァ、何か精神的ダメージを喰らったなぁ・・・)
真悟は体育座りをし、ボーと目の前に見える海を眺めて居ると、目の前に天空より光が降臨して来た!