※この作品はR-18です。

真説・凄ノ王   作:鳳凰009

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第144話:天照大御神

 真悟が、ボンヤリ目の前に現われた光に見惚れて居ると、

 

「ウフフ!何を落ち込んで居るのですか・・・スサノオウ?」

 

 声を聞くだけで心が癒されてくるような優しげな声を聞き、真悟は我に返り、目の前の女性を見た。神々しいオーラを漂わせ、長い黒髪を肩まで結んだその女性は、どこか如月ハニーを思い起こさせた。真悟は、女性の正体に気付き慌てて跪き、頭を垂れると、

 

「ま、まさか、地上にお出でになられるとは・・・先程はご協力ありがとうございました・・・姉上!!」

 

 女性の正体は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)だった。アマテラスは、傷ついた地上を癒す為、自らこの地上に降臨した。真悟は、スサノオウの記憶も共有していて、偉大なる姉、アマテラスにただ畏まった。

 

「傷ついた皆を癒すのが、地上に残る事を決めたそなたの役目の筈、そのそなたが落ち込んでどうするのですか?私が癒してあげましょうか?スサノオウ!?」

 

 真悟は、アマテラスの身体に思わずゴクリと唾を飲み込むが、

 

「あ、姉上、御戯れを・・・お恥ずかしい限りです!姉上の言葉で、私は目が覚めました!!」

 

 アマテラスはクスリと笑い、真悟と共に皆の下にやって来る。アマテラスの美貌に、全男性陣が見惚れ、女性陣からも感嘆の声が上がる。ハニーとジルは、そんな一同を変顔浮かべながら遮り、慌てて跪き頭を垂れた。

 

「二人共、此度は大儀でした!ツクヨミも感謝しておりましたぞ!!」

 

「「も、勿体無きお言葉!」」

 

 ハニーとジルは、顔を見るのも恐れ多いと言いたげに、頭を下げたまま勿体無いと平伏し続けた。そんなハニーとジルの態度を見て、一同は首を傾げ、

 

「どったの、二人共?」

 

 ミーコが・・・

 

「あの人、ハニーさん達の知り合い?」

 

 涼子が・・・

 

「しょ、紹介して欲しいだわさぁ!」

 

 ボスが・・・

 

「俺も俺も!」

 

「山岸くん!」

 

「冗談!冗談だってば!!」

 

 八十八と十兵衛が・・・

 

「お願い!みんな、その方に失礼な事を言うのだけは止めてぇぇ!!」

 

「頼む!頼むから止めてくれぇぇ!!」

 

 ハニーとジルの顔からは、大量の汗が流れ出し、アマテラスに失礼な態度を取る一同に肝を冷やした。一同は、何故ハニーとジルが焦って居るのか気付かなかったが、千草と瓜生を始めとした超能力者達は、アマテラスの正体に気付き、動揺が走った。

 

「こ、この方が・・・天照大御神様!?」

 

「な、何故この地に!?」

 

「あなた達、気付いたなら他のみんなを止めてぇぇ!」

 

 ハニーとジルに哀願され、千草と瓜生、美剣十人衆を始めとした一同が、一同に説明を始め、

 

「この方は・・・神話に出て来られる天照大御神様その人よ!」

 

「エェェェ!?」

 

 アマテラスは、微笑を浮かべながら一同を見守って居るも、まだこの場に居る真悟を見ると、少し険しい表情を浮かべ、

 

「スサノオウ!何を呆けて居るのです?あなたの最愛の人を、迎えに行って上げなさい!!」

 

「エッ!?・・・・」

 

 アマテラスの言葉に、真悟はこの場に雪代小百合の姿が無い事に気付いた。真悟は、アマテラスにお辞儀をすると、慌てて小百合を求め追いかけた。

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