真悟とモサが登校してくると、学校の前に佐々木剣道が、数名の部員と共に校門の前で待っていた。真悟を見つけると、佐々木はニヤリとし、
「待っていたぞ、朱紗真悟!次はこの剣道部主将、佐々木剣道が貴様に挑戦する!!今直ぐ我が道場に来い!!」
だが、ちょうどその時、真悟の透視能力は更に進化して、人間の筋肉組織まで見え始め、真悟は思わずよろけた。
「どうした!?まさか仮病で逃げようと考えては居らんだろうなぁ?」
「け、仮病だと!?誰が!上等だ、相手になってやる!!」
真悟は佐々木の挑発にまんまと嵌り、真悟は上等だとばかり佐々木との勝負を受諾してしまった。モサはどうしたものかとオロオロし、真悟は佐々木と共に剣道場に向かう。その間にも真悟の透視能力は進化を遂げ、骸骨しか見えなくなっていた。
(クッ・・・まるでお化け屋敷の中を歩いているみたいだぜ)
真悟は、何度も頭を振り、元に戻ってくれと念じていると、そんな骸骨だれけの中、一人だけロボットのような者が混じっている事に困惑した。
(だ、誰だ!?今のは、一体?)
振り返った佐々木は、真悟の様子が尋常じゃ無い事に気付いた。顔からは大量の汗を掻き、顔色が悪かった。
「何だ!?本当に調子が悪そうだなぁ・・・何なら日を改めてやっても良いぞ?」
「だ、大丈夫だ!直ぐに治る!!」
本当に具合が悪いのかと佐々木が尋ねるも、真悟は大丈夫だと答えた。その言葉通り、ようやく目の違和感が消えると、真悟の目は元に戻った。真悟は思わずホッとし、
(た、助かった・・・これならまだマシだ!)
少し安心した真悟は、やがて剣道場に到着した!
「朱紗よ、これがお前の死に場所の・・・剣道場だ!」
真悟は今、部団連合第二の刺客、佐々木剣道と対峙しようとしていた・・・
佐々木は、支度を整える真悟を見て、昔を思い出していた・・・
実は佐々木は、1600年の関が原の合戦で戦っていた所を、ある人物によりこの時代に送られた。その人物はタイムリーバー(時間超越)の能力持ちで、今の時代でなら佐々木の超能力剣を有効に使えると篭絡し、この時代に連れて来ていた。
(この男なら、俺は本気で戦えるかも知れんな!)
佐々木は、真悟と合田との戦いの時を思い出し、真悟の中に眠る超能力ならば、自分も全力を出せると口元に笑みを浮かべた。
真悟が剣道場に連れ込まれたと聞き、騒ぎを聞きつけ、合田を倒した真悟と佐々木の試合を一目見ようと、生徒達が剣道場に集まり出す。モサもミーコに知らせ、一緒に真悟の様子を見に来た。
「ちょっとモサ、真悟ちゃん剣道何かやった事あるの?」
「いやぁ、恐らく無いだろう・・・けど、あの合田に勝ったアニイなら分からないぜ?」
ちょうどその頃、自転車に乗った涼子が登校して来て、騒ぎを耳にした。見る見る涼子の表情は曇り、
「あの馬鹿は、次から次と・・・全く!!」
ブツブツ文句を言いながらも、涼子は真悟の身を心配し、剣道場に向かった・・・
この日千草は、珍しく寝坊して遅く登校して来た。千草の表情は冴えなかった。その理由は、美剣十人衆リーダーである霞竜子と、昨夜から連絡が付かないと他の十人衆から知らされ、千草は落ち込んでいた。
(竜子・・・あなた程の手練れが、ノスフェラトゥに遅れを取るとは思えないわ!)
俯きながら校内に入った千草は、生徒達がざわめいている事に気付き、生徒の心の中を読んだ。真悟が剣道場に連れ込まれ、剣道部主将佐々木剣道と戦う事になった事を知った。
(やはり佐々木剣道が動いたのね!前もって竜子に頼んでおいて正解だったわ!!)
千草は徐に目を閉じると、真悟にテレパシーで語りかけた・・・
試合が始まろうとした時に、真悟はタイミング良く千草からのテレパシーを受け取った。
(朱紗君、気をつけて!彼の剣を普通の剣と考えてはダメ・・・彼の剣は超能力の剣、即ち念動の剣よ!受け切れなければあなたは一撃で死ぬ!!でも、あなたは竜子から念動剣に付いて学んだ筈・・・)
真悟は、千草の言葉にコクリと頷いた。竜子がノスフェラトゥの傘下である暴走族を、念動剣で一蹴した時の光景を瞼に描いた。
(心眼で良く見てみて!今のあなたなら、佐々木の念動剣を見られる筈・・・あなたが佐々木に勝つには、合田君との試合で使った念動力を、その竹刀に送り念動の剣を作る事・・・あなたなら出来るはずよ!!)
真悟は、千草の忠告通り、心眼で佐々木の竹刀を見てみると、確かに佐々木の剣先から、まるでレーザーの剣が出ているのが分かった。自らも集中し、竹刀に念動力を加えると、真悟にも佐々木同様の念動の剣が出せた。
「始めぇぇ!!」
審判役を務める部員の合図により、真悟と佐々木の試合が始まった!!
佐々木は、気合と共に真悟に切りかかるが、真悟は見事にその攻撃を受け止める。これには剣道部員が驚愕した。
「ば、ばかな!?主将の剣を受け止められるのは、剣道部の中でも副将だけだ・・・あっ、噂をすれば、副将が来たぜ!」
副将と呼ばれた男は、長い黒髪をし、不気味に微笑んでいるかのような仮面を被っていて、不気味さを醸し出していた。試合は、佐々木剣道の怒涛の攻撃を、真悟は防戦一方で耐えていた。だが、佐々木は久しぶりに骨のある男との戦いに嬉々とした。
「俺の剣を受ける者が、奴以外に居たとはな・・・それでこそこの時代に来た甲斐があると言うものだ!キィィエェェ!!」
佐々木の気合を込めた念動剣を、真悟は僅かにかわす、道場の壁が破壊されるのを見て焦る真悟を、もう一度千草が声を掛けた。
(朱紗くん、まともに剣技で勝負をしても、勝てる訳無いわ!佐々木剣道は・・・戦国の時代から、この世界に連れて来られた本物の侍何だから!!)
(な、何だって!?じょ、冗談じゃないぜ!そんな奴にどうやって勝てって言うんだ?)
(バカねぇ!?朱紗くん・・・あなたには超能力があるでしょう?確かに佐々木剣道は超能力も使えるけど、超能力勝負なら、朱紗くん、あなたの方が遙かに上よ!!)
真悟は、千草の言葉に勇気づけられ、自分も気合を込めた念動の剣を佐々木にぶつける。
「ヤァァァァァ!!」
その凄まじい威力に、佐々木の面が吹っ飛び、思わず会場がどよめくも、佐々木は不敵な笑みを浮かべ、再度気合を込めて念動の剣を真悟に振り下ろす。その衝撃を受け、真悟もまた面と共に身体も吹っ飛び、壁を破壊して外に飛び出た。
「信じられねぇ、朱紗の奴、主将のあの技を喰らっても立てるのかよ?」
驚く部員達を余所に、壊れた壁から佐々木も真悟の後を追い、外へと出てきた。両者が気合いを込め、再び激突した!
ちょうどその頃、ニック・ボーマンとレイ・ミランダの、二人の超能力教師が出勤して来た。二人は超能力者同士の戦いに気付いて驚愕し、この戦いを止める為、剣道場に急いだ。
二人の念動力同士のぶつかり合いは激しさを増し、その衝撃はまるで爆発が起こったような程で、一部の生徒達はパニックを起こし逃げ出した。モサとミーコ、涼子もその場に居たのだが、その凄さに圧倒されていた。そこにニックとレイも駆け付けた。
「これは!?二人の念動力の凄さで、クレーターが出来ているわ・・・どうするのニック?このまま、どちらかが超能力の巨人かも知れないのを見極める?」
「いや、このままこの二人を戦わせ続けたら、二人の身が危険だ!それに、関係無い生徒達まで巻き込まれ兼ねん・・・」
レイがニックに指示を仰ぐと、ニックは少年達が死ぬかも知れないのをこのままでは出来ないと言い、二人に声を掛けた。
「君達、止めないか!教師の許可を取った試合では無いんだろう?止めないか、二人とも!!」
そんなニックとレイの傍に、数人の生徒が近寄るとナイフで脅し語り出した。その中の数人は、明らかにレイの巨乳を舐めるように見つめ、レイは思わず胸を隠した。
「新人先生達には分からないが、この学校は、教師以上の実力者が居る・・・その名は部団連合会長、九頭木剛様だ!」
その言葉と共に、九頭木剛は部団連合の面々、それに耳宇高校の校長を引き連れ姿を現わした。校長は、生徒間の問題に教師は立ち入らないようにしていると述べる。レイは、手でナイフを払いのけると、構わずにクレーターに飛び降り二人を止めようとするが、九頭木の気合と共にレイは吹っ飛んだ。
「レイ!大丈夫か!?貴様ぁぁ、レイに何をしたぁぁ!!」
激昂したニックが九頭木に立ち向かうが、ニックは九頭木に右手で持ち上げられ、首を絞められ藻搔いた。九頭木は、ニックを右てで締め上げならも、佐々木に朱紗を殺せと命じる。佐々木はそれに応えるかのように、更に気合いを込めた瞬間、今まで黙って見て居た仮面を被った副将が待ったを掛けた。
「待った!殺すとは穏やかじゃないねぇ・・・主将、あんたがそれ以上素人に殺人剣を振るうなら・・・あたしが後ろから、あんたに止めを刺して上げるよ!!」
「身堂!?」
背後から伝わってくる、身堂と呼ばれた仮面の副将が発する殺気に、佐々木は身堂が本気だと悟った。
「貴様ぁ!剣道部副将のくせに・・・」
「あたし、部団連合って嫌いなのよねぇ・・・各部のキャプテンを従えて、学園を支配する何て・・・ダサいのよねぇ!」
副将の挑発に、九頭木はニックを投げ捨てると、応援団長藤倉に何者か聞き、藤倉が答える。
「は、はい、奴は佐々木も認める天才剣士・・・2年で名は身堂竜馬(みどうたつま)!貴様ぁ、部団連合に逆らう気かぁ・・・それでも剣道部副将か!?」
身堂は仮面を取るとやれやれといった表情で、
「あんたらのそう言う考え・・・反吐が出るのよねぇ!あんたらのそう言う考えを嫌がる下級生が多いのよねぇ!もっとも、表立っては言えないけどね・・・でも、たった一人で部団連合に立ち向かう朱紗君に、拍手を送っている者も多いって事よ・・・よくお聞き、たった今より剣道部副将身堂竜馬が、あんたら部団連合に挑戦状を叩きつけてあげるわ!!」
身堂は、竹刀を持って身構え、部団連合の面免に向き合うと、怒り狂い向かってきた一人を、身堂は余裕で返り内にする中、真悟と佐々木、二人の最大の念動力がぶつかりそうになり、それに気付いたレイは、ヨロヨロ起き上がると、自分が持っている最大限のサイコバリヤーを二人の間に張る。その衝撃は凄まじく、先程以上の爆発が起こり、近くに居た一同が巻き込まれた。モサとミーコ、涼子、ニック、一般生徒達の一部、部団連合の面々、校長、身堂、そして当事者の真悟、佐々木、レイが気を失って倒れていた。特にレイのダメ-ジはでかく、着ていた上半身の服が衝撃で破れ、和子や咲苗以上の巨乳を露にし、スカートはチャイナ服のように太股を露わにする程ボロボロになっていた。
離れて無事だった部団連合の2人は、レイの格好に気付くと、思わず生唾をゴクリと飲み込み、レイの身体を持ち上げ草むらに連れ込み、レイの巨乳を弄る。
「スゲェ!?外人のオッパイはこんなに柔らけぇのかよ?」
「へへ、まさかこんなお零れを頂けるとわなぁ?」
レイの巨乳の柔らかさに興奮した男達は、レイのピンク色の乳輪と乳首を舌で舐め、思いっきり吸い付いた。それでもレイは目覚めない・・・
益々興奮した男達は、ズボンのベルトを外し、勃起した肉棒を取り出して、レイの巨乳に擦りつけ、更にレイのボロボロのスカートをも無理矢理破き、ブルーのパンティ一枚の姿にした。ハァハァ荒い呼吸をし、レイの大事な部分を指で撫でるも、レイは気付かない、もう我慢出来ないとばかり、二人はレイを犯そうとするが、突然背後の物音に、二人は振り返り見てみると、そこには九頭木が居た!男達は九頭木を見ると、
「「ウワァァァァ!?」」
「キサマラァァ・・・見たなぁぁ!我がヒミツヲォォォ!!」
九頭木は、2人の頭を両手で掴むと、そのまま何処かに消えた・・・
駆け付けた美剣は、念動力でカーテンを引き寄せると、レイの身体に巻き付け、騒動に気付いた他の教師も駆け付けた・・・