青沼が入院していた病院にも、避難勧告が出されていた。青沼は、真悟にやられて以来、アニキ風を吹かしていた時とは別人のように、毎日脅えて過ごしていた・・・
この日も何時ものように、ベッドの上で震えていた青沼は、床に黒い塊が出来ているのに気が付いた。
(な、何だ・・・これは一体!?)
青沼が黒い塊に触れた瞬間、黒い塊は青沼の体内に侵入する。苦しむ青沼は、ナースコールを押した。茶色髪でパーマを掛けた小柄な看護婦がやって来て、青沼に近づくと、
「ヒィィィィ!」
看護婦は青沼を見て腰を抜かしながら悲鳴を上げた、何故なら、青沼の頭部の左右から、二本の大きな角が生え、目元は凶悪に吊り上がり、瞳は赤く輝いていた。青沼が目に力を込めると、看護婦は何かの衝撃を受けて気絶した・・・
「クックック・・・ヒサシブリノカラダダ・・・ソレニオンナダ!!」
青沼が再び目に力を入れると、看護婦の衣服は全て塵となり、青沼は看護婦に近付くや、看護婦の乳房を荒々しく揉み、噛みつくかのように荒々しく貪った。毛深い下腹部に指を這わせ、ビクリと痙攣した看護婦の膣を無理矢理広げ、人間の時より巨大になった肉棒を、看護婦の膣に側臥位で埋め込み、看護婦の身体を味わい尽くして犯した・・・
「オレハ、俺は、手に入れた・・・異次元の世界から、再び人間の身体を!!」
青沼は病院を脱走したが、誰も止める者は居なかった。半数の患者、あるいは病院関係者は魔に憑依され、女達は魔に憑依された男に全て犯され、男達は皆殺しにされて居た。
その中には、レイ・ミランダの姿もあった・・・
レイは、病院の地獄絵図を目の当たりにし、超能力を失ったレイは必死に逃げた。ニックの名を叫びながら・・・
「ニックゥゥ、ヘルプ!ニックゥゥ!!」
だが、レイに知る由は無かった・・・
ニックは、己の真の使命に気が付き、美剣家に向かった事を・・・
逃げるレイの前方に、人影が見えた。レイはホッと安堵したが、その姿は魔に取り付かれた青沼だった。呆然とするレイに、青沼の口元はニヤリとし、
「クックック、また、女か!今度も楽しませてもらうぜぇぇ!!」
明らかに人間では無い様子に、レイは慌てて逃げようとするが、超能力で引き寄せられ、着ていたパジャマを邪魔だとばかり剥ぎ取られ、魅力的な身体を露にする。
「ヒィィィ・・・ニック、ニックゥゥゥ・・・ヘルプゥ・・・ヘルプゥゥゥゥ!!」
脅えるレイに興奮した青沼は、レイの豊満な胸を背後から荒々しく揉みまくり、レイを無理矢理正面に向かせると、レイの乳首を噛んだ。
「ノー!ノー!!ヘルプ・・・ヘルプミー!!」
痛みで悲鳴を上げ、必死に助けを求めるレイの姿に興奮し、更にレイの身体を弄る。レイの金髪恥毛を、青沼は爪で削るように弄び、レイの大事な部分を爪で引っかくと、血が滲んでくる。レイは、恐怖のあまり失禁してしまった・・・
「オーマイゴッド!」
レイの悲壮な表情に益々興奮した青沼は、いよいよレイの中に肉棒を後背位で突入させた。まだ濡れていない秘所に強引に入れられ、レイは痛がるが、青沼は構わず腰を振りまくり、巨乳を鷲づかみにして弄び続けた。
「ノー!ノー!・・・ノォォォォ!!」
髪を振り乱して逃れようとするレイだったが、魔に取込まれた青沼の肉棒は、まるで怪しげな薬のように、レイの感覚を麻痺させていく・・・
(ノー・・・ニック、ヘルプ!ニック・・・オー)
レイは、次第に感じてきている自分に恐怖した・・・
数分後、レイの体内に青沼の精液が大量に吐き出され、青沼は満足そうに去って行った。レイもまた無様に果てていた・・・
犯されて感じてしまった自分の事が許せず、レイは悔し涙を流した。レイは放心したようにその場に横たわっていると、病院の方から違う魔物の集団がレイを取り囲み、ようやく気付いたレイに魔物達が襲い掛かる。無数のおぞましき手が、レイの身体に群がり、レイの身体を蹂躙していった。
「ノォォォォォ!」
レイ・ミランダは、再び魔物達に犯され続けた・・・
何時終わるとも知れない悪夢に・・・
凄ノ王は、ますます異形な姿に進化を遂げて行った!
鬼の頭、鳥の頭、龍の頭が、凄ノ王の身体から姿を現すと、凄ノ王は空中高く飛び上がり、静止して苦しみ始めた・・・
「グゥゥゥゥ・・・グゥゥゥオオォォォォ!!」
その苦しみを合図に、凄ノ王の体内から、無数の魔が再び吐き出される。それらは空を覆い尽くすように、全世界に広がって行った・・・
凄ノ王の苦しみが最高潮に達した時、凄ノ王に寄生していた3体の魔物が分離する・・・
まるで、凄ノ王の分身のように・・・
1体目の魔神は、上半身は鬼のようで、下半身は巨大な肉棒を見せ付けるような姿の虎だった。
2体目の魔神は、伝説に伝わるガルーダに似ているが、その下半身から伸びる二本の生殖器が、不気味さを醸し出していた。
3体目の魔神は、龍その者であったが、他の二体同様、下半身に生殖器があるが、まるで別の生き物の様にクネクネ動き回っていた。
3体の魔物が分離すると、凄ノ王から黒い塊のオーラが立ち上った。オーラを吐き出しながら、墜落していく凄ノ王の身体が縮んでいき、地上に着く頃には、朱紗真悟の身体に戻っていた。
魔利支天の化身美剣千草は、祖父と共にその光景を目撃していた!
「見よ、千草!誕生じゃ、真の魔神凄ノ王が誕生した!!」
その時、先ず美剣十二神将が、集結した・・・その中の波夷羅大将(ハイラ)は、嘗て真悟たちの学校に、レイ・ミランダと共に超能力の巨人を調査にきていたニック・ボ-マンだった。彼は、己の真の使命を思い出し、美剣十二神将として目覚めた。
少し遅れて美剣十人衆、いや、美剣九人衆が集結した。
「千草様、やはり、霞竜子はここには・・・」
神薔薇あけみが千草に聞くと、千草は無言で首を横に振る・・・
「霞竜子の分まで、あなた方には働いてもらわねばなりません・・・」
美剣九人衆は皆頷き、決意を新たにする。
「美剣九人衆、及び美剣十二神将に告ぐ、魔神凄ノ王が完全に蘇った!かつて、超文明を誇った我ら、高天原(アト・ラン・テス)を壊滅させた魔神凄ノ王が・・・しかも、それだけでは無い、宇宙最大の魔、邪神ヤマタノオロチもスサノオウノミコトの封印を破り、蘇った!!かつて、全人類を滅亡寸前迄追いやった、未曾有の危機が再び始まろうとしている・・・最早時間が無い!天浮舟(ラン・グーン)を動かし、魔神凄ノ王を討つ!!」
「オォォォォォ!!」
千草の演説を聞き、一同が拳を突き上げ気合いを入れた。千草は頷き、再び皆に命令を下す・・・
「総員!戦闘配置につけぇぇ・・・天浮舟(ラン・グ-ン)発進!!」
皆の号令と共に、美剣家は瓦礫のように崩れ去り、その地下から、古の古代戦艦天浮舟(ラン・グーン)が飛翔しようとしていた・・・