第49話:竜子再び!
真悟が獣神魔王を倒してからニ週間が過ぎた・・・
瓜生麗と雪代小百合は、アマテラス伝説を求めて各地を旅していた。
「小百合、大丈夫か?あまり顔色が優れないようだな・・・次の街に着いたら暫く休もう!」
瓜生は、当ても無く彷徨ようだけで、まだアマテラス情報について何の手掛かりも見つけられては居なかった。歩き回る日々に、小百合の疲れが堪る気も分かる気がするのだった。
それから数時間後、小百合は疲労の為倒れこんでしまった。瓜生は、木々がある木陰を見つけ、そこまでテレポーテーションして小百合を膝枕で休ませた。
「ご、ごめんなさい、瓜生さん・・・あ、足手まといになってしまって・・・」
小百合は申し訳無さそうに瓜生に詫びると、瓜生は優しく微笑み、
「何を言う!謝らなきゃならないのは俺の方さ!当ても無いのに、小百合を連れ回したんだからね・・・少しここで休んで行こう!!」
瓜生は、水を汲んでくるからと言い、テレポーテーションでその場を離れて行った。
そこに、女の匂いを嗅ぎつけた魔物が、地面から現れた。下等な虫形をした大型のミミズのような化け物は、疲れて休んでいる小百合の身体に絡みつくと、尻尾か頭か分からない場所から、無数の触手が出て来て、小百合の身体を弄る。触手の先から緑色の液体が放出されると、小百合の衣服が溶け出し、白い肌が徐々に露になってくる。
「キィィィィ・・・シュゥゥゥゥゥ」
おそらくは喜んでいるミミズの化け物は、触手を小百合の乳房に撒きつけ、ピンクの乳輪をジワリと弄り、乳首を細かい触手で刺激する。
「ハァァ・・・ン・・・エッ!?・・・ヒ、ヒィィィ!う、瓜生・・・さぁぁん!!」
ようやく身体の異変に気付いた小百合だが、上半身の衣服は溶かされ、不気味な生物に胸を弄られる気持ち悪さに、必死で瓜生に助け呼ぶ、しかし、頼りの瓜生の返事は聞こえなかった。
(う、瓜生さん・・・嫌、嫌、たす・・・助けてぇぇ!)
小百合が目覚めたのを知ったミミズの化け物は、小百合の顔にウネウネと近づく、小百合は半泣き状態になりながらも、必死に抵抗しようとすると、ミミズの化け物は、逆らうなとばかり締め付けを更にきつくする。
小百合の抵抗が弱まって来ると、再び嬉々として小百合の乳房を弄り出す。その時だった!
「誰!?誰か其処に居るの?」
薄れ往く意識の中で、小百合は女性の声を聞いた。必死に声を絞り出し助けを求めると、
「誰か知らないけど、ワームの巣に入る何て・・・ちょっと我慢しててね・・・ヤァッ!!」
女性の気合一閃、ワームの身体は半分に千切れ、のたうち回っていた。
「今の内よ!振り解いてこっちにいらっしゃい!!」
小百合は、無我夢中でワームを引き剥がし、這いつくばりながら女性の方に逃げて来た。だが、女性の傍まで来ると安心したのか、そのまま気を失った。
「あっ、あなた大丈夫?・・・少し熱があるわね・・・ガイデル!手を貸してぇぇ!!この娘病気みたいなの・・・家まで運ぶから手伝ってぇぇ!!」
「どうした、竜子?ン!?その子は・・・何処かで見たような・・・そうだ!朱紗、朱紗真悟の思い人の娘だ!!」
女性は美剣十人衆リーダー霞竜子、そして、男はノスフェラトゥ幹部ガイデルだった。二人はあの戦い後結ばれ、お互いに戦士としての生きかたを捨て、M市を出て行った。凄ノ王パニックで世界崩壊後は、関西の地でひっそりと暮らして居た。
竜子も、朱紗真悟の思い人の話は、千草に聞いた事があった。
「この娘には・・・俺達ノスフェラトゥは酷い事をした!これも何かの縁かも知れん・・・竜子、急いでこの子を連れて此処から離れよう!いつ鳥神魔王がワームを喰らいに来るか分からんぞ!!」
「そうね!急いで離れましょう!!」
竜子はガイデルの言葉に頷き、二人は小百合を連れ、ワームの巣から抜け出した。
一方、水を汲み終わり、元の場所に戻ってきた瓜生は愕然とした・・・
「さ、小百合ぃぃ!?クッ・・・俺とした事が・・・だが、この魔物の死骸を見る限り・・・小百合は何処かに連れ出されたようだが・・・」
瓜生は目を閉じ集中して、時間跳躍の変則技で精神だけを数十分前に飛ばす。だが、この技は相当体力を使うので、瓜生も頻繁に使える分けでは無かった。
(むう、やはりあの魔物に襲われていたか・・・ン!?あれは確か・・・千草の・・・そうか、あの娘に小百合は保護されたのか・・・)
瓜生は集中を解くと、荒い呼吸を繰り返し、呼吸を整える。
(捜そう!病人の小百合を連れて、そう遠くには行けまい)
瓜生は、小百合の安否を求めてワームの森を出た。