竜子達が連行された時、ちょうど鳥神魔王が戻ってきた所だった。竜子と小百合は、そこで腑抜けのような瓜生麗と再会した。瓜生は震えていたが、竜子と小百合を見つけると、無様な姿で竜子と小百合に抱き付き脅え続けた。
「う、瓜生さん・・・しっかりして、瓜生さん!」
小百合は涙を流しながら、瓜生の頭を己が胸に抱きしめて、優しく声を掛けた。
(そ、そんな!?先程までとはまるで別人のようだわ・・・瓜生麗でも適わない何て・・・)
竜子は、破壊王と呼ばれる程の実力者、瓜生麗を子供扱いにした、鳥神魔王の強さに脅威を覚える。
「フン・・・その男が貴様らの救世主か?奴の精神は、我が幻覚の世界で今も恐怖に脅えているわ!!」
鳥神魔王は不機嫌そうに腕組みし、竜子と雪小百合を険しい表情で見つめながら言った。そんな中、リーダーの男は、小百合と瓜生をジッと見つめていた。
「ククク、無様だなぁ瓜生麗!こうして貴様の無様な姿を見れるとは、今まで貴様に味合わされた屈辱が・・・晴れるようだ!!鳥神魔王様の力を思い知ったか?だが、小百合!貴様、まだその男に媚を売っているのか?この、売女が!!」
小百合は、自分を罵る男の顔を見て驚愕した!
「お、お父さん!?な、何故お父さんが此処に?」
その発言に竜子は驚き、小百合の顔と男の顔を見比べた。瓜生もチラリと男の顔を見るが、後ろで腕組する鳥神魔王の姿を見ると、今度は竜子の胸にしがみ付き震えた。
竜子は小声で瓜生を励まし、
「しっかりして、瓜生麗!此処から逃げ出すには、あなたの力が必要なのよ!!」
瓜生は首を振り、竜子の胸の中で震え続けていた。
「お、お父さん・・・何故お父さんが魔物と一緒に!?」
小百合は信じられないといった表情で父を見つめ、崩壊前の父を思い出していた。
小百合の父親は雪代剛三と言って、やり手の経営者だった。彼は欲しい物は手に入れたがる強欲な性格だった。まだモデル時代の雪代咲苗に横恋慕して、当時結婚を誓い合った彼氏の居た咲苗を、強引に我が物にした。彼は非常に嫉妬深く、咲苗は殆んど外に出る事も許されない程だった。
そんな中小百合が誕生し、剛三にも人の親としての自覚が出てきたのか、剛三は非常に小百合を可愛がった。その姿を見て、咲苗は剛三について行こうと決心したのだが、それは娘小百合を、財界関係者に嫁がせ、自分の地位を不動のものにしたいが為だった。
小百合が中学の頃、剛三の会社は瓜生麗の乗っ取りを受け、剛三は己の財を失った。剛三は瓜生に媚、自分の妻と娘を差し出す代わりに、資金援助をしてくれと瓜生に申し出た。瓜生は剛三を嫌っていたが、雪代母娘の美貌に利用価値があると判断し、剛三の条件を飲んだ。咲苗と小百合は、泣きながら剛三に考え直すよう頼んだが、一家心中したいのかと言う言葉に返す言葉も無く、渋々瓜生の奴隷になる事を承知したのだった。
世界崩壊で剛三は本性を現し始め、自分の為なら平気で人を騙し、偽善者を演じ、今の地位を築いてきた。今の剛三の目からは、娘小百合も妻咲苗同様、汚らわしい売女として見ていた。
「この街に運ばれた病人の女がお前だったとは・・・この役立たずが!貴様のような売女では、鳥神魔王様は受け取ってくださらん・・・お許しを、鳥神魔王様!娘は配下の魔物達の性奴隷として差し出しますので、どうか、私の命はお許しを・・・」
小百合は父の言葉に呆然とした。信じられなかった・・・
「お、お父さん・・・何で!?そんな・・・ひ、酷いぃ・・・ウッウウ」
小百合は、顔を覆い只泣いた。竜子は、瓜生と小百合の二人を、己が胸で優しく抱きしめる。キッと剛三を睨み付け、
(何て奴なの!あれでも父親だ何て・・・可哀相な雪代さん!)
竜子は、剛三に敵意を向ける。鳥人魔王は、剛三をギロリと睨み、
「フン、この分じゃ、貴様の言っていたもう一つの話も、信憑性は低そうだな・・・まあいい、貴様ら、そいつらを我が砦に連れて行け!俺は念の為、こいつの言う中学生の処女が居ると言う街を襲ってみる・・それがデマだったなら、お前を・・・殺す!!」
鳥神魔王の凄みに、剛三は後退りし地面に平伏した。鳥神魔王は、数匹のエイの魔物を連れ、再び大空に飛翔して行った。
剛三は、ゆっくり三人の前に歩いて来て、瓜生を足蹴りにすると、ハッと我に返った小百合が瓜生を庇い、
「や、止めてぇぇ!お父さん!!」
小百合は瓜生を庇い、剛三にしがみ付くと、剛三は不愉快そうに小百合を見るや、
「お父さんだと!?汚らわしい売女に・・・お父さん呼ばわりされる覚えは無い!!お前ら、この売女を好きにしていいぞ・・・いや、待て・・・来い、小百合!!」
小百合の手を強引に掴み、魔物の群れの中に連行する。剛三は服を脱ぐと、小百合を犯し始める。
「な、イヤァァ、お父さん、お父さん止めてぇぇ!!」
剛三は、瓜生や竜子に見せ付けるように、小百合を犯し続ける。我慢できない魔物は、二人の行為に混じり、小百合の身体を撫で回すと、
「何だお前は!?もう濡れているのか?やはり淫乱な咲苗の血を引いているだけの事はあるな?」
剛三は無表情で娘を犯し続ける。竜子はキッと剛三を睨み付け、
「や、止めなさい!あ、あなたは、自分が何をしているのか分かっているの?」
竜子は絶叫した!
小百合を助けに行きたいが、しがみ付く瓜生の為動けない。
「瓜生!お願い、しっかりして・・・雪代さんを助けなきゃ!!瓜生!!」
だが、頼りの瓜生は、最早戦力には成り得なかった・・・
(今の瓜生麗では・・・)
竜子は瓜生を小声で励まし、ガイデルの居る場所にテレポーテーションで逃げるように指示する。瓜生は少し自我が戻ってきたのか、竜子の必死の説得に渋々承知する。
「ありがとう・・・ガイデルにあったら伝えて・・・最早私達は逃げる手段を持たない、私の事は忘れて、街の人々を守ってあげてと・・・」
竜子はそう伝え涙を流す・・・
瓜生は、竜子と犯されている小百合の姿を見て、震えながらテレポーテーションで逃げた。剛三はそれに気付かず、娘小百合を犯し続けた・・・