第76話:龍神魔王と七大将軍
美剣一族が天浮舟で凄ノ王を倒して数時間後・・・
山陰地方某所、不気味な巨大な洞窟の奥から、獣のような唸り声が聞こえて来る。その奥には、巨大な地下水に半身を出した、龍の姿をした龍神魔王が、二人の龍の巫女、そして、配下の七大将軍を招集して居た・・・
「グゥゥゥゥ・・・凄ノ王の気配が完全に消え去った!信じられぬが、凄ノ王は美剣一族に敗れ去ったようだ・・・」
龍神魔王の報告に、七大将軍は驚きを隠せなかった。
龍神魔王が誇る七大将軍とは・・・
長い首と左右の頭から、長短二本づつ角を生やした、幻覚の魔獣将軍ゾルバ!
全身を鎧に包み、背中には1本の太い刀を差した剣豪将軍ザンガー!
まるで原始人のような出で立ちの野獣将軍ライガー!
頭部から左右三本の角が斜めに生え、鋼鉄の鎧に身を包む鋼の将軍ダイザー!
口元以外を仮面で顔を隠し、まるでSMの女王様見たいな衣装で、スタイルの良い身体を包む紅一点の女将軍ジル!
そして、龍神魔王の両腕、黄金のマスクに覆われる黄金将軍ドラド!
全身をフードで覆い、不気味に光る目を持つ謀略の将軍ヘル!
その七大将軍が龍神魔王を補佐し、勢力を拡大して行った。ドラドは龍神魔王に話し掛け、
「そうだとすれば、早急に今後の対策を練らねばなりませんなぁ!凄ノ王様が亡くなる前に命令された、朱紗一族の女を朱紗真悟と合流されては、後々厄介になるかと・・・」
ドラドは龍神魔王を見、六人の将を見て語った。だが、二人の巫女が視界に入った時には、何故か憎憎しげな視線を向けていた。二人の巫女は、片足ずつ鎖で繋がれ、自由を制限されていた。
「まあ、そう焦るなドラド!何もこちらから動かずとも、奴らの希望は向こうの方から我が下に現われようぞ!!」
龍神魔王はそう語り、一同を見ながら不気味にニヤリとしたが、
「それより、我らに歯向かう愚か者どもの始末はどうなった?」
龍神魔王は、七大将軍が一人ライガーを睨みつけると、ライガーはその眼光を恐れ、
「ハハァッ、も、申し訳ございません!奴らの結束力は並大抵ではなく・・・しかし、手はありますので今しばしのご猶予を・・・」
野獣将軍ライガーは、原始人のような衣服と野獣の姿を縮めて、恐る恐る龍神魔王を見た。龍神魔王はギロリと睨みつけるが、
「フン、まあ、良い!好きにしろ・・・皆の者、朱紗一族の女がこの地に現われたら、生け捕りにして我が生贄に捧げよ!!朱紗真悟の肉と血に代わる前に、我が吸収してくれるわ!!!」
「「「「「「「ハハァ!!」」」」」」」
七大将軍達は、龍神魔王に頭を下げ去ってい行った・・・
「クックック、巫女よ!お前達も朱紗真悟に期待しておるのだろうな?お前達を解放する事の出来る、只一人の者だからな!?だが・・・奴は我に勝てぬ!!!」
龍神魔王の自信に、二人の巫女は只震えるのみであった。
二人の巫女は、祈りの間と呼ばれる場所を、部屋代わりに提供されて居た。二人の名は、姉がヒミカ・ムー、妹がアイラ・ムーと言った。巫女と言えば聞こえは良いが、龍神魔王の性処理を兼ねた、奴隷のようなものであった。
それは服装を見ただけでも理解出来た・・・
二人は、まるで踊り子のような衣装で、上は乳輪と乳首が隠れるぐらいの布を張り付けているだけで、豊かな乳房は露になっていた。下は腰蓑のような衣装に、ヒミカは黒いパンティ、アイラは赤いパンティを着けさせられて居た。
「ヒミカ姉上、悲観しないで!今は耐えねば・・・私は、最近不思議な夢を見ます!龍神魔王と七大将軍を倒す為に、朱紗真悟様を始めとする戦士達が、この地に集結する夢を・・・そして、我らが敵、ドラドを打ち倒す勇者の存在を!」
「アイラ、お前はそう言うが・・・わらわ達の故郷、ム-大陸と戦い続けたドラド、そのドラドをも配下に治め、わらわ達の故郷ムー大陸を滅ぼした龍神魔王・・・時空を超え、わらわ達をこの地に連れてきた龍神魔王の力は絶大じゃ・・・わらわの腹心、アマソ、イキマ、ミマシ、それにお前の腹心のミヤジは、わらわ達を人質同然に取られ、奴らの手先となり、屈辱に耐えながら戦って居る!朱紗真悟と言う男が、魔神凄ノ王の分身を二体倒したとは聞いたが、正直期待は・・・」
二人の巫女は、小声で話し合っていったが、勇者達の力を信じるアイラと、消極的なヒミカでは、話は平行線だった。その夜、アイラは再び勇者の夢を見た・・・
アイラは思わず手を差し出し、勇者に助けを求めた所で目が覚めた。
「ウゥゥン・・・ヤ、ヤマト様・・・ハッ、夢!?だったの?でも、見る度にリアルになっていくのは・・・」
アイラは頬を染めながら、この夢が確信に変わると思って居た。
第七章から、いろいろな豪キャラ達(ダイナミックプロ作品含む)が登場致します!