はっきりと言ってしまえば、見損なった……ということです。プロデューサーともあろう者がアイドルに手を出すなんて、許されることではありません! 士道不覚悟で切腹モノです! すぐにでもクビにすべきでしょう!!
とはいえ、ボクは当事者ではありません。証拠もなしに告発したところで、誰にも信じてもらえないでしょう。実際ボクだって……これまでずっと、褒められた仕事をする男だと思っていました。あんなところを目撃するまでは……!
それは、昨日の晩のことでした。一度は帰宅したボクですが、翌日の件がちょーっと気になっていたのです。それで、最終確認しておこうと、夜になってプロダクションに顔を出すことにしました。ちひろさんも私用で定時上がりだと聞いていたので、プロデューサーも寂しがっていることでしょうし。ここは、カワイイボクが労ってあげますか! ……なんて呑気なことを考えていたとは、我ながら甘かったかもしれません。一歩間違えれば、ボク自身が被害者になっていたところなのですから。
少し遅い時間だったので、正門ではなく裏の通用口から入りました。そして、プロジェクトルームまでやってきたのですが……そこで気づいたのです。そういえば、何の連絡もしていませんでした。こんな時間なので、もしかしたらプロデューサーも帰宅しているかもしれません。
威勢よくノックしたところで、返事がなかったら間抜けです。そこで、先ずは部屋の戸に耳を付けて、中の様子を窺うことにしました。
すると、ボクの耳に届いてきたのは……女の声! それも、会話を交わしているというより、ウンウン唸っているのです。あまりに怪しげでしたので、ボクは静かに扉を開けて、コッソリ覗いてみることにしました。そこで……見てしまったのです。あのゲス野郎が、女のコに襲いかかっているところを!
……まあ、ボクとて無垢な子供ではありません。“襲う”……などとぼかす必要はありませんね。ですから、憚らずに明言させてもらいます。あのプロデューサーは……事務所のアイドルと、セックスをしていました!
何しろ、彼女は裸だったんです。肩から、お尻まで、完全に。そして、机の上にぐったりとうつ伏せにもたれかかっている彼女の後ろで、あの男は腰を振っていたんです。仮に
こういうときは、辱められた本人が訴えるのが一番手っ取り早いのですけどね。まあ……彼女にも、彼女なりの事情があるのでしょう。もしかすると、水面下で動いているのかもしれませんし。健気にも、彼女はいつもと変わらぬ様子で打ち合わせのために事務所に来ていました。
とはいえ、本当にいつも通りとはいかなかったようです。
「あ、プロデューサー……その……おはよう、ございます……」
何をしているんです。ソイツが危険だってことは昨日その身を以って思い知らされているはずですよ。早く逃げて下さい。というか、何をモジモジしてるんです。イライラしますね。そんな男に媚びを売ってもまた喰われるだけじゃないですか。何を考えているんです。ああ、もう!
こんなことでストレス溜め込んでは美容に悪い影響が出かねません。まあ、カワイイボクが少しでも見劣りすることはないでしょうけれども……ソレとコレとは話が違います。気持ちよく仕事ができることに越したことがないのですから。そのためにも、彼女には早々にあのプロデューサーに裁きを下して欲しいものです。
***
ふぅーぅ……今日の仕事も大変でした。まあ、ボクくらいになると、どれも一発OKではあるんですけど。ただ……どうしても気になってしまうことがあるんです。
確かに、ボクはカワイイ――それは自然の摂理であり、宇宙の真理ともいえましょう。ですが……ボクには解ります。このカワイさに陰りが見えていることを! 皆さん、ボクがカワイすぎるあまり気づいていません。ですが、ボク自身には解るのです!
そして、その原因は……あのゲス男に違いありません。あんな男に付き添われては、笑顔だって曇ります。それに、あっちの彼女の方だってどうしてしまったのでしょう。あれからもう一週間も経ってるんですよ!? それなのに、あの男は、平然と仕事を続けています。未だ何の進展もみられません。
この間だって、たまたま事務所に顔を出してみたら……あの女、プロデューサーとふたりきりでヘラヘラと談笑なんてしていたではないですか! 余裕カマしてる場合じゃありませんよ!? 我が身が大事ならば、いまは事務所に来るべきではありません。非があるのは彼女ではなく、悪いのは全てプロデューサーであることは解っています。それでも、自分を守るには仕方がないじゃないですか。このまま続けていたら、またとんでもないことをされてしまいますよ!
そうです。あの女は移籍するべきなのです。最近ちょっとカワイくなって……ボクの次くらいにカワイイですけど、ここにいてはいけません! これ以上汚されないうちに、別の事務所に移るべきです。それをダラダラと何をしているんでしょう。ボクだったら、即刻警察に突き出して、別のプロダクションに飛び出しているところです。あー……イライラしますね。本当にイライラさせられます。
そういえば今度の火曜日、ちひろさんは出掛けたまま直帰と聞きました。ならば……きっと再びやらかすでしょう。そこで、現場を押さえてやればいいんです。しっかりと映像に収めることができれば、ボクにだって訴えることができます。うん、我ながら名案ですね!
これで枕を高くして眠ることができそうです。それでは、明日も学校ですし、そろそろ布団に入っておきましょうか。横になって静かに目を閉じると、とても安らかな気持ちになってきます。何しろ、もうすぐ不愉快なものが全て片付いてくれるのですから。録画した動画をネットに流してやれば、あの女は、もう……――
と、構えてはいたのですが……そう簡単に尻尾を掴むことはできないようです。プロデューサーはいつも通り事務所に戻っていますが、肝心のあの女の方が来ていません。これでは証拠動画が撮れないじゃないですか。
とはいえ……まあ、念には念を押しておくべきでしょうね。あの男の狙いが彼女ひとりとは限りませんから。
ちひろさんも既に出掛けてしまいました。残るはカワイイボクとプロデューサー、そして……ふむ、あのコだけですか。これはマズイですね。あのコが先に帰ってしまったら、この部屋は美女と野獣になってしまいます。いい話ではありません。危険な話です。
ここは……申し訳ありませんが、先に退室させていただきましょう。心配はいりませんよ。いくらヤツがケダモノとはいえ、こんな小さなコにまで手を出したりはしないハズですから。
それに……フフン、プロデューサーや皆さんは気づいていないでしょうね。ボクがこれまでチマチマと部屋中に隠しカメラを潜ませてきたことを。一旦は退室しますが、しばらくは廊下から監視させてもらいますよ。カメラの映像を見ながら、もし助けを呼ぶ声が聞こえれば、颯爽と
もし今回の件が未遂に留まるようなら……叙情酌量くらいは考えてやってもいいでしょう。ボクは優しいので! 但し……次は容赦しませんよ!
ということで、そろそろ帰るフリでもしておきましょうか。
「それでは、お疲れ様でした」
扉を出たところで……サッと物陰に隠れて……と。電波は……うん、届きますね。カメラは一つや二つではありません。どこに隠れていようと、ボクの目からは逃れられないのです!
さぁて、現状をスマホで確認してみましょう。一カメ異常ナシ、二カメ異常ナシ、三カメ……――ッ!?
ちょっ……ちょっと、ボクが出てからまだ一分も経ってないんですよ!? それなのに、こんないきなり堂々と……!?
イ、イヤホン! イヤホンは……あ、あれ、鞄ー……じゃなくて、ポケット? あー……あった! マイクが音を拾ってくれればいいんですけど。何しろ、あんなに引っ付いて……大声で会話はしないでしょうから。
『プロデューサー……今日も、いいかな?』
ふぅ、何とか聞こえるようです。ですが……うぐぐ。プロデューサーの膝の上でイチャイチャとォ~……! これ以上何かしようものなら……これ以上…………へ?
そんな、バンザイなんてして……まるで、着替えを手伝ってもらってるような……? プロデューサーも遠慮なく上着を捲し上げちゃってるし……。どういうことです?
わ、わわ……ブラまで……待って、待ってください。そこは……その……あぁ……ダメじゃないですか。うん、ダメだと思います。それなのに……ぁ……脱いじゃいましたね……脱がされちゃいましたね……プロデューサーに。
上半裸になって、あんなに嬉しそうに顔を近づけて……まさか……キスを……って舌だけ!? 舌と舌で舐め合って……え? えぇ!? す……凄い……ボクより年下なのに……あんなオトナな……。うわっ、舌が、プロデューサーの口の中に……プロデューサーの舌も……あ……あんなに……深く……! 唇をしゃぶり尽くすように……裸のまま抱きしめてもらって……あ、はぁ……こんなの……もう……。う、うぅ……もう見てられません。なのに、目を離せません。あ、あぅ……こんなにモグモグと……あぅ……あぅ……。
……あ、膝から下りましたね。もう終わりです? ま、まぁ、例えどこに逃げてもカメラは……って、椅子の下に何かあるんです? じゃなくて、椅子に? プロデューサーのズボンに? え、え……えぇ!?
「んんッ!?」
……お、思わず声が出ちゃいましたが……大丈夫です? 聞こえてませんよね? 無人の廊下はよく響きますから。
ですが……高画質すぎるカメラというのも問題ですね。男の人のあんなところが……こんなに、はっきりと……。ま、まぁ、ボクだって一般教養として見たことくらいはありますけど! ネットで! とはいえ……さすがに顔見知りのモノとなると……うん、何か、気不味いです。あのコ、平気なんですかね?
『ふふ……プロデューサーの……今日も元気だね……』
『私、いっぱい練習してきたから……んっ』
わっ……うわぁ……あのコ……何てこと……って、ボクだって知ってますとも。これは、フェラチオです。知ってはいましたけど……まさか、本当にする人がいるとは。それも、練習って……。そんな練習する暇があったら、アイドルとしてすることがあるんじゃないですか?
でも……
『ちゅむ……っぷちゅ、む……むふぅ……』
「……はむ」
うーん……ボクの指では細すぎますかね。プロデューサーのアレは、もっと大口を開けないと入らないようですから。二本……三本……ふむ、このくらいですかね……って、これは……っ!
顎が外れそうになって我に返りましたが……何てことしてやがるんですか! 汚いですよ、そんなとこ。ですが……ボクはいいんです。ボクのカワイイ指が汚いことなんてあり得ませんから。
『ふふ……そんなに喘いで……気持ちいいの?』
女の声に混じって、野太い男の呻きも混じってますね。これが、プロデューサーの……。
「ん……んふぅ……はぁぁぁ……」
プロデューサーが、女のコみたいに悶えてるんですね……。でも、ボクだったら、きっともっとうまくやれます。もっともっと気持ち良くして、お口の中で――
『あっ』
ほら、そんな間抜けたミスをするはずがありません。ちゃんと、咥えたまま全部受け止めたはずです。髪に付いたら流すのに苦労しますよ。……これも、漫画の受け売りですが。
しかし……凄かったですねぇ。あんなに勢い良く飛び
『ん、ん……んん……』
『へへ……♪』
くっ、わざわざ舌なんて出して……! この小さな画面では判りませんが、きっと、プロデューサーに見せているのでしょう。な、何なんですか、この敗北感は。ボクの方がカワイイのに。どうしてこんなに惨めな思いをしなくちゃならないんですか!
人の気も知らずに、あのコは……スカートとパンツを脱いで……うん、まあ、正直いまさら驚きはありません。何となくこうなると思ってましたし。一度、別の女とシてるのも見てますし。
ですが……何だか胸の中がモヤモヤします。この続きを見てみたい……いやいや、すぐに止めるべき! ……そんな相反する感情が渦巻いているのです。
そもそも、プロデューサーの悪行を暴くためならば、もう十分証拠は揃いました。だから、これ以上野放しにする意味はないはずです。ボクがあの扉を敲くだけで、彼らの行為は止まることでしょう。それなのに……止められないのです。
その理由は……何となく分かっています。ボクが割り込もうとしているのは正義感によるものではないから、なのでしょう。この先に感じているのは……恐怖。ボクは何かに怯えているのです。
それが何かは判りません。ただ、ここで彼らの間に割って入ってしまったら、ボクは恐怖に屈したことになってしまいます。
ですから、あえて見届けてやりましょう。他でもない、自分のために。ボクがボクに、打ち勝つために……!
『あ、あはぁっ❤』
ただ膝に乗っただけで、あんな声が出るわけがありません。間違いなく
「くっ、ん!」
布地の上から触れただけで、冷たくなっているのが判ります。もう……邪魔ですね。ま、いいでしょう。脱いでしまえば。素っ裸のあのコと比べれば、大した痴態でもありませんし。例えノーパンだって、ボクのカワイさは揺るぎません。
『はっ、あぁんっ、プロデューサぁ……いいよぉ……!』
「ん、ん……はぁ……あぁ……」
アイツらはセックスに夢中です。ですから、ボクが、ここで……ここでぇ……
「はっ、あっ、あ……あはぁ……❤」
多少声を出しても気付くことはないでしょう。
『プロデューサー……いいよぉ、もっとぉ……』
こっちが必死に声を殺しているというのに、遠慮のない女ですね。覗き見しているボクの身にもなって下さいよ。自分ばっかりあんなに強く抱きしめてもらって……。ボクだって、処女でなければ今すぐもっと深くまで欲しいくらいです。
「ふっ、ふぁ……あぁ……プロデューサー……❤」
もし……もしもボクがここで裸になって、その胸に飛び込んだら……どうなりますかねぇ……? 何せ、チンチンは一本しかありません。あのコとボク、どちらを抱きしめるでしょうか? フフン、そんなの判りきったことです。ボクよりカワイイコなんていないんですから、すぐにボクの方に――
『あっ、はぁっ、あぁぁぁぁぁ❤』
……っ! ……、…………。
何だか急激に気分が冷めてしまいました。もう帰りましょう。この動画さえあれば、いつだってあいつらを牢獄に放り込めます。
ですが……そんなことをして……一体何に……。
「くっ……うっ……」
泣いてなんかいません。総合的に見れば、ボクの方が断然カワイイんですから。それでも……あの瞬間だけは……あのコの方がカワイかった……!
***
もしかすると、初めて見たあの日からずっと引っかかっていたのかもしれません。それをボクは、いまになってはっきりと思い出しました。後ろから撞かれていたあの女の顔は、とても活き活きしていたな……と。つい見惚れて、それが悔しくて……とっとと消えて欲しい、なんて願ってしまいました。それは最初から、プロデューサーではなく、あの女の方だったのかもしれません。
ただ、これは今日判ったことなんです。プロデューサーに抱かれたあのコの姿を見て、ようやく気づいたことなんです。何しろ、他人の行為をナマで見たのは初めてだったんですから。気が動転してしまったとしても、誰にも責めることなどできないはずです。
門限ギリギリに帰宅したボクは、すぐさま部屋に篭もりました。そして、普段使いのデジカメを机の上に置き……ふむ、アングルはこんな感じですかね。
録画ボタンを押すと、ボクはベッドの前に立ちました。ここなら全身が映り込むはずです。そこで制服のボタンを一つひとつ外してゆき……ふわさ、と布団の上に投げ落としました。続いてブラウスを少しずつ、丁寧に……。
フフン……レンズだって人の目のようなものです。プロデューサーに見られていると思えば……フっ……気分は悪くないですね。何しろ、カワイイボクのカワイイブラ姿です。細い腕に、引き締まったお腹。そして、乙女の膨らみを包み込むのは、水着ではなく下着です。プロデューサーのことですから、これには興奮を抑えられず、鼻息を荒くさせることでしょう。
そして、きっとこう言うんです。パンツの方も見せて欲しい、と。もしかしたら、言えないかもしれません。ボクのカワイさの前には声も出ないでしょうから。
ですが、解ってます。口には出さずとも、欲望が滲み出てますよ。やれやれ……それで気が済むのなら、見せてあげましょう。このまま焦らしては可哀想ですからね。
スカートの腰の辺りを緩めて……フフ、まだですよ。手を放せば見えてしまいますが、そう簡単には放せません。だからといって……イヤですねぇ、そんなにジロジロと……まるで透視でもするみたいに。
このままでは、スカートが熱視線で焼け焦げてしまいそうです。分かりましたよ。そこまで見たいのなら、そろそろ……フ~ン♪ ……どうです? カワイイでしょう? 言っときますけど、これは撮影用の見せパンなどではありません。飾られていないリアルなボクです。リアルなボクの下着姿です。これに欲情しない男なんていやしません。いまも、すぐにでも押し倒したくなっていることでしょう。
で、その後は? トーゼン……この下着を剥ぐつもり、ですよねぇ? ウンウン、解ってます。男はケダモノですから。女のコの恥ずかしいところを見たくてウズウズしているんしょう? ここまで脱いで、はいオシマイ! ……なぁんて言われて納得するはずがありません。本当に、厭らしいですねぇ。でも、仕方がありません。ボクがカワイすぎるんですから。無茶苦茶されて、カワイイ下着を破かれても困ります。ですから、そこで大人しく見ていて下さい。ボクのブラが取り外される様を。
フフン、いま、ホックを外してしまいましたよ? 胸の締め付けはゆるゆるです。手で支えながらこうして肩紐を下ろせば……フ……気になるでしょう? このカップの中身が。でも、まだ見せませんよ。いまにも落ちてしまいそうですが……ボクがそう簡単に放すとでも? ボクのカラダは安くないんです。何しろ、こんなにもカワイイ胸なんですから。見たいですか? 見たいですよねぇ? フフ……そろそろいいでしょう。これが、ボクの……おっぱいですよ!
はぁぁぁ……見惚れてますね? 呆けてますよね? だって、こんなにカワイイんですから。見るだけなら構いません。好きなだけ見て下さい。前から、横から、下から……。どこから見ても、カワイイですよねぇ? 色、形、大きさに至るまで、実にボクらしい胸じゃないですか。まるで天使です。これからもっと成長して、いずれは女神となることでしょう! ただ、いまのカワイさは、いまだけです。だから、穴が空くほど、よぉく見ておくことをお勧めしますよ。
……フン。穴と聞いて厭らしいことを想像しましたね? 本当に下品です。男って、いつもそんなこと考えているんですか? まったく汚らわしいですね。
とはいえ……きっとソコはもう苦しくなっているのでしょう? ずっと
解ってますよ。その原因の一端はボクのカワイさにある、ってことくらい。ボクがカワイイから、そんなに苦しんでいるんですよね。今日は特別です。特別に、見せてあげます。ボクの、ボク自身ですら見たことのないところを。
ですが、恥ずかしがるつもりはありません。何故なら、ここだってボクなのですから。髪の毛一本から爪の先まで余さずカワイイこのボクに、カワイくないトコロなんてあるはずがありません。
ですからこれは……ただ、焦らしているだけです。遊ばれてるんですよ。悔しいでしょう? フフーン♪ でも、ボクに従うしかないはずです。カワイイボクを最後まで拝みたいのなら。ボクが機嫌を損ねたら……ずっとそのままなんですよ? ずーっとそうやって燻ったまま。そんなの耐えられます? 耐えられないでしょう? だから、そうやって見ているしかないんです。
とはいえ……従順な男は嫌いじゃありません。ご褒美をあげましょう。フ……フフ……ほら、少し下ろしただけでそんなに食いついて……。ボクの毛はそんなに濃くないですよ。だから、生え際はまだ、もう少し……ここが、ギリギリですかね。もう少しだけ、あと指一本分でも下がれば、ボクのカワイイお毛々が見えてしまいます。いわゆる、ヘアヌード、ってやつですねぇ。貴重なワンシーンですから……しっかり観ているんですよ?
ス、ス、スー……っと。……フフン、残念でした! ここのお手入れだって、アイドルとしての嗜みなんです。ただ、中途半端に剃るくらいならー……って、綺麗にしちゃったんですよね。だって、この方がカワイイじゃないですか。天使なボクには要らないムダ毛です。いずれ、然るべき身体つきになったときには改めて考えますが……いまのボクには、この姿が最もカワイイんです! これに異を唱え、あの縮れ毛を見たい、なーんて言う人は……いませんよね!?
さて、と。腿に纏わりつくパンツってのも少々間抜けですね。ここまで来たからには、早々に脱いでしまいましょう。
で……、どうです? 生まれたままのボクの姿は。もちろん、生まれてそのまま、というわけではありません。すくすくと成長して……こんなにカワイくなってしまいました。そのボクが裸になっているんです。もうすっかり魅了されて、無理矢理にでもボクをモノにしたいと思っているのでしょう? 裸のボクを前にして、手を出さないなんて拷問にも等しい苦行なのですから。
ならば、これもボクに与えられた罰として受け入れましょう。カワイすぎるボクの罪なのです。だから、そんなに焦らないで下さい。すぐに、ボクをあげますから。
で、どこが欲しいんです? 胸ですか? 足ですか? フフン、やっぱりココですか。やれやれ、男ってどうしてこうゲスいんでしょうね。興味を持つのはそんなところばかりですか。だからといって、そんなに這いつくばって覗き込むなんて……恥知らずですね。頭を踏んで欲しいのでしょう? そうしたら……見えてしまうから。そこまでして見たいんですか。まったく、男ってのはどうしようもないほどにお馬鹿ですね。
とはいえ、下手に触れて、抑えきれなくなられても厄介ですね。ボクは足の裏までカワイイですから。このおみあしで撫でられただけでも興奮してしまうでしょう? だから、そこで黙って待っていて下さい。望むものを見せてあげますから。
こうしてベッドに座って……って、ぅわぁ……ベチャ、って……。あ、いや、何でもないです。僕の手のことは気にしないでください。ともかく、こうして足を開いたところで……そう簡単にココを見せるワケにはいきませんよ。だって、ここが一番見たいところなのでしょう? ここさえ拝めれば、自分の命さえも投げ出していい、って顔してます。まったく……大げさですねぇ。ボクがカワイイのは解ります。ですが、ボクを犯罪者にするつもりですか? このカワイさの所為で男の人たちが天国に召されては、可哀想です。何故なら、そこにカワイイボクはいないのですから。
カワイイボクですら、ココを見たことはありません。きっと、カワイすぎるから、誰の目にも触れないよう神様が隠してしまったのでしょう。そんなトコロなのですから……感激のあまり、目が潰れてしまうかもしれません。それでも、見たいんですか? 命知らずですねぇ。解りました。その度胸に免じて、この手を外してあげましょう!
……フフン、どうやら一命は取り留めたようですね。これが、ボクの全てです。ボクの、女のコの全てです。どうです? カワイイでしょう? 欲情してしまうでしょう? だって……こんなにヌレヌレなんですから。……ボク自身、ちょっと驚いてるんですけど。まあ、うん、濡れてる方がカワイイってことなのでしょう。だから、濡れているに違いありません。
こんなに濡れたところに触ったら……ンっ……コレ……凄いかも……。あ、あぁ……こんなにツルツルで……は、あぁ……止まりません……溢れてくるんです……あっ、あぁ……イイ……これ、凄く……凄く……っ!
掻き回しただけでペチャペチャクチャクチャって……こんなに濡れるの……初めて……。指先で掬って……んんっ!? 乳首もヌルヌルが……気持ちいい……!
あっ、はっ、はっ、あぁぁぁ……っ! いいっ! いいっ! いい……! クリトリス……凄い! 凄いんです! こんなに乱暴に擦りつけてるのに……全然……ぜんぜん……あぁっ……気持ちいい……っ!
んっ、どうしよう……
…………っん…………ん…………んん……。
……あ、あぁ……うん。もしかすると、これが
とはいえ……ウン、いまはまだ録画が続いてますからね。早速保存して観てみましょう。カワイイボクの、カワイイ姿を。
……フフン、服を着たボクがカワイイことなんて、いまさら確認する必要もありません。ですが……脱いでいくボクを観たことはありませんでしたからねぇ。きっと今までとは違った、新たなカワイさがあることでしょう。これまで、ボクが知らなかった方向性のカワイさです。それに初めて触れてしまったから……多少は驚きましたけど、もう問題ありません。だって、ホラ……下着をチラチラ覗かせるボクはこんなにカワイイじゃないですか。水着の撮影ならともかく、下着なんて撮ったことがありませんでしたからね。こんなにカワイイとは知りませんでしたよ。いえ、カワイイのは知ってましたけど、目の当たりにするのは初めて、という意味で。
そして、それすらも……うわぁ……我ながら大胆ですねぇ……。それに……カワイイ……❤ 小振りながら、色も形も申し分ありません。これだけでもカワイイのに……うわぁ……下まで……。ウン、ボクの見立てに間違いはありませんでした。ココは剃っておいて大正解です。ときどき面倒臭いと思うこともありましたが……このカワイさは維持すべきでしょうね。ま、
それにしても……ふ……ふぁぁぁ……ボク、とっても……カワイイ顔をしていますねぇ……❤ こんな顔もできるなんて、自分のことながら知りませんでしたよ。これなら、あの女や、あのコにも引けを取らないはずです。だって、こんなのはまだまだ序の口なのですから。ここから、もっともっとカワイくなっていくんですよ!
あぁ……ボクのココはこんなになってたんですねぇ。意外と綺麗な色してるじゃないですか。さすがボクです。そこに触れながら……こんなに気持ちよさそうに……。は……あぁ……観ているだけで燻ってくるようです。だって、こんなに……
「はっ、あ……あぁん……❤」
これじゃあ、動画の声なのか、自分の声なのか、判りませんねぇ。ピチャピチャ、クチュクチュ、と……。やらしい……でも、指が……止まりません……っ!
「はぁん……っ、あぁ……っ!」
こんなに……あぁ……まだまだ……もっとぉ……もっとボクは……カワイく……カワイくぅ……はっ、あっ、あぁっ、あぁぁぁ……!
……え?
ウソでしょう!? ここで終わるなんてあり得ません! だって、この程度じゃ……あのコたちの方が……。違います。そんなハズありません! ボクよりも、ボクよりもカワイイ女のコが、ふたりも……? これは……どうしちゃったんですか、ボク! そんなところで満足している場合じゃありませんよ!? 何を安心しきっているんです! もっと……もっとカワイくなってください! 一番カワイイのはボクなんですから! どんな女のコたちより、カワイくなくてはならないんですから! ダメなんです! もっと艶っぽく、もっと幸せそうに……もっと……もっと……!