DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
うすーく世界観を作っただけなので、特にストーリーや設定などは考えていないです。
これで官能描写が描ける、はずです。
A NEW MOFUMOFU WORLD
朝から髪が纏まらない。ただでさえ銀色で目立つのに、ネコ耳のように跳ねている。
「あー、もう!!!!」
始業式早々、ネコ耳の銀髪を晒して大遅刻……。──周りより年齢が一つ高いから、目立つってレベルじゃない。
「ギン、遅刻、遅刻」
従兄弟の姉が、部屋に顔を出す。その手には、作りたての弁当が。
「ああ、ありがとう、姉さん」
「ちょっと、その帽子ヘンよ」
義姉(僕が勝手に姉と思ってる)の指摘を無視して、靴紐を結ぶ。
「行ってきまーす」
「はーい」
外を走っていると、静電気を帯びたような感覚がする。髪が思い切り跳ね、帽子が宙を舞う。
拾おうと振り向いた瞬間、後ろから凄い物量の、何かに圧迫され───たような感覚がした。
さっきまであった工事現場の風景や、ビル群、十字路が無くなっている。代わりに、地面に電子機器の回路みたいなものが、巡らされている。
「おにーちゃん、ふせーあくせすー」
声の方を向くと、自分に指を指す、小さな男の子が居た。
(み、耳が生えてる!? しかも動いてる……)
ガバッと男の子の頭を鷲掴みにし、本来耳があるはずの場所を探る。
ない、ない、ない。もしかして、ふわふわのこれは──毛皮、なのか!?
「あー変質者はっけーん。ピー」
ミニスカのポリスがホイッスルを吹く。頭にネコ耳のカチューシャを付けている。
「ちょーっと待ったー」
いよいよ僕のテンションも可笑しくなりそうだった。ポリスの耳を触って確認する、本物だ。カチューシャは……カチューシャだった。ほっ……。
「きゃー!!!!」
ポリスが悲鳴を上げる。
僕の腹に何かが当たる感触がして、全身が痺れたような感覚に襲われる。僕はそのまま何も見えなくなった。
「う、う〜ん、むにゃむにゃ」
頬に柔らかな感触がして、僕は目を開ける。
何か全身真っ黒なものから、ピンク色のものが飛び出している。
「うにゃあ」
「や、やあ」
目が合った。いや、合ってしまった。輝くほどの、金の目をしている。肉食獣であることは、想像に難くない。
「あら〜」
ネコ耳の看護婦……じゃ、なくて、猫の顔そのものだ!!!!
「いやっ!!!!」
勢いよくカーテンを閉められる。……原因はある気がする。
濡れた感触の下半身を見ると、妙に白濁したものが。糸を引いた先を辿ると、先程身体を密着させていた黒猫の、ぬらぬらと光るモノに当たる。
「カミ……ア」
口を突いて出てきた言葉はしかし、僕の知らないものだった。
黒猫(と言っていいほど可愛いものではないが)は首を振る。
「俺の名前はアルカディル。アルって呼んでくれ」
「えっと、カミ……あ、アル」
「んもー、ちゃんと覚えろよ。……そうだ!!」
舌をペロっと出したかと思うと、僕の股間を見る。
「まさか……」
逃げ出そうと半身を上げるが、蛇の一睨みで脱力する。
袋を舐め上げられ、そのままペニスの先を絡め取る。包皮を剥かれる段階で、敏感なそれは上を向く。
「これで俺のこと、覚えるだろ。しかし臭いなあ、包茎だから舐め辛いし」
「な、なんだっていいだろ。大体、そっちが一方的に舐めて来ただけで……」
「最低限の身だしなみのハナシ。伴侶に求めるのは当然だろ? しかも中途半端に剥けていて、恥垢がこんなに」
「んああ、ひぐっぅ」
生まれてからずっと皮で覆われていたそれが、直接受ける刺激に耐えられない。ものの数回で根を上げる。
「本当はお湯に漬けて、徐々に剥いた方が良いんだがな。初めてに興奮してしまった」
「俺が獣で良かったな。大切にしていた恥垢、全部俺のものだ」
「もう、もう、ダメ……」
既に二回もイってしまって、全身に力が入らない。剥かれたことによる刺激もあるけど、ヒトに奉仕されるのって、こんなに気持ち良いんだ。
再びカーテンが開き、悲鳴が上がる。
どこかの配管の中を歩いていると、見慣れた喧騒がしてくる。工事現場、ビル群、十字路。
そうだ、今何時だ? 慌ててガラケーを開くと、7:58分。さっきより10分だけズレている。
「学校を強くイメージしろ」
カm……アルの声がハッキリと聞こえるが、姿はどこにもない。
学校、学校、学校──
〝いいイメージだ!!!!〟
電子機器の世界が一瞬見え、目の前に学校の風景が飛び込む。
「うおおおおおああああああ」
物凄い風で吹き飛びそうになるのを堪えると、後には静けさだけが残る。
階段を駆け上がり、足を滑らせながらも体制を整えて、目的の教室へ向かう。
「はい、きりーつ」
なんとか間に合った。クラスの目が、ほとんどコッチを向いていて辛かった。
我ながらよく走れた。つい一ヶ月前に歩けるようになったばかりだった。
「ん?」
どこからか視線を感じる。
振り返ると、頭に星を散りばめた女の子が居た。その頭には……イヌ耳が付いている!!!!
「よろしくだワン」
女の子が両耳を摘む仕草をしているのを見て、思い出す。
俺の髪、帽子を拾い忘れてる。恐る恐る、自分の頭に手をやると……生きていた。完全に耳として成立し、俺の一部になっている。