DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
お食事中の方はご遠慮願います。
ちなみに私は、朝チャーハンの直後に書いたので、とても興奮しました。
肘を軽く曲げ、グローブを頭上に振りかぶる。片足を上げて静止し、その足を前に突き出す。振り下ろされた腕からボールが離れ、コンクリート壁に向かって飛んで行く。バットはカスリもせず、既にボールのない空を切っていた──。
「っと、これで空振り三振、三者凡退、逆転ホームラン負け、だな」
「なんだよ、それ」
ゲームしてる時より、めちゃめちゃ楽しそうじゃん。そう言ってボールを投げ返すと、受け取ったボールを見つめる。
母さんが少し前から病気してて、家の家事は父親とオレ、兄弟で日替わりでやってた。それでお前が来たから、オレの代わりを務めて貰ってた。今はもう、母さんはすっかり良くなって、復帰出来た。
──野球は前にも言った通り、中学では、チームに背伸びする奴らしか居なくて。高校でもその気になれなくてな。「僕は諦めるべきじゃないと思うけど。まだ高校一年の6月だし」──お前に言われたら、素直に従うしかないんだよな──寂しそうであり、嬉しそうでもあった。
「ゲームなんて付き合い程度で、本当は興味ないんだよ」
牽制の要領で、向きを変えて軽く投げる。「大体、ゲーム部ってダサいよな」大きく笑ってみせる。
「挙句に空想の世界に逃げて。後に繋がるものなんて何もない。将来を考えたら、これほど無意味な事ってないだろ」
お前は小説書いてるからいいけどな。転がっているボールを拾って、再び投げる。お前の親父さんも、小説家なんだろ?
いつも身の丈を考えられる、お前の方が羨ましいよ、と僕は思う。
まあでも、社会人野球とかあるし、と続けて、オレは今のままで居たい、と、そこで会話は途切れる──。
アルはクルクルとその場を回る。あんまり楽しそうで、つい、アルの姿を追う。──お互いにトイレで吐いた。
「アルのゲロ見てると、なんか落ち着くな」
「ぉぅ──っぅぼぅぇ……オロロロロロ」
半固形状の固まりが数回に渡って排出され、排出の度にアルの目が見開かれる。
アルの背中をさすると、律動を感じて安心する。今ここに、僕を想ってくれているヒトが居るんだ。
アルにも背中を撫でてほしいな、と思いつつ、アルの頬に自分の頬を当てる。そうなるともう、お互い跳ね返ったゲロまみれになって、より一層、愛が深まったような感覚を覚える。
もらいゲロの連鎖で、義姉が作った料理をすべて流してしまった。
「や、やめろ、マジで汚いって」
「互いのゲロまみれになって、今更なに言ってんだ?」
ひどくダルそうな目をするアルは、ゲロまみれの舌で、僕の顔を舐めてくる。
観念した僕は、ゲロまみれの舌を出して、アルのゲロ舌と絡ませる。臭いって、レベルじゃない──。もう出し尽くしたと思ったゲロが食道を巡り、アルの口内へ大量にぶち撒ける。さしものアルも堪えられず、ゲロをぶち撒けてくる。互いの口内からあふれたゲロが、首を伝って身体を汚すのも構わず、舌を絡ませる。今までアルの排便にただ興奮していたけど、次からちゃんとオカズにしよう。そう思うと、だんだんと僕のモノが天を向いてくる。──その後、口内が荒れたのは言うまでもない──
アルの顔をしっかりとシャワーで流して、身体全体をお湯で濡らす。その時点で、アルの陰茎は最高潮に勃起していた。
「せっかくシャンプーしながら、軽くイジってやろうと思ったのに」
「す、すまん、さっきの流れで限界なのだ……」
仕方なしに陰茎を触らずに、アルの身体をシャンプーする。太ましい首を撫でるだけで興奮してきた。それから隆起した翼の根元を撫でて、逞しい尻まで毛を逆立てていく。腹をゴシゴシ擦ると、「ふぐぅ〜」と、ワケの分からないアルの鳴き声が聞こえる。これは肛門もダメかなと、試しに指を滑らせると、「バカ!!」と、堪えた様子の返事が返って来た──関西の人なら、「アホ!!」の方が興奮するな──。
触っちゃいけないモノほど触りたくなる。アルの陰茎は犬のそれに近い位置にあって、根元をなぞると「バカ、アホ、オタンコナス!!」と、暴言を吐かれる。そのまま精を吐き出してしまったので、最後まで介抱してやる。アルの余韻もそこそこに、デリケートな部分全体に広がってしまったシャンプーを、すかさず、お湯で落とす。もう少しだけ余韻に浸るアルを待って、身体に付いたシャンプーを流す。
風呂場はアルのせいで狭いので、いつも通り、身体はお湯で流すだけだ。髪の毛も二日に一回、シャンプーするだけだから、今日はお湯で流すだけ。
「先に入っちゃえばいいのに。冷えるよ」
アルの顔は暗くて、ただでさえ体毛で暗いのに、更に暗くなっている。風呂場の隅で、右脚の先をお湯に浸けて、沈んだ表情で湯船を眺めている。
「もう入っちゃうぞー」
アルはパッと僕の方を見上げて、沈んだ表情のまま、何かを期待する目を向ける。
「アル、おいで」
アルは後脚から湯船に入って行く。僕はアルの後脚を掴んで、脚を滑らせないよう支える。後脚が全部入っても油断せず、アルのお尻と背中に手をやる。
アルと向き合う形で湯船に浸かり、しばし身体が温まるのを待つ。
「温かいね、アル」
僕が笑顔を見せると、若干アルの表情が明るくなる。
「ゲロ出たし、風呂に浸かる前に射精するしで、もうサイアク」
僕はアルに手を伸ばすと、アルは前屈みになる。そのままアルにキスをして、無言で互いを求める。その状態のまま、綺麗に爪を切った足の親指の腹で、アルの股間を刺激する。犬の亀頭球のようなコブはないので、傷付けるリスクは若干少ない。ビク……ビク……と、身体全体を細かく動かすのが、アルの首に回した腕から伝わってくる。
「アル、きもちいい?」
「うん、すっげーきもちいい……っはぁ……はぁっ……どうにかなりそうだ──」
互いに傷が完治し、気を使わなくてもよくなったのだ。アルと同じくらい、僕も楽しみにしていた。
アルから腕を離して温める。そのまま足の親指を動かし続けて、アルの先走りが揺れる様を眺める。アルは僕の湯船から出た膝を、目を細めながら舐めている
「アル、柔らかい」
「ギンの指、きもちいい」
僕は責める角度を微妙にずらして、感度を広げていく。
「ああ……もうダメだ……一思いにやってくれ」
目がとろけたアルに片腕を回し、僕は水中に顔を入れる。水中で目を開けて、密林の中に生えるサルスベリを、五本の指でなぞり上げる。
「うわあああああああギンんんんんんん」
溜まっていた想いが、一気に噴き出す。
「アルうううううううううう」
ゴポッ……ゴポッ……と、白濁したそれはお湯の中に飛び出す。「ふぐうううううう──」責め立てて、責め立て、責め立てる──。「イヤだ」というまで、五本の指を撫で上げる。
「うふっぅ……もうっ……ムリ……」
アルの喉に僕の頭がぶつからないよう、そっと、慎重に慎重を重ねて、顔を上げる。
呼吸の荒いアルの頭を撫でて、のぼせないように出ようと促す。
僕らの出た湯船には、たっぷりと愛の証が浮かんでいた。