DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
軽めですが。
「バグ、ぜーんぶ消えちゃったよー」
「神織銀嶺は死ななかったか。あの影が付いてるからなぁ」
「って、兄さん、肝心なときに『それ』潰しちゃってどーするの」
「ああ? 死にそうになったら教えてくれるって言ったじゃねーか」
「ボクの得意な魔法は繋げることで、修復は時間かかるの」
黒いローブの男二人は、犬の姿に変身した夕映暮葉を囲む。
「こいつの影より、あっちの影の方が有能だってのに」
黒いローブの大男は、吐き棄てるように言う。
「だーから有能過ぎるんだってば、兄さん」
「素でもまじないの障壁を破ったのに、神織銀嶺の精液を受けている。光に当てられた影は、その濃さを増す」
華奢なもう一人が、潰れた夕映の後脚を持ち上げる。
そのまま魔法を唱えて、夕映に射精させる。
「お、おい、精液に触れて大丈夫なのかよ」
「その影の主でなければ、ドロドロに溶ける。こんな風に毒になると、物心つく前から言われる。だけど……」
夕映は目を見開いて、全身の筋肉をはね上げる。
「一瞬照らされただけでも、こんなに力がある」
夕映が立ち上がろうとしたところを、魔法の拘束具が締め上げる。
「夏野とかいう女、そろそろ殺そうぜ。こいつに女はもったいねえ」
「殺しても良さそうに思えるけど、夏野が子供を孕めば、もっといい傀儡が出来そうじゃない?」
「そりゃ、どういう……」
「アンテナを張れる人間ってさあ、光と影の間に産まれた子供なんだよね。犬の成りしてるけど、生殖能力はあるんだよ、コイツ」
首の落ちた父親の死体にセックスして、なにも知らない獣の子供孕ませちゃうなんて、真性のヘンタイだよねー──あははははは
夕日が部屋の中に忍び寄る。夏も盆が過ぎ、帰省から帰ってきた夏野さんは、疲れてベッドに寝ている。下着姿でタオルケットを腹に乗せて、寝返りをうつ。普段なら、ぼくの為と言って、下着姿は見せない。しっかりとした場所で働き出して、ぼくとのセックスもあまりしなくなった。ぼくも遠慮がちになって、オナニーをするようになった。夕日にあせた母親の記憶が、濃い影のように伸びる。毎日掃除の行き届いた部屋は、どこか空虚であり、暖かさを内包している。ぼくに割り当てられた一室にもベッドはあるけど、もっぱらオナニーするための部屋だった。勉強や勉強用具はリビングに、寝るときには、夏野さんには広過ぎるベッドで、夏野さんと一緒に寝ている。
母親に近しい人を好きになると、どこかで聞いたことがある。でも、この気持ちは愛情の飢えであって、好きとは違うんじゃないかと思う。とにかく、夏野さんのお尻の匂いを嗅いで、生殖可能なことを確かめる。汗で濡れて、今すぐにでもセックスシーンを思い浮かべられる。不完全な自己認識を持つぼくは、いつも犬の姿でしかセックス出来なかった。被虐心の裏返しから、加虐的な妄想が起こり、夏野さんを辱めたい想いが巡る。
オナニーでは我慢できず、夏野さんのパンティーをずり下ろして、ぼくの野太い犬チンポを挿れたくなる──ゴクリ。ホッキョクオオカミとシベリアンハスキーの血が混じったウルフドッグ、超大型犬の体格だ。並の犬より太いそれは、慣れた女も悲鳴を上げる。
夏野さんに丁寧に切られた爪は、今伸びていて、パンティーの端に引っ掛けるには丁度良かった。
ククッっと上手く爪が引っ掛かり、パンティーの端がズレていく──
「──ッ」
瞬間振り返ると、カーテンから伸びた濃い影に、首のない大男が立っていた。
ぼくの能力で存在を確かめるが、いつもの幻影だ。男は次第に勃起しだして、射精をする。尻から流れたのか、水っぽい液体が太ももを伝い、びしゃびしゃと床に流れ落ちる。
大男はカーテンの影から飛び出して、ぼくに襲いかかって来る。その大男の勃ったチンポが、ぼくの尻穴にズブズブと侵入してくる。
「やめろおおおおおおおおお」
ハッ──
「また、夢を見たんだね……」
夏野さんは体液の流れ出るそこをティッシュで押さえ、立ち上がる。
ぼくの陰茎は萎えていて、激しい動悸がする。夕日は既に沈んでおり、夏野さんの手の温かさだけが、背中を流れる。
カチャカチャと食器の揺れる音がする。
「ギン──熱、下がったか?」
「まだ全然だめ──」
アルが人の姿になっていることに、全力でツッコミを入れたい。
「アル、その姿……」
手を上げるものの、ダラっと落ちてしまう。
「ギンの精液で、それっぽい身体に変えられるようになったんだ」
「あれ、前に話してくれたことと繋がりがある?」
「精液が力になるってハナシだな。人になれるとまでは知らなかった」
アルの大きな身体に合う服なんてないから、アルは裸だった。
「今度はアルが風邪引いちゃうよ」
ギンの精液を信じてるから、などと意味不明なことを言う。
「ちょっと、アル、おかゆ作ったの?」
「そんなもの、俺様が作れると思うか?」
偉そうに言うことじゃない──って、なんで土鍋のもの自分で食べてるんだ?
しかも元の姿に戻ってるし。
「口移し」
「──っ」
全身の血液が沸騰する。これは最高のシチュエーション。
「ネコの口移しで移る主な感染症に、パスツレラ病やカプノサイトファーガ感染症があって」
「──はぁ? 今更それ言うか? ──ゴホン、この小説はフィクションです、実際に真似しないでください」
これでいいだろ── ちなみに食べさせようとしているのは? 生肉──
アルの頭に鈍い音がする。
「もうリアリティもへったくれもないんだから、わざわざライオンに成らなくても」
「一応の形式くらい守らせてよね」
アルの舌の上に運ばれてくるそれを、粛々と受け止める。甘美な唾液と肉の香り、血の匂いが鼻腔をくすぐる。
「おい、勃起してんじゃねえか」
「──ッ、やめろ、って……んっんっ……クチャ、くちょ──んああ」
腰に血液が回り、ただえさえ熱い頭が、さらに熱くなる。
最近は僕が、アルの肉球でチンポを擦られるのが好きなことを知って、機会を見ては肉球で弄ってくる。
「アルの……肉球……すごい厚い……アル、アル──」
肉を飲み込むことも忘れて、舌を絡め合う。制御の効かない思考では、あっという間に射精してしまう。
アルの肉球に精液を押し付ける。もっと── 「おいギン」 腰がゆっくりと前後に動く。次第に激しさを求めて立ち上がる。アルの肩に両前脚をかけて腰を振る。
アルの肩が落ちるものの、アルの背に両前脚を置き──「ぐえっ」──アルの顔にチンポを擦り付ける。
「な、舐める……………から──っ降り……ギン……」
アルの鼻筋にチンポが擦れて興奮する。アルの眉間にチンポが当たって興奮する。アルを濡らしている──
熱にうなされてアルに顔射する。精液に濡れてぐしょぐしょだ。まだ足りない──止めて名残を感じることもそこそこに、再び腰が動く。
ぬちゃ……ぬちゃ──
突然グイッと上体を持ち上げられて、アルの頭からチンポが離れる。
「や……だ……したいしたいしたぁーい」
腰を振ってアルを誘うものの、チンポはどこにもぶつからない。熱と高揚感がない交ぜになって、その場で射精する。
「あるうううううううううううう」
「やれやれ、これが終わったら寝ろよ」
僕が大きく咆哮したら、やっとアルは分かってくれたみたいだ。
遠慮なくアルの柔らかな口内にチンポを突っ込み続ける。
「ぎんんんんんんん」
「あるううううううううううう」
もうっ──うぶっ──
アルの声が聞こえた気がするが、潤滑の増した口内に、もう一度腰を振る。