DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
真っ白な雪の中に立っていると、誰かの温かさを思い出す。家族だったり、友人だったり、それはきっと恋人かもしれない。
「アル──」
巨大な石像から逃げるアル、僕は『ファースト』と音声入力する。
剣戟が交差し、縦に薙ぎ払う。
剣戟から必殺技、その斬撃を魔法陣として、巨大な氷の結晶が宙に浮かぶ。
『スノウブラスト』
必殺技の爆発を氷で抑え込み、局所的な大ダメージを与える。
炎属性と氷属性、二振りの刀身。爆発の光に流れて、鮮やかに反射する。
氷属性の剣は魔法の触媒になっていて、呪術的な模様が刀身に刻まれている。切っ先を地面に向けて半円を描くと、足元に魔法陣が現れる。
『エクセス・ソニック』
魔法剣から手を離すと、重力に従わず、その場で剣先から消えて行く。
炎の剣を両手に持ち、ほとんど動きの止まった敵に斬りかかる。
右──左── もっともスピードと手数のある斬撃。大戦で、最後にバグを斬った大技だ。
マジックポイントゲージが急速に減っていく。残り3秒、2秒、1秒──
「グオオオオオオオーーー」
大ボスの断末魔、そして塵に帰って行く。
電子世界で仕事を貰うものの、今回バグは居らず、時間がかなり余った。
「ギンと並んで武器を振れる、滅多にない機会なのに」
「アル、敵もいないのに振り回さないで」
「すっかり狐の爺さんみたいな口調になったな」
今でも毎日、三朗お爺さんに稽古を付けて貰っている。そろそろ引退かの、と言っているが、未だに威圧だけで身動きが取れなくなる。
帝のお父さんから貰った、長槍をアルは嬉しそうに振る。褐色の肌に金の両目、腰まで伸びる長い髪。いつも首に巻いているスカーフで、長い髪を首の後ろ辺りで纏めていた。
「ど、どうしたの、アル」
いいこと思いついた── ふわっと僕の身体が浮き、アルにお姫様抱っこされる。
「おっ、紅くなってるな〜」
「な、ななななってな──」
アルにキスされて、世界が動きを止める。たまに人の姿も悪くないか。もの足りない口内だけど、僕はしっかり勃起していた。
「わかりやすいな、ギン」
流し目で股間に手を当てるところを見られる。ますますちんぽがおっ立──アルとの間に壁なんてない。僕はアルの透き通った金の目を見ながら、手のひらで自身のモノを擦る。
「ギンが女なのか分からなくなるな」
「たまには肉体の性欲に従うのもいいじゃない」
僕は腰紐を解いて、天に向かうそれを露わにする。
「だいぶ濡れてんな、そのままいっちまえよ」
「アルがいかせてくれなきゃいやだ」
「めんどくさいヤツ」
口から舌が抜かれて、僕は再び地面に立つ。アルは僕の着物をすべて脱がせにかかる。
それからアルは、自身の服をパッと粒子に分解する。
「アルの──大きい」
「普段見慣れてるだろ」
「そういえばまだ、人間のアルでセックスしたことない」
「違和感あり過ぎなんだよ、これの姿でって。筋肉の使い方とか──おっ、なんだよ」
アルのぶら下がっているものを眺める。包茎──指で摘むとピンクの亀頭が現れる。根元なんて普段洗わないから、かなり尿臭い。半分勃起して太くなったそれは、ヒクヒクと周りの空気を感じている。割れ目に舌をやり、ここからおしっこや精液が出るんだと想像する。舌を動かす──「おいギン」アルを黙らせるために裏スジを責めることにする。先ほどの割れ目から、栗の花が溜めた朝露が滴る。花の匂いと尿が、鼻腔を刺激する。んっんっ……くちゃくちゃ──膝立ちして、辛うじてチンポの先に舌が届く。アルは腰を屈めて、僕がチンポを口に含み易い位置に持ってくる。舌から口内へ誘導し、頭を動かす。もっと、もっと──せがむようにアルのチンポをしゃぶる── だいぶアルの露を飲んだ、最高潮に張ったそれにラッシュをかけ──
「はい、そこまで──」
「な、なんで」
「俺様のポリシー。許しちゃうと際限なく、ねだるだろおまえ。俺様は変化球は嫌いなの、ストレートに元の姿で受けてほしい」
「でも、顔にかかっちゃったよ……」
「そ、それは忘れろ。そんな目で見るな、この姿で犯したくなるだろ……」
アルは元の姿に戻って、僕の顔についたアルの精液を舐める。
「そんな悲しそうな顔するなって。ほら、あそこの公園でやろう」
僕のライオンの尾がビクビクと反応する。脚がガタガタと揺れ出して、アルの舌はより滑らかに行き来する。「ギンの粘液おいしい」「嘘でも愛液って言って」「瑣末な違いなんて知らねえよ。ホラ、こんなに濡れやがって」グリグリと腸内を舐めまわされて、僕はよだれが垂れるのも構わず、大きく口を開ける。
「そこの鉄棒の下に寝な。そう、一番低いところだ」
僕は腰を落としてアルをいざなう。腸内の奥に外気を感じるくらい、尻の穴を緩めている。いつもの要領で、アルが優しく挿ってくる。
どうだ、温かいだろ── ああん、アル、いいよぉ、アル── 僕は喘ぐことで、全身の情動から解放されることを願う。 あっ、あっ──
「ほう、いい太刀筋じゃな」
「やっと来たな、三朗の爺さん」
「そんな、うそ……だ……あぁん」
アルは僕を黙らせるように動きを強める。
「いいじゃねえか、たまには誰かに見られるのも」
確かに、かわいい雌じゃな。──アル以外に女だと言われるのは初めてで、思わず肛門を緩める。
「おっ、狐の爺さんにも欲情してるのか。見境いのないヤツだな」
「ちっ、違うって」
アルの影に持ち上げられて、ひっくり返される。
「爺さん、見なよ、あんたの言葉でいきそうだってよ」
「どれどれ」
ちょ、アル── 「なにマジになってんだよ」「一週間飯抜きだからね」
「だったらよ──」
アルは前脚を鉄棒に引っ掛けて、影で僕の腰を持ち上げる。
「思う存分楽しまなくちゃあな」
自分の尻が、アルと繋がっている。目で見せられて、改めて認識させられて、顔が沸騰する。
そしてアルのストロークに反応する、自身のモノ──
「おい爺さん、もう行くのかよ」
「まだまだ磨き足りないからのお。これ以上見る価値はないわい」
「へ、優しい爺さんだぜ」
僕の腰がビクビクと跳ねる。
「ある、もっもう──」
「ギン──」
アルのスパートが掛かり、たまらず僕は射精する。射精の間に、アルも思い切り杭を打ち込んでくる。
宙に浮いた後脚が、腰を受けて思い思いに跳ねる。
「ぎんんんんんんんんんっっっっ──」
「あるううううううううううっ──」
腹に精液が飛び散り、アルの踏ん張る脚が見える。
真っ白な風景の中で、アルの熱だけがそこにあった。