※この作品はR-18です。

DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜   作:アンダーグラウンド

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影の記憶

 ──刃が右に左に舞う──

〈ギィン!!!!〉

 暗闇の中で、魔法の弾ける光が飛ぶ。

「初めまして。私、魔法騎士団のアレンと申します」

 新たに立てた、クイーンの紋章が見てとれる。

「そうそう、あなたに、名乗るほどの価値はないのでした、失礼」

 瞬間の三連突きをギリギリで交わし、相手の油断を誘う。

 魔法騎士団、別名、聖竜騎士団。竜の姿を模した、白い鎧、【聖十字装束】を纏う。

「随分と醜い格好ですね!!」

 最小限の動きで相手の突きを交わし、喉元を切断する。

「ガボッ!! ゴボッ!!」

「魔法騎士団も随分と堕ちたな」

 俺はカミアの鎧を解くと、街の中心へ急いだ。

 

 

 デビルの軍隊長を三人はねたところで、懐かしい声がする。

「まさに大国に匹敵する力だな」

 両目とも斜視の大男、狼男のブローンだ。その隣には、狼のマスクを被った子供が、ブローンと手を繋いでいる。

 闘い方は極めてシンプルで、自身の体格程の大斧を振り回すだけだ。

 子供が手を振ると、デビルは次々と固まっていく。そこを片っ端から叩き潰していく。

「相変わらず無茶苦茶だな」

「無茶苦茶なのは、どちらかな?」

 ブローンはボロボロによれた三角帽子を、目深に被り直す。そのまま背を向けて、大聖堂へと向かう。

「おい、ルーナ。目くらましの呪文を掛けろ」

「任せて!!」

 水盆の向こうから歌が流れてくる。これはテープレコーダーの再生みたいなもので、特に技術を必要としない。

 なのに、ルーナは毎回大はしゃぎする。歌もだめ、詩もだめ、絵もだめ、芸術のセンスさえ、まるでない芋女。だがカミアは、立派に嫉妬していた。正直邪魔だ。

 水盆のボリュームを最大限に絞って、一時的な休憩を取る。

 尋問は気が進まないと、避けていたのが仇になった。コロニーは軍隊を作り上げていた。

 さっき斬り伏せた魔法騎士団より、前の奴に、多少手荒なマネで、具体的な状況を聞き出した。

「カミアの種族──インビシブルムーン──は、影の魔法を得意とする」

 今そんな話はしたくないと、カミアは俺のチンポをしゃぶってくる。

 デビルの能力に近いそれは、カミアの種族が忌避される、格好の理由だった。

「今までは、お前の能力を使わずにやれていたが、今回は無理そうだ」

 カミアはわざと大きな音を立てて、気怠そうに俺の陰茎を刺激する。

「お前自身の能力も、それに近かったよな……確か──」

 突然俺の頭が真っ白になる。カミアが俺の脳をジャックしたのだ。抵抗する術もなく、全身の性感帯がフルスロットルで反応する。ギリギリと陰茎に歯を立てられ、莫大な痛みと快感で、一瞬気を失う。

 それからマリオネットの俺を四つん這いにし、獣のような交尾をしてくる。

 射精で気が緩んだ一瞬を逃さず、さっきの感覚をカミアの脳にぶつける。

「キュウ!!!!」

 カミアは甲高い悲鳴を上げ、ヨロヨロと俺から離れる。

「はあはあ……俺が悪かった……」

 カミアの目付きが獣のそれになるが、俺を見ているのではなく、己の内側と闘っているように見える。

 正直、互いに記憶を共有することは出来る。だが、それをしないのは、俺が俺で、カミアがカミアだからだ。

 怯えるカミアを抱き、疲弊した俺は気を失う。

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