DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
──刃が右に左に舞う──
〈ギィン!!!!〉
暗闇の中で、魔法の弾ける光が飛ぶ。
「初めまして。私、魔法騎士団のアレンと申します」
新たに立てた、クイーンの紋章が見てとれる。
「そうそう、あなたに、名乗るほどの価値はないのでした、失礼」
瞬間の三連突きをギリギリで交わし、相手の油断を誘う。
魔法騎士団、別名、聖竜騎士団。竜の姿を模した、白い鎧、【聖十字装束】を纏う。
「随分と醜い格好ですね!!」
最小限の動きで相手の突きを交わし、喉元を切断する。
「ガボッ!! ゴボッ!!」
「魔法騎士団も随分と堕ちたな」
俺はカミアの鎧を解くと、街の中心へ急いだ。
デビルの軍隊長を三人はねたところで、懐かしい声がする。
「まさに大国に匹敵する力だな」
両目とも斜視の大男、狼男のブローンだ。その隣には、狼のマスクを被った子供が、ブローンと手を繋いでいる。
闘い方は極めてシンプルで、自身の体格程の大斧を振り回すだけだ。
子供が手を振ると、デビルは次々と固まっていく。そこを片っ端から叩き潰していく。
「相変わらず無茶苦茶だな」
「無茶苦茶なのは、どちらかな?」
ブローンはボロボロによれた三角帽子を、目深に被り直す。そのまま背を向けて、大聖堂へと向かう。
「おい、ルーナ。目くらましの呪文を掛けろ」
「任せて!!」
水盆の向こうから歌が流れてくる。これはテープレコーダーの再生みたいなもので、特に技術を必要としない。
なのに、ルーナは毎回大はしゃぎする。歌もだめ、詩もだめ、絵もだめ、芸術のセンスさえ、まるでない芋女。だがカミアは、立派に嫉妬していた。正直邪魔だ。
水盆のボリュームを最大限に絞って、一時的な休憩を取る。
尋問は気が進まないと、避けていたのが仇になった。コロニーは軍隊を作り上げていた。
さっき斬り伏せた魔法騎士団より、前の奴に、多少手荒なマネで、具体的な状況を聞き出した。
「カミアの種族──インビシブルムーン──は、影の魔法を得意とする」
今そんな話はしたくないと、カミアは俺のチンポをしゃぶってくる。
デビルの能力に近いそれは、カミアの種族が忌避される、格好の理由だった。
「今までは、お前の能力を使わずにやれていたが、今回は無理そうだ」
カミアはわざと大きな音を立てて、気怠そうに俺の陰茎を刺激する。
「お前自身の能力も、それに近かったよな……確か──」
突然俺の頭が真っ白になる。カミアが俺の脳をジャックしたのだ。抵抗する術もなく、全身の性感帯がフルスロットルで反応する。ギリギリと陰茎に歯を立てられ、莫大な痛みと快感で、一瞬気を失う。
それからマリオネットの俺を四つん這いにし、獣のような交尾をしてくる。
射精で気が緩んだ一瞬を逃さず、さっきの感覚をカミアの脳にぶつける。
「キュウ!!!!」
カミアは甲高い悲鳴を上げ、ヨロヨロと俺から離れる。
「はあはあ……俺が悪かった……」
カミアの目付きが獣のそれになるが、俺を見ているのではなく、己の内側と闘っているように見える。
正直、互いに記憶を共有することは出来る。だが、それをしないのは、俺が俺で、カミアがカミアだからだ。
怯えるカミアを抱き、疲弊した俺は気を失う。