DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
諦められないから未完になるんであって、諦めてしまえば、あとは書きたいものを書くだけ。
三朗は狐のヒゲをピンと立てて、風の向きが変わるのを感じ取る。
「ふーむ、女王を連れて何をしようと思っておったが……」
巨大なドラゴンが、次々と巣の塊を投下していく。さらに巨大な昆虫が、莫大な黒煙を吐き出す。
「完全に遮蔽される前に、通路を立てておきます」
メガネを掛けた着物の男は、翻って別の世界へと消える。
「雑魚は散らせって言われてるんだよね。爺さんやるのは気が進まないけど……」
人型の甲虫が数十体、三朗を囲む。
──刹那──バグの頭部がいくつも宙に跳ねる。
「やれやれ、これではただ『群れているだけ』だわな」
「や、やれ、お前ら!!」軍団の隊長が支持を出した瞬間、隊長の頭部が破裂する。
統制を失ったバグの軍団は混乱し、群れから離れたバグは、あちこちで木っ端微塵に吹き飛ぶ。
無謀にも突っ込んで来た数体のバグは、蜂の巣状に身体に穴が開く。
怯むバグの軍団に、「どうした、わしはまだ生きておるぞ」と発破をかける。
我を忘れて突撃する者、その場に固まる者、逃げ出そうとする者、全員が致命傷を受け、四散していく。
「さて、もう少し寝るとするかのぉ」
狐の口を大きく開け、三朗は現に誘われる。
ログアウト不可という随分と痩せた手法で、僕らはバーチャル世界に閉じ込められる。
「で、その『ユキナリ』というプレイヤーを連れ来いってワケね」
『アキヨウ』のチート──プレイ外の不正行為──を目の当たりにされて、黙って従うしかない。
「相棒のシンメイは殺したらしいけど、単にログアウトさせただけでしょ」
「お前らにはわからないな、うん。本当に魔法があって、今しがたリアルで首が飛んだことも」
虚を見るアキヨウは何かに取り憑かれたように、ボソボソと呟く。
ギンと果てしない真黒を歩く。やがて回廊は終わりを迎え、その先に、闇を讃えた巨大な黒壁に当たる。
「空はあんなに青く澄んでいるのに、ここは何も見えないんだね」
「俺にはいつもギンが見えていたよ」
壁に禁の白文字が現れ、大量の腕が俺を捕まえる。俺はそのまま宙に持ち上げられ、前脚を引っ張られる。
杯に薬が盛られ、一気に飲み干す。久し振りの感覚に、俺はあっという間に勃起してしまう。俺のムスコは天を向き、ビクビクと震える。
「んぁあ、っっ──ギン」
大量の手に揉まれて、脚が、翼が、反応を繰り返す。俺はギンを求めて叫ぶ。
アルは快楽に飢えて腰を振る。アルの先走りが伸びた手に溢れ、地面に滴り落ちる。
「ギン──の、飲め」
僕は震えるアルにキスをする。