DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
咆哮が鳴り、玉座の黒竜は死の瘴気を撒き散らす。
天風とアルは瘴気を吹き飛ばして道を作る。
姿を変えたぼくとギンは、敵の喉元目掛けて突進する。
ギンの光の魔力に当てられ、ぼくの魔力は増幅する。
──敵の無意識世界へのダイブ──
「ギン──」
無意識の世界から飛び出し、ギンに告げる。
「こいつはただの『楔』だ。闇をひとところに収める、それだけの役割──」
「──アルや天風の大昔の先祖──時折、闇の魔力を秘めた者が現れるのは、コイツの遺伝子が強く現れたから──」
「──そして、その闇の魔力さえも封じ込めようとしたんだ──」
「そ、それじゃあ、本物は?」
白い鱗を持つ、光の竜──創世の王──
──黒い竜の割れ目に爪を立てると、むくむくと黒光りするそれが起き上がる。
爪で傷を付けないように──それだけに気を付けて、荒くしごく。
「グォオオ」
物言わぬ傀儡はそうして、かつてこの世界を統べた面影などなく、快楽に喘ぐ。
飛び出た精液を掬い、女に与えていく。
「なにを怖がっている。どうせ貴様らは己と番うこともなく死んでいくのだ」
この地に散らばるように、大量の女とセックスした。そこからあふれた子供がどうなろうと変わらん。
「ついに玉座に着いたか──空を覆う闇の天蓋……あれは暗黒と通じている……」
気にせず目の前の女の肉を舐める。なかの熱さを感じて、己はかつてないほど興奮している。数千万以上のセックスでも、己を受け入れられた女はいなかった。どれも己を血で汚す、下賤な女ばかりだった。たまには、と最後まで突き挿れるが、そうすると大抵、使い捨ての器になる。
こうして舌を最後まで入れた経験も初めてだった。素晴らしい──。
暗黒の天蓋から降り注ぐ、無数の黒い竜──。
「ギン、外見てみろ!!」
遅れて駆けてきた帝は、オオカミの姿で息を切らす。先の戦闘で傷を受け、肩は真っ赤に染まっている。
世界の崩壊するような、竜の鳴き声──。
そこに巨大な光が貫く。続いて輝羅と吉見のアバターが、バーチャルゲームのボスに乗って現れる。次々に見知った顔が現れて、暗黒の奔流に立ち向かって行く。
「ヒカリは──」
どこにもいない。
「ギン、白鳳の側にヒカリがいない」
天風と暮葉は、残りの魔力で、僕とアルをヒカリの元へと送る。
──不意に弾き飛ばされ、目を開ける。
無数の星が直ぐ側に見える。どこかの星の上に降り立ったようだ。
「どうやら、あそこから弾き出されたらしい」
アルは首を上げて示す。
乳白色の巨大な球体が宙に浮いている。
「どうする? アル」
「決まってんだろ」
アルは尾を上げ、治癒してもらったばかりの尻穴を見せる。
「俺はもう出ないからな」
僕は最大限魔力を込められる、ライオンの姿でアルに迫る。
「イッ──」
アルの濁音がし、僕はアルの中に侵入する。