DARKNESS FUR MOFUMOFU !!!! 〜僕はただモフモフしたいだけ〜 作:アンダーグラウンド
夕日はまるで水のようだった。影がどんどん伸びていく。どんどん伸びていく影は薄まっていく。薄まって、薄まって、薄まって、やがて世界は薄められた影で覆われる。
僕の気持ちも影と同じくらい薄まって、本当の僕は滲んでしまっている。きっと涙を流すから滲んでしまうんだ。泣いちゃダメ、泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。
隊長は一度だって自分自身を薄めたことはなかった。自分を薄めずに、どうして他人のことに気を使えるのだろう。私にはそれが分からなかった。
瓦礫の下で隊長に抱かれている時、私は図らずも下半身を濡らしていた。隊長の頬が当たり、熱が伝わってくる。なんだか分からないまま更に二度も、下半身が脈打つ。
「……ちょっと計算が違ったかな……はは」
気を失っていた隊長が目を覚ます。
頭を撫でられて、ふいに父親のことを思い出す。そういえば父親も、日の光で薄まらない人だった。水に濡れることのない、強い人だった。
「んっ」
急に敏感に脈打つそれを服の上からまさぐられ、私はまた精を吐き出しそうになった。
「おっと、すまん。大丈夫だぞ」
隊長が瓦礫を退けている間、私は今の場面を何度も反芻していた。
ただ恐怖で漏らしただけだと思われたい。一方で、今感じた気持ちが伝わってほしい。
「さあ、掴まって」
隊長の裸で歯が浮きそうになるのを堪え、自分の気持ちを自制するため、隊長の服を強く噛み締める。
固く目を閉じても、口内に広がる隊長の香りが、下半身のそれをピンポイントで刺激する。
瓦礫から抜ける間に、また行き場のない愛を吐き出していた。
「大丈夫、大丈夫」
隊長はまた、優しく私の頭を撫でる。
ここまでに湧いた感情も、涙で薄めることしか出来なかった。
中々面白い読み物だと思った。早速、紙に走り書きをする。
「ん〜イッツシャイン!!」
「ちょっと父様、静かにして下さい」
「そ、そうか。……ん〜〜〜だけどイッツシャイン!!」
「今お勉強中なんですものね」
「母様もです」
そそくさと離れる二人を尻目に、胡座の上に乗っている『それ』に意識を集中する。
だいぶ人間で言うところの『調教』が出来ているらしい。半日も尻穴にペニスを突き立てているが、『抵抗する』という脳の信号は送られていない。
人間の場合、呆気なく身体が壊れるが、こいつはまるで違う。身体を潰すのにも力が要るし、致命傷を与えても、直ぐには死なない。
「確か、カミアと言ったかな。吐息から筆を形成し、影を操る魔法を使う。更に大きな筆で、闇を操る」
獣に命令し、雌の交尾体勢を要求する。おれも人の姿を解き、竜の血が混じった姿へと変わる。
闇を抱えた者の心は潰しやすい。僅か三ヶ月足らずで、従順な雌に成り果てた。
「グギャア……」
肺が圧迫されて、それ以上の悲鳴は聞こえて来ない。
初めは人並みの質量を保ち、徐々に大きくしていく。直腸の最奥に当たった時点で、元の質量に戻す。
正確に測ったことはないが、おれのペニスは1m以上ある。せっかく上等の道具を見つけたが、半分入れば良い方だ。
「ゴボ、ゴボ」
盛大に裂けた肛門のせいで、四肢を踏ん張れずに動いてしまう。いつも仕方なく頭を押さえる。
「爪だけでも立てとけよ」
内臓を掻き混ぜる感触が、何とも心地いい。つい頭から脚を離すのを忘れて、溺れさせてしまいそうになる。
デビルの生きるこの世界では、人界の生き物の『時間』は極端に遅くなる。それを利用すれば、死ぬ時間すら、ズラすことが出来る。
「ふぅ……どうした、いつもの言葉を言え」
「ワ……タクシは……み……みみ」
いつもより意識が混濁している。
「『醜い雌猫です』だろうが!!」
思わず頭を叩き潰してしまったが、何とか生きているようだ。