※この作品はR-18です。

キリト・イン・ビーストテイマー R-18.ver   作:クジュラ・レイ

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 キリト・イン・ビーストテイマー アイングラウンド 05の一応の続きです。


 ※注意点

 ①もしかしたら凌辱かもしれない。


19.5:一時のおたから

「な、な、な、な、なぁ……」

 

 

 トレジャーハンターを自称出来る程の活躍をしてきたと自負している少女フィリアは、目の前の光景を震えて見ていた。そんな事になるのはフィリアにとってとても久しぶりな事でもあった。

 

 SAO――ソードアート・オンラインというデスゲームに閉じ込められて、舞台となったアインクラッドを百層まで攻略するという目的の最中で、実に様々な経験をしたし、様々な出会いもあった。現実世界では決して味わう事の出来ない体験の数々で満ちた世界で生きる事で、トレジャーハンティングというものに目覚め、お宝というものに惹かれるようになった。

 

 そのお宝を探すうえで、そしてアインクラッドを生きる中で、驚くべき光景には何度も何度も遭遇したものだし、驚くべき敵を何度も相手取り、戦い、勝ってきた。だからこそフィリアはアインクラッドを、ソードアート・オンラインを仲間達、友人達と乗り越えて現実世界に帰還した際、ちょっとやさっとの事では驚かない強さを手に入れられていた。

 

 SAOをクリアした後に行ったALO、《SA:O》でもその時の経験は活き、フィリアはそんな些細な事では大声を上げて驚くような事にはならないでいた。

 

 ……今日、この時まで。

 

 

「なぁぁに、やっちゃってるのぉぉぉぉぉぉぉッ」

 

 

 三十秒ほど前から胸の中で燻っていた驚きは胸から出て喉へ上がり、口元に到達。大声となって出た。そんな声を出したのはいつだったかを思い出す余裕も、思考を巡らせる気持ちさえも、今のフィリアには存在していなかった。

 

 仲間の一人であり――命の恩人でもあるキリトが所有するログハウスの一階、玄関の戸を開けたその時に見えた光景が、フィリアをそうさせた。

 

 

「んあっ、あぁっ、あうっ、あんっ、あぅんっ、ふぁうっ、ふあっ、ひやあっ、ぃあぁ」

 

「な、な、ぁあ、なあああ……」

 

 

 ログハウスの一階で、信じがたい異変が起こっていた。SAOに同じように閉じ込められ、現実世界への脱出を共にやり遂げた仲間の一人であり、大切な仲の良い友人の一人であるセミロングの黒髪の少女――名をシノンと言うその娘が、床にうつ伏せにさせられながら、聞いた事もないような甘ったるい声で鳴いている。

 

 彼女の履いている露出度がそれなりに高いズボンは膝下まで下着ごとずり下げられており、自分も含めた女性にとって大切な場所は露にされていた。

 

 

「ひあっ、ふぐっ、んぅっ、あんっ、あんっ、あぁっ、あっ、きり、きぃと、おねがっ、やめっ、んあああぅっ」

 

 

 その大切なところである秘部に今、容赦なくモノを突っ込んでいるそれが、フィリアは信じられなかった。シノンを叩き伏せて自分のモノを突っ込み、激しく前後運動を繰り返しているのは、アインクラッド攻略組を率いて、SAOを終わらせた英雄。

 

 シノンの恋人である事が仲間の間に知れ渡っている剣士、キリトだった。

 

 

「キリト、シノン、なに、やって……なにやっちゃってるのよぉッ」

 

 

 キリトはシノンの湶(あばら)と腰の間を力強く掴み、容赦のなく腰をぶつけて離してを繰り返している。そのキリトの下半身にある――所謂性器こそが、シノンの性器に突っ込まれているそれであった。

 

 

「いぁ、ひやあんっ、あんっ、うぁっ、ぅんっ、ぁんっ、あぁぁんっ」

 

 

 かつてSAOでフィリアの命を救ってくれた恩人でもあるキリトの陰茎が突っ込まれる度にシノンは大きな声で鳴く。性器を突かれる事で反射的に出る声だ。人間の女性として防ぐのは難しい声を――一番出さないだろうと思っていたシノンが、ログハウスの中に響かせている。シノンにそうさせるキリトの行為は、フィリアが知らないものではなかったが、その二人がやってしまっているなど、想像できるわけがなかった。

 

 そんな無茶苦茶な光景の中で、シノンが目を向けてきた事にフィリアは気付いた。その顔は真っ赤で、涙と涎が零れていた。

 

 

「ふぃっ、あっ、ふぃりあ、んあぁんっ、たす、たしゅけっ、たすけてっ」

 

「え、え、え」

 

「あんたの、おべんとっ、たべたらっ、ひうああうんっ、きりっ、とがっ、きいとが、おかひくっ、なっひゃっ、てぇぇえ」

 

「お弁当……?」

 

 

 フィリアは痺れかかった頭を動かして記憶を探った。

 

 そういえば今日、この二人には特別な事をしてやった。昼間に食べる弁当を作ってやったのだ。日頃フィリアのやっている情報収集と宝物探しは一人でやっているのだが、ついこの前に、キリトとシノンの二人が手伝ってくれた。

 

 そこで二人はフィリアが思いがけていなかった貴重な情報と、お宝の位置を掴み取り、実際にお宝と呼べるレアアイテムを発見してくれた。キリトとシノンの協力がなければ見つけられなかっただろう。しのアイテムの発見が嬉しくて仕方がなかったフィリアは、後でキリトとシノンに昼に食べるお弁当という形で恩返しをする事にした。

 

 宝物探しに情報収集に没頭しているがために、料理スキルは高くないのだが、それでも昼間の弁当に出来る料理は作る事が出来る。そんな小さい方に入る料理スキルを使って、フィリアはサンドイッチを作った。

 

 素材はフィールドで集めてきた食材アイテムを使っており、店で買う事は出来ない。更に特殊な食材アイテムも入っているので、空腹を満たす以上の効果が期待できる優れもの。勿論ちゃんと味見もしてあるし、その時には美味しいと感じられた。これならきっと二人も喜んでくれるに違いない。

 

 そう思えるサンドイッチを完成させたフィリアはいつもの探索に出かける前に、二人にサンドイッチを渡した。二人は少し驚いたような様子だったが、嫌な顔一つせずに受け取ってくれて、お礼を言ってくれた。お礼を言わなければならないのは自分の方なのに、そう言ってもらえたものだから、フィリアはまた嬉しくなり、探索に集中する事が出来た。

 

 その探索が一段落ついた辺りで、昼間を迎えた。丁度キリトとシノンが昼食を摂る時間だ。渡した弁当の感想はどうだろうか。美味しく食べてもらえただろうか。どうにもそれが気になって、フィリアはここに戻ってきた――その感想を聞きたかったサンドイッチが原因だって?

 

 

「あ……」

 

 

 そこでフィリアは思い出した。サンドイッチの食材はフィールドで見つけたものだが、その中に特殊な木の実系アイテムが含まれていた。それは「料理に加えると旨味を高める事が出来る」効果を持っていると書かれている珍しい代物だった。しかし同時に注意事項も添えられていて、そこには「雄を異常興奮状態にさせてしまうので絶対に使わない事」とあった。

 

 旨味を高められるのであれば、入れない手はない。それに雄を異常興奮状態とやらにさせるとあるが、それはきっと《ビーストテイマー》の《使い魔》が雄である場合だろう。食材アイテムはぽんと《使い魔》に与える事も出来るのだから。これは雄の《使い魔》に与えるなという意味だ――フィリアはそう思って、そのアイテムをサンドイッチの中に入れた。

 

 それが入ったサンドイッチを食べたと思われるキリトの様子は、明らかにおかしかった。目は意識があるのかないのかわからないような色合いに濁っており、いつものキリトの目と異なっている。口からは涎と一緒に湯気が出ている。体温が異常なまでに高まっているのだ。

 

 そして――下半身にある男性器は血走るくらいにいきり立っているらしいのだが、その顔は真っ赤にさえなっていない。突っ込まれて、激しい性行為をさせられているシノンは顔を真っ赤にしているのに。肝心なキリトは顔色一つ変化がない。

 

 

(……まさか、あれ?)

 

 

 キリトとシノンが互いに愛し合い、同意し合ったうえで性行為――セックスをしているという話はこっそり聞いた。だが、今の二人のやっているそれは、明らかに同意し合った末のものではないとわかる。シノンがキリトに犯されている。そういうふうにしか見えない。そんな事をシノンにするキリトの今の状態は――強引にでも女性とセックスしなければ収まらないようになっている異常な興奮状態に見えた。

 

 まさにあのアイテムの注意事項にあった「異常興奮状態」だ。

 

 

「まさかあれ、人間にも効いちゃうものだったの?」

 

 

 《使い魔》の雄だけではなく、人間の雄、つまり男性に効果があったというのか。いや、そうとしか思えない。雄が決して口にしてはならないものを口にしてしまったがために、キリトはこんな状態になって、愛おしい人であるシノンを犯している。

 

 

「そんな……そんなのって……」

 

「ん、あ、んああああああああああッ」

 

 

 この光景を作ってしまったのがわたしだなんて――自分の行いが信じられず、フィリアは立ち尽くしそうになったが、シノンの大声で我に返った。シノンはその時激しく痙攣を起こし、身体数回びくびくと言わせた後に床に力なく倒れた。絶頂を迎えて力尽きてしまったのだろう。

 

 一方でキリトの動きも停止していたが、シノンに合わせて下半身をびくびくと言わせていたので……シノンの膣内に思い切り射精したのだろう。

 

 最後まで二人のセックスを見届けてしまったフィリアは、とりあえずキリトに声掛けする。

 

 

「え、えぇっとキリト、その、落ち着こう。落ち着こうよ。シノンも嫌がってるし、キリトはシノンが嫌がるような事しないでしょ。あぁいや、それ以前にわたし、そんなつもりでキリトとシノンにサンドイッチ作ったわけじゃ――」

 

 

 言葉は最後まで続けられなかった。急に目の前が暗くなったかと思えば、頭を強く掴まれたような感覚が起こり、口に何かを突っ込まれた。口を塞がれた事による若干の息苦しさではっとしたその時、フィリアの眼前にキリトの下半身があった。

 

 頭はキリトの両手に抑え付けられて、口には――シノンの陰部を突きまくったはずなのに疲れの欠片もないキリトの陰茎が突っ込まれていた。

 

 

「ん、んん、んんんん――――ッ」

 

 

 フィリアの意見など一切聞く気なく、キリトは強引にフィリアの頭を前後に振らせ始めた。加熱された棒のように熱いキリトの男性器がフィリアの唇を滑り、口内に出し入れされる。力強いけれども心優しい本質を持つキリトからは考えられないほど、強引で乱暴な行いだった。

 

 

(そんな、こんなのっ、聞く耳、ないのぉッ?)

 

 

 生理的反応で口の中が唾液で満たされているが、その中にはキリトの先走り液も混ざっていた。感じた事のない、何とも言えない味が舌に広がるが、やはりキリトは容赦なくフィリアの口で性器の出し入れを続けさせる。

 

 

(どうしよう、どうしよう。こんなの、どうすればいいの?)

 

 

 かつてSAOに閉じ込められていた時、どうにもならない危機にフィリアは襲われた。何もできないまま死に行くしかないと思い、震えて泣いていたその時に助けてくれたのがキリトだった。それからフィリアはいつしか、危ないときはキリトが助けに来てくれるのではないかと信じるようになった。どんなにそれが身勝手な事でも、信じずにはいられなかった。それだけキリトの存在はフィリアにとって大きなものだった。

 

 そして今危機が訪れているが――それは自分を助けてくれた英雄であるはずのキリトによる危機だ。だから、どうしようもないかもしれない。

 

 

「むぐっ、むんっ、んんぅっ、むぐぐっ、ふむうぐっ」

 

 

 そういえば性行為をする際には、オプションを開いて倫理コードというものをオフにしないといけないという話だった。それを動かした記憶はないので、倫理コードはオンのままだ。なのに、キリトにこうして性行為をさせられているのはどういう事なのだろうか。このゲームはまだ開発段階にあるので、そういったところが作り込まれていないのか。

 

 疑問が湧いて出てくるが、それは悉(事ごと)くキリトの行為にかき消された。

 

 

「むぐ、む、ん、んんんんんんんんんんん――――ッ」

 

 

 その時、口の中で熱いものが迸った。感じた事のない熱さが口の中へ、喉にまで放出される。

 

 

(嘘、これってまさか射精? キリトはこんなにも早くいっちゃうような人だったの――?)

 

 

 考えるうちにフィリアの喉と口の中はキリトの精液でいっぱいになり、すぐさま我慢の領域を超えてしまった。そこでフィリアはやっと抵抗する事が出来、キリトの陰茎を口の中から外す事が出来た。

 

 

「ぷはああっ、はああっ、んぅ」

 

 

 口を開けた時、キリトの精液と自身の唾液の混ざった液が零れ出た。それだけキリトはフィリアの口の中に射精していたというわけだったが、その量がフィリアは信じられなかった。キリトはこんなにも沢山の精液を出せるような男性だったのか。その思考はすぐに薄れた。口の中に残るキリトの精液の臭いが鼻に届いた瞬間、思考が一気に遅延し始めた。

 

 

「これ、キリトの精液……なんか、頭がぼーっとする臭い……?」

 

 

 なんとも言えない臭いだったが、嗅ぐのをやめられない。嗅いだ事のない臭いであるが故なのか、それとも本能的に求めてしまう臭いなのか。だが、いずれにしてもこの状況は良くないだろう。なんとかして打開しなければなるまい。頭がぼーっとして来ている中で、フィリアはふとシノンの居たところに目を向けようとした。シノンならば、セックスをする時のキリトの事もよくわかっているはずだ。シノンに聞けばキリトへの対処方法もわかるはず――。

 

 

「ちょ、ちょっとシノン、こんなキリトはどうすれば――」

 

 

 しかしその望みはすぐに絶たれた。キリトにたっぷりと膣内に射精されて絶頂していたシノンは既に疲労の限界を迎え、現実世界に帰ってしまっていた。しかも彼女はこれ以上ないくらいに疲れ果てた様子だったので、ほぼ寝落ちだっただろう。すぐさま戻ってくるという見込みはない。ここにいるのは自分と、理性を失っているキリトだけだった。

 

 

「え……シノン、いない……?」

 

 

 どうすればいいか本気で分からないでいるフィリアは次の瞬間床に引っ張られて倒された。キリトが体重を一気にかけて覆い被さってきた。驚く暇さえなく、キリトの方に向き直った時には、キリトの右手はフィリアの下半身のスカートを掴んでいた。

 

 

「ちょ、ちょっ、まっ」

 

 

 フィリアが抵抗するより前にキリトは強い力でフィリアのスカートを剥ぎ取ってぽいと投げた。更に左手はフィリアのパンツを掴み、そのまま引き剥がす。まだ誰とも繋がった事のない下半身が露にされて、フィリアは一気に身体の中を熱くさせる。そして同じように露になっているキリトの下半身の陰茎はいきり立ち、亀頭が主張していた。その先端はそれなりの早さでフィリアの膣口に近付いていく。

 

 

「ま、待って、待ってキリト、もしかして、まさか、わたしとするっていうの。わたしとやっちゃう気だっていうのッ」

 

 

 キリトはお構いなしに自分の性器をフィリアの性器へ近付けていく。いつの間にか亀頭の先端が膣の入り口に触れ合っていた。

 

 

「そんな、駄目、駄目だよッ。キリトはシノンの大切な人なのであって、セックスするのもシノンが相手じゃなきゃいけないのであって、わたしとやっちゃったら、わたしがシノンからキリトを盗った事になっちゃって――」

 

 

 わたしがキリトと性行為をするのは間違いだ。だからやめさせなきゃいけない――そう願ってフィリアはキリトに頼み込んだが、しかし理性の飛んでいると思われるキリトはそんな事を考えてはくれなかった。次の瞬間、精液の残りと先走り液で濡れたキリトの亀頭はフィリアの膣内へ入り込んだ。

 

 

「んっ、んぅあああああッ」

 

 

 フィリアは出した事もない声で鳴き、身体をびくつかせた。あっという間にキリトの亀頭はフィリアの膣を突き進み、子宮口を叩いて止まった。

 

 繋がった。キリトの性器が、わたしの膣内に入ってきちゃった。するのはシノンって決まってる事を、わたしがやっちゃった。そう思うよりも先に強い快感が押し寄せてきて、頭の中が洪水のようになった。そしてその快感は連続して起こるようになる。キリトがしっかりとフィリアの腰を両手で押さえつけ、自身の腰を高速で前後に動かし始めた。

 

 

「ふぁっ、んやっ、いやっ、やあっ、ふああっ、んふぅあっ、ひううあっ、ふぇああっ」

 

 

 ずちゅずちゅと淫らな音を立てて、キリトは前後運動を繰り返す。キリトがあまりに強引にやったせいなのか、あるいはVRによるものなのか、フィリアの膣内は既に愛液で溢れかえり、キリトの陰茎の運動を手助けしてしまっていた。

 

 

「んあぁうっ、いあぅっ、ひうっ、きりっ、きりとぉっ、だめっ、ひぐっ、んぐぅっ、だあっ、めぇあぁんっ、あんッ」

 

(な、なにこれっ、なにこれぇ、あそこが、キリトのが動くたび、じんじん、するよぉ)

 

 

 味わった事のない感覚と快感に、フィリアははしたない声で鳴くしか出来ない。未知の感覚が下半身を中心に起こり、全身へ広がる。キリトの亀頭が子宮口を叩く度に、頭の中心を電気が走るような快感が容赦なく突いてくる。

 

 間もなく腹の奥底からぞくぞくとした感覚が湧いてきて、一気に突き上げてきた。この感覚は――。

 

 

「きりっ、とぉあっ、わたっ、しぃっ、い、いく、いっちゃあっ、ううぅッ、あああああああああああああッ」

 

 

 すぐさま、脳を貫くような快楽と感覚がフィリアを襲った。意識が一瞬遠くなり、身体がふわりと浮かんだような感覚が起こる。絶頂――それを助長したのは膣の最奥で熱いものが叩き付けられた感触だった。熱さはキリトの精液によるものだった。キリトも同じように絶頂したらしく、シノンにやったように思い切り射精してきた。その量は尋常でなく、今にも溢れ出しそうなくらいだ。

 

 

「き、りと、なかに、出てっ……おなかの中、いっぱいになってっ」

 

 

 フィリアは力尽きたように床に倒れた。まさかあのキリトと、こんな事になってしまうだなんて。まさかわたしが、キリトと繋がって、膣内に射精される事になるなんて――そう思ったその時、次なる現象がフィリアを襲った。射精――絶頂を迎えたはずのキリトが早くも活動を再開し、陰茎の出し入れをやり始めたのだ。

 

 しかも先程より力が上がって、フィリアの子宮口を押し広げ、本当の奥にまで亀頭を到達させる。

 

 

「んぅ、うあああああッ」

 

 

 たまらず大声で鳴いた直後に、キリトはフィリアの身体を抱きすくめてきた。キリトの肩口に顔を押し付けられ、身体を押さえつけられて身動きが取れなくなる。キリトの身体の熱がフィリアの身体の中へと流れ込んできて、一気に熱くなる。

 

 

「ちょっ、んああっ、きぃとっ、だめっ、だめだよぅっ、わたし、いったばっかりでぇっ、敏感になっててぇッ」

 

 

 勿論キリトは聞く耳を持たない。ぐちゅぐちゅ、ぶちゅぶちゅと淫らな水の音を立てさせて、陰茎の出し入れを繰り返し、フィリアの子宮の最奥部を叩いて、叩きまくる。阻もうにもフィリアの膣内はキリトの精液及びフィリア自身の愛液で大洪水になっており、キリトのペニスを喜んで受け入れているような有様だった。また身体がぞくぞくと震え、腹の底から登り詰めるものがあった。

 

 

「ふあっ、あんっ、あんっ、あぁんっ、んあうっ、くうあっ、くああんッ、だめえ、だめえええっ、わたしっ、またっ、またぁああっ、んっ、ふあああああああああんっ」

 

 

 言い切るよりも先に、フィリアは絶頂に貫かれた。快感と快楽が濁流の如く押し寄せてきて、頭の中を満たす。子宮の中に直接キリトが大量の熱い精液を放ち、フィリアの絶頂を促進させた。どこにそんな量を溜め込む事が出来ているのか、長い射精が終わると、フィリアとキリトの接合部から白い精液がごぽごぽと漏れ出した。その時ようやくキリトの動きが止まって、フィリアは激しく呼吸を繰り返した。

 

 

「はっ、はぁっ、はぁ、はぁっ、はあ……キリ……ト……」

 

 

 もう終わりでしょ――そう言おうとしたそこで、キリトはその手をぐんと伸ばし、フィリアの服の胸元を掴んだ。

 

 

「ひぇっ、ちょっ、きりっ」

 

 

 言い切る前にキリトはフィリアの服を力強く捲り上げた。下着も巻き込んでたくし上げられ、乳房がぷるんと零れ出る。

 

 現実世界のそれと全く差がない大きさの白い乳房が、同じく現実世界の彼とそんな変わらない見た目のキリトの前に曝け出される。リーファより小さいが、シノンとレインよりは大きく、それなりに胸が大きいと思っていたリズベットとアスナと同じくらいの乳房。その中心では赤白色の乳首が存在を主張している。キリトの動作もあって、ぴんと乳頭が立ってしまっていた。

 

 

「やっ、やあっ、やああああ」

 

 

 思わず顔を赤くして叫ぼうとしたその時、キリトはぐんと顔をフィリアの乳房に突っ込んだ。びっくりした直後に、フィリアは乳房を中心にした快感に襲われて鳴く。フィリアの胸に顔を突っ込んだキリトは、フィリアの乳首を口の中へ含ませていたのだ。

 

 

「ん、んああうっ、キリト、それ、おっぱ、い、だめぇっ」

 

 

 フィリアがそう言うと、逆にキリトは力強くフィリアの乳首を吸ってきた。まるで母乳を出させようとしているかのようだ。あまり胸では感じない方だが、キリトの吸う力が強いせいで、フィリアは快感に襲われざるを得なかった。

 

 

「ひうやぁっ、んっ、うぅんっ、あぁあんっ」

 

 

 ぢゅう、ちゅうっと音が聞こえるくらいの強さでキリトは乳首を吸ってくる。しかも吸うだけじゃなく、舌先で乳頭をちろちろと舐め回している。異なる快感が同時に襲って来るのに、フィリアは耐えられなかった。

 

 

「きいっ、とぉっ、だめっ、そんなにすったら、おっぱいっ、ち、くびっ、乳首とれちゃうよぉッ」

 

 

 キリトはやはり聞かない。ちゅうぢゅうとフィリアの乳首を吸い上げて舐め回す。吸われる度に甘ったるい痺れが胸の中心に起こり、全身へ流れていく。ここまで乳首で感じた事はなかった。そうさせてくれているのはキリトだった。

 

 

「んうぅっ、ふうんっ、んっ、んああああああうッ」

 

 

 間もなくして、また身体が浮かんで背中が曲がった。堪えきれない快感が脳を貫き、腰ががくがくと跳ねる。キリトによって胸でいかされてしまった。まさか胸だけでいってしまうだなんて――ぼーっとしかけている意識だが、失われる事はなさそうだった。キリトの乳首の吸引と舐め回しの起こす快感がフィリアの意識を留めてくれている。

 

 

「はぁ、はあ、はぁ、はああ、きり、とぉ……キリトぉ……」

 

 

 キリトとセックスするのはシノンがやるべき事。他の男性がシノンに、ほかの女性がキリトとセックスする事など許されない。だから、こうなっていても気持ちよくなってはいけない。気持ちよいと思ってはいけないのだ。フィリアはキリトとの強引なセックスが始まる前にそう思って、意志を固めていた。

 

 

(これが、シノンが……詩乃だけの、おたから……詩乃だけに許されてる……気持ちよさ……)

 

 

 しかしその意志は、とっくに崩れていた。相手がキリトだったのも悪い。何故ならキリトはフィリアの危機に馳せ参じ、命を救ってくれた恩人。そしてフィリアがこっそりと恋心を抱いている男性だ。

 

 そんな憧れの男性となっていたキリトとのセックスなど、どれ程待ち望んだものか。許されざるお宝を、どれだけ手に入れたいと思った事か。そしてそれが手に入って、喜ばないでいる事など――。

 

 

(こんなのを……気持ちよく思うななんて……キリトの……和人とのセックスで気持ちよくなるな、なんて……そんなの……無理ぃ)

 

 

 フィリア/琴音(ことね)は思考を放棄した。そのままキリト/和人に向き直り、身体に両手を回す。

 

 

「キリ……うぅん、和人ぉ……もっと、気持ちよくさせてぇ」

 

 

 言葉が通じたように、和人は腰の前後運動を再開した。既にいっぱいになっている琴音の膣内で和人の陰茎が出し入れを高速で繰り返し、子宮壁を容赦なく叩いて叩いて叩きまくる。互いの性器がぶつかり合う度に、ぐちゅぶちゅといった卑猥な音が鳴り、床に液が飛び散った。

 

 

「んあっ、なぁっ、ひあっ、ふあっ、んふああッ」

 

(すごい、すごいよぉ。和人とのセックス、こんなに気持ちいいものだったなんて)

 

 

 和人は体位を変えさせてきた。琴音は四つん這いにされ、尻の方から和人が突いてくる形になる。姿勢が変わっても気持ちよさは変わらない。寧ろもっと気持ちよくなってきた。

 

 

「んふっ、あんっ、いあんっ、やあぁんっ、やんっ、あああんッ」

 

(和人の、気持ちよすぎるよぉ。一突きされる度、嬉しくなって仕方ないよぉ)

 

 

 和人は更に体位を変えさせてきて、今度は琴音を仰向けにさせる。上向きにされた乳房に和人はまた顔を突っ込み、乳首を口に入れてくる。さっきと違って陰茎の突き上げを休まずに、やりながら吸ってきた。

 

 

「ふああっ、ああんっ、あんっ、あんっ、ぁあんっ、ひああっ、んんうあっ」

 

(おっぱいも、乳首も、あそこも、みんな、全部、溶けちゃいそうだよぉ。これが、詩乃だけのおたからぁ……今だけわたしの、おたからぁ……)

 

 

 快感に呑み込まれ続けていると、熱さが腹の奥底、臍の下の奥底に何度も起きた。ひと際強い快感が来て、琴音は身体をがくがくとさせる。

 

 

「んああ、和人のがおなかにいっぱいぃ……そんなに射精されたらぁ、わたし、できちゃう、かずととのあかちゃん、できちゃうよぉぉ」

 

 

 身悶えするような幸福感に包み込まれると、全身の奥底から突き上げてくるものがあった。膣内が一気に熱くなり、疼きが起こる。それも特大級のだ。

 

 

「かずと、たし、わたしぃ、いく、いく、いっちゃ、いっちゃあ、いっちゃうううッ、ん、んあ、んくうああああああああああああああああッ」

 

 

 来ていたものに脳を貫かれ、琴音は叫んで絶頂した。和人のペニスを押し返す勢いで愛液が漏れ出し、同時に和人の精液も押し出した。ようやく満足したように和人が陰茎を引き抜くと、琴音は薄れゆく意識の中で腹の中の熱さと、幸福感を覚えた。また、押し寄せてくるものも。

 

 

「かずとぉ……たし……また……まだ……い、く、ぅう……いっちゃ、う、よぉぅ……」

 

 

 もう一度脳を快感に貫かれると、琴音は意識をホワイトアウトさせた。その直前に、愛液が尿のように出てくるのを感じていた。

 

 

 最高のお宝は、手に入っていた――が、和人に裸身を見られたどころか、セックスしてしまったという事実が出来上がってしまった事に、琴音は意識を取り戻すまで気付かなかった。

 

 




 実はアンケートの結果、その①。
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