キリト・イン・ビーストテイマー R-18.ver 作:クジュラ・レイ
19.5:思い、ぶつけた後で
もう彼の元へ居てはいけない。
彼の元に居てしまったら、彼を必要以上に苦しませ、最終的には壊してしまう。
そんなことになるくらいならば、もう彼から離れてしまえ。
彼の元を去ってしまえ。
詩乃はひたすらそう思い、彼にこれ以上ないくらいの悪罵をぶつけ続けた。近付いてくる彼を追い払うのを続けた。
けれども、それらは結局効果を成さなかった。どんなに追い払おうとしても、悪罵をぶつけてやっても、彼はひたすら詩乃の元へ近付き続け、もう一度寄り添おうとしてくれた。
彼はいつだってそうだった。
最初に出会った時だってそうだ。最初に出会った時から、何かしら近づいてこようとする彼の事は追い払おうとしたし、何度もきつい言葉をぶつけてやったりもした。
そうすればどんな男の子も詩乃から離れていったし、寄り添おうとしてくることもなかったし、何より悪罵をぶつけてくるようなこともなかったのだから。
しかし、彼は違った。彼は何度詩乃が悪罵をぶつけようが、きつい言葉を投げつけようが構わずに寄り添ってきて、そればかりか、詩乃を守るとさえ言い出して、それを何度も実行に移してくれて、何度も身を挺して詩乃を守った。
そこまでしてくれるが故だったのか、それともそれ以上の理由があったのか、詩乃は彼を追い払おうという気を起こさなくなり、彼の傍に居たいと思い始めて、ずっとこれからも彼と一緒に居たいと思い始めた。
自分のために剣を抜き、如何なる強大な敵にも立ち向かい、守ってくれる彼を、詩乃は愛するようになっていた。
だからこそ、彼が自分のせいで苦しんでいるという事実を受け入れる事は何よりも辛くて、彼に苦しみを与えるくらいならば離れるべきだと思ったのだ。
だが、それは最初から出来ない事だったという事を、たった今詩乃は彼の胸の中で感じていた。
一度は嫌いになろうと思ったりもしたけれども、結局それは出来なかったし、今でも彼の胸の中はどこよりも居心地がよく、暖かかった。そしてその温もりがもっと欲しくてたまらなかった。
「和人の胸の中……やっぱり暖かい……」
「あぁ。君もやっぱり暖かいな、詩乃」
彼からの優しい言葉に詩乃は頷き、その胸から一旦顔を離す。
この《ALO》というゲームの設定に合わせ、影妖精族スプリガンの姿となっているけれども、彼が来ている装束と髪色、そして瞳の色と顔の形などがほとんど現実世界の彼/和人と一致しているように見える。
対する詩乃は現実世界の姿とかなりの差が開いているが、和人がそのような事を気にしている様子は見られない。
最早自分達は現実世界で向き合い、抱き合っているのとほとんど変わりがないのだろう。
詩乃は影妖精族スプリガンの姿となっている彼の胸の中から顔を離すと、その唇に自らの唇を重ねる。そのまま舌で和人の唇を割り、その口内へと入り込ませると、唾液に塗れた和人の舌が出迎えてきた。
詩乃はそのまま自分の舌と和人の舌を絡ませるように動かし、くちゃくちゅと音を立てながら唾液を味わう。センサーが再現したであろう和人の匂いが鼻の中に押し寄せてきて、和人もまた同じように詩乃の匂いを感じ取っているかのように舌を絡ませてくる。
その時既に和人の暖かい手が詩乃の背中に延ばされていたのだが、何かを探しているかのように動くばかりで、何かを感じさせるような事はしてくれない。舌を和人の口内から引き抜き、唾液を少しだけ垂らしながら、詩乃は首を傾げながら背中を見ようとする。
「……和人?」
「ごめん詩乃。今の詩乃の服、どうなってるのかわかりにくくて……」
猫妖精族ケットシーとしてこの場にいる詩乃の服装は、いつも使っている軽装系戦闘服だ。弓矢を扱う事に対して障害とならないように、妨げがないようにデザインされたつくりとなっているのだが、それが故に倫理コードを解除した状態であったとしても外部のプレイヤーの手で脱げないようになっている。
和人の服装はコートを脱ぎさえすればTシャツとズボンの取り合わせなので、脱がせやすいのだが、詩乃はそう簡単にはいかない。
「あぁ、そうだったわね。ごめんなさい、今脱ぐから……」
「あぁ、じゃあ俺もそうするよ」
和人の声を聴いてから、詩乃はウインドウを呼び出して更に装備品ウインドウを呼び出し、全解除ボタンをクリックする。
全身が光に包み込まれた直後、詩乃の身体を包む全ての装備品が姿を消し、この《ALO》での詩乃の裸身が曝け出された。同刻、和人もまた全身の装備を解除しており、詩乃同様に裸になっていた。
この世界はアバターの外観が強く出る傾向にあり、プレイヤーのアバターの姿と現実の姿がまるで一致しないなんていう事はざらにあるのだが、詩乃の目から見る《ALO》の和人は、現実の和人とほとんど変わりのない体形だった。
まるで《SAO》で結婚を果たした後の夜の再現されたように感じていると、詩乃は和人が少し驚いたような顔になっていることに気付いた。
「和人、どうしたの」
「……いや、やっぱり《ALO》でも詩乃は綺麗だなって……ケットシーになっててもそんなに変わらないなって……思ってさ」
詩乃は一瞬きょとんとするが、すぐさま胸の中に嬉しさと恥ずかしさが混ざり合っているかのような、むず痒さにも似た感覚を抱いた。だが、それは詩乃を不快にさせる事は決してなく、寧ろその表情を微笑みへと変えさせた。
「和人は相変わらずよ。今のあなた、《SAO》の時のあなたと、現実世界でのあなたとあんまり変わらないように見えるわ」
「そんなに変化がないかな、俺」
苦笑いする和人の手をそっと取り、詩乃は自分の頬を包んだ。流れ来る和人の温もりを残さず感じ取るようにしてから、和人へ囁くように言う。
「でも、だからこそこれからの事が何にも怖くない。全部、受け入れられるわ……」
「そっか。それならよかったよ……」
そう言って詩乃がもう一度和人と口づけをすると、和人は裸になった詩乃の身体に手を伸ばし、抱きしめる形でゆっくりとベッドへと倒れ込んだ。
もう一度深いキスをするのかと思いきや、和人はすぐに顔を離し、詩乃の身体に舌を這わせ始めた。性感帯を刺激されているわけでもなければ、快感を強く感じる部分を触られているわけでもないのに、詩乃はぴくぴくと反応を返してしまうほどの快感を得る。
「くっ、ん……あぁ」
「詩乃ってば、もう汗掻いてるよ」
「だって、あなたと思い切り話し合った後だもの……汗くらい掻くわよ」
「そうかなぁ」
人一倍敏感にできていると和人から言われた乳首を真ん中に置く乳房が舐められる度にぴくぴくと反応してしまい、詩乃は思わず手で口を覆おうとする。
「んっ……んんんっ……」
「相変わらずか。詩乃のここの感じやすさは」
「だって、そこは……んっ、くうッ」
言いかけたその時、和人の右手の人差し指が詩乃の左の乳首に置かれた。電気にも似た快感が唐突に飛んできて、詩乃は声を上げてしまう。
普段は剣を握っている和人の指が乳頭を撫で上げ、くりくりと転がされたりすると、猛烈な快感の波が来て、その都度声が出てしまった。
「ぁッ、あぁッ、ぁうっ」
「詩乃、すごい感じてるなぁ」
《SAO》の時に詩乃は和人から何度も愛撫を受けたものだが、その都度慣れるよりも強い快感を得るようになってきているような気がしてならない。そしてそれは、《ALO》にいる現在にまで引き継がれてしまっているという事も。
その事を悟ったのか、和人が左乳首をきゅっと摘み、余った方を口の中に含んでくると、詩乃は大きな声を上げて腰を突き上げた。
「くああっ、ああっ、はあぁ」
乳首を口の中に入れるなり、和人は乳頭を舐めまわしたり、たまに軽く奥歯で噛んだり、吸い上げたりしてくる。
種類も強さも異なった快感を重ねられると、詩乃は声と共に胸の中から突き上げてくるものを感じた。それを口にしないという選択肢を選ぶ事は出来ず、詩乃は声を荒げながら和人へ言う。
「和人……もっと、おねがい、もっとそこで……感じ、させて……」
ちゅぽんという音を立てて乳首を離すなり、和人は頷いて先程まで繰り回していた方の乳首を口に含み始めた。刺激を繰り返されて赤くなっていた乳首が和人の口の中の暖かさに触れ、更に唾液が纏わりついた舌先が触れてくる。
口の中で遊ばれるように転がされ、その末に吸い上げられると、詩乃はシーツを強く握りしめて叫ぶような声を出してしまう。
「くぁああっ、うぁぁっ、はあああっ、うくぁあぁッ」
やはり感じやすくなっている。乳首を愛撫されるのはこれが何度目なのか数えてさえいないが、明らかに快感の波が強くなってきている。和人が感じやすくしてくれているのだろうか。
それを考えるよりも先に、詩乃は下半身の性器に来ているものがある事を感じ取った。
「かず、とっ、私っ、もう、ぁぁッ、ふッ、あああああああッ」
下半身の性器から脳天へ向けて貫くような快感に叫び、詩乃は身体をがくがくと
「詩乃、いけたか」
「え、えぇ、いっちゃった……こんなに、はやく……」
「いくら何でも乳首で感じすぎじゃないか? 実際に赤ちゃんが出来たら胸を吸われるけれど、その時も感じちゃうぞ、このままじゃ」
「……――」
その時の事が想像できてしまい、詩乃は思わず両手で顔を覆った。けれども乳首が感じてしまうのは事実だし、そもそも感じるのは和人の手つきや口のやり方がとても上手だからだ。実際に和人との子供を身ごもって産み、母乳を与える時になってもそうなりそうにない。
「気持ちいいのは……和人だからだもん。和人がやってくれるから気持ちいの……感じ……ちゃうの」
「けれど、いくらなんでもいくのが早かった気がするなぁ。いきやすくなってるんじゃないか」
和人の言葉が否定できない。かなり早いと自覚できるくらいの絶頂の到来だったと、詩乃は今更ながら思う。
だが、一度目の絶頂を迎えた直後であるというのに、詩乃の胸の中は全然満たされていない。もっと欲しい。もっと絶頂が欲しくてたまらない。もっと彼からのが欲しくてたまらない。
「和人が上手だから、いっちゃうの……でも……ぜんぜん、たりないよ……もっと欲しい……もっと、もっと……」
「……あぁ、俺だってそうさ。もっとやってあげるよ」
「おねがい……」
和人は再度頷くと詩乃の身体を反転させてきた。突然四つん這いにされた事に詩乃が軽く驚いた直後に、詩乃はお尻の辺りに濡れたものが当たってくるのを感じて声を上げた。和人が舐めてきていたのだ。絶頂の際に飛んでしまったのか、お尻の辺りにまで性器から飛び散った愛液がついており、それを和人が舐めている。
性器の近くだからなのか、それとも和人との行為を重ねる事で感じるようになったのか、それだけで詩乃は快感の突き上げを感じた。
「くっん、かずと……かずとぉ……」
蕩けた顔になっている事が自分でもわかるくらいの声をかけたその時、詩乃は電撃にも似た何とも言えぬ強い快感を感じた。
「ひゃっ、ああぁぁぁっ」
咄嗟に振り返ってみたところで、詩乃はさらに驚く。和人が詩乃のお尻――正確には尾てい骨という名前がしかと存在するところ――から生えている尻尾を掴み、さわさわとしごくようにしていたのだ。
ケットシー族を選んだプレイヤーにはもれなく猫のような耳と尻尾が生える。
この尻尾というのが実に奇妙な存在であり、何かに触れたりすると何とも言えない感覚が飛んでくるようになっていて、変に強く触れたりすると変な声が出るくらいの変な感覚が来る。
それを勿論と言わんばかりに理解している和人は今、詩乃の尻尾を性器の時のように愛撫しているのだった。
「和人ッ……そこはぁっ……尻尾はぁ……」
「詩乃の尻尾、あんまり可愛いから、触っちゃうよ」
意地悪をするように和人は尻尾を弄繰り回す。剣を握っている時とはまた違った力加減で握られたり、撫で上げられたりするたびに全身に快感が走り、連動しているかのように陰部の中が
「やだっ、だめっ、そこはだめなのぉッ」
「さっきのじゃたりないって言ったのは詩乃だよ」
「そうッ、だけどっ、あぁぁっ、ううぅんっ、はぁっ」
現実世界では感じる事が到底出来なさそうな感覚と快感。それがまるで洪水のように押し寄せてきて、頭の中が沸騰しているかのような錯覚さえ感じる。ケットシーの尻尾というものは、なんと奇妙にできているものなのだろうか。そして自分は何というものを選択してしまったというのだろう。
今更ながらケットシーを選択した事へ後悔を感じたが、同時にケットシーにしてよかったという気持ちも詩乃の中にあった。その次の瞬間、詩乃はこれ以上ないくらいの大きな声を上げて身体をびくつかせた。
「ひゃああああぅッ」
「おぉ、やっぱりこれが一番良かったか」
和人の声は聞き取れたが、自分の身体に走る感覚が理解できない。尻尾が暖かい粘液に濡れたものに包み込まれているような感覚と、自らの性器に何かが入ってきているような快感が同時に起こっている。
そして尻尾の方はきゅうとわからない何かに締め付けられていて、性器もまた自覚できるくらいに愛液を溢れさせているのだ。何が起こっているのか全然わからなく、詩乃は声を上げて快感の津波に悶絶するしかなかった。
「かずとっ、なに、なにしたのっ、なに、これ、あぅ、くぅうん」
向ける限り後ろを向くと、「おぉー」と感心するような顔をしているような和人。その手は尻尾を握っているのだが、その先端を見た事で詩乃は声を上げて驚いてしまった。
和人によって前方向に持ってこさせられている尻尾の先端が、あろうことか詩乃の性器の中に入り込んでいたのだ。
いや、和人によって尻尾を性器に突っ込まれている。
「かずとっ、あなたっ、なにやって、なにしてッ……」
「詩乃は尻尾もよく感じるみたいだったから、試しにやってみたんだよ」
「なによそれっ……あぁっ、くうあああっ」
詩乃は尻尾に力を入れ、性器から引き抜こうとする。だが、猫の毛に近しい触感の尻尾が肉壁に触れるたびに性器が締め付けてしまい、かえって尻尾と性器に尋常じゃない快感が走り回ってしまう。
自分の尻尾が自分の性器の中で動き回り、膣穴が締め付けて愛液を
「やっ、あぁっ、あっ、やあああっ、ひゃあっ、ひぐ……ああああああああああッ」
声の後にもう一度性器から頭にかけて貫くような絶頂が来て、詩乃は四つん這いを維持する事さえ困難になり、力尽きたようにベッドへ倒れた。そこでようやく尻尾が性器から抜け、大量の愛液が零れてくるのが分かった。
「はあ、はぁ、はあ……」
「かなり派手にいったな……俺も予想外だったかも。詩乃、気持ちよかったか」
明らかに悪戯されて、それで感じさせられたうえで絶頂させられた。普通ならばこれ以上ないくらいに屈辱的であり、恥辱のあまり悶絶しそうなものだが、詩乃の中にある欲求がそれをかき消している。
こんなものが欲しいわけじゃない。私が欲しいのは――それを口にするよりも前に、詩乃はぐるりと身体を仰向けにし、目の中に和人を捉えて両手を伸ばす。
「きもち、よかったけど……そうじゃないの。わたしが、ほしいのは、あなたの、なのっ……だからはやく、かずとの、おねがい……」
「あぁ、俺も丁度そう思ってたところ。だから……やるよ」
「き、て……」
和人は微笑むなり、ゆっくりとその手を詩乃の身体へ伸ばし、背中を支えた。そのままぎゅうと抱き締めてきたその時に、限界寸前までいきり立っていた和人の男性器が詩乃の膣穴へと入り込んできた。
「んんぁ――――――――ッ」
和人の肩口に顔を埋めながら、詩乃は声なき声で絶叫する。挿入からすぐに和人の陰茎は詩乃の女性器の最奥部へ到達し、こつんと子宮口にぶつかった。それだけで、詩乃は三度目の絶頂を迎えたのを感じ取っていた。
「くああぁ、かずとの、おく、までぇ……」
「ここでもこうか。詩乃の深さは丁度いいくらいだよ」
「あなたのも、ちょうどいい……」
他の男性の事など知らないし、知る事もない。きっと自分の性器は和人専用に作られている。もしかしたら和人によって作り替えられてしまったのかもしれないけれど、いずれにしてもそんなことはどうでもいい。彼のものを受け入れられるのであれば、それでいいのだ。
「かずと……かずとぉ……」
「このまま、動くよ」
「うん……そうして……」
囁くように言った次の瞬間、和人は一気に腰を突き上げてきて、詩乃の腰を押し込むようにしてきた。ぐちゅん、ぶちゅんという淫音が部屋に木霊し、和人の陰茎が詩乃の膣穴に出し入れされる度に互いのが混ざった分泌液が飛び散る。
その都度自分の子宮口と膣壁そのものが和人の陰茎を思い切り締め上げているのが分かる。
「あっ、あぁっ、はあっ、ひゃあっ、あああっ、くあっ、ふああっ」
「詩乃っ、詩乃ッ」
次から次へとやってくる、これ以上ないくらいの快感の波と和人だけが持つ温もりの衝突。
和人だけの持つ匂いにすっぽりと包み込まれ、和人だけを感じる中で、詩乃は必死になって言葉を紡いだ。性器同士のぶつかり合いの淫らな音に負けないように。
「かずとっ、かずとぉっ、ごめんっ、ごめんなさいっ、あんなことっ、いっちゃっ、てっ」
「えっ」
「わたしっ、やっぱりっ、ふああっ、わたしっ、かずとがいなきゃいやぁッ、かずとがいなきゃ、いやなのぉッ」
「俺もだッ、俺もッ、君がいなきゃだめだッ、君がいなきゃ、だめなんだッ。君がいないなんて、いやだッ」
ぎゅうと和人の身体にしがみつき、詩乃はその胸に耳を当てる。淫液が飛び散る音に負けないくらいに強い、和人の鼓動の音が届けられてきて、耳へ、脳へとやってくる度に不思議な安堵が詩乃の胸の中を包み込む。
この音があるからこそ、この鼓動を届けてくれる和人がいるからこそ、自分は生きていける。和人がいなくなった自分なんか、瞬く間に駄目になってしまう。
もう、和人から離れたくない。和人の傍にずっといたい。突き上げてくる衝動を抑え込もうとせず、詩乃は声を張り上げる。
「かずとっ、だいすきっ、だいすきぃっ、ずっとっ、いっしょにぃ、いたいッ」
「俺もだっ、俺も君が大好きだッ、君の傍に居たいッ」
「かずと、あいし、てるッ」
言ったその時、詩乃は膣内にある和人の性器が震えたのと、自分の子宮口が和人の性器を咥え込んで締め付けているのを感じた。飛び切り大きなのが来る。
「かずとっ、ふああっ、わたしっ、くあっ、わたっ、しっ、もう、もうっ」
「俺もっ、俺もいきそうだっ」
「かずとっ、いっしょ、にぃッ」
「あぁ、いっしょにッ、いこうッ」
和人が言い、その腰を思い切り突き上げて陰茎の先端を詩乃の子宮口にぶつけた瞬間、詩乃の子宮口と膣穴が一緒になって和人の陰茎を締め上げた。次の瞬間、和人の陰茎は溜まりに溜まらせていたであろう精液を勢いよく詩乃の子宮へぶつけた。
「しっ、詩乃ッ」
「くっ、ああああああ―――――ッ」
絶叫に近しい声を上げて絶頂を迎えながら、詩乃は子宮の中に注がれ来る和人の精液を受け止め続けた。
かなりの間溜め込まれていたのか、和人の絶頂による射精はなかなか終わらず、どくどくと音を立てて詩乃の子宮の中に精液を注ぎ続けた。
その瞬間から何秒ほどたった頃だろう、ようやく和人の射精が終わった時、詩乃の腹部が若干膨れ上がっており、子宮の中どころか膣穴全体が和人の精液で満たされているような状態になっていた。
そのせいか、陰茎が引き抜かれた時にはどろどろとした白い精液が詩乃の膣から零れてきてしまった。だが、それさえも気にせずに、詩乃はずっと和人の胸の中に顔を埋め続けた。
普段からとても暖かくて心地よい彼の胸の中。それは今絶頂を終えた事によって熱いくらいになっていたが、寧ろそれこそが心地よくてたまらなかった。その中で息を整え、詩乃は小さく言った。
「和人……これからも私と一緒に……」
「うん。俺達はこれからもずっと一緒だ。ずっと傍に居るよ、詩乃……」
「えぇ……ずっと一緒にいてよね……」
最後に和人がうんと頷いてくれたのを感じ取ってからも、詩乃は和人の胸の中を離れようとはしなかった。
彼はこうして私の傍に居てくれて、私の事を支えてくれた。
だから今度こそは、私が彼を支えてあげる番だ。
詩乃は眠りの世界に入ってしまうその瞬間まで、そう思っていた。
ちなみにキリト・イン・ビーストテイマー ―アインクラッド― 『133:魔王ノ城 ―暗躍―』の133.5を書こうとも思いましたが、明らかに凌辱描写全開になりそうであり、何よりそのためにあの糞野郎を蘇らせるのが癪だったのでボツになりました。