Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
-エレメントフェニックス本部 作戦会議室- -夜ノ刻-
ここはエレメントフェニックスチームの本部。発案者はロヴァス校長先生で、そして創立者がガルッチだった。そしてそのチームに入ったのが、ルッチ・アビス・レイス・ノーム・ブレイズ・マルフォイ・カレン・アルファスの8人が入り、現在9人がこのチームを持っている。
レイス「ただいまー。」
ノーム「レイスどん!無事でよかったぞ!」
ガルッチ「あー、ノーム。今レイスにさわらんほうが…。」
レイス「ヒャン♡」
ノーム「ど…どうしたんだレイスどん!」
ガルッチ「だから言ったのに…。」
ノーム「ガルッチどん、レイスどんに何が起きたのだ?」
ガルッチ「あーそれはだな…。」
ーー少年説明中ーー
ノーム「ふむ…。この触手が…レイスどんに気に入られているということか。」
ガルッチ「そういうことだ。他の皆は?」
ノーム「どうやら寝たようでな。おいどんが最後なんだ。」
レイス「あちゃー、ガルッチの飛行ですぐついたのに…。」
ガルッチ「まあ、仕方ないか。んじゃ僕は次の任務が来るまで、休んでるよ。」
ノーム「そうしてくれ。どうも疲れていそうだな。」
ガルッチ「ああ、何があったかは聞くなよ?」
ノーム「了解、副リーダー。」
ガルッチ「んじゃ二人とも、おやすみー。」
レイス&ノーム「おやすみー。」
そして、ガルッチは自分の部屋に戻るために、作戦会議室を後にした。
レイス「さてと、この触手ちゃんの名前を決めないと。」
ノーム「え?」
-エレメントフェニックス本部 ガルッチの部屋- -夜ノ刻-
ガルッチの部屋は和室だった。夏休みの時、風の大陸に行ったときに和の文化に興味を持つようになった。その為か、本棚には侍や忍者に関する本もあり、武術・忍術・妖術の基礎の本も置いてあった。ちなみに和室の部屋は2部屋で洋室が5部屋、そして、スイーツルームが2部屋となっている。スイーツルームは、カレンとルッチで、和室がガルッチとレイス、あとの5人は洋室になっていた。
ガルッチ「あー、結構大変だったな…。そいや、カレンがおいた香水って机の上に置いてあったんだな。」
机の上に置いてあったのは、妖術の基礎本と鎮静香水と書かれた小瓶があった。
ガルッチ「今後は、行く前に使っておこう。一時的でもなんでもいいし。」
そう言い、妖術の基礎本を本棚に戻し布団の中に潜った。お気に入りの猫耳フランと猫耳こいしと一緒に。
ガルッチ「…。おやすみ、フラン。こいし。」
-ガルッチの精神世界- -夜ノ刻-
深い眠りに落ちたと同時に精神世界に入った。
エミヤ「お疲れさま、マスター。」
ギル「お疲れのようだな、我が雑種。」
そこには料理を作ってるエミヤと、玉座に座ってワインを飲んでるギルガメッシュがいた。
ガルッチ「ジャックから聞いたぞ、何があったんだ?」
エミヤ「いやなに、ちょっとした言い争いでね。目玉焼きに醤油をかけた方が旨いというのに、ギルガメッシュは…。」
ギル「我はソースの方が美味だと思う。それで言い争いをしたのだ。」
ガルッチ「…。」
エミヤ「ちなみにマスターは、醤油をかけるのか?」
ギル「我が雑種はソースをかけるよな?」
ガルッチ「え?僕に振るの?」
エミヤ「さぁ。」
ギル「どっちなんだ!」
そんな急に、言われてもって顔をしていたがこう答えた。
ガルッチ「ごめん、二人とも。僕は塩をかける派なんだよ。」
ギル「何と言うことだ…。」
エミヤ「まさか第3勢力がいたのか…。」
ジャック「俺なら、オニオンドレッシングをかけるな。」
3人「え?」
ジャック「昔、目玉焼きにうっかり間違えてドレッシングかけちまってな。仕方ねえから食ってみると案外いけたぜ。」
ガルッチ「なるほど…失敗は成功の元か…。合わないやつでも試したら案外いけたってのもあるしな。」
ギル「だが、それでもソースが一番だ!それ以外は認めんぞ!」
エミヤ「いーや、醤油の方がいい。ソースは邪道と言っても過言じゃない。」
ガルッチ「というか、喋りながら料理って…スゲーな…。」
エミヤ「これでも、慣れているからな。料理は得意分野だ。」
ギル「まあ、こいつの料理は旨いと言うのは認めよう。しかし、目玉焼きはソースが…。」
エミヤ「何回も言うが、醤油が一番だ。」
ジャック「やれやれ、こりゃ朝まで続くぞ。」
ガルッチ「だな…。つうかさ、昔間違えてドレッシングにかけてしまったんだよな?」
ジャック「あ?ああ、そうだが?」
ガルッチ「本来ならなにかけようとしたんだ?」
ジャック「お前と同じ塩だ。」
意外にも仲間がいた。まあ、言い争いがこれって正直くだらなすぎると思うけどな。
エミヤ「ほら、出来たぞ。麻婆豆腐と炒飯だ。」
ギル「これはすまんな。」
エミヤ「ま、あの神父の麻婆豆腐より辛くないから安心しろ。」
ギル「もちろんだ。」
神父の麻婆豆腐?なんかあったのか?
ガルッチ「なあ、その神父さんの麻婆豆腐ってどんなやつなの?」
それを聞いたとたん、二人は凍りついた。あれ?なんか言っちゃあかんかったのか?
エミヤ「マスター、その…。聞きたいのか?あれは未知の領域だぞ?」
ギル「ああ、我ですら…ひどく寒気がするぐらいだ…。あれは地獄のような食い物だぞ?」
ガルッチ「へ?どゆこと?あとエミヤ、何で僕をマスターって呼んでるの?」
エミヤ「すまん、癖なのでな。んで続きだが、言峰神父という人がいてね。その人が作る麻婆豆腐が…。」
ギル「物凄く…辛いのだ。我ですら腹を壊したぞ。」
ガルッチ「ふーむ…。」
ジャック「…。」
ガルッチ&ジャック「逆に食いたくなったな。」
エミヤ&ギル「!?」
あまりにも無謀すぎる発言をしたためか、ギルガメッシュもエミヤも驚愕した。
エミヤ「しょ…正気か二人とも!死ぬぞ!?」
ギル「雑種共、馬鹿な事は言わん。やめておけ!」
ガルッチ「もしかしたら、僕が食ってた中でも一番辛いものになるかもしれない。だが!」
ジャック「俺は!いや、俺達は!」
ガルッチ&ジャック「その超激辛麻婆豆腐を食ってみせる!」
ギル「…。無謀すぎるぞ。」
エミヤ「仕方あるまい…。ギルガメッシュ、頼む。」
ギル「よかろう、フェイカー。」
そういうと、どこからか10パックの袋が現れた。
ギル「これが言峰神父が作ったと言われてる、禁断の麻婆豆腐だ。」
ガルッチ「あ、意外にも多いんだな。」
ジャック「へえ、本当に辛そうだな。」
エミヤ「無理する事はない。残してもいいから無理はするな。」
ガルッチ「ところで、エミヤさんとギルガメッシュ。」
ギル「なんだ。」
エミヤ「ん?」
ガルッチ「完食してもいいが…別に、10パック全部食っても構わんだろ?」
エミヤ「…さらっと私の死亡フラグの台詞と似てはいないか?」
ジャック「おーいガル。そろそろ食うぞ。」
ガルッチ「ああ。今行く。」
ガルッチとジャックが見た物は、本当に辛そうな赤色の麻婆豆腐だった。
ガルッチ「んじゃ、自然の恵みに感謝し…。」
ジャック「いただきます…。」
二人が一口食った瞬間…。
ジャック「…なんだ。拍子抜けだな。」
ガルッチ「確かに、これだったらまだ超煉獄ラーメンの方がまだ辛いと思うな。」
ジャック「そうか?俺は大魔神激辛カレーライスの方が辛いと思うな。」
ガルッチ「なにそれ、旨いのか?」
ジャック「無茶苦茶辛いぜ?俺ですら食うのに時間かかったしな。」
物凄い辛いはずの麻婆豆腐を平然と食べながら、自分が思った辛いやつの会話をしていた。
エミヤ「ば…馬鹿な。言峰神父の麻婆豆腐を…。」
ギル「平然と…食べてる…だと?」
エミヤ&ギル「こいつらの味覚…壊れているんじゃないのか?」
ガルッチ「あー、僕一度超煉獄ラーメンを食ってしまったせいなのか、辛いものが好きになってな。」
ジャック「俺は大魔神激辛カレーライスを食っていたから結構鍛えてるんだ。」
ギル「な…この我が…この雑種共に…震えている…だと?((((;゜Д゜))))」
エミヤ「お…恐ろしい。((((;゜Д゜))))」
ガルッチ「そういえばジャック、君は肉派?魚派?」
ジャック「断然肉派だな。ステーキにすりゃ旨いしな。」
ガルッチ「さすがドラゴンだな。僕は魚派だな。」
ジャック「へえ、剣士だから肉派かと思ったが。」
ガルッチ「意外か?これでも刺身の丼を食ったからな。風の大陸の寿司屋に言って食ってみたが、なかなか旨かったぞ?」
ジャック「なるほどな。肉食ならぬ、魚食だな?」
ガルッチ「まあ、野菜は食わんとな。」
ジャック「それは同感だ。」
はっはっはと笑いながら、麻婆豆腐を食べていった。そして…10パック全て完食。ジャックとガルッチの完全勝利。
ガルッチ&ジャック「ご馳走さまでした。」
二人が完食し終わった後には、エミヤとギルガメッシュは気絶していた。
ガルッチ「あれ?どうしたんだ?」
ジャック「もう食べ終わったぞ?」
返事がない…ただの屍のようだ…。っと言うのは冗談で食べきったことにより、二人は驚きのあまり気絶してしまった。
ガルッチ「…。まあ、静かになっただけでもよしとするか。」
ジャック「…そうだな。あいつらもようやく眠ったようだしな。」
ガルッチ「これで、君もようやく眠れるだろ?」
ジャック「ああ、ようやくだぜ…。だが、その前に。」
ガルッチ「もう消しておいたぞ。」
ジャック「サンキュー。そんじゃ、おやすみー。」
そして、ジャックも眠りにつき、静寂に還った。というか、精神世界で食事するってこと自体おかしい気がするが…まあいいや。
-EndofTheWorld軍本部 司令部- -朝ノ刻-
ロヴァス「では、ガルッチよ。次の任務のブリーフィングを始めようと思う。今から向かって欲しいのはこの基地。エルグランド・アーセナル基地じゃ。奴ら、今回の戦で何か動きを見せようとしている。そこで、お主はその基地に潜入し、何かしらの情報を手にして欲しいんじゃ。良いかな?」
ガルッチ「了解、校長。」
ロヴァス「それと、気をつけて欲しいんじゃが…ある伝令兵が、侍のようなやつに出くわし、瞬く間に全滅したって情報がある。」
詳しい情報だと、その人は人間で右腕が義腕となっていて、雰囲気からして侍のような感じがしたという。
ガルッチ「出来ることなら、戦闘は避けた方が良いんですか?」
ロヴァス「それはお主が決めよ。まあ、欲を言えば出来れば奴らの戦力を削りたいしの。」
期待に応えたいところだが、今の僕に勝てるかは微妙だった。しかし、それでもやってみようと思った。
ガルッチ「了解しました。それでは行って参ります。」
ロヴァス「うむ、無茶をするでないぞ?」
そして、ガルッチは司令部を後にし、エレメントフェニックスの本部へ向かった。
-エレメントフェニックス本部 ガルッチの部屋- -朝ノ刻-
ガルッチは、急いで自分の武器を取りに自分の部屋に戻った。いずれにしても、戦闘は避けられぬと判断したためである。ふと、机の上にスコープが置いてあった。隣にはそれに関する紙が書かれていた。
『次の任務に行くときこれを使ってくれ。ステータスウォッチャーΩとはちょっと違うけど、それを着ければ見るだけで情報とか出てくるから、活用してくれ。 byマルフォイ』
ガルッチ「…まあ、着けておくか。」
ついでと思って着けると、モニターが表示された。
『生態承認開始します……………………………完了しました。』
ガルッチ「最近の軍隊って、魔法系より機械系に頼るなぁ……。まあ文句は言わないがな。」
『はーい、元気にしてた?兄ぃや。』
その時、謎の少女であるミストの声が聞こえた。
ガルッチ「そ……その声って……。」
ミスト『うん、私よ。ミストよ。』
ガルッチ「もう僕のところには憑依系が多い気がするな………。」
ミスト『何かあったの?』
ガルッチ「いや、何でもない。とりあえず、何でこのスコープに取り憑いてるの?」
ミスト『うーん、取り憑くというより、意志がこっちに飛ばしたって言えば良いかな?』
ご都合主義ではなさそうだな。
ガルッチ「って事は、今度はこのスコープを…。」
ミスト『うん。でもこれ、ちゃんと名前があって、リアクターって呼んでるそうよ。』
ガルッチ「もう魔法界も近未来に入ったのかな?」
ミスト『気にしないの。それより、行くんでしょ?』
ガルッチ「そうだったな。急ごう。」
っというわけで、鎮静香水を使った後、任務にいった。
-エルグランド・アーセナル基地周辺- -昼ノ刻-
ガルッチ「結構遠かったな…。取り敢えず敵はどれ位か…。」
ミスト『10人くらいよ。』
その少なさで、ガルッチは驚愕した。
ガルッチ「ちょっと待ってミスト。10人?」
ミスト『うん。』
ガルッチ「内部と合わせて?」
ミスト『うん。』
ガルッチはおかしいと思った。なぜこんなに少ないのか、遠征に行ってるならまだわかるがここまで少なく警護する事はないだろうと思った。
ガルッチ「罠の可能性もあるし、幻術を使うか…。幻術『イリュージョン』。」
ガルッチとリアクターは影になり、潜入を始めた。
ーー10分後ーー
難なくその情報の書類を見つけ、脱出が完了した。
ガルッチ「おいおい、さすがに上手くいきすぎじゃないか?こうなりゃ心眼を使って見るしかない…ッ!?」
謎の殺気を感じたガルッチは、すかさずガードをした。
???「ほう、俺の剣術を防いだか。」
森の奥から謎の声が聞こえた。
ガルッチ「誰だ?見るからに敵ではありそうだな。」
???「まあな、お前さんが持ってる情報を返してくれれば命までは刈り取らねえ。」
ガルッチ「すまんな、その手は効かないぜ。とにかく姿を表せ。」
???「いいぜ。」
その森の奥から右腕が機械で出来ていて、腰には刀らしきものがあった。こいつが…あの侍…。
???「ほう、久々に見る目だ。あいつもその眼をしていたな。」
ガルッチ「あいつ?」
???「気にするな、ただの独り言だ。っと、自己紹介するぜ。俺はサムエル・ホドリゲスだ。サムと呼んでくれ。坊主。」
ガルッチ「坊主いうな、僕はガルッチだ。幻影の不死鳥と呼んでいる。これでも剣士だ。」
サム「なるほど、俺と同じ剣士ということか。」
ガルッチ「剣士っつったって、魔法剣士だがな。最近の魔法って機械に頼るのかな?」
サム「さあな、俺の場合は術だがな。」
ガルッチ「妖術とかか?」
サム「そういう感じでいいぜ。ああ、右腕は気にするな。」
ガルッチ「義腕って事か?」
サム「よく知ってるな。だが、ここでお喋りはここまでにしよう。ウルフ!」
ガルッチ「!?」
茂みの中から機械で出来た狼がガルッチを襲った。
ガルッチ「っく、凌げ!」
狼型ロボットの攻撃はガルッチの剣で当たらず、サムのところにいった。
ウルフ『スマナイ、暗殺失敗シタ。』
サム「気にするな。予想通りさ。」
ガルッチ「ミスト、奴の情報を!」
ミスト『サムエル・ホドリゲス。ブラジル出身ね。』
ガルッチ「へ?ブラジル?」
ミスト『いわゆる、異世界からきた転生者って事ね。』
異世界?転生者?夢じゃねえのかよ!?
ミスト『そこにいる狼型ロボットはLQ-84i。通称ウルフよ。この子も同様ね。』
ガルッチ「夢じゃねえんかよ。転生者と転生ロボットとか聞いたことねえよ。」
サム「いや、俺も始めは分からんかったが、徐々に納得していったぜ。」
ウルフ『マタコウシテ、サムト一緒二イラレルナラ、俺ハ構ワナイ。』
ガルッチ「僕だけ?僕だけ理解し切れてないのか!?」
ミスト『落ち着いて兄ぃや!来るよ!』
ガルッチ「くっ!」
サムの剣術を防ぎ、聖剣スターダストソードを抜き、居合い斬りを使った。
ガルッチ「重い、あの一撃…重いな…。」
サム「ほう、防いだあと居合い斬りでカウンターか。発想は悪くないな。だが踏み込みが少ない。」
ガルッチ「これでもまだ修行していたからな。未発達な技で悪かった。」
サム「面白いな、ガルッチ。敵の俺に謝るとは。」
ガルッチ「敵は敵でも礼儀はちゃんとするつもりだ。例外はあるがな。」
サム「なら、こういうのはどうだ!」
今度は手数で攻めてきた。だがこちらも応戦した。回転斬り、斬り上げ、横斬りなど色々とやった。
ガルッチ「ガードが高いな…サム。」
サム「お前もな。いい剣術だ。」
ガルッチ「そっちこそ、だが僕が使う剣はただ振るだけじゃあねえぜ!」
サム「!?」
サムの横斬りを避けた後のガルッチは、聖剣スターダストソードを投げた。すかさず避けたが隙を作ってしまった。
ガルッチ「そこだ!『雷鳴斬り』!」
稲妻を帯びた魔剣でサムを斬り上げた。手応えはあったが、傷は浅かった。
サム「ま…まさか剣を投げるとは思わなかったな…。曲芸じゃねえか。」
ガルッチ「これでも学生のときに剣舞をやってたからな。それが強化したってことになるな。」
サム「へえ、こりゃ殺すのは惜しいな。」
ガルッチ「そうか?君たちに取っては脅威になるんじゃあないのか?」
サム「まあな、だが今殺そうとは思わねえ。それと、魔法撃ってきな。俺の実力見せてやる。」
ガルッチ「いいだろ、最大火力の火属性魔法を食らわせてやる。『ギガフレアバーストストライク』!」
大きな炎の玉が現れ、サムに襲いかかった。しかし…、
サム「ここだ!」
なんと、炎の玉が斬られてしまった。それだけでなく…。
ガルッチ「なっ!?」
ガルッチの右眼まで斬られてしまった。あまりの痛さに右眼を押さえた
ミスト『兄ぃや!』
ガルッチ「ま…マジかよ。居合い斬りのリーチが長くねえか?」
サム「どうだ。これが居合い斬りだ。あの威力は申し分ないが、斬るとこが分かれば回避しなくても真っ二つに斬れる。」
ガルッチ「な…なるほど。そういう手もあるって事か…。(くそ、目蓋の修復出来たが、眼球の方は完全修復不可能か。)」
サム「さあ、どうする?片眼だけで戦えるか?」
ガルッチ「んなら、後ろを向いた方がいいぜ。」
サム「後ろ?ってしまっ!?」
影からナイフが現れ、腹部に深手を負わせた。
ガルッチ「終わりだ!」
サム「ぐ…。」
ここで斬ると思われたが、喉元のところで止めた。
サム「な…何の真似だ?」
ガルッチ「ここで引き分けにしよう。お互い準備不足もあったらしいしな。」
サムは少し驚愕したが、その後笑った。
サム「確かに…。今回俺が来たのはあんたを試しに来ただけだ。」
ガルッチ「どうかな?僕の剣撃は…。まだ修行中だが。」
サム「悪くはない。だがまだまだ伸びる。お前なら、まだその先へいける。それまでの間、俺は待ってる。」
サムは立とうとしたが、あの深手であまり立てなかった。
ガルッチ「ウルフさん、サムを。」
ウルフ『ワカッテル。イズレマタアイマショウ。』
そう言い、ウルフはサムを担ぎ上げ、何処かへいった。
ガルッチ「痛ってえ…。あの人の剣撃重いし、リーチが長えせいで右眼が痛え…。」
ミスト『ねえ、兄ぃや大丈夫?』
ガルッチ「右眼以外は何ともない。とにかく、帰るとするか。」
ミスト『念のために、ナビをするわね。』
ガルッチ「すまん。ミスト。」
そうして、聖剣と魔剣を鞘に納め、EndofTheWorld軍本部へ戻った。
-EndofTheWorld軍本部 司令部- -黄昏ノ刻-
ロヴァス「おう、今回も早く…ガルッチ!?」
ガルッチ「戻りました…。情報を手に入れてきました。」
入ってきた瞬間、ロヴァスは驚愕した。まあ無理もないか、右眼が斬られてしまったしな。
ロヴァス「お主…右眼が…。」
ガルッチ「すみません。ですがそのかわり、サムエル・ホドリゲスという侍に、深手を負わせました。」
ロヴァス「なんと、大したものじゃな。」
ガルッチ「奴は強いです。おそらく、戦場にもそういう奴らがいると思われます。」
ロヴァス「なるほどな。っとなるといよいよ…。」
ガルッチ「いよいよ…何ですか?」
ロヴァス「お主らの出番になるのう。」
お主らの出番…つまり戦場に行くことになるということになる。いずれにしても避けられないだろうとは思った。
ガルッチ「この事はみんなに伝えた方がいいですか?」
ロヴァス「うむ、是非そうしてくれ。」
ガルッチ「分かりました。」
そう言い、再び本部へ戻った。
-エレメントフェニックス本部 作戦会議室- -黄昏ノ刻-
ガルッチ「うん?なんかやけに暗いな…。ちょっと灯りをつけるか。」
『パチン。』
8人「誕生日おめでとう!ガル…ッチ?」
ガルッチ「…え?」
一瞬みんなは黙ってしまった。そして…。
ルッチ「ガルッチ!その眼どうしたんだ!?」
ガルッチ「え…。」
レイス「一体何があったの?」
ガルッチ「あの…。」
ノーム「ガルッチどん、まさか誰かに襲われたのか?」
マルフォイ「何で連絡をしなかったんだ!」
ブレイズ「誰なんだ!俺が敵討ちして…。」
ガルッチ「ちょっと…。」
アビス「これは酷い…。恐らく刀らしきもので斬られたということか。」
カレン「でも眼球は治せないよ…魔法眼球もまだ完成してないし。」
アルファス「どうすれば…。」
ガルッチ「…。」
8人「とにかく、一体何があったの!」
ガルッチ「その前に…人の話を聞けーーーー!!!!!」
ーー1分後ーー
ガルッチ「っつうわけ。正直右眼が斬られるとは思わなかった。」
ブレイズ「なるほど。そのサムって奴をぶっ飛ばせばいいんか。待ってろ、奴を…。」
ガルッチ「ブレイズ!そいつは駄目だ。」
ブレイズ「な…何でだ?」
ガルッチ「サムは僕との決闘を望んでる。だから僕自身で決着をつけないと意味がない。」
ブレイズ「だが…、」
ガルッチ「頼む!これは僕の戦いなんだ!自分のケジメは自分でつける。」
ブレイズ「…。」
ガルッチの意志は固かった。今度は勝つという意志が強かった。
ブレイズ「…わかった。」
ガルッチ「んで、この飾り付けはなんだ?」
ルッチ「今日は君の誕生日だよ。」
ガルッチ「あ…。」
任務のことですっかり忘れてた。そういえば今日だったな…。
レイス「もう、今日はめでたい日なのにこんな怪我をしてさ。」ペロッ
ガルッチ「ヒャッ///ちょっとレイス、何で怪我してる右眼を舐めるの!?」
レイス「なんとなくかな?」
それはそれで困るんだが…。
ノーム「すまんガルッチどん、今レイスどんは発情しているからさ…。」
ガルッチ「僕の為に我慢しながら待っていたということか。」
ルッチ「まあまあ、今回は祝おう。無事に戻ってきたことだし、誕生日パーティーを始めよう!」
まあ、今は無事に戻ってきた事だけでも祝おう。
ーー30分後ーー
その後、ガルッチは今後は僕らも戦場へ赴くことになると話した。
ブレイズ「いよいよ、って事か。待ちくたびれたぜ。」
アルファス「そうだな…。奴らの苦しいを見るチャンス…。」
ガルッチ「なんかやけに喜んでる奴がいるな。しかも若干1名恐ろしいこと言ってんだけど。」
カレン「まあいいんじゃない。」
ルッチ「そうだね。今後は戦場に行くことが多くなるし、全員無事に帰ってくることを祈るだけ!皆、武器を持ってる?」
皆は自分で持ってる武器を持った。
ルッチ「よし、武器を掲げよ!」
ガルッチ「我らエレメントフェニックスは!」
ブレイズ「火、水、風、土。」
アビス「氷、雷、光、闇、影から揃いし者達。」
レイス「ただひとり死ぬこともなく。」
ノーム「我らはこの場に誓う。」
カレン「この不死鳥の名を元に。」
マルフォイ「未来の為に命を捧ごう!」
アルファス「我らの力で…。」
9人「腐敗した世界を救い出さん!」
全ては、奴隷制度を行う者達を滅ぼす為に!
-to be continued-