Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
-霧の湖- -暁ノ刻- 宵闇霊夢との決戦前
ガルッチ「恋符『マスタースパークα』!」
魔神の手から砲台のようなものとなり、空に打ち上げた。その範囲は、太陽も覆い隠すぐらいで威力は普通だった。
ガルッチ「ふぅ、どうかな魔理沙?」
魔理沙「威力が低いな。もう少しあげた方がいいぜ。」
ガルッチ「意外と手厳しいな。ならばもう一度…。魔力装填、威力向上、範囲拡張、チャージ開始!」
今度はさっきのマスタースパークよりも強大な魔力を込めていた。因みにマスタースパークを使えるようになったのは先週だった。ただ威力が低く、精々木の10本消し去るものだった。
ガルッチ「チャージ200%、上空に向けて、撃ち抜く!恋符『マスタースパークβ』!」
今度は轟音と共に凄い威力を放ったが、流石に長続きしなかったためか、すぐ消えた。
ガルッチ「ちぃ、これじゃあレールガンだな。威力的には上げたつもりだし…範囲も広い筈だが…。維持できてねえと…。」
魔理沙「つうかさ、何だ?αとかβとか。おそらくだが、それが原因じゃないかな?」
ガルッチ「うーん…。」
海幸「αとβなら、私が教えたの。」
魔理沙「母さんかよ、だから威力の低めに維持できてない奴を覚えたのか…。」
海幸「そうでもないわ。ガルッチは魔力を抑えるのが苦手だけど、底上げや放出には最も得意分野なの。出来るだけバリエーションを増やしておけば損はないわ。」
流石魔理沙の母、その為にあえてこういうの教えたのか…。
海幸「さて、αとβを覚えたガルッチなら、ダブルスパークとファイナルマスタースパークが扱える筈だわ。」
ガルッチ「ダブルスパークとファイナルマスタースパーク…か。」
魔理沙「ガルッチなら出来るぜ。八卦路使わずにマスタースパークを使えちまうからな。」
ガルッチ「まあ、正直絶望の魔神の腕になってるが、こいつだけでディスペアスパークが放てる。」
海幸「何時にも増して、禍々しくなってるわね。」
ガルッチ「おそらくだが、早苗の絶望を吸い取ったお陰で強化したんだと思うんだ。ガイアには感謝せんとな。」
でもせめて、変わるときの痛みをどうにかして欲しい。正直、血液の過剰の日は結構出血したぞおい…。
フラン「お兄ちゃーん。」
ガルッチ「フランか、ごめんね、まだ修行終わってないんだ。」
フラン「そうじゃないの、お兄様が呼んでいるわ。」
ガルッチ「え、兄さんが?」
一体何の用なんだろ…。というかお兄様ってわかった自分が怖いんだが…。
-紅魔館 屋上- -暁ノ刻-
ガルッチ「兄さん、何か用?」
ルッチ「うん、というか来てくれないとBriefingが始まらないし。」
ガルッチ「なぜ英語?ってツッコミたいが…取り敢えず、全員に通信しないとね。」
そう言うと2人はステータスウォッチャーΩの通信を押した。
ラーク兄弟「シャドウとライトから全員に。聞こえるか。」
マルフォイ『おう、聞こえてるぞ、2人とも。』
レイス『久々ね、みんな。』
アビス『確かに、あまり通信しなかったので、久々のメンツですものね。』
ブレイズ『おうよ、だがリーダーとシャドウに会うのは久々だしな。』
アルファス『それもそうだな。』
ノーム『おいどん、正直一人だったから無事かどうか心配だったぞ?』
カレン『まあ、みんな無事で良いじゃないの?』
7つのモニターから久々に全員無事だと安心した2人は早速本題に入ろうとした。
ルッチ「んじゃあ早速ブリーフィングを───」
???『あの、ブレイズさん。誰と話してるんですか?』
ブレイズ『おい!勝手に本名明かすな!?』
???『全く、この阿呆。今通信中じゃないか。』
ガルッチ「ん?フレイム、誰かいるのか?」
アルファス『ああ、ちょっとな。おい2人とも、終わるまで話しかけないでくれ。今からブリーフィングが始まるから。』
???『まあよい、どうせ我らにも関係する話だし、勝手ながら聞いてやろう。』
???『全くアリスったら…。』
ん?今アリスって言わなかったか?
ガルッチ「なあフレイム、ちょっと2人を写してくれんか?」
ブレイズ『いいが…どうしたんだ?』
ブレイズのモニターから写ったのは、下半身が蛇で上半身が人間のような女性がいた。肌は少し紫色でこちらを見ていた。隣には、端から見たら人間のように見えたが、おそらく天使と人間のハーフだろうと2人は思った。
ルッチ「失礼ですが、貴方方は一体。」
???『余か?余はアリスフィーズ・フェイタルベルンだ。これでも魔王と呼ばれていた。』
???『僕はルカ。元々は魔王を倒すために旅に出た勇者だよ。』
アリス『ニセ勇者の間違いじゃないか?』
ルカ『そうはいうけど…。』
ガルッチ「な…アリスとルカって君達だったのか!」
アリス『ん?そうだが?』
ガルッチ「四天王達は知ってるよね?」
ルカ『え?もしかして、4人ともいるの?』
ガルッチ「うん。」
ルカ『よかった。何処に居るのか心配だったんだ。』
まさか、彼らも幻想郷にいたとはな…。取り敢えず、本題に入るか。
ガルッチ「まあいずれにしても、今回のブリーフィングだが、明日の宵闇霊夢との戦いだ。まずは仲間だが、こっちはスカーレット姉妹と十六夜咲夜に古明地姉妹に霧雨魔理沙と海幸。」
ルッチ「パチュリー・ノーレッジ、小悪魔ことサタンレイド・リドル、ヴォルデモートにハリー・ポッター、ドラコ・マルフォイ、ルシウス・マルフォイ、東風谷早苗、そして四天王の16人来ることになった。そっちは?」
レイス『こっちは鈴仙・優曇華院・イナバとハーマイオニー・グレンジャー、ロナルド・ウィーズリー、アルバス・ダンブルドアの4人よ。』
ノーム『おいどんは、魂魄妖夢と死喰い人達だな。』
ブレイズ『俺はルカ、アリス、星熊勇儀、水橋パルシィ、火焔猫燐、霊烏路空、そして不死鳥の騎士団の人達だな。』
カレン『結構戦う人が多いわね。』
ガルッチ「戦力は出来るだけ多くしたいけど…。」
アビス『その分、危険が伴うな…。』
ブレイズ『どういう事だ?』
エミヤ「それはだな、仮に多勢で宵闇霊夢と戦うとしよう。だがもし、裏切り者が出てきた場合、すぐ戦況が酷くなる。」
ギル「その辺はフェイカーに同意だ。何でも増やしておけば良いってもんじゃない。だが減らせとも言わん。とにかくこのままの数で行った方がいいかもしれん。」
2人とも、いつの間に僕の後ろに?
アビス『確かにそうですね。もうこのまま行くしかありません。』
ブレイズ『相棒の言うとおりだな。』
ガルッチ「よし、明日で決着だ。その間、ちゃんと休んでおけよ。」
7人『了解。』
ルッチ「それでは、OVER。」
7つのモニターが消え、不思議とガルッチは笑みをこぼした。
ギル「ん?どうした、我が雑種よ。」
ガルッチ「いやなに、久々にみんなに会えると思うと、不思議と高揚感がな。」
エミヤ「なるほど、確かにみんなと会えるのは、久々だしな。」
ルッチ「でも…、それと同時に、寂しくなるな…。」
ガルッチ「あ…そっか…。」
宵闇霊夢との戦いが終わると、いずれ別れの時がやって来る。そうなるとフラン達とバイバイしなくてはいけなかった…。
ギル「出会いがあれば、必ず別れも来る。運命に抗うことは出来ても、今の運命は変えられないんだ。」
ガルッチ「だが…出来れば…、これからも一緒にいたい…。」
ギル「ガルッチ、貴様の気持ちは分からんでもない。だがお別れの時は…ちゃんとした方がいい。」
エミヤ「ルッチも例外じゃないぞ、レミリアとさとりと親しい仲なのは分かるが、必ず別れを告げるんだぞ?」
ルッチ「…。」
???「2人とも、そんな顔をしないで。」
後ろを振り返ると、そこにはスカーレット姉妹と古明地姉妹がいた。
レミリア「話は聞かせて貰ったわ。この戦いが終わると、帰っちゃうのね。」
ルッチ「…うん。でも───」
さとり「言わなくてもいいです。ルッチさん、私達だってお別れは嫌ですから。」
ルッチ「2人とも…。」
フラン「1ヶ月の間だけど…でも、私はまだ、一緒にいたいの。」
ガルッチ「だったら、───」
こいし「でも、本当なら、交わってはいけない、禁断の関係なの…。呪われた宿命…、それを私達が犯してしまった。」
レミさと「本当にごめんなさい。」
こいフラ「お兄ちゃん達と会えて、本当に───」
ガルッチ「言うな。それ以上言うと…決定的にそうなってしまう。僕はそう言うの…嫌なんだ…。」
ガルッチの目には、涙が出ていた。ルッチも、少し震えていた。
ガルッチ「運命が何だ、宿命が何だ、僕は君達と出会って、初めて安心出来たんだ…。一緒に笑いあえる子が…心が壊れかけていた僕を癒してくれる子が…欲しかった…。」
こいし「お兄ちゃん…。」
ガルッチ「もしかしたら、君達と出会うまで、兄さんと壊れかけていた僕はさまよい続けてたかもしれない…。」
ルッチ「だから、今は笑おうよ。僕らはそれだけで良いからさ…。」
そして2人は、改めて誓いを立てた。
ガルッチ「僕は刃。鞘のない刃で脅威を斬り裂く。」
ルッチ「ガルッチが刃なら、僕は盾。あらゆる災いを、君達を守る。」
フラン「だったら、私はお兄ちゃんの鞘になったり、剣になる。」
レミリア「それなら、私は槍ね。私達との運命を、今まで以上に貫き通すわ。」
こいし「お兄ちゃんが刃で、フランちゃんは鞘と剣なら、私は弓矢になろうっと。」
さとり「それなら、私は杖と目。心で読み取り、守りし物として祝福を受けるわ。」
その途端、ガルッチの右腕が勝手に魔神化し、ルッチの左腕も勝手に神化した。それだけではなかった。常闇月の刀とアレガステインとグラウザムヴィンドドルヒ・カトブレパスナイフが現れ、合体しはじめた。刀は両刃となったと思ったら真っ二つに割れ、アレガステインの刃部分とくっついた。グラウザムヴィンドドルヒとカトブレパスナイフの持つところは鎖に変わり、アレガステインの持つところについた。そして4つの武器が1つの弓矢に変わっていった。
ルッチ達の武器も弓矢に変わっていった。
ガルッチ「これって一体…。」
ガイア『おそらくだが、共に戦う者と認めたのだろう。その弓矢は…そうだな、魔弓カオスウィングとでも呼ぶとしよう。』
ガルッチ「魔弓カオスウィング…か。ん?」
ガルッチのスペルカードケースから、一枚のカードが出てきた。
協力・混沌符『デスペラードカオス・バーストショット』
ヘラ『おそらくだけど、この技を発動するには、私達がいる場合じゃないと、使えないスペルカードのようね。』
フラン「私達ってことは…。」
ハデス『ガイア兄さん、ヘラ姉さん、そして僕の3人の力を受け継いだ君達じゃないと使えないスペルカードなんだ。』
こいし「つまり、私達3人の協力スペルカードってことね。」
ガイア『その通りだ。しかし驚いた、まさか君達がこの力を持つようになるとは…。』
ガルッチ「そうなの?」
ガイア『当たり前だ、我らも協力技として使うのに相当の年月をかけて使えた技だからな。』
ギル「おそらくだが、その威力はエヌマ・エリシュと同等かそれ以上やも知れぬな。」
ルッチ「んじゃあ、僕らの方は?こっちも弓矢だけど…。」
こちらの弓矢と違って、ルッチ達の方は神々しい弓矢となっていた。おそらく矢はレイピアと槍で融合し、弓は杖だと思われた。
ウラノス『こちらの方もガルッチ達と同様、共に戦う者と認めたと思うね。ただこの弓矢は名前がないから、神弓ハーモニーウィングでいいかな?』
ルッチ「ずいぶん適当な名前だね…。ってガルッチ、カードケースから何か出たよ。」
ガルッチは、出てきたスペルカードを見るとこう書かれていた。
協力技・調和符『コスモスフューチャー・スパークショット』
アテナ『これもガルッチ達と同等ね。ウラノス兄、私、ヴィーナスの3人の力を受け継いだ貴方達が揃わないといけないわ。』
レミリア「意外と条件があるのね。しかも妹達と一緒だなんて。」
ヴィーナス『ですが、混沌符の方は拡散型で、多くの敵に当てれますし、ある程度のガードも打ち破ることは出来ます。対してこちらは、貫通型。単体しか狙えないものの、その分ほぼ全てのガードを打ち破る事が出来ます。』
さとり「どちらもガードブレイク出来るけど、こちらの方が威力は高いということですね。」
エミヤ「そうなると、私のロー・アイアスも一瞬で破られるな…。だが、いくら何でも軽すぎる発動条件じゃないか?」
確かに、強力過ぎるスペルカードだしな…。
ガイア『もちろん、これらを扱うには、調和と混沌の誓いを立てなければいけない。』
ガルッチ「調和と混沌の誓い?」
ウラノス『そう、それで正式にその協力技が使えるようになる。』
ルッチ「でも、どうやって?」
パチュリー「儀式用の魔法陣と、貴方達の武器で誓いを立てられるわ。」
レミリア「パチェ、どうしてここに?」
パチュリー「気になって見てきたのよ。」
ある意味地獄耳なんだろうな。
パチュリー「もちろん、儀式用の魔法陣の本はあるわ。でも、あの魔力は膨大過ぎて、私だけじゃどうにも───」
ガルッチ「いや、誓いはまだいい。おそらくあの弓矢は一発必中だけでいいと思う。」
そう言うと、光の弓矢を投影し、空に向けた。
ガルッチ「僕らにとってのトドメの必中。それで宵闇霊夢を討ち滅ぼす、6人の仇をとるために。」
矢の光が増すと同時に、ガルッチの翼が七色に輝きだした。
ガルッチ「僕らの手で、終わらせよう。」
放った瞬間、矢は霧状となり6人の身体を身に纏った。
ガルッチ「誓い『プロミス・エンゲージ』。我ら6人は、永遠に途切れることのなき運命と共に、希望と絶滅、運命と破滅、感情と殺戮を、一つにし…終焉と原初を───」
フラン「お兄ちゃん?」
ガルッチ「!?」
フランの呼びかけでガルッチは気が付いた。
ガルッチ「あれ?今僕、何してた?」
さとり「こいし?まさか無意識を操った?」
こいし「私?やってなかったけど、お兄ちゃんが、なんだかお兄ちゃんじゃないなって見てたけど…。」
ガルッチ「え?」
そういえば、パチュリーの話以降は記憶にないな…。何でだ?
パチュリー「今のって…終焉と原初の誓い?何で貴方が?」
ガルッチ「え?え?」
全く知らない。というか何だ?終焉と原初の誓いって。
『終焉と原初の誓い
大いなる昔、まだ世界が作られていなかった頃、原初と生と善の始原大神ビギニングファーストと終焉と死と悪の始原大神ディマイズエンドが、あらゆる世界を作り上げ、共に厄災を退ける為に作られた誓い。この誓いをすると、永遠に死ぬことのない呪いにかかる代わりに、あらゆる災いを退く事が出来る。おまけに老いることも無いため、不老不死の呪いと似ている。』
パチュリー「つまり、容易にこの誓いを使ってはいけない、禁断の誓いなのよ。」
ガルッチ「何その危ねえ解説、つうかそんなやばい誓いを僕がしようとしてたんか!?」
パチュリー「幸いにも、フランが止めてくれたおかげで効果は阻害したけど、どうやらガルッチとルッチは不老不死の呪いにかかってしまったわ。」
ガルッチ「マジかよってあれ?でも僕にはそう言う類、何故か懐かしいんだけど…。」
パチュリー「え?どういう事?」
ジャック(ちょっとチェンジ。)
ガルッチ「うわ、ちょっとジャック!」
人格チェンジ。
ジャック「おそらく俺の予想だが…、彼奴は既に、不老不死の呪いにかかってると思われる。」
パチュリー「既に!?いつ頃なのか分かるの?」
ジャック「悪いが、知らねえ。」
ルッチ「君が知ってる記憶は?」
ジャック「少なくても、ガルッチっつうやつと出会う前の記憶はあるが、今は言えねえ。いずれ彼奴自身が真実に立ち向かう覚悟があれば、話してやらんことはねえ。彼奴は、俺を知ってる友人だからな。」
ルッチ「どういう───」
ジャック「んじゃあな。宵闇霊夢の戦いには参加してやるからよ。」
意味深な事を言い残して、さっさとガルッチに戻した。
ガルッチ「自分が何者か…か。んなもん、自分で決めるさ。みんな、とりあえず切り替えよう、明日は宵闇霊夢との戦い、出来る限りの修行を積んで、奴を倒すぞ。」
-⇦to be continue-
-始原の城-
うわー、結構はしょり過ぎたなぁ…。
ラヴォス「うーん、最近活発になり始めたからな。奴め、ここまでやるとは…。」
とにかく、今はやるべき事をやっとこう。それよりラヴォス。
ラヴォス「はい。」
しばらくはオナ禁な?
ラヴォス「あァァァァんまりだーーーーーーー!!!!」
やかましい、変態執事。じゃないとまた精液の洪水起こすだろうが、あれ消すの大変だったんだぞおい。
イリア「逆に暴発しそうな気がするけど…。」
大丈夫、そのために此奴を着ける。○○○○○○をね。
アラン「うわー…これ結構きついだろうなぁ…。ラヴォス、ドンマイ。」
ラヴォス「うぎゃーーーー!!!!!!?????」
それでは、3-6章で会いましょう。いよいよ宵闇霊夢との決戦ですが、何でまた人里にしたんだろう…。