※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter1   作:深緑 風龍

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第3-6章 恐怖の鬼神と呼ばれた女

-人里の跡地- -夜ノ刻-

 

幻想郷において、人間が住む里。狭い幻想郷の中では『里』と言えばここを指す。昔ながらの木造平屋が軒を連ねており、主要な店の多さもあっていつも人間で賑わっていた。だが今は…それらしきものは見当たらなかった。今あるのは瓦礫の残骸、地面には血塗れ、川は血のように紅く、人と言ってももはや死体ばかりだった。寺子屋にいた上白沢慧音も死んでいた…。最早ここは絶望しか残らない場所になってしまった。そこにはただひとり、大笑いをあげてる女がいた。

 

闇霊夢「フフフ、清々しいわ。こんなに絶望に落ちながら死んでいく人達を見るのはいいわぁ。里の外れにあったあの寺も、そこに居た人も、全員食べて差し上げたわ。それにしても、凄いパワーですわ。全てを恐怖させ、そして恐怖した者を喰らう、まさしく私は、恐怖の鬼神『フィアー・イザベル・ブラッディー』と呼ぶのに相応しいわ!!後は、あの者らが来るのを待つだけ…、きっと驚くでしょうねぇぇぇぇ!!!」

 

最早彼女は、完全に人間をやめてしまい、血肉と魂を喰らい続け、血を浴び、妖怪だろうと人間だろうと神であろうと殺し続ける恐怖の鬼神になってしまった…。

 

-人里の跡地- -朝ノ刻- 宵闇霊夢との決戦

 

ガルッチ達は、レイス達とブレイズ達、ノーム達、マルフォイとカレンに霊夢と合流し、人里のところに着くと、最早瓦礫ばかりだった。

 

霊夢「な…なによこれ…。」

ダンブルドア「これは酷いのう…、何もかも全て滅びた跡になってしもうてるな。」

ヴォルデモート「ダンブルドア、これはもしかして…。」

ダンブルドア「そうじゃな、奴が元凶に違いない。」

ハーマイオニー「こんなの…人間がすることじゃないわ。」

ロン「これはヴォルデモート以上の残酷だよ。」

ヴォルデモート「それが否定出来ないのはつらいな。ってガルッチ、どうした?」

 

みんなはすぐにガルッチを見た。この光景を見たガルッチは…怒りに震えていた。

 

ガルッチ「こ……これじゃまるで、僕がやった時と同じじゃないか!」

ルッチ「ガルッチ、落ち着い───」

ガルッチ「こんなの、落ち着いてられるか!!!あのアマ、ガチで殺してやる。二度と転生出来ないように魂も砕いてやる!」

 

そういい、単身跡地に入った。

 

ルッチ「おい、ガルッチ、待ってよ!」

 

その後を追うルッチとその仲間達。みんなもこの行為を見て怒らない者はいなかったが、ガルッチの怒りは凄まじいほどだった。自分と似たような事をしたとはいえ、ここまで残酷なものを見せられて平気な表情にはなれなかった。

 

アヌビス『旦那、12時の方向に瓦礫が!』

ガルッチ「無駄ァァァァ!!!」

 

飛んできた瓦礫を、すかさず真っ二つに斬り裂いた。それどころかかまいたちを起こし、投げた方向に向けた。だが、そのかまいたちは消滅した。

 

闇霊夢「ようやく来たわね、ドブネズミ共。」

ガルッチ「ああ、来てやったぞ…、この○○○○○○○○○○○○○○○○○!!!」

闇霊夢「ちょ!?誰が○○○○○○○○○○○○○○○○○よ!」

 

※ちなみに何言ってるかというと、結構やばいし法律的に危ないです。ご了承下さい。

 

闇霊夢「全く、こんな侮蔑的なことを言われるのは貴方が初めてよ。でも言っているのも今の内よ、どうせ貴方もこの残骸のように朽ち果てるのだからね。」

ガルッチ「ほうそうかい、だったら来い。テメェノ姿ヲ、細切レ二シテヤル!!」

 

怒りに我を忘れたガルッチは狂いながら宵闇霊夢を襲った。

 

ガルッチ「殺戮『永劫殺戮(カオス・ザ・リッパー)』!!!」

 

見えない斬撃とかまいたちの多数が宵闇霊夢に襲いかかるも、全て弾き返した。

 

闇霊夢「飛鉢『伝説の飛空円盤』!」

 

どこからともなくUFOが現れ、ガルッチに狙いをつけた。しかし、そのUFOも瞬時に斬り裂いた。今までのガルッチとは違っていた、何故なら彼の新スキル『狂乱暴走』を持っているからだ。狂乱で理性を保つのは不可能ではあるが、ガルッチはちゃんと何処を狙っているか判断していた。狂乱暴走は、自らのステータスを急向上させるスキルだが、暴走するため、解除すると一時的に動かなくなってしまうという、同時に厄介なスキルでもあった。

 

アヌビス『大丈夫か旦那?結構無茶しまくってるけど。』

ガルッチ「アヌビス、心配スルナ。来ルマデノ間、出来ルダケ消耗サセル。ボロボロノ状態デナ!!禁忌『バーストカーニバル』!!」

 

今度はホーミング式の幻影剣が無数に現れ、すぐさま襲った。

 

闇霊夢「なら、御柱「ライジングオンバシラ」&蛙符『血塗られた赤蛙塚』!」

 

応戦してこちらも弾幕を張ってきた。まさしく幻想郷の結界が壊れるかのような勢いだった。

 

一方ルッチ達は…。

 

ルッチ「く、まさかあの時みたいな感じになるなんて…。」

 

人里の跡地の筈なのに、大勢の黒コートがルッチ達を足止めしていた。

 

ハリー「ステュービファイ!麻痺しろ!」

ロン「エクスペリアームス!くそ、ワラワラと出てくるな。」

ハーマイオニー「インカーセラム!でもこれじゃガルッチが。」

ヴォルデモート「アバダケダブラ!いや、ガルッチはくたばるような者じゃない!」

ダンブルドア「危ない!サンクトゥス・スパーク!」

 

ダンブルドアが放った閃光で4人を襲いかかった黒コートに直撃し絶命した。

 

アリス「極寒の地で消えろ!『オズマフロスト』!」

ルカ「一気に決める!『魔天回帰・傾国』!」

グランベリア「助太刀するぞ!『乱刃・気炎万丈』!」

 

無数の氷柱と閃光と炎の斬撃で大勢の黒コートは倒れた。

 

ルカ「今です、ルッチさん!フランさん!こいしさん!レミリアさん!さとりさん!」

ハリー「ここは僕達に任せて、早くガルッチのところに!」

ルッチ「分かった!4人共、急ごう!」

 

ルッチとスカーレット姉妹と古明地姉妹は急いで、ルカ達が開けた道に進んだ。

 

そしてガルッチに戻る。

 

ガルッチ「チッ、コレグライヤッテマダ耐エルカ。」

闇霊夢「貴方も懲りないわねぇ。この恐怖の鬼神の私にかなうとでも?」

ガルッチ「言ッテクレルジャネエカ。タカガ傲慢ナ態度シカトレネエ女カト思ッタガ、ナカナカノ強サダ…。ダガ、コンナトコロデクタバル僕ジャアネエ。」

闇霊夢「面白い、だったら本気で殺してあげるわ。恐怖『フィアー・ラ──』」

ルッチ「させるか!恋符『マスタースパークβ』!」

 

どうにかスペルカードの使用を阻止したルッチ達はガルッチに寄り添った。

 

ルッチ「ガルッチ、大丈夫か?」

ガルッチ「兄サン、ドウヤラ奴ハ、相当ノ魔力ヲ吸収シタラシイ。」

フラン「私の能力で壊すとか?」

ガルッチ「阻害サレタ。オソラク、奴ナリノ結界ダロウト僕ハ読ンデイル。」

さとり「あの…ガルッチさん、今狂っているんですよね?」

ガルッチ「ソウダガ?」

さとり「何だか、普通に会話していますが…。」

ルッチ「まさか…狂乱暴走?」

ガルッチ「アア、短期間デボロボロ二シタカッタガ…う!?」

こいし「お兄ちゃん!」

ガルッチ「くそ…時間切れかよ。すまんが、代わりにやってくれ…。」

闇霊夢「どうやら、ここで殺すチャンスが出来たという訳ね。丁度いいわぁ。6人まとめ────!?」

 

どこからともなく星の弾幕が襲いかかり、宵闇霊夢のダメージを負った。

 

闇霊夢「クソ、誰だ!」

早苗「久しぶりね、闇霊夢。」

闇霊夢「お前は!クソ早苗!」

早苗「クソ早苗とは失礼ですね。高慢ちきなお嬢様?それとも、私の息子達を殺す為に、そのお嬢様口調を捨てたのかしら?」

闇霊夢「この!言わせておけば!畏怖『ブラッディーハンド』!」

早苗「無駄です。防御スペルカード『ハート・アイアス』。」

 

ハートの形をしたバリアが現れ、血塗れの弾幕を防いだ。

 

早苗「今です!エミヤさん!ギルガメッシュさん!」

ギル「良くやった、褒めて使わす。宝具『エルキドゥ』!」

 

あちこちから鎖が現れ、宵闇霊夢を拘束した。

 

闇霊夢「やってくれるわね。でもこんな鎖如きで……ってあら?」

ギル「その鎖は神であるほど拘束が強まる代物だ。我が雑種を殺そうとした罪、万死に値するぞ?やれ、フェイカー!」

エミヤ「我が骨子は捻れ狂う。爆符『偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)』!!」

 

エミヤの矢が放たれ、宵闇霊夢に直撃。大きなダメージをとっただろうと思った。

 

エミヤ「大丈夫か、ガルッチ。」

ガルッチ「すまんみんな。僕のしたことが…。」

ギル「全く、怒りに我を忘れるとは、愚かしいにも程があるぞ?」

レミリア「そう言わないで、少しはダメージを与えたし、それでいいじゃない。」

ガルッチ「だが…まだ終わってない。見ろ!」

 

大爆撃を喰らったにも関わらず、未だに平然としていた。

 

闇霊夢「やってくれるじゃない、この宵闇霊夢に盾突く事は、貴方達の死を意味するわ。」

ギル「たわけ、貴様が我が雑種を刃向かった時点で、この英雄王が黙ってるとでも思ったか?」

エミヤ「まあ、ガルッチのサーヴァントではないにしろ、ガルッチを傷つけた貴様には許すことは出来んな!」

早苗「神奈子様と諏訪子様、そして息子達の仇、とらせていただきます!」

 

そしてどうにか小悪魔も到着した。

 

リドル「ガルッチさん、大丈夫ですか?」

ガルッチ「もう少ししたら、動ける。」

リドル「分かった、その間に此奴を食い止める。」

闇霊夢「小癪な奴らめ…こうなったらあのお方を…!」

ガルッチ「あのお方!?まさかアームストロングと同じ誰かを!?」

闇霊夢「さあ、我が主よ!私にもっとちか───グフォ!」

 

突然、宵闇霊夢の廻りに、大きな火柱が上がった。

 

???「危ないところでしたね。全く、ご主人様も荒いですわね。でもそこに痺れる憧れるぅ!」

???「だがキャス狐よ、奏者は渡さぬぞ?」

???「それはこちらの台詞です。ですが今は彼らを助けましょう!」

闇霊夢「誰だ!姿を表せ!」

???「よかろう、ならば見るがいい!」

 

みんなは後ろを振り向くと、赤いドレス姿で大剣を持った少女と胸元が少々露出している青い袴を着ていて、狐耳と尻尾をフリフリしている少女がいた。

 

???「我こそは、オリンピアの花、ネロ・クラウディウス!」

???「そして私は、天照大神の転生者、玉藻の前、ここに推参!」

エミヤ「お前達、どうしてここに!?」

玉藻「おや、あちらはアーチャーさんじゃないの。忽然と消えたのだから心配したけど、何処に居たんですか?」

エミヤ「一時期ガルッチのところにいたんだ。諸事情でな。」

ネロ「ていうか金ピカもか!?」

ギル「当たり前だ、まさか聖杯の穴に落ちるとは思わなかったのでな。」

ガルッチ「話は後だ!ネロ、玉藻、援軍を感謝する!共に宵闇霊夢を討ち滅ぼそう!」

ネロ「了解!」

玉藻「勿論です、この玉藻、全力を持ってお相手致しましょう。」

 

ルッチ「一気に仲間が増えたね。」

レミリア「私達のカリスマが凄いのかしら…。」

こいし「多分、お兄ちゃんのカリスマかな?」

ガルッチ「いや…僕はそこまでモテたいとは思わんのだが…。」

闇霊夢「喋ってる余裕があるかしら?上を見なさい。」

 

上を見上げると、やばい物が落ちていた。

 

闇霊夢「貴方達の茶番のおかげで術式はなったわ。これで従わない者達に滅ぼしてやるわ。」

ガルッチ「そもそも、早めに準備しとけば良いんじゃねえの?わざわざ時間かけたってのに失敗するオチがあるし…。」

闇霊夢「そこ!?」

ギル「確かにな、これだと壊されるのがオチだな。」

闇霊夢「ええい!!そんなこと言うのなら、喰らって死ぬがいい!!『メルトダウンメテオ』!!」

 

宵闇霊夢が放った超巨大隕石が、ガルッチ達に襲いかかった。

 

ガルッチ「ギルガメッシュ。」

ギル「何だ?」

ガルッチ「慢心を捨て、超巨大隕石を壊してくれ。」

 

BGM cosmic air

 

ギル「我に慢心を捨てろと言ったか、勿論そのつもりだ。宵闇霊夢よ、貴様には地の理では生温い。天の理を示してやる。」

 

そう言うと、乖離剣エアを取り出し、気が付くとまるで宇宙にいるかのような場所に着いた。

 

闇霊夢「な…何なのこれ!?」

エミヤ「久々に見たな。奴の宝具を。」

ネロ「うむ、まさしく奴らしい。」

玉藻「そうですね、まあこれで超巨大隕石を壊せなかったら許しませんけど。」

ガルッチ「いや、彼奴はやってくれるさ。外したら僕がやる。」

玉藻「できるの!?」

ガルッチ「僕の投影術をなめんなよ。」

 

ギル「さあ、死に物狂いで絶えるがいい。不敬!!」

 

まさしく天災を起こすかのような勢いで、超巨大隕石に狙いを付けた。

 

ガルッチ「さてと、こっちもやるか。フラン、こいし。例のあれをするぞ。」

フラン「昨日のアレね。」

こいし「はーい。」

 

一方でガルッチ達は、魔神化させて武器を取り出し、その武器を融合させた。

 

ガルッチ「よし、魔弓カオスウィングが出来た。後はこれを引く…引く…引く~~~…なにこの弦、動かねえ。」

 

結構引きづらくて苦戦しているガルッチ。

 

フラン「はい。」

ガルッチ「フラン…。」

こいし「もっと弦を引いて。」

ガルッチ「…分かった。」

 

フランとこいしは、ガルッチの手をそっと添え、弦を引いた。狙いは宵闇霊夢。これで仕留める。

 

ルッチ「僕達も行こう!レミリアさん、さとりさん!」

レミリア「勿論よ。妹達に遅れをとるわけには行かないわ。」

さとり「ええ。ここで向かい撃ちます。」

 

一方でルッチ達も、神化させた後武器を取り出し、融合させた。

 

ルッチ「神弓ハーモニーウィング。ここで決めよう。」

レミリア「ちゃんと狙いを付けて、ルッチ。」

ルッチ「うん。」

さとり「もう少し上を向けたら、弦を引きましょう。」

ルッチ「こうだな。」

 

こちらも発射準備完了だった。後は放つだけ。

 

闇霊夢「厄介な事を…だが無意味な物だと思い知らせてやる!」

 

そう言うと、複数の弾幕が現れた。

 

闇霊夢「死ね!!」

ガルギル「死して拝せよ!!!」

ギル「宝具『エヌマ───』」

こいフラガル「混沌符『デスペラードカオス・────』」

レミさとルッチ「調和符『コスモスフューチャー・────』」

7人「『エリシュ(スパークショット)』!!!」

 

青と白の矢と複数の赤と黒の矢は宵闇霊夢に、赤と白の閃光は超巨大隕石に向けて放った。対して宵闇霊夢は多くの弾幕を張ってきた。しかし虚しく弾幕は、儚く散っていった。

 

闇霊夢「嘘でしょ?私は女王よ?全ての人間が称える女王よ?こんな奴らに負けるというの?この私が?この私がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

早苗「貴方には、もうこれ以上救う事は出来ない。だから…ここで死になさい。宵闇霊夢、いえ、恐怖の鬼神『フィアー・イザベル・ブラッディー』。」

 

無数の赤と黒の矢が刺さり、青と白の矢は、まだバリアを破る最中だった。

 

闇霊夢「お願い、早苗。私が悪かったわ…。貴方を苛めた事も謝る、貴方の息子達を殺した事も謝る、貴方の家族を殺した事も謝る。だからお願い!私を助けて!!」

早苗「謝る?私に対して許してほしいの?」

闇霊夢「そ…そうよ!お願い!私を助けて!」

ガルッチ「うわー…、ここまで愚かしい奴は今までいたかな?まだアームストロングの方がマシに見えてきた…。」

ルッチ「確かに、嫌な奴だったけど、命乞いなんてしなかったしなぁ。」

 

一方…。

 

アームストロング「ハックション!」

カムシン「風邪ですか?」

アームストロング「なんか小童の奴らに、何か言われた気がするが…。」

カムシン「気のせいでしょ。それより、マグロ寿司来ましたよ。」

アームストロング「まあ、寿司自体美味いから良いけどな…。」

カムシン「日本文化がお嫌いなのに?」

アームストロング「言うな。」

 

そして戻る。

 

早苗「良いわよ。」

ガルッチ「はい!?正気か早苗!?」

早苗「ただし…。」

闇霊夢「な…なに────ガハァ!」

早苗「苦しまずに死ぬ方だけどね。」

闇霊夢「そん……な。」

 

そして最後のバリアが破られ、宵闇霊夢の心臓を抉られて貫通していった。

 

早苗「有るべきところに帰りなさい。二度と私の目の前に現れるな!」

闇霊夢「ギャァァッァァァッァァァ!!!!!!!??!?!?!?!」

 

宵闇霊夢はだんだんと大きくなり、最終的には破裂し、大量の血肉が飛び散った。

 

ガルッチ「ったく、最後は血肉が飛び散るとか…最悪だな。後で洗わないといけないな。」

霊夢「はーい、お疲れさん。」

 

終わったと同時に、目の前から霊夢が現れた。

 

霊夢「これで異変は解決っと。後は私の神社に来て。」

 

そう言うとルッチ達は、霊夢に着いて行こうとした。だがガルッチは、微動だにしなかった。

 

霊夢「どうしたの?早く行かないと、閉じちゃうよ?」

ガルッチ「…。」

 

なぜかガルッチは何かを感じ取っているような気がして動かなかった。

 

ルッチ「ガルッチ?」

ガルッチ「皆、霊夢から離れて。」

霊夢「…………は?」

エミヤ「おい、どういう事だ?」

ガルッチ「なぜか知らないが、まだ倒したって感じじゃない。」

霊夢「ちょ、ちょっと。私を疑ってるの?」

ギル「ふむ?一応そうするが…どうしたと言うのだ?」

 

ガルッチの右眼の方から見ると、霊夢から禍々しいオーラが放っていることを見た。

 

ガルッチ(どういう事だ!?何で霊夢から禍々しいオーラが?クソ、今のままじゃ情報が足りん!どうすれば…。)

???「お困りのようだな!兄ちゃん。」

ガルッチ「!?」

 

突然、瓦礫から声が聞こえた。

 

???「おっと、自己紹介が先だな。俺はお節介焼きのスピードワゴン。」

ガルッチ「す…スピードワゴン!?何でジョジョの世界の住人が!?」

スピードワゴン「そこは気にするな。これでも俺ぁ暗黒街で生き、色んな悪党を見て来た。だから悪い人間と良い人間の区別は『におい』で分かる。」

エミヤ「何!?そんなことができるのか!?」

 

そしてスピードワゴンと呼ばれた男は、霊夢に向けて木片を投げた。

 

スピードワゴン「こいつはくせぇ――ッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ―――ッ!こんな悪党はディオ以来だぁ!環境で悪党になっただぁ?ちがうねッ!こいつらは『生まれついての悪』だッ!」

霊夢「!?」

ガルッチ「まさか!心眼Lv10『博麗霊夢探知』!!周囲幻想郷全域!」

 

ガルッチは大急ぎで幻想郷全域を隈無く調べた。だが、どこにも博麗霊夢の姿が見当たらなかった。

 

ガルッチ「スピードワゴン…まさかこのために?」

スピードワゴン「おうよ、お前さんの勘は鋭いが、手伝わせてもらった。」

霊夢「…。」

レミリア「まさか…。」

フラン「皆!逃げて!」

 

フランの呼び声で、ルッチ達は霊夢から離れた。

 

ガルッチ「嫌な予感はしていたが…、だが予想外な感じになってしまったな…。」

ルッチ「どういう事?」

ガルッチ「博麗霊夢は…既に殺されたということだ。」

 

さすがの真実に皆は驚愕した。もう一度調べてみると、博麗神社の近くに、博麗霊夢らしき死体があった。

 

ガルッチ「やはりエミヤさんの言うとおり、この異変はフェイク、僕達を始末する気だったんだ!」

スピードワゴン「そうだ、しかも厄介な事に、彼奴が…、ブラッディーと呼ばれた存在。いや、彼らがあのお方と言う人物。無の神の一部、ツジグチと呼ばれる存在だ!」

ツジグチ「あらあら、まさかこんなに早く気付くなんてね。まあ良いわ、貴方達を連れて無力な学生にしてあげるわ。」

 

そう言うと、禍々しいオーラが急激に湧き上がった。

 

早苗「この…!」

ガルッチ「落ち着け早苗、これじゃあすぐ捕まっちまう。」

早苗「でも!」

ガルッチ「大丈夫、こっちには秘策がある。」

ツジグチ「あら、かかってこないのかしら?」

ガルッチ「これを使う時がくるとはな、ジョースター家に代々伝わっていた秘策を…ここでな。」

スピードワゴン「な、ジョースターさんの秘策?何だそれは。」

ガルッチ「皆、僕の動きに着いてきてくれ。」

 

皆は頷き、そして…。

 

ツジグチ「何してるの?こっちに来なさい?」

ガルッチ「たった一つの秘策…それは!」

 

っとツジグチから180°回れ右をして…。

 

ガルッチ「逃~げるんだよ~!!!!」

フラン「わーい、鬼ごっこね。」

こいし「わーい。」

全員「えーーーーー!?」

 

そう言い、人里の跡地から離れていった。

 

ツジグチ「って、こらー!!!逃げるんじゃないー!!!」

 

-⇦to be continue-

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