※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter1   作:深緑 風龍

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第3-7章 失われた終わりの者

-魔法の森- -昼ノ刻-

 

エミヤ「ガルッチ、なぜ逃げる事に!?」

ガルッチ「原因は一つ、厄介な事に、彼奴は危険な技を持っていた。不用意に近づけば、何されるか分からん!」

ルッチ「でも、彼奴は追っかけてくるよ?」

ガルッチ「構わん!背水の陣を敷くまで逃げるんだ!」

ギル「まあ、今はこれが最善策だ。だがガルッチよ、お前が持ってるそのスペルカードが光ってるぞ?」

 

一枚のカードを見てみると、そこには心符『本当の自分』が光っていた。

 

ガルッチ「まさか…これを使えってのか?」

玉藻「何が起こるかは分かりませんが、足止めにはなるでしょう。」

ガルッチ「よし、皆は先に行って、僕一人で何とかしてみる。」

フラン「ダメ!そんなのいや!」

こいし「他に方法があるはずよ!」

ガルッチ「このまま捕まるよりマシだ!フラン、こいし、皆と一緒に紅魔館に行け!」

こいフラ「でも…。」

ガルッチ「行けーーー!!」

 

大声で叫んだ。出来る限り巻き込みたくなかったし、失う訳には行かなかった。この幸せを奪う者を倒すために、このスペルカードに掛ける!

 

ツジグチ「あら、逃げたかと思ったら、ここで止まるなんてね。諦めて無能な学生になりたいのかしら?」

ガルッチ「生憎だが、貴様には負けたくないんでね。悪いが、ここで引いて貰う。」

ツジグチ「そんな薄っぺらなカードで何が出来るの?」

ガルッチ「その慢心が命取りだと言うことを、教えてやる。心符『本当の自分』!!」

 

カードが光ると同時に、ガルッチも光り始めた。

 

ガルッチ「な…何だ…この力。知っていそうで覚えてない…。だが、これで倒せるなら、やってみる価値はあるな!!」

 

その光はだんだんと増していき、姿と色は変わらないものの、服が変わった。その服装は…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャック(一時的とはいえ、久しぶりだなぁ。『失われた終わりの者(ロストエンド)』。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉藻「この力、陰陽師!?」

ネロ「キャス狐!どこに行く!?」

玉藻「私、あの人のところに行きます!」

 

そう言うと、すぐさまガルッチの所にいった。

 

ツジグチ「な…何だそれは…。」

ガルッチ「…。」

玉藻「ガルッチさん、無事で────それは…陰陽師姿!?」

 

BGM tamaEX/caster's theme

 

玉藻が見たもの、それはガルッチの陰陽師の服装だった。

 

ガルッチ「なぜ…戻ってきた。玉藻よ。」

玉藻「だって、何だか陰陽師の気配がして。」

ガルッチ「ああ、それは僕だ。これが本当の自分、父上と母上、そして我が妹ミストラルで4人全員陰陽師の者。そして、我こそが、『失われた終わりの者(ロストエンド)』なり。」

 

そう言うと、一枚の札を取り出した。

 

ガルッチ「いずれまた記憶を失う。再び失われる前に書いておこう。」

玉藻「ガルッチさん!危ない!」

 

ツジグチは、奴を捕まえようと魔弾を放った。

 

ガルッチ「書いてる間、攻撃するな。この不届き者め、セイッ!」

 

書きながら結界を張り、魔弾を弾き返した。

 

ツジグチ「不届き者?ずいぶん偉そうな事言えるのね。」

ガルッチ「ならお主が偉いのか?」

ツジグチ「私は先生よ。生徒を学校に連れ戻すのが私の役目よ?」

ガルッチ「ならば、何処かに行け。我らはお主の生徒ではない。」

ツジグチ「全く、だったら無理矢理でも連れて行く!どうせ貴方も生徒になるのだから!」

玉藻「炎天よ、奔れ!」

ツジグチ「熱っ!」

 

襲いかかろうとしたが、玉藻の攻撃で防がれた。

 

ガルッチ「感謝する。こちらも書き終えた。」

玉藻「あの、何を書いていたのですか?」

ガルッチ「もし、自分の名を忘れた時のために、書いておいた。さて、ツジグチと言ったか。その愚かな行為を持って、我らがお相手しよう。」

ツジグチ「あら、逃げるのやめるって解釈すればいいのね。」

 

そう言うと、ガルッチは札と剣、玉藻は鏡と札を持ち、構えた。

 

ガルッチ「立ち去らぬのならばな。行け、火柱!水柱!」

 

火と水は走るかのように、ツジグチに襲った。

 

玉藻「氷天よ、砕け!」

 

同じく玉藻は、氷を作り、ツジグチに当てにいった。しかし、それも弾かれてしまった。

 

ツジグチ「貴方達、何かしたかしら?」

ガルッチ「ふむ、護りが硬いと見た。ならば、結界破りとしよう。玉藻、結界を破ったら、すぐ攻撃しろ。」

玉藻「分かりました。お願いします。」

ガルッチ「では、炎刃・煉獄斬!」

 

ガルッチは、憑依冥界丸の刃を炎に身を纏い、攻めた。

 

ガルッチ「ハッ!!」

ツジグチ「とらえ────!?」

 

すぐに捕らえようしたツジグチだが、ガルッチのスピードが速いが故、右腕を斬られてしまったと同時に、結界が壊れた。

 

ツジグチ「ぐ…やはり力が戻ってないか…。」

ガルッチ「今だ!」

 

そう言うと、なぜかファイティングポーズをしている玉藻がいた。

 

玉藻「行きます!一合!」

ツジグチ「ぐッ!?」

玉藻「二合!」

ツジグチ「アガッ!?」

 

そして後ろに下がり、ツジグチにめがけて走り、アクロバットをした後、ライダーキックのような蹴りをした。

 

玉藻「大・天・罰!」

ツジグチ「ッ~~~!」

ガルッチ「光刃・白夜斬り!」

 

蹴りと刃の二連撃でツジグチのダメージが入った。

 

玉藻「これが私の奥の手です♪」

ガルッチ「奥の手って、ほとんど…アレを狙ってるじゃないか…。」

玉藻「本来でしたら、男性にやるものですけどね。」

ガルッチ「だと思った。玉藻の主人よ、ご愁傷様です。」

ツジグチ「あいったたたた…。先生に対して…蹴りを入れた女生徒に斬りつける生徒は…説教の時間ね。」

 

モロ食らったような顔をしながら言った。

 

ガルッチ「まだ行けるか?」

玉藻「ご心配なく、私だって負けられません。」

ガルッチ「そうか。」

 

-人里の跡地- -昼ノ刻-

 

一方ダンブルドアの方は…。

 

ヴォルデモート「ようやく、全員終わったな。」

ダンブルドア「後はガルッチ達がやってくれればいいのじゃが…。」

マルフォイ「だが、霊夢様が戻ってこないのがおかしいな。」

 

黒コート全員倒したが、何故か戻ってこない霊夢に対して不思議に思った。

 

カレン「…。」

マルフォイ「どうしたんだ?」

カレン「私、何か嫌な予感がしてきました。皆さん、博麗神社に行きましょう。」

 

そう言うと、皆は急いで博麗神社に急行した。

 

-博麗神社- -昼ノ刻-

 

マルフォイ「!?」

カレン「そんな…嘘でしょ?」

アビス「んじゃあ、あの霊夢は一体…。」

 

博麗神社に急行して、霊夢を探して10分後、見つけた時には既に死んでいた霊夢がいた。

 

ダンブルドア「まさか…既に殺されたとはな…。」

ヴォルデモート「一体いつから…。」

パチュリー「ハッ!?まさかあの霊夢って!!」

ヴォルデモート「どうした?」

パチュリー「アビス、ガルッチ達は何処に居るか把握できる?」

アビス「一応何処に居るかは分かりますが…一体…。」

 

そう言うと、ステータスウォッチャーΩの仲間をGPSを押した。

 

アビス「オメガ、ラーク兄弟は?」

オメガ『ルッチさんはエミヤ達と一緒に紅魔館に向かってます。ガルッチさんは玉藻の前と一緒に、謎の人物と戦っています。』

パチュリー「場所は!?」

オメガ『魔法の森です。』

魔理沙「!」

ルカ「急いでガルッチを助けよう!」

 

ルカの提案に賛成し、急いで魔法の森に急行した。

 

-霧の湖- -昼ノ刻-

 

そしてルッチ達は…。

 

レミリア「もうちょっとよ、あと少しで…ってフラン?」

 

どうにか振り切ったおかげで紅魔館に着く寸前、フランは立ち止まった。

 

ネロ「どうしたのだ、もうすぐでお主の家に着くじゃないか。」

フラン「私…やっぱりお兄ちゃんの所に戻る。」

 

その言葉でこいしとギルガメッシュ以外の人は驚愕した。

 

エミヤ「な、何を言ってるんだ君は!?」

ルッチ「せっかくガルッチが逃がしてくれたのに!?」

フラン「そうかも知れない…。でも、お兄ちゃんは…心の何処かで…助けて欲しいって感じたの。今までお兄ちゃんは、一人で頑張ってきたんでしょ?お兄様。」

ルッチ「そ…そうだけど…。」

フラン「だったら、今度は私が助けないと!」

レミリア「駄目よ!貴女がいなくなったら、私は如何すれば良いのよ!」

フラン「でもお兄ちゃんが…ガルッチを見捨てて死ぬなんてもっと嫌よ!だって、こんな私でも、大切にしてくれたから…、だから、助けに行く!」

 

そう言い、フランは一人で魔法の森に戻った。

 

レミリア「フラン!」

こいし「駄目よ、ああなったらお兄ちゃんじゃないと止められないよ。」

さとり「でも…フランさん一人でいったら…。」

こいし「それに、私も行くから。」

さとり「こいし!?」

こいし「だって、私決めたの。私も戦うって、そう言ったの。それにね、お姉ちゃん。」

さとり「な…何?」

 

こいしは魔法の森の方向に歩きながら言った。

 

こいし「私の心を読んでくれたのは、お兄ちゃんが初めてだったの。さとりお姉ちゃんじゃなく、お兄ちゃんが頑張って、私の心を読んでくれたから。そして、心でこう伝えてくれたの。」

さとり「な…なんて言ったの?」

こいし「【大好きだよ、こいし】って。こんな無意識に行動してるのに…大好きなんて言われたら、助けたくなっちゃうよ。」

さとり「こいし…。」

こいし「だから、私もフランと一緒に、お兄ちゃんを助けてくる。無意識じゃなく、私がやりたいことをやるだけ!」

 

そう言い、こいしも魔法の森に戻った。

 

早苗「ギルガメッシュさん、貴方も同じですか?」

ギル「まあ、我とて見捨てるのも、王としてどうかと思うしな。小娘よ、急いで戻るぞ。」

早苗「はい!」

エミヤ「ま…待て!」

 

エミヤの声も届かず、ギルガメッシュと早苗も、魔法の森に戻った。

 

ルッチ「…。」

さとり「やはり、ガルッチさんの事が心配なんですね。」

ルッチ「分かっていたのか。でも僕、如何すれば…。」

エミヤ「仮にも、お前はあいつの兄だろ?だったら如何するか、分かるはずだ。」

ネロ「しかしアーチャー…。」

エミヤ「もしこの状況だったらガルッチなら如何すると思う?」

 

瞬間、ルッチはガルッチを思い浮かべた。ガルッチだったら、おそらく仲間の為に助けに行くだろうと思った。

 

ルッチ「やっぱり兄弟かな。こんな状況でも、考えが一緒なのは。」

 

そう言い、ルッチも魔法の森に向かって行く。

 

レミリア「ちょっと!?」

ルッチ「3人を助けたいでしょ?なら、やるべき事は一つ。全身全霊を持って、ガルッチ達を助ける。」

ネロ「…。」

???「彼らの言う通りだ。今の僕もそうするだろうな。」

???「私もね。」

ネロ「如何してこっちに来たのだ!?奏者達よ!!」

 

-魔法の森- -昼ノ刻-

 

そしてガルッチと玉藻視点に戻る。

 

ガルッチ「く…相当な傷を負わせたが、執念深さが救ったか。」

玉藻「これは…厄介ですね…。ガルッチさん、大技で対処するしかありません。」

ツジグチ「何度やっても無駄よ。諦めてこちらに来なさい。」

ガルッチ「断る。連れていくなら殺してからするんだな。」

 

彼方もボロボロではあったが、実際ガルッチも限界に近かった。

 

玉藻「でしたら、私の宝具を使います。それで貴方の大技を繰り出してください。」

ガルッチ「頼む、玉藻。」

ツジグチ「そんな事はさせない。これで────(ガルッチ「風&斬符『風神斬り』!」)!?」

 

捕らえようとする瞬間、疾風の如く斬りつけられた。それと同時に玉藻の詠唱が始まった。

 

玉藻「ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国

 

国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光

 

我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて

 

これぞ九重、天照……!」

 

景色が変わり、廻りには鳥居が現れ、上には八咫鏡があった。

 

玉藻「水天日光天照八野鎮石!後はガルッチさん、貴方の力を!!」

ガルッチ「分かった!」

 

そしてガルッチは、詠唱に入った。

 

ツジグチ「この…!だったら貴方だけでも!!」

玉藻「やらせません!気密よ、唸れ!」

 

詠唱妨害をするも、玉藻の術で妨害された。

 

ガルッチ「霊の力は想いの形 想いは強まれば、計り知れない力を宿す

 

博麗は無の領域に 我は全の領域に 故にどちらも対立し どちらか滅びる

 

永遠に続く対立は 互いに憎み、怒りを持った

 

我が感情は、憎悪と憤怒、それは護りし者の為に身を投じる

 

その感情を持って霊力に込め 全てを解き放たん!!」

 

ガルッチの後ろには、精々80の陰陽玉のような物が現れた。

 

ガルッチ「喰らうがよい、愚かな者よ!霊符『夢想封印 殺』!!」

 

詠唱が終わったと同時に陰陽玉はツジグチに向けて襲いかかった。

 

ツジグチ「負けてなるものですか!『封魔結界』!!」

 

ツジグチの姿が霊夢の姿だったのか、廻りにバリアが張られた。だが、ガルッチの夢想封印は違っていた。想いが込められている故、その結界も安々と破られてしまい、ツジグチは夢想封印に当たってしまい、爆発した。

 

ガルッチ「ぐ…、そろそろ限界か…、いや…これぐらいが丁度良い…。」

 

そう言うと、リアクターの丸い部分に触れた。

 

ガルッチ「ミストラル…我が妹よ…。」

ミスト『兄や!?思い出したの?』

ガルッチ「いや…一時的に思い出させたが…、もうすぐ記憶を失う…。」

ミスト『兄や…。』

ガルッチ「今後も…記憶を失った僕を…サポートしてくれよ…?」

ミスト『…うん。私、信じてるよ。どんな姿になっても、記憶が無くても、兄やは兄やだからね。』

ガルッチ「ありがとう…。」

 

そして、少しクラッとした瞬間、元の服装に戻った。

 

BGM終了

 

ガルッチ「あれ?僕は一体…。」

玉藻「ガルッチさん、ツジグチはどうなったのですか?」

ガルッチ「え?なんで玉藻が?」

玉藻「お…覚えてないんですか?」

ガルッチ「本当の自分を使って以降は全く…。」

ツジグチ「な…何とか…耐え切れた…。」

2人「!?」

 

2人が目撃したのは、右腕がもげて、ほぼボロボロとなりながらも立ってるツジグチがいた。

 

玉藻「そんな!あれだけの力を耐えたと言うの!?」

ツジグチ「これで貴方達は終わりよ…。今度こそ……────!?」

 

どこからともなく、巨大な鉤爪が現れ、ツジグチを拘束した。

 

ガルッチ「援護射撃…後ろからって事は…まさか!」

玉藻「あの鉤爪…もしや!」

 

2人は後ろを見たら、そこには紅魔館に向かっていたはずのフラン達と、人里の跡地で戦っていたブレイズ達がいた…。

 

-⇦to be continue-

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