Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
…何だろ、何故か胸騒ぎがする。
アラン「如何しました?」
いや、なんか嫌な予感がしてな。
ケフカ「嫌な予感?」
うん、すまないが様子を見てくる。
イリア「え!風龍さんが!?」
安心しろ、いざ襲われたって、消してやるからさ。その代わりアラン、代わりにやっといてくれ。
アラン「お…おい、それ死亡フラグじゃ…。」
まあ建ててしまったが、別にあれを壊してしまっても構わないだろう?
ケフカ「あんた、死ぬ気か。」
恐らくね、そんじゃ行ってきます。
アラン「…生きて帰ってこいよ?」
…ああ。
※
-紅魔館- -宵ノ刻-
ガルッチ「…。」
3月に入った途端、ガルッチは落ち着いていなかった。別に興奮しているのではない。ホワイトデーの事でもない。何らかの直感が、ガルッチの不安を煽っていた。
フラン「如何したんだろ?」
レミリア「私も知りたいわ。でも、何かが不安を感じるっていう事は…分かるんだけどね。」
ガルッチ「…。(くそ、このモヤモヤは一体何だ?しかも僕がやったタロット占い…、一体どういう意味を表してるんだ?)」
さとり「どうやらガルッチさん、タロット占いの事で悩んでるようです。」
レミリア「さとり!?いつの間に?」
こいし「私の無意識よ。」
イリヤ「時々、何をするのか分からないよね。こいしお姉ちゃんって。」
クロエ「まぁ、私は別に良いけど。っていうか、タロット占い?」
ガルッチ「って、何故みんな僕を覗いてるの?」
何故ばれたと心の中で思った6人だった。
ガルッチ「そりゃみんな、そんな目立つところにいたら気にするだろ…。」
それもそのはず、何せハリボテの木に隠れていたからだ。
ガルッチ「まあいいか、なんか心配させられたようだし…悪かった。」
6人「(何故か謝れたー!!)」
いや、地味に失礼なんだが(心を読みました。)、って無理もねえか。あの結果が気になってたし…、相談してみようかな?
ガルッチ「まあ…その…なんだ、ちょっと相談があるから…聞いてくれんか?」
いつになくガルッチは、弱気な声を出していた。いや、何か心配しているような声だった。これは本当にただ事ではないと思った6人は、ガルッチの横に座った。
さとり「相談って、タロット占いの事?」
ガルッチ「ああ、2月の週末の時なんだが…今後の未来について占ってみたんだ。んで、その結果なんだが…、これなんだ。」
手元から大アルカナタロットカードが現れ、2,3枚のカードが勝手に出てきた。
ガルッチ「1枚目、アルカナナンバー16『塔』の正位置。崩壊、予期せぬ災難、急転直下。2枚目、アルカナナンバー9『隠者』の正位置。助言、慎重。3枚目、アルカナナンバー18『月』の正位置。不安、先が見えない。恐らく、起こるのは今日。」
6人「!?」
ガルッチ「それを助言したのは、紫。しかも場所が…よりにもよって僕の故郷、EndofTheWorld。」
イリヤ「えぇぇ!?」
ガルッチ「その事には僕も驚いたさ。だから急いで兄さんに伝えたんだ、『来月、出来る限り用心してくれ、そっちに戻る準備するから』って。」
フラン「帰っちゃうの?」
ガルッチ「…そうなる。だけど…正直…さ。」
さとり「フラン達を置いていきたくない…って言いたいのかしら?」
ガルッチ「……。」
クロエ「図星なのね。」
ガルッチ「……ああ。」
正直、フラン達を心配させてしまうかもしれない。何せ、最後のカードには『死』のタロットカードが出ていた。だが、意外な事に横の位置だった。正位置なら終焉で、逆位置なら再出発だが…横の位置なんて前代未聞だ。
レミリア「なるほどね。」
ガルッチ「何が?」
レミリア「貴方の運命を見てみたわ、焦るのも無理ないわね。」
そして、レミリアの告げた運命は、残酷なものだった。
レミリア「貴方の故郷……謎の奴らに襲撃されるわ。」
その声は、冷たく響いた。
ガルッチ「…。」
フラン「お兄…ちゃん。」
襲われる…助けなきゃ…。そう思う気持ちが強まってきた。同時に焦りも感じた。
ガルッチ「(パチュリー…まだか?早く開いてくれ…。)」
こいし「お兄ちゃん…。」
クロエ「相当…心配なのね…。」
-アストロ平原- -宵ノ刻-
一方こちらは…。
???「フハハハハ!どうだ、我がロボット軍団は!魔法攻撃完全遮断、物理攻撃も極めて与えにくい我がロボットに勝てるか?」
兵士「くそ!何なんだ、こいつ!今までの奴らと…ギャー!」
兵士「撤退だー!伝令兵!急ぎ陛下に!」
伝令兵「はっ!」
???「最高だ…、これなら全てを滅ぼせる。いや、全てを支配出来る!もう一度、暗黒時代に戻してやる!!誰にも抗えない、俺だけの世界を!!」
EndofTheWorld軍の兵士が逃げ切ったと同時に、一人のフードを被った男がいた。
???「ほう、まだいたか。お前ら、奴を殺せ!」
???「うわー…胸騒ぎしたとおりじゃないか…。これやばいんじゃないか…、ってこっちに来てるな…。」
???「さぁ、逃げ惑え。貴様の攻撃なんざ、我がロボット軍団に勝ち目はない!」
???「はぁ、まあ一応ガルッチが戻ってくるまで…ここを抑えるか。エレメントフェニックスの6人は他の人達を避難用の宇宙船に乗せているところだし…、いっちょやるか(というか、ここで素顔をばらす訳には行かないなぁ。)。」
ロボット軍団のほとんどが、フードを被った男を襲った。しかし…。
???「吹き飛べ。」
何と、吹き飛べと言っただけで、数百のロボット達が吹っ飛んだ。
???「何!?」
???「そして、砕け散れ。」
今度は数千のロボット達が壊れてしまった。もはや何が起こったか分からず仕舞いの男だが、余裕は崩れなかった。
???「ま…まあいい。所詮悪足掻きよ、こちらには数兆のロボット軍団がいる。どう足掻こうが…無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
???「当たり前だ、何せ時間稼ぎだ。どうこう出来るなんて思ってないさ。だからせめて…
数を減らして楽にさせておかないとな。」
-心の塔 天皇の間- -宵ノ刻-
伝令兵「…との事です。」
ルッチ「…そうか。状況は絶望的だな…。」
伝令兵「申し訳ありません。もう少し状況を調べておけば…。」
ルッチ「もういいよ、想定外の事とはいえよく伝えてくれたよ。」
伝令兵「勿体なきお言葉。」
ルッチ「それじゃ、君も急いで避難して。」
…ガルッチの言ったとおりだ。宇宙船を作る技術があったおかげでどうにかなったし、これで全大陸の住民を何処かの星に移住させることが出来る。コールドスリープってのもあるし、あとは…。
アルファス「如何するの?」
ルッチ「僕達も…この星から脱出しなくっちゃね。」
アルファス「だが、ガルッチは?」
ルッチ「…。」
-紅魔館 大図書館- -宵ノ刻-
ガルッチ「まだかパチュリー!」
パチュリー「これでも急いでる!でももうちょっとよ!」
急いでくれ…兄さんを失いたくない!僕にとって兄さんは…大切な……大切な……家族なんだ!お願い……間に合ってくれ…。
さとり「…ガルッチさん、それ程ルッチさんを…。」
ガルッチ「フランとこいし、イリヤ、クロもそうだが…兄さんだけは…、どんな人でも代わりなんて出来ない!焦らないでって言われたって余計に…。」
クロエ「…重症ね、これ。」
ガルッチ「すまない…、何せ僕…。」
パチュリー「繋がったわ!ガルッチ、今なら行けるわ!」
ガルッチ「そろそろか…、もう行くねみんな。」
そういい、ガルッチは急いで魔法陣に乗った。すると…。
フラン「お兄ちゃん!」
ガルッチ「なんだ?」
フラン「約束して、どんな事になっても……必ず……
帰ってきてね。」
ガルッチ「………フラン。」
お互いに見つめ合わせて、軽いキスをした。
ガルッチ「これが返事だ。クロエ、僕の代わりにフラン達を頼む。」
クロエ「ええ、任せて。」
ガルッチ「…ありがとう。」
パチュリー「それじゃ、転移時空『タイムジャンプテレポート』!」
その時、フランとこいしとイリヤは気づいた。ガルッチの顔から、涙が流れていた事を…。
-心の塔 天皇の間- -宵ノ刻-
ルッチ「全員避難できたか…。」
アルファス「後はエレメントフェニックス全員とサムだけだな。」
ブレイズ「だが…ガルッチは?」
ガルッチ「兄さん!みんな!」
よかった!どうにか間に合った!
8人「ガルッチ!」
ガルッチ「すまない、今どういう状況?」
マルフォイ「それが…。」
─数十分後。
ガルッチ「絶対無敵のロボット軍団か…、しかも無の神の信者達とはな。」
レイス「如何するの?」
ガルッチ「…物理も魔法も駄目って事だよな?」
ノーム「うむ…。」
ガルッチ「………いや、絶対無敵なんて存在しない。何かダメージを負わせる物が…。」
サム「それなら、ここの最下層に行った方がいいな。」
最下層?そんな物があったのか?
サム「そこにはこの星の守護神の剣『ゴッドフリード』と呼ばれるやつがある。」
ガルッチ「ゴッドフリード…。」
サム「だが、持った途端何が起こるか分からねえ。それでも行くか?」
ガルッチ「ああ、それしかないなら…。」
ここで逃げる訳には行かない。迎撃しないと!
ルッチ「でも…どうしよう…。9人の脱出ポットあるけど…。」
ガルッチ「僕が残る。」
9人「また!?」
またです。もういい加減僕のスキルに気づいてください。
カレン「貴方、ちょっとおかしいでしょ?あの時はよかったけど、今回は駄目よ!」
ガルッチ「なら如何する?大人しく脱出して奴らの拠点にされてしまうか?」
レイス「でも、別にここで死ぬことは……。」
ガルッチ「レイス…、すまないけど。」
そういいながらエレベーターの所に近付き…。
ガルッチ「僕の運命(fate)は、どうしても死なせたいらしい。だったら、ぶっ壊してくるよ。」
サム「…本当に、残るのか?」
ガルッチ「剣士に二言はない。それじゃあみんな、生きていたらまた会おう。」
『何階まで行きますか?』
ガルッチ「最下層まで。」
そしてすぐに下に行ってしまった。
ルッチ「…ガルッチ。」
アルファス「そういや、ああ言う性格だったな…。やると言ったらやる奴だったな。」
レイス「…そうだったね。意外と頑固っていうより、融通が利かないっていうか。」
ブレイズ「だが、何処かで哀しく、優しい。」
サム「そして、誰よりも仲間を大切にしている。」
ノーム「…みんな、そろそろ避難用のポットに行こうか。」
カレン「…そうね。みんなバラバラになるけど…また会えるよね?」
マルフォイ「ああ、絶対にな。」
ルッチ「…よし、ガルッチの為に、みんな脱出するぞ!」
ガルッチ…ごめんね、君には助けられてばかりで…不甲斐ない兄で…ごめんね。
-心の塔 B20F 封印の間-
最下層についたガルッチは、急いで正面の扉に向かった。
ガルッチ「あれだな。」
だが…。
???「ដូច្នេះ មិនទៅ(行かせない!)」
ガルッチ「!?」
突然の攻撃だったが、素早くよけた。
???「នឹង បានរង់ចាំ , ល្ងីល្ងើ។(待っていたぞ、愚者よ。)」
ガルッチ「…?」
こいつ、なんて言った?
???「ខ្ញុំជា " ដែលជា ការទាំងអស់ ដោយឥតគិតថ្លៃ " នឹង(我は『全てを無にする者』なり。)」
ガルッチ「おい、普通に喋ってるけどこっちには分からんのだが。」
???「តើអ្វីទៅ ?(え?)」
とはいえ、謎の言語で喋っている奴を見てみると、どうやら女性のようだ。ってかマイクロビキニにナイフって…露出狂か何かか?
???『これでいいか?』
ガルッチ「テレパシーか、なんであんな言語を?」
???『生まれつき。』
ガルッチ「納得。んで、誰だって?」
???『改めて言うが、我は『全てを無にする者』。文字通り無の神の信者だ。』
ガルッチ「ふーん、信者なんていたんだ。それで、何でそんな物着てんだよ。」
???『!?別に私は着たくて着たんじゃない!でも…何故か…興奮してくる…。』
ガルッチ「…うわー、露出狂がいる…。」
???『って言わすな!素に戻るだろ!』
…素に戻るって、もう戻ってるじゃん。
ガルッチ「まあいいけど、とにかく敵だと認識すりゃいいんだよな?」
???『あ…何かしら?』
おい…、こっち真面目に聞いてんのに何勝手に自慰してんだよ。
???『しょうがないですよ、格好いい人に見られるなんて…。』
ガルッチ「駄目だ…、こいつ今までにいない敵キャラかもしれない…っていい加減自慰行為するな!」
???『もしかして、恥ずかしいんですか?』
ガルッチ「…。///」
なんか、調子狂うな…。何気に胸が大きいし…、あれ絶対Gカップだろ…って何やってんだ!?
ガルッチ「はぁ、とにかく邪魔するなら殺るぞ!」
???『え、ヤルなんて…こんな暗いところで…。』
ガルッチ「お前思考回路ピンク色だろー!!!」
???『失礼な、マゼンタ色って言ってください。』
ガルッチ「変わんねえよ!この淫乱露出セクハラ痴女!」
っといい、ビンタを繰り出した。
???『スゴくいい!いいビンタだ!手首のスナップといい腰の入れ方といい、こういう元気なビンタを繰り出せるなら、君の健康状態は間違いなく『良好』だ!』
ガルッチ「ナニイテンダ、フザケルナ!」
アヌビス『この変態…まさかメローネか!』
ガルッチ「え?」
???『あ、バレちゃったぜ☆ミ』
ガルッチ「メローネ?」
アヌビス『メローネ…またの名を『歩く18禁』と言われた奴だ。まさか、性転換するとは…。』
ガルッチ「うげ…って事は…スタンド使い!?」
メローネ『はぁ…はぁ…、そう…だよ…。』
ガルッチ「おい、喋るか自慰するかどっちかにしろ!」
メローネ『あぁ………イク……イッチャウゥゥゥ!!!』
ガルッチ「……スルーするか。」
アヌビス『…そうだな。』
そして扉に手を掛けようとした瞬間。
メローネ『待って!悪かった!戦うから!戦うからー!!!』
ガルッチ「痴女用トラップ『テンタクル&スライムアタック』。」
もう一生やっとけ。
メローネ『アァァァァァァァァ!!気持ちいいィィィィィィ!!!♡♡』
─無の神の信者 メローネ『別の意味で再起不能《リタイア》』
アヌビス『エグいことしたな、旦那。』
ガルッチ「急がないとだめだしな。」
そして今度こそ扉に手を掛け、開けた。
-心の塔 真理の間-
中に入ると、不思議なところについた。
ガルッチ「なに?この部屋?ミスト、この部屋調べて。」
ミスト『いいよ、兄や。データ解析開始。』
アヌビス『旦那、それとどういう関係なんだ?』
ガルッチ「分からん。」
しかし、妙だな。何故か心地よい感じもするし、何故か鼓動が聞こえる。
ミスト『解析終わったよ。どうやらここ、子宮の中みたいよ。』
ガルッチ「え…子宮?」
マジかよ…何でそんなのが?
ミスト『おそらく、守護神の剣を手にする者に対する試練だと思うの。』
ガルッチ「こんな時に?」
アヌビス『ふーむ…って事は、それをクリアしない限り剣にたどり着けないって事か?』
ミスト『うん。』
っと喋ってる間に全裸の少女がいた。
ガルッチ「…誰?」
???「私は真理の間の番人、名は『カイリ』。今から3つの質問するから、答えて。」
ガルッチ「あ…はい。」
そう言うと、鼓動が速くなってきた。
カイリ「1つ目の質問、貴方の大切な人が4人います。その人達はお互い憎み合っています。そして、あることを貴方に告げます。『あの人達を殺して。』その時貴方はどうします?」
アヌビス『いきなりきっついの来たな…。どう答える?』
ガルッチ「……憎んでいるなら、まず4人を呼び出してから、僕を殺させる。」
ジャック『おいおい、マジかよ。』
大切な人を殺せなんて言われたって、絶対やらない。納得いかないなら、自分を犠牲にすればいい。
カイリ「次の質問よ、貴方は殺戮者です。いろんな人を殺しますが、唯一殺せない人がいます。それは誰です?」
ガルッチ「愛する者と大切な家族。」
仲間もそうだが、家族になる人や家族だけは唯一殺すことは出来ない。
カイリ「それじゃあ、最後の質問よ。」
その途端、鼓動が凄まじいぐらい高鳴ると同時に、何やらしめってるような感じがした。しかしその直後、上から白濁液のような物が流れ込んできた。
ミスト『まさかこれ、精液!?』
アヌビス『しかも大量に流れてくる!旦那、溺れるぞ!』
もはや絶体絶命のような言い方だったが、ガルッチは動かなかった。そしてそのまま埋もれてしまったが、最後の質問を聞いた。
カイリ「貴方は誰ですか?」
誰だって?そんなの決まってる。
ガルッチ「僕はラーク・バスター・ガルッチ。それ以上でも、それ以下でもない。全てを殺し、全てを救い出す刃だ。」
そう答えると同時に、鼓動が聞こえなくなった。
-心の塔 剣の間-
気が付くと、目の前に剣が突き刺さっていた。それだけでなく、子宮の中だったところが一変し、青空の草原が広がっていた。
ガルッチ「ここは…。」
カイリ「試練を合格したわ。さぁ、星の守護神の剣『ゴッドフリード』を、受け取りなさい。」
姿は見えなかったが、カイリはそれだけを伝えて消え去った。
ガルッチ「これが…ゴッドフリード。噂を聞いた限りでは、別名転生の剣って呼ばれてるんだっけ。」
ジャック(しかし、これを抜くのか?)
ガイア『何やら凄い力を秘めてるのだが。』
ガイアの言うとおり、確かに何か神々しい力を秘めてるようだ。ふと、何かの気配を感じた。おそらく、敵の可能性があるだろうと思い、急いで剣の近くに寄った。
ガルッチ「ゴッドフリード……僕に力を貸してくれ。」
手に持った瞬間、地面から溢れ出てくる光が噴き出した。
ガルッチ「ぐ…凄い…力だ。」
ジャック(ガルッチ!大丈夫か?)
ガルッチ「大………丈夫!」
その光は凄まじく、全てを飲み込もうとするぐらいのものだった。
ガルッチ「ウォォオオォォォォォ!!!!!!」
だがガルッチは負けなかった。たとえ自分を見失っても、必ずフラン達のところに帰ると約束していたからだ。その思いが凄かったのか、遂に剣を抜いた。その凄まじい光がガルッチに身を纏い、鎧に変わった。
ガルッチ「…急ごう。」
-アストロ平原- -夜ノ刻-
???「ふう、どうした?」
???「何故だ…何故無敵のロボットが貴様如きに…。」
???「無敵?何時誰が無敵のロボットが、僕のような者に勝てると思ったんだ?」
???「だが、まだまだいる。どちらにしても、貴様は終わりだ!」
???「ふーん。まぁ、これで時間稼ぎも充分やったし、帰ろうっと。」
そう言うと、一瞬にして消え去った。
???「時間稼ぎ?一体どういう…。」
男は首を傾げたが、瞬時に理解した。いや、恐怖したと言っても過言じゃない。何せ数兆体いた無敵のロボットが数万体になっていたからだ。
???「ま…まさか…。」
ガルッチ「無敵のロボットとか言われてる割には、意外と脆いな。」
???「まさか貴様、ガルッチか!?」
ガルッチ「チッチッ、yes I am!!」
久々に言った気がするな、これ。
ガルッチ「というかティア、まさか細切れにされたにも関わらず蘇ったとはな。」
ティア「サイボーグとしてだがな、しかし丁度良い。貴様に恨みがある。俺をこんな姿にしたことによう!」
ガルッチ「ふーん。」
ティア「興味ねえ顔を…、巫山戯やがって!!合体しろ!」
ティアがロボット達に命令すると、すぐさま合体しはじめた。
ガルッチ「普通なら、待つのが通りって言ってるけど、悪役のやつ…それ慢心じゃないかなぁ…。」
ガイア『如何する?もうオーバーキル狙いであの技使う?』
ガルッチ「あれねぇ、まぁいいか。こんな奴らに渡すぐらいなら………。」
そう言うと、ゴッドフリードの刃が光り始めた。
ティア「フハハハハ!合体ロボ、超絶壁絶好無敵ロボの完成だ!さぁ、行くが……何だ?」
ガルッチ「全魔力、全生命エネルギーをこの刃に込める。」
ガルッチのオーラが凄まじく大きくなり、光の刃も大きく、激しく光った。
ガルッチ「魔法眼球、虹色!」
最早、本気で消しに行くかの勢いを放っていて、さすがのティアも恐れた。
ティア「ま…まずい…。これ…逃げないと…。」
ガルッチ「逃がしはしないよ?貴様と貴様の仲間も全員、ここで消してやるから。」
『我が力は全てを殺し、全てを助ける者。この守護神の剣を持って、この星を封印する!』
ガルッチ「禁断封印消滅魔法『滅びへ導き、救済を手に取りし者《エヌマ・エリシュ》』!!!」
その言葉を最後に、ガルッチは意識を失った。
-to be continue⇨-
-始原の城-
ただいまー。
イリア「風龍さん!お帰りなさい!」
ちょちょちょ!?何で全裸!?
ラヴォス「私にもさっぱり…。」
おい変態執事、どうやって出た?
ラヴォス「ああ…今から出勤の時間でな。ガルッチさん、命もろとも使っちゃったっぽいし。」
え…ガルッチが…死んだ?
ラヴォス「違いますよ、ですが半分死にかけてるのは確かです。いずれにしても、転生させないと…。」
…記憶の方は?
ラヴォス「全部無事です。スキルもステータスも問題ないです。」
そうか…、だがこのままだと奴らに見つかるな…。
ダンブルドア「儂に提案がある。」
なるほど、正直あれだが…致し方ない。
※4-9章に続く。