Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
-朝ノ刻-
ガルッチ「ふう、到着っと。」
切嗣「ここが舞台とはな。アハト爺、お前が言う別荘は何処なんだ?」
アハト爺「そう慌てなさんな、こっちじゃ。」
SNイリヤ「へぇ、ここが福井ねぇ。」
幻イリヤ「リンもシロウも、ここでやるのかな?」
クロエ「多分そうなるわね。」
ヘラクレス「………。」
聖杯戦争する場所に到着した7人は、アハト爺が言う別荘のところに行った。しかし…。
ガルッチ「?」
SNイリヤ「どうしたの?」
ガルッチ「サーヴァントの気配がした。とはいえ、まだ朝だから襲って来ることは無さそうだな。」
クロエ「確信は?」
ガルッチ「持てるが…。マスター、ここで迎撃した方がいいかな?」
急にマスター呼び…、って事は戦うのね。
SNイリヤ「分かったわ。バーサーカー、敵サーヴァントを探して。」
ヘラクレス「………!!!」
切嗣「どうしたの?」
アハト爺「何かおるのか?」
幻イリヤ「うん。ここはお兄ちゃん達に任せましょ?」
切嗣「いや、僕も戦う。もうイリヤを見捨てたくない。」
アハト爺「正直、ここで戦闘は初めて何じゃが…まあよい。別荘に入る前にサーヴァントの戦いを見せて貰おう。」
クロエ「イリヤ、修行の成果見せてあげよう。」
幻イリヤ「うん。来て!『ジャック・ザ・リッパー』!」
アサシン召喚と同時に、紅い槍を持った男が現れた。
SNクーフーリン「ほう、まさか全員相手は聞いてなかったな。」
ガルッチ「ランサーか…、敏捷は高そうだが、相手にとって不足なしだ。」
SNクーフーリン「ん?まさかとは思うが、嬢ちゃん…あんたがマスターか?」
SNイリヤ「そうよ?」
SNクーフーリン「まだ子供じゃねえか…。ってサーヴァントも子供かよ…。」
ガルッチ「それ…僕のこと?」
SNクーフーリン「当たり前だ、ってちょっと待て。サーヴァントの気配が3人なんだが…。」
ジャックfate「お母さん、指示をお願い。」
SNクーフーリン「お母さん!?どうなっていやがるこれ!?」
ガルッチ「あー、言っておくけど…、もう一人いるぞ。」
ヘラクレス「■■■■■ーーーー!!!」
SNクーフーリン「うーわー…、こんな奴らを相手にしなきゃいけねえのかよ…。」
SNイリヤ「んじゃあ、一人相手で良い?」
SNクーフーリン「そうしてくれ…。」
SNイリヤ「それじゃあ、アーチャー!行きなさい!」
ガルッチ「了解、いざ参る!」
先陣として行ったガルッチは、一気に間合いを詰め、斬りつけた。
SNクーフーリン「ほう、なかなかの速さだな。セイバーか?」
ガルッチ「残念ながら…セイバーじゃねえ…ぜ!」
そのまま蹴りをかましたが、さすがランサー。その素早い反応で手際よく回避した。
SNクーフーリン「蹴りか…、確かにセイバーじゃねえな。しかもさっきの素早さ…俺以上だ。貴様、一体何処の英霊だ?そんなやり方をする英霊なんざ聞いたこともねえ。」
ガルッチ「そうだろうよ、だが知ったところで理解できない。マスター、第1の宝具を使って良いか?」
SNイリヤ「ええ、使いなさい。」
ガルッチ「よし、そんじゃ始めますか。」
そう言うと、右腰に着いているカードケースを開け、一枚のカードを取り出した。
SNクーフーリン「?そのカードで何するつもりだ?」
ガルッチ「行くぞクーフーリン!神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
SNクーフーリン「!?」
カードから槍が現れたと同時に投げつけた!?おいおい、聞いたこともねえぞ!?しかもグングニルって、ぜってえオーディンが使う武器だろ!
ガルッチ「もういっちょ!禁忌『レーヴァテイン』!」
SNクーフーリン「何ー!?」
何だ何だ何だ何だ何だ!?こいつ、レーヴァテインって言わなかったか!?俺とんでもねえ奴を相手にしてねえか!?
SNクーフーリン「貴様、バーサーカーだろ!?」
ガルッチ「いや僕、アーチャーだけど…。」
SNクーフーリン「いやいやいやいや、幾ら何でもそりゃねえだろ!?弓兵なのに、何でやばい宝具持ってんだよ!」
ガルッチ「んじゃあこう言うのはどうかな?」
今度は左腰にあるカードケースを開け、一枚のカードを取った。
ガルッチ「ランサー『スカサハ』
カードは光を放ち、二つの槍を出現させた。
幻イリヤ「双槍!?大丈夫なの、お兄ちゃん?」
ガルッチ「双剣も出来るなら、双槍も出来るはず!」
SNクーフーリン「おいおい、師匠のやつかよ…。まあいいぜ、そろそろ決めるとしよう。」
どうやらランサーも、宝具を使うようだ。ならばこちらもスカサハの宝具を使うか。
SNクーフーリン「行くぞアーチャー。その心臓、貰い受ける!」
ガルッチ「来いランサー。刺し穿ち…突き穿つ!」
SNクーフーリン「『
ガルッチ「『
3つの赤い閃光が走り、それぞれ心臓を狙った。しかし互いに受け止められた。
SNクーフーリン「!?」
ガルッチ「ちっ、相打ちか。」
とはいえ、このランサー…手加減してたっぽいしな。令呪か何かか?
SNクーフーリン「まさか、師匠の宝具を使うとは、てめえ、ただ者じゃねえな。」
ガルッチ「まあね、それでどうする?まだやる?」
SNクーフーリン「いや、おとなしく帰るよ。じゃあな坊主、今度会うときはケリをつけようぜ。」
そう言うと、咄嗟に姿を消した。
ガルッチ「ふぅ、スペルカードでも通用するんだな。」
SNイリヤ「これ…本当に大当たりのサーヴァントだわ…。」
ヘラクレス「…。(´・ω・`)」
fateジャック「でも、バーサーカーもいるんだから、そっちも大切にしないとね。」
ガルッチ「というか…、ショボーンってしてなかったか?」
ヘラクレス「…。」
切嗣「ハッハッハッハッハ、まあ今は、別荘のところに行こう。」
というか、ヘラクレスを喋らせる方法考えないと…。
-アインツベルン別荘地- -朝ノ刻-
中に入る直前、切嗣は養子の士郎を連れてくるといい、別行動していった。
ガルッチ「士郎か…、ん?」
幻イリヤ「どうしたの?」
ガルッチ「いや、ちょっと気になるんだが……。僕のクラスって『アーチャー』だろ?」
クロエ「そうね。」
ガルッチ「それで思ったんだが、凛のサーヴァントはどうなるんだろ…。」
2人「あ…。」
そうだ、凛のサーヴァントは『アーチャー』のエミヤシロウ。でもガルお兄ちゃんは『アーチャー』として現世にいる。そうなると、凛のサーヴァントはどうなるのかしら…。
???『…ッチ。』
ガルッチ「?」
???『ガルッチ。』
ガルッチ「?誰か呼んだ?」
SNイリヤ「どうしたのお兄ちゃん?」
ガルッチ「いや…誰か呼んでる気がして…。」
???『おい、ガルッチ!』
ガルッチ「!?」
急に大声であげられたのか、びっくりしてしまった。後ろを向くと、時空と転生の神であるラヴォスがいた。
ラヴォス『良かった、どうにかつながった。』
SNイリヤ「何あれ!?」
アハト爺「馬鹿な、結界は充分に発揮しとるはずじゃ!」
ガルッチ「あ…ラヴォスじゃん。」
2人「誰!?」
ラヴォス『この人を転生させた神です。よっと。』
ガルッチ「あんた、どうやってここに?」
ラヴォス「どうやってって、時空を超えて来たけど?」
そう言うことかー。って丁度良い、聞きたいことがあった。
ガルッチ「そうそう、何で僕、デミ・サーヴァントじゃねえの?」
ラヴォス「すまない、正直ミスるとは思わなかったんだ…。いや、悪かった!5億割私が悪かった!_| ̄|○」
ガルッチ「いや、5億はないだろ…つうか反省し過ぎだろ…。」
SNイリヤ「あの、その人は一体…。」
ガルッチ「この人はラヴォス。時空と転生の神と呼ばれている。」
ってか、いつまで土下座してんだよ…。
ラヴォス「あ、そうそうガルッチ、忘れ物だ。」
ラヴォスが持っていたのは、守護神の剣『ゴッドフリード』だった。
ガルッチ「あれ?僕持ってなかったのか?」
ラヴォス「ああ、あの大技使って以降な。」
SNイリヤ「お兄ちゃん、それは?」
ガルッチ「守護神の剣『ゴッドフリード』、太古に天地海を切り分けたと言われている神話の剣。おそらく乖離剣エアと並ぶかそれ以上の力を持っていて、使いこなす者は誰もいないと思われた。」
アハト爺「思われた?それじゃあ今は?」
ガルッチ「今は僕が扱えて所有者になっている。しっかし、よく見つけたな。」
ラヴォス「偶然にも君の手を持ってたらしいからな。」
凄えな…、僕の幸運。
ガルッチ「そういえば、凛のサーヴァントはどうなるの?」
ラヴォス「安心せよ、予定通り『アーチャー』を召喚するはずだ。」
ガルッチ「それならいいけど…。」
つうかこの剣、意外と重いな…。いや、疲れかもしれない。
ラヴォス「さて、そろそろ戻らなければ、じゃあな。」
ガルッチ「あ、ちょ!行っちゃった…。」
まあ急用があるなら仕方ねえな。
ガルッチ「さてと、早速……うん?」
一瞬くらっとしてしまったが、どうにか耐えた。
SNイリヤ「お兄ちゃん?」
ガルッチ「…全く、英霊になっても変わりはねえのかよ。」
まさか貧血が起こるとは思わなかった。
ガルッチ「すまないが、ちょっと部屋で休ませてくれないか?」
SNイリヤ「?」
アハト爺「何じゃ?貧血か?」
ガルッチ「ええ、正直英霊でもこうなるとは…。」
アハト爺「魔力の使いすぎかの?一応パスは繋がってる筈じゃから、少し休んでおけ。」
ガルッチ「すいません。」
そう言い、フラフラしながら部屋に向かった。
SNイリヤ「お兄ちゃんって、貧血になり易いの?」
幻イリヤ「うん、情緒超不安定だったせいで血液が安定しなくてね。過剰になったり貧血になったり大変なのよね。」
クロエ「ふーん…、だったら私行ってくる。」
アハト爺「これこれ、走るでない。」
幻イリヤ「…魔力供給かな?」
SNイリヤ「って、私がやるー!!」
幻イリヤ「もう、んじゃあ私もー。」
アハト爺とヘラクレスを置いて、3人はガルッチが居る部屋に向かった。
アハト爺「…儂らも休憩しようか?バーサーカー。」
ヘラクレス「■■■■………。( ^_^)」
どことなく笑ってたヘラクレスだった。
-アインツベルン別荘地 ガルッチの部屋(仮)-
部屋についたガルッチは、背負ってる剣と腰に着けてる剣と刀とカードケースを机に置き、ベットに寝転んだ。そのままガルッチは手を胸のとこに置いた。
ガルッチ「『トレース・オン』。」
心拍数・・・緊張状態
血液量・・・貧血
魔力量・・・正常
精神状態・・・現在興奮状態
ガルッチ「やっぱり、精神状態があれでも、貧血状態か…。かと言って、血を奪う訳には…。」
クロエ「お兄ちゃん。」
ガルッチ「あれ?クロ?」
一体何の用なんだろ…。そう思った途端、急に乗っかってきた。
ガルッチ「えっと…、何の用?」
クロエ「何って、魔力供給よ。」
ガルッチ「いや、魔力は正常だけど…。」
クロエ「血液が足りないんでしょ?だったら私の……。」
SNイリヤ「ちょっと待ったー!!その人は私のサーヴァントよ!」
あれ?嫌な予感…。
クロエ「いいじゃん、この人の妹だし。」
ガルッチ「義理の、だがな?」
SNイリヤ「お兄ちゃんの魔力供給は、私がやるの!」
ってちょい待って、飛び込みってまさか…。やばい、眼の色を黄色に変えなきゃ!
『ドサッ』
ガルッチ「……痛い。英霊なのに…、痛い。」
SNイリヤ「えへへ、お兄ちゃん暖かーい。」
…緊張状態ってこう言う意味かよ。というかイリヤ(マスター)、クロ、ちょっと降りて…。変に意識しそう…。と思ってたその時…。
SNイリヤ「もしかして、興奮してる?」
ガルッチ「ふぇ!?」
クロエ「まぁ、無理もないわね。あと何か……。」
ガルッチ「ストップクロエ!それ以上は言わせない。」
おいおい、こんな時でも欲情かよ!?巫山戯んな畜生!
幻イリヤ「お兄ちゃん、吸血しないの?」
クロエ「あ、そうだったわ。」
ガルッチ「いや、したくてもねえ…。」
この体制じゃ、吸いづらい…。
クロエ「ほらお兄ちゃん、ここに可愛い首筋があるわよ?」
SNイリヤ「クロエ…だったかしら?この人は私のサーヴァントよ?お兄ちゃん、私の首筋にして。」
あー…そんなことしたら余計選びづらいじゃねえか…。僕こう言うのに関しては、優柔不断だぞ?どうすんだよ、本当に…。
-衛宮邸- -昼ノ刻-
一方こちらは切嗣の方。切嗣は急いで士郎の元に行った。そして到着した…。
切嗣(大丈夫かな…?僕死んだことになってるけど…、士郎はわかってくれるかな?)
実は切嗣は、1回死んでいた。いや、正確には聖杯の泥を被り、正義の味方を託して死んだ筈だったが、クロエと言う人物が、聖杯の泥を浄化と幻イリヤの蘇生魔法と言うのを使ったおかげで、蘇った事になる。正直訳が分からなかったが、ある程度理解することができた。
切嗣「お邪魔します。衛宮士郎という人はいますか?」
???「はーい、今ここに……、爺さん!?」
切嗣「おお、士郎。会いたかったぞ。」
若士郎「じ…爺さん!?死んだんじゃ!?」
あー、やっぱりその反応になるか。まあ、驚くのが普通だな。
???「どうしましたシロウ?」
若士郎「あ、セイバー。」
???「な…!お前は…。」
切嗣「セイバー…?士郎、一体これは…。」
セイバー「何故切嗣が、いいえ…まずは説明して貰いましょうか。」
切嗣「そうしたいが、まず何か食べたい。出来れば甘いものがいいな。」
若士郎「甘いものって…、爺さんも変わってないな…。とりあえず、入ってくれ。」
─カット
切嗣「ふう、士郎が作ったお汁粉、旨かったぞ。」
セイバー「それで切嗣、どうしてここに?」
切嗣「ああ、実はここに来たのは他でもない。っと言いたいが、セイバーば居るし、状況説明しよう。まず士郎、君は聖杯戦争は知ってるかね?」
若士郎「いや…。」
切嗣「そうか、んじゃまず聖杯戦争ってのは……。」
─長くなるので再びカット
切嗣「って訳だ。だが今回聖杯戦争が行われるのは、福井なんだ。」
セイバー「福井?冬木じゃなく、福井?」
士郎「どうしてまた…。」
切嗣「詳しく説明するより、実際来た方が早いな。二人とも、僕の手捕まって。」
二人は切嗣の手を掴んだ途端、切嗣と共に消えた。
-アインツベルン別荘地 ガルッチの部屋(仮)- -昼ノ刻-
切嗣「ふう、彼女が言う付き添い姿現しやってみたが、意外と便利だな。」
若士郎「うう、ここ何処だ?」
セイバー「ん?サーヴァントの気配が……え?」
若士郎「どうしたセイ……バー?」
切嗣「二人とも、どうした?」
セイバーと士郎の視線を見ると、そこには気持ち良く眠っている4人+1人がいた。
クロエ「……スヤスヤ。」
fateジャック「ぉ…母…さん……ムニャムニャ……。」
ガルッチ「スヤァ………。」
SNイリヤ「お兄………………ちゃん……………。」
幻イリヤ「んん………。」
しかも気持ち良さそうに眠ってた。
セイバー「えっと…、これは…一体。」
切嗣「……。_| ̄|○」
若士郎「爺さん?」
何故か切嗣はショックを受けてしまった。
切嗣「遂にイリヤちゃんが…、添い寝までするとは…キッツいなあ…。」
若士郎「えーっと、爺さん?説明頼む。」
切嗣「君の姉のイリヤだ。恐らく真ん中のサーヴァントの右真ん中がそう。」
セイバー「あの人、サーヴァントだったんですか?」
切嗣「イリヤのサーヴァント、アーチャーだ。ああ見えて、凄く強いんだ。バーサーカーも居るけどね。」
セイバー「二人のサーヴァントを!?」
切嗣「セイバー、静かに…。」
起こすと可哀想だろって言おうとした瞬間、1名起き上がった。
ガルッチ「うー、五月蠅いなあ…、ちょっと静かにしてくれよ…寝てたのに……。」
どうやらさっきの声で起きてしまったらしい。
ガルッチ「あれ?切嗣お帰り…。そしておやふみ………。」
そしてまた眠った。
切嗣「……普段はああじゃないけど、どうやら相当疲れてたっぽいな…。」
セイバー「あれが…アーチャー?まるで子供みたいなんですが…。」
切嗣「いや、見た目は中学2年だが、凄く強いんだ。」
若士郎「……なんでさ。」
切嗣「まあ、邪魔するとあれだから、場所変えよう。」
そうして、3人はこっそりと部屋から出て行った。
SNイリヤ「……んん、お兄ちゃん…誰かいた?」
ガルッチ「ん?……切嗣が………え?」
咄嗟の事だったのか、すぐ起き上がった。そして、辺りを見渡したが、どうやら居なかったようだ。
ガルッチ「うーん…、寝ぼけていたようだな…。ちょっと血を吸ったおかげで、どうにかなって…その後一緒に……眠ったんだったな…。」
うん、まだ眠いし、寝よう。
SNイリヤ「それにしても、お兄ちゃん…暖かいねぇ…。」
ガルッチ「そうだね……。」
とてもじゃないけど、聖杯戦争が起こる半年前とは思えない、のほほんとしたものだった。
-to be continue ⇨-