Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
言峰「おや、もうワインがないのかね?」
どうやらそうだな。ところで、あの聖杯って何で出来てるんだ?
言峰「さあ、私も聞きたいぐらいだ。」
紫「…。」
ってか…凄えボテ腹になったな紫。
紫「ぁぅ……。」
さてと、そろそろ茶番もこのくらいにして……ゼアノート、状況は?
ゼアノート「上々じゃが、意外とこちらの死者数が多かった。」
やはり、ナンバー1の奴か?
ゼアノート「うむ…じゃがそのまま逃げていった。現在捜索中じゃが、見つかるかのう…。」
どちらにしても、倒しておかないと…星の勇者達もしかり、他の人達にも被害が出るしな。
紫「…それについては、大丈夫よ。」
さすが紫、意識回復早いな。
紫「誰のせいだと…、まあいいわ。とりあえず、離してくれない?」
はいはい、まあ結構愉悦に浸れたから、お仕置きは終了って事で。
言峰「おお、愉悦、愉悦。」
紫「…それでナンバー1の奴だけど、どうやら艦隊これくしょんの世界に行ったそうよ?」
通称…艦これ?そいつ、今何を?
紫「そこまでは確認できなかったわ。何しろ、強硬な結界が張られていて、私ですらどうしよもなかったわ。」
結構強い結界か…。仕方ない、しばらくは泳がせておくか。
ゼアノート「いいのか?」
あの強硬な結界だが、恐らく自分自身も出られない結界だと思うからさ。
ゼアノート「ふむ…、それなら仕方あるまい。ならばそうするしかあるまいな。」
言峰「ところで、何故分かったのだ?」
勘だ。
言峰「納得した。」
それでは、第5-4章始まります。
-アインツベルン別荘地- -夜ノ刻-
ようやく到着したガルッチ達は、早速みんなを集めようとした。だが、どういう訳かみんなは庭の方にいた。
ガルッチ「って、セイバーとライダーの奴…マジで酒飲んでるし…。」
クロエ「しょうがないから、庭に行きましょ?」
ガルッチ「はぁ…やれやれだぜ。」
何でそんなところで酒飲んでんだよと呆れながら、庭に向かった。
-アインツベルン別荘地 庭-
ガルッチ「……何だこの樽。」
イスカンダル「おお、帰ってきたか。」
セイバー「お帰りなさい、アーチャー。」
ガルッチ「何やってんだよあんたら…、こんなとこで酒飲んで…。」
ロード「私も言ったんだが…。」
若士郎「聖杯問答をするからって言うからって、ここで酒を飲みながら喋ってたんだ。」
何だ?聖杯問答って…。
イスカンダル「まあとりあえず、お前も来い。ちょうどお主の話を聞きたかったのだ。」
ガルッチ「…なしてまた。」
イスカンダル「何せ、お主の願いはどういうものなのか知りたいのでな。」
願いなんてないんだがって思っていたが、さすがに誘いを断るわけにはいかないと思ったガルッチは、自分が持っているブラッドワインを取り出した。
クロエ「あれ?お兄ちゃん、ブラッドワイン持ってたじゃない。」
ガルッチ「すまん、正確には空のブラッドワインだと消える仕組みになってるんだよ。ってか最初っから投影すりゃよかった。」
そう言い、ガルッチはセイバーとライダーの顔が見える位置に座った。
イスカンダル「おや、余の酒は飲まんのか?」
ガルッチ「いやなに、貧血になるのは困るのでね。さっきので結構使ったし…、貧血でひょろひょろになる前に…飲まないと。」
イスカンダル「血か。まるでお主、吸血鬼みたいだな。」
ガルッチ「吸血鬼…ねぇ。」
そういえば、フランと約束したんだっけ?必ず戻ってくるって…。
イスカンダル「それで、アーチャーよ。お主は聖杯の事どう思うのだ?」
ガルッチ「どう思うって言われてもなぁ…。大体聖杯自体の存在その物がやばいって事ぐらいかな?」
セイバー「改めて聞きますが、どうして聖杯に毛嫌いしてるんですか?」
ガルッチ「そうだな…、確かに聖杯は万能の願望機とも呼ばれていて、何でも願いが叶うのはすごいよ?でもさ、そんな簡単な物で簡単に叶えちゃって良いのかな?」
イスカンダル「っと言うと?」
ガルッチ「願いを叶いたいなら、自分の力でどうにかしろって事だ。ただ、如何することも出来ない運命ならば、諦めた方がいい。例えば過去を変えたい…とかね。」
そう言うと、セイバーの顔が険しくなった。その表情を読み取ったのか、こう言った。
ガルッチ「別に、馬鹿にしてるわけでもないし、軽蔑している訳でじゃねえよ。ただ本来死ぬはずだった者が、生き残る事になったらどう思うか…考えてみたんだ。まぁ、こう言う例えは、僕も人のこと言えねえけどな。」
イスカンダル「ほう、して…どんな願いを持っているのだ?」
願いかぁと思いながら、ブラッドワインを飲んだ。
ガルッチ「そうだな、僕だったら…自分の死を取り戻したいかな?」
イスカンダル「なぬ!?」
セイバー「貴方、正気ですか!?」
ガルッチ「正気も何も、僕は不老不死の呪いに掛かった身だ。生があるなら死もあってもおかしくない。なのに、僕はまるで『ウロボロス』のような存在、生があっても死がないなんて、普通じゃないよ。」
イスカンダル「だから、自ら死を求めるって事か。」
ガルッチ「本来の願いだったけどね。今は心の奥にしまい込んでいるから、あまり死を求めてない。」
まるで、自分の願いは叶っているような口振りだった。それもその筈、一度死にかけた事があるので。
イスカンダル「ならば、今のお主の願いは?」
ガルッチ「……あらゆる世界を、見てみたい…かな?」
イスカンダル「あらゆる世界?」
ガルッチ「ライダーだったら、世界征服だけど…、僕はとある世界を飛び出して、別世界に行ってきたときの感動が、今でも残っていてね。もしかしたら、まだまだ強い人らがいるんじゃないかなって思ってさ。」
イスカンダル「ほほう、面白そうな願いだな。」
ガルッチ「そう言うライダーは如何なんだ?やっぱり、世界征服?」
イスカンダル「そうだな…。」
何やら言いづらそうな顔をしていた。世界征服じゃないのかと言いかけたが、イスカンダルはこう言った。
イスカンダル「受肉だ。」
ガルッチ「……え?」
全くの予想外、世界征服かと思ったら、まさかの受肉と答えた事に、ガルッチは驚いた。
ガルッチ「何でまた受肉?世界征服ではなくて?」
イスカンダル「自分の願いは自分で叶えろと、お主が言っただろう。だが、受肉だけは別だ。こればかりは、譲れないのだ。」
ガルッチ「こりゃまた…いや、理由は聞かないでおこう。」
実はマスターのイリヤには知らないスキルである『心読み』という物を使っていた。さとりの能力である『心を読む程度の能力』を強化させた結果、こいしのような心が読めない人を、読み取ることができるようになっていたのだ。
ガルッチ「つまり、ライダーは聖杯に関しては眼中にない…って事か。」
イスカンダル「そう言うことだ。」
というか、今思えば…。
ガルッチ「んで、いつまで喋らずそこにいるんだ?旧アーチャー。」
セイバー「何?」
イスカンダル「何と!?」
旧ギル「やれやれ、貴様のスキルは凄まじいな。」
どうやら旧ギルガメッシュは、ガルッチの真後ろに隠れていたようだ。というか、オセロットは如何したんだ…。
ガルッチ「たく、帰るんじゃなかったのか?」
オセロット「帰る場所がなかった。」
旧ギル「その通りだ。」
旧アーチャー陣営以外の人はずっこけた。
ガルッチ「おま…、あんた仮にも英雄王だろ!?何で家とかねえんだよ!?あとオセロット!ちゃんと家を用意しとけよ!」
クロエ「もう貴方、ある意味ツッコミの刃になってるわね…。」
オセロット「仕方ないだろ、野宿とかしていたし。」
イスカンダル「野宿!?」
SNイリヤ「うわー…、ある意味精神的につらそう…。」
若士郎「これ…、カオスになってない?」
幻イリヤ「それ…私に聞かないで。」
若士郎「何でさ…。」
旧ギル「まあいいさ、泊まる場所がない以上、また野宿でも…。」
ガルッチ「せめて風呂入れよ!自慢の黄金律でいろいろ出来るだろ!?」
旧ギル「あ…。」
オセロット「……忘れてた。」
イスカンダル「……大丈夫なのか?」
旧ギル&オセロット「大丈夫だ、問題ない。」
駄目だこの人ら、絶対お風呂に入らせないと…。そう思ったのはガルッチだけではなかった。
ガルッチ「はぁ、この聖杯戦争……行き先心配になってきた…。如何してこう…、僕がいるところには必ずカオスが起こるんだよ…。」
クロエ「…後で慰めてあげるね。」
ガルッチ「うん…。」
セイバー「……カオスですね、シロウ。」
若士郎「…そうだね。」
このカオスが終わったのは、聖杯問答が終わった後だった。その途中でアサシンに襲われるものの、ライダーの宝具と急いで帰ってきた切嗣によって、アサシンは倒された。そして…。
切嗣「なるほどな…、家がないって事か。」
オセロット「はい…、ですので敵同士とはいえ、今はお借りしても構わないでしょうか?無論、手伝いもしますので、どうか…お願いします!」
イスカンダル「余もお願い出来ないだろうか。丁度ゲーム機という物を持ってきたところなのでな。」
ロード「ライダー!お前いつの間に!?」
それにはガルッチも同意だった。ライダー、いつの間にそんな物を……ってよく見たら…。
ガルッチ「あー!!それって『fate/EXTELLA』じゃねえか!」
イスカンダル「いやー、こう言う時は無双ゲームでやった方がいいんじゃないかなって思ってな。」
ハッハッハと笑うライダー。マジで持ってるとは予想外だった。
fateジャック「お母さん、あれって楽しいのかな?」
幻イリヤ「楽しいよ。無双ゲームって結構人気があるからね。」
セイバー「無双ゲーム……面白そうですね。」
若士郎「爺さん、如何する?」
切嗣「そう言われても…。」
アハト爺「よいんじゃないかの。まだまだ部屋があることだし。」
と言ってるが、実はガルッチは密かに魔法で増築した物なのだ。勿論本物なので、大丈夫です。
切嗣「と言うわけだ。聖杯戦争はまだまだ先だし、しばらくはここに居座っても構わない。」
ロード「切嗣殿、申し訳ない。」
オセロット「ありがとう御座います。」
っと言う事は…あれだな。しばらくは同居人ってことになるな。そういえば、今のギルガメッシュは如何してるんだろ…。
-岸波の家- -夜ノ刻-
一方幻想郷にいるギルガメッシュ。
エミヤ「くそ、また負けた…。」
ギル「ハッハッハ、まだまだだなフェイカー。この我に格闘ゲームに勝とうなど、10年早いぞ。」
ネロ「くっ、アーチャーですら勝てないとは…。」
玉藻「唯一接戦出来たのは赤チャだけですしね。私達は圧倒されましたし…、ていうか羽目技ずるい!」
サーバント達がやっていたのは格闘ゲームである『fate/unlimitedcodes』をやっていて、誰がゲームに強いのか試していたのだ。ちなみに一番が、言うまでもなくギルガメッシュで二番目がエミヤ、3番目が玉藻で、一番弱いのがネロだった。
エミヤ「そのゲームの上手さ、貴様…一体今まで何をやってきた?」
ギル「何もかもだ!」
ネロ&玉藻「うわー…、ゲーマーだ…。」
ギル「しかしフェイカー、貴様にはいつも楽しませてくれる。もう1戦しても、構わんぞ?」
エミヤ「いいだろう、今度こそ…貴様に勝ってみせる!そして、最後のアイスを貰うとしよう。」
凛「あ、ごめんアーチャー。私が食べちゃったわ。」
ギル&エミヤ「なん……だと…?」
結論、今日も岸波家は平和でs─。
ギル&エミヤ「アイスの恨み、晴らさせて貰うぞ!!!」
凛「きゃー!!!」
士郎「……何でさ。」
桜「これは、遠坂先輩の、自業自得ですね。」
岸波「家…ぶち壊すなよ?2人とも…。」
白野「ただアイスの為に必死にやるサーヴァント達って一体…。」
もう一度言おう、今日も岸波家は平和です。
士郎&岸波「いや、全然平和じゃねえよ!!!」
※ちなみに、ネロはアルトリア。玉藻はメディア。エミヤは勿論自分。ギルガメッシュも自分で使っていました。
-アインツベルン別荘地- -夜ノ刻-
そしてこちらに戻る。
ガルッチ「ライダー、後ろががら空きだぞ。」
イスカンダル「くう、この征服王をここまで苦戦するとは…。」
旧ギル「ほうほう、此奴め。ライダーが一気に前線に行くと同時に、本陣獲られる覚悟で背後に回り奇襲する作戦とは…よく考えたな。」
オセロット「まるで、彼奴と連想してしまいそうな気がする…。」
彼奴とは一体と思ったが、ぐっと抑え込んだ。
セイバー「しかし…ライダーよ、なぜ私を使うのですか?」
イスカンダル「仕方ないだろ、余がいないのだから。よし必殺来たぞ、喰らうがよいアーチャー!『エクスカリバー』!」
ガルッチ「やべ、回避!そして、『天地乖離す開闢の星《エヌマ・エリシュ》』!!」
イスカンダル「うわー、負けた。」
ガルッチ「あっぶねえ、エクスカリバーが来たときはビビったが、どうにか勝てた…。」
ガルッチが使っていたのはギルガメッシュ。実のところ、無銘のアーチャーも考えていたが、自分の慢心があることに対して、皮肉にもギルガメッシュを選んだのだ。とはいえ、これでもギルガメッシュとは気が合う。種族は違えど、階級が違えど、互いに尊重できる程の信頼で、互いに実力を認め合う友だからだ。
イスカンダル「ぬう、お主…いろいろと凄すぎないか?」
ガルッチ「そうか?」
イスカンダル「とてもゲームには、無縁な感じに思えたんだが。」
お前もか、ライダー。ノームにもそう思われたんだが…、そこまでなの?これでもゲームするよ?
SNイリヤ「お兄ちゃん、そろそろお風呂に入って。」
ガルッチ「了解。そんじゃ僕、入るね。」
イスカンダル「はいよ。」
旧ギル「それじゃ、今度は我が相手になろう。」
こちらもこちらで楽しんでいたようだ。
-アインツベルン別荘地 浴室- -夜ノ刻-
ガルッチ「あ~…良い湯だ~。」
久々に風呂に入ったかも知れない。ん?英霊なのに風呂に入るのかって?細けえ事は良いんだよ。英霊でも風呂には入りたいんだよ。
ガルッチ「今まではカオスな展開が起こっていたから、凄い疲れたけど…その疲れが癒えてくる…。」
クロエ「そうよねぇ。」
幻イリヤ「お兄ちゃんって、ほとんどカオスに好かれるからね。」
……………………えーっと、これって反応すれば良いのかな?しかもデジャヴかな?こう言う展開って確かフランとこいしの時もあった気がする…。まあいいか、反応すれば。
ガルッチ「なぁ、いつから風呂場にいたの?2人とも。」
クロエ「貴方が入る前にstand byしてたわ。」
幻イリヤ「私も。」
ガルッチ「…ツッコミを入れたいところだけど、いいか。」
さすがに、二度あることは三度あるって事だし、今後もそうなるだろうなぁ……。そう思い、これに関するツッコミはやめることにした。
ガルッチ「しかし、あの魔力源…尋常じゃなかったな…。まるで、全てを巡らせようするような勢いだった…。」
クロエ「確かに、私も確かめてみたけど、あれは福井全域どころか……その回りにも、霊脈が巡られていたわ。このままだと、世界全域にわたっていくわね…。」
如何してまた…、やっぱりこの聖杯戦争は異常過ぎる。下手すれば、第3次世界大戦に加えて第5次聖杯戦争が起こるかもしれない…。だが、まだ半年しない限りは聖杯戦争は起こらない。しかも聖杯も現れない。そうなると、打つ手はないことになる。ならば…。
ガルッチ「はぁ、こりゃ…今までよりきついかも知れねえなぁ…。」
幻イリヤ「何が?」
ガルッチ「いや、何でもない。」
とにかく、聖杯をどうにかしないと…最悪な結末になるかもしれない……。まあ今はゆっくりするとして、一つ気掛かりが…。
ガルッチ「何でジャックは僕に抱き付いてるの?」
fateジャック「何となーく。」
ガルッチ「…ロリコンなのに幼女に好かれるって、前代未聞かも知れねえなぁ…。ってか、イリヤの手の甲に令呪があるけど…まさか…。」
幻イリヤ「どうやら、聖杯戦争が終わるまでの間、ジャックを使うことになってしまってね。しばらくは変えられないのよ。」
マジかよ、って事は…。
クロエ「そう言うことになるわね。」
ガルッチ「つくづく僕って、本当に幼女に好かれるな…。」
まあしばらくはこうするしかないようだなぁ…、というか端から見たら、親子みたいに見えるのは僕だけだろうか?
ガルッチ「というか……、マスターのイリヤもナズェミデルンディス?」
幻イリヤ「お兄ちゃん、オンドゥル語になってるわよ?」
ガルッチ「ほんとだ…、まあ原因は分かるんだが…。」
メローネの奴…よくもまあオンドゥル語を使わせやがったな畜生。まああれで死んだと思うからいいけど、もし生きてたらぶっ殺してやる。
SNイリヤ「なんか羨ましいから、見ていました。」
ガルッチ「羨ましかったのか…。(^_^;)」
クロエ「これ…どういうハーレム?」
幻イリヤ「幼女ハーレムかな?」
いや、それ以外何があるのだ。まあ、嫌じゃないがって無茶苦茶挟まれてる感が凄いんだが…。っと思っていたが、急に眠気が襲ってきた。
ガルッチ「このままいたいけど……そろそろ……、眠くなってきた……。」
fateジャック「私も……。」
クロエ「…お兄ちゃん、もしかして精神が子供に変わったのかな?」
ガルッチ「いや、少し…甘えたくなったのかな?今までが今までだったから………さ。」
だが、とりあえず切嗣に報告しておこう。後は…ゆっくりしておこう。しばらくは進展ないと思うし。
-アインツベルン別荘地- -夜ノ刻-
ガルッチ「………と言うわけです。」
クロエ「さらに、霊脈は更に肥大化しています。このままだと世界大戦も起こるのも、時間の問題です。」
切嗣「やはり、実は福井だけじゃなく…その回りの都道府県にも霊脈があった…。しかも未だに肥大化、もはや聖杯戦争をしている場合じゃない。」
ガルッチ「…もう異常を通り越して、地球存亡の危機に達してるな。ん?ちょっと待てよ…。」
何か嫌な予感がしてきた。このまま聖杯戦争を始めて、最悪世界にも聖杯を求めるようになったら…。クロエの言うとおり、世界大戦は避けられない。だが、それと同時に聖杯に願いをかけたらどうなるだろうか…。下手すれば、地球滅亡も起こりかけ……、まさか…。
ガルッチ「くそ、まずい事になった。」
切嗣「如何したんだ?」
クロエ「お兄ちゃん?」
ガルッチ「どうやら、無の神か、無の神の信者か、それか星の勇者を阻む者の誰かが、この世界に滞在してるって事になる!」
切嗣「?」
クロエ「そうなのお兄ちゃん!?」
どうやら切嗣だけは、分からなかったらしい。とりあえず説明しておこう。
-ある意味青年説明中-
切嗣「なるほど。もしそうなら、君が転生者で、クロエとイリヤちゃんが異世界から来たって事が、頷けるな。」
ガルッチ「だが、聖杯は未だに現れていない。そうなると僕達は手も足も出ない…。」
切嗣「確かにな、ならば苦肉の策だが…聖杯戦争が始まるまで待つしかないな。」
確かに、それしか方法がなかった。ならばそうするしかない。
切嗣「んじゃ、今は聖杯戦争の事は忘れて、アーチャーよ…イリヤちゃんとはどういう関係かな?」
ガルッチ「ふぇ!?急に何を!?」
切嗣「だって、僕の娘に、あんな事やこんな事の挙げ句の果てにあんな事をしたんだろ!?答えてくれ!」
ガルッチ「おいおいおいおいおい!?ナニイテンダ!?いや否定は出来んが少し……。」
切嗣「ウゾダドンドコドーン!_| ̄|○」
クロエ「またカオスね。」
ガルッチ「……。」
切嗣「あぁぁぁ、ついにイリヤちゃんはそんなことをやっていたのか…。これではアイリに顔向け出来ない…。」
ガルッチ「…親バカなのかな?」
クロエ「おそらく…。」
ここまで焦る切嗣さん…、相当イリヤの事を思っているんだなぁ。っと思ったら。自分で殴った。……………………what?
切嗣?「全く、この甘ったれの僕。自分の子を見守る事が親の役目じゃないのか!」
ガルッチ「あ、アサシンの切嗣。」
一体誰だと思ったら、どうやらアサシンのエミヤキリツグだったようだ。
キリツグ「久しぶりだね、ガルッチとクロエ。そういえばイリヤちゃんは?」
ガルッチ「おそらく、部屋で待ってると思う。」
キリツグ「そうか、それでまだ結婚は?」
ガルッチ「……まだです。」
キリツグ「そうか、いつかフランちゃんとこいしちゃんも一緒に結婚できるといいな。」
ガルッチ「は…はい。」
なにこの雲泥の差。
切嗣「おい、お前何勝手に出て来てる!?」
キリツグ「お前のような甘ちゃんが出て来て良い場所じゃないんだ。」
そして何故かいがみ合い…、自分同士の喧嘩を見るのって愉悦…じゃなかった、醜いものだ…。止めたいところだが、もう限界だし…イリヤの所に行くか。
ガルッチ「んじゃ、切嗣。もう眠くなったから先に寝るね。」
クロエ「お休み、パパ。」
切嗣「お休み。」
キリツグ「お休み、2人とも。」
2人が部屋から出た後、また自分同士の喧嘩を始めた。やれやれだぜ。
-to be continue⇨-