Star Dust Space chapter1 作:深緑 風龍
今作の主人公
ラーク・バスター・ガルッチ 性別・男 年齢 外見14歳
パラメーター 筋力:EX/ 耐久:D/ 敏捷:EX/ 魔力:EX/ 幸運:A
武器 聖剣スターダストソード&魔剣ダークネスムーン 盾無し 防具 軽・中装備
ラーク・マスター・ルッチ 性別・男 年齢 外見15歳
パラメーター 筋力:B/ 耐久:B / 敏捷:B / 魔力:A / 幸運:A
武器 サンライトレイピア 盾 ガルーダシールド 防具 軽・中装備
同級生たち
インフェルノ・アニマ・ブレイズ 性別・男 年齢 11歳
パラメーター 筋力:EX/ 耐久:B / 敏捷:D / 魔力:B / 幸運:?
武器 業火の斧 盾無し 防具 中装備
シルフ・エメラルド・レイス 性別・女 年齢 11歳
パラメーター 筋力:C/ 耐久:D / 敏捷:EX / 魔力:S / 幸運:?
武器 風神の弓 暴風のブーメラン 疾風の短剣 盾無し 防具 軽装備
カレン・アルテミス・トール 性別・女 年齢 11歳
パラメーター 筋力:C/ 耐久:C / 敏捷:A / 魔力:S / 幸運:?
武器 雷神の槍 雷鳴の鞭 盾 Iシールド 防具 中装備
ポセイドン・シー・アビス 性別・男 年齢 11歳
パラメーター 筋力:E/ 耐久:D / 敏捷:C / 魔力:S / 幸運:?
武器 深海の銃 海竜の杖 盾無し 防具 魔法装備
ノーム・ソル・タイタン 性別・男 年齢 11歳
パラメーター 筋力:A/ 耐久:EX / 敏捷:E / 魔力:B / 幸運:?
武器 グランドハンマー 盾 土神の大盾 防具 重装備
シヴァ・オーロラ・マルフォイ 性別・男 年齢 11歳
パラメーター 筋力:C/ 耐久:B / 敏捷:B / 魔力:A / 幸運:?
武器 氷塊の棍 盾無し 防具 軽・中装備
アルファス・ヴリドラ・イーグル 性別・男 年齢 不明
パラメーター 筋力:A/ 耐久:A / 敏捷:A / 魔力:EX / 幸運:?
武器 呪怨の大鎌 盾無し 防具 魔法・軽・中装備
先生達
ロヴァス・グランド 性別・男 年齢 外見90歳
パラメーター 筋力:E/ 耐久:E / 敏捷:EX / 魔力:EX / 幸運:?
ルシエル・バハムート 性別・男 年齢 外見20歳
パラメーター 筋力:C/ 耐久:C / 敏捷:C / 魔力:B / 幸運:?
カガリ・アマノ・ホノリ 性別・男 年齢 不明
パラメーター 筋力:B/ 耐久:C / 敏捷:D / 魔力:C / 幸運:Y
シェムハザ 性別・女 年齢 不明
パラメーター 筋力:D/ 耐久:D / 敏捷:B / 魔力:A / 幸運:?
カシマール 性別・男 年齢 不明
パラメーター 筋力:B/ 耐久:B / 敏捷:B / 魔力:A / 幸運:?
以上です。ちなみにカガリの幸運Yの理由は生徒達にとばっちりを受けているから。クビや死なないだけでもまだ良い方だけどw。
それでは1-5章をどうぞ。
-エレメント競技場- -黄昏ノ刻-
クラフターバトルレースで、ガルッチが1位を取った後、その後のダークライトの選手達が快進撃をあげた。ストーンウィンドとアクアフレイムの選手達も負けじと、1位を独占しようと必死にやっていた。前半の競技はダークライトとストーンウィンドの1位が多いが、後半競技からアクアフレイムとアイスボルトの大反撃を繰り出すが、結果的にはストーンウィンドが4位か3位になり、ダークライトは2位に入るだけだった。激しい戦いの中大嵐を吹いてもなお戦い続け、そして…。
ジェームズ「さて、それでは最終競技に入る前に、現段階の結果を発表します。4位アクアフレイム。3位ストーンウィンド。2位アイスボルト。1位ダークライト。」
スペクター「ダークライトの方には、ガルッチ選手がいますからね。未だに1位とは凄い快進撃ですね。」
ジェームズ「だが、それも終わりを告げようとしています。ここからは大逆転劇になるかならないかの超大勝負、最終競技タッグバトルが始まろうとしています!」
このことを聞いて歓声はさらに上がった。皆のテンションは最高潮まで上がって行くこととなった。
スペクター「それでは…って校長、どちらへ?」
ロヴァス「おう、お気になさらず続けておくれ。ちょっと用事ができての。」
っといい、ロヴァス校長は何処かへいった。
スペクター「それでは気を取り直して最終競技、タッグバトルを始めます!」
これが最後の戦い…。ここで勝てば優勝になるはず…。
ジェームズ「ではアクアフレイムの代表者を紹介します。アビス選手とブレイズ選手!」
アクアフレイム生は歓声を上げた。それだけでなく応援もしてきた。
アクアフレイム生「アビス!ブレイズ!勝てよ!」
ジェームズ「凄い歓声だな。続いてストーンウィンドの代表者、レイス選手とノーム選手!」
今度はストーンウィンド生が歓声を上げた。
スペクター「続いてアイスボルトの代表者、マルフォイ選手とカレン選手!」
続けてアイスボルト生も歓声を上げた。
スペクター「そして最後!ダークライトの代表者、ガルッチ選手とアルファス選手!」
最も歓声を上げたのはダークライト生だった。
ジェームズ「さあ、運命の賽は投げられた。四つ巴の戦いが、今始まる!」
ガルッチ「いよいよだな…アル、レイス達の返事は?」
アルファス「OKだってさ。一時的に協力するって言ってた。」
ガルッチ「十分だ。あっちだって僕と同じ事をするに違いないしな。」
スペクター「それでは…FIGHT!」
銃声が鳴り響き、戦いが始まった。
早速先手必勝の魔法を繰り出したのはマルフォイだった。
マルフォイ「これを食らいやがれ!『マヒャデドス』!」
氷柱がガルッチに目がけて放った。
ガルッチ「なら!その氷を利用するまで!」
魔剣を抜き、氷柱を砕いて氷の刃となった。
ガルッチ「さあ、今度はこっちだ!『凍結斬り』!」
ブレイズ「させるか!『灼熱斬り』!」
氷の刃が炎の刃によって消され、衝撃風でガルッチは飛ばされたがすぐさま体制を立て直した。
ブレイズ「ガルッチ…今は俺の相手だぜ?」
ガルッチ「どうやら…そのようだな…。アル!代わりにマルフォイとカレンを頼むぞ!」
アルファス「良いぜ!って言いたいが、こっちはアビスと戦ってる!」
レイス「なら!私達がやっておくわ!」
ノーム「おいどん達にまかせんしゃい!」
ジェームズ「おーっと?これはまさかの同盟を結んだ!いやすでに結んでいたのか?つまり、ダークライトはストーンウィンドを、アイスボルトはアクアフレイムと手を結んだと言う事か!」
スペクター「ますます面白くなりそうだね。」
ガルッチはブレイズを、アルファスはアビスを、レイスはカレンを、ノームはマルフォイの1対1の戦いとなった。
ブレイズ「さあ…この業火を食らえ!『メラガストーム』!」
業火の玉が3つ現れ、ガルッチに放った。
ガルッチ「7つの花弁よ…我を守りたまえ!『ロー・アイアス』!」
すぐさま盾を呼び出し業火の玉を打ち消した。
ガルッチ「今度はこっちだ!『ランページーパワー!』」
自身の攻撃力を上げ、防御を捨てたガルッチは、ブレイズに向けて接近した。
ブレイズ「Power比べがしてえのか…。良いぜ!俺の斧に勝てるならな!」
ガルッチ「うぉぉぉぉぉ!オラァ!」
手応えはあったが斧の刃によって防がれた。
ブレイズ「ほう…結構攻撃が重いんだな?」
ガルッチ「っく、まだパワーが足りなかったか?」
ブレイズ「そうかも…な!」
はじき返され、仰け反ってしまったが体制を整えた。
ガルッチ「純粋なパワータイプってことか…。二刀流で行けるかどうか…。」
ブレイズ「考えてる暇があるかな?」
ガルッチ「!『クリムゾンシールド』!」
急接近したにも関わらず、どうにか防御魔法で防いだ。
ガルッチ「こりゃ、慢心を完全にすてねえと勝てねえかもな。」
ブレイズ「なるほど、今まで慢心していながらも戦ってたということか。」
ガルッチ「そういうこと、だが防いだおかげでこいつを使える!」
ブレイズ「どういう…んぐ!」
防御魔法で防がれたブレイズが後ずさりした。
ブレイズ「ぐ…まさか、隠し持っていたのか。その短剣。」
ガルッチ「まあね。とある吸血鬼のちょっとした形見みたいな感じかな?」
ブレイズ「なるほど、パワーかスピードかテクニックタイプかと思ったが…敵を翻弄させるトリッキータイプだったか…。」
ガルッチ「これでも、身軽な回避と手早い攻撃は得意なんだぜ?」
ブレイズ「フッ、お前らしいな…。」
ガルッチ「そっちこそ…。」
不敵な笑いをする二人。一方アルファスとアビスは…。
アルファス「く…、こいつ。連続で撃ってくるとは…。マシンガンか何かなのかあの魔法弾。」
アビス(連続で水の魔法弾を使っているけど、弾き飛ばされてる…。もっと大きな威力を…いや、このまま行けばきっと受けきれずダメージを負うはず。)
アビスが持ってる杖の特性、『連射』は初級呪文と中級呪文を、詠唱なしで連続で撃つことができるものだった。威力は低いのが欠点であるが、ガードブレイクすることができる。
アルファスは大鎌を回してガードしているが、いつ体力が尽きてもおかしくなかった。
アルファス(どうする…。このままだとダメージを負うことに…。敢えてダメージ覚悟で突っ込むか…?いや、そうじゃない…。ここは!)
ジェームズ「アルファス選手!なんと自分の鎌を投げつけた!」
スペクター「でもそうなれば、彼がもつ武器はもうないですし…不利なはず。」
アビス「く…、投げてきたのか…。だがそんなもの!」
アビスは水の玉で鎌を包み込み、回転を止めた。しかし、その時にはアルファスがいなかった。
アビス「あの鎌、囮だったか。一体何故?」
アルファス「こっちだ!アビス!」
アビス「後ろか、ってその召喚獣は!」
アルファス「さあ、行け!『アニマ』!」
アルファスから召喚したアニマはいきなりアビスに襲いかかった。しかし慌てず逆にこちらも召喚獣の準備を始めた。
アビス「海から生まれし龍よ…我の前に現れたまえ!『海神・リヴァイアサン』!」
アビスに召喚されたリヴァイアサンは、アニマの攻撃を防いだ。
アルファス「まさか…君も召喚獣を扱えるとは…。」
アビス「そっちはアニマか…上級召喚獣の中で一番強いと聞いているが…。」
アルファス「ふむ…他にもあるけど今はこれで相手してあげるよ。」
アビスとアルファスは自分の召喚獣を使って間接的な戦闘を始めた。
そして、マルフォイとノームは…。
マルフォイ「くそ…何なんだあの硬さ…。」
ノーム「どうした。お主の力はそれだけなのか?」
マルフォイ「なめんなド畜生めがーーーー!!!」
マルフォイは、ノームの硬さに苛立ち、棍を振り回した。
ノーム「やれやれ…そんな攻撃じゃあ、おいどんには効かんよ。まだガルッチの攻撃が痛いがのう。」
マルフォイ「『氷結乱撃』!オラオラオラオラオラオラァ!」
ノーム「ぬう…。今のは効いたが、こんなもの…まだまだだ!『ビッグバン』!」
ビッグバンの爆風に巻き込まれたマルフォイは、そのまま吹っ飛ばれた。
マルフォイ「この吹っ飛びを利用すれば…!『凍結障壁』」
氷の壁が現れ、ぶつかる寸前に体制を立て直した。そして、ノームに目がけて飛んだ。
マルフォイ「これを食らいやがれ!『アイシクルキック』!」
ノーム「蹴りと来たか…。ならばこっちは!『グランドパンチ』!」
マルフォイの右足は氷に纏い、ノームの左手は岩石のように固くなり、お互いぶつかり合った。
レイスとカレンはと言うと…。
カレン「これでも食らいなさい!『ジコデイン』!」
レイス「『バギムーチョ』!」
レイスの竜巻とカレンの稲妻がぶつかり合い、雷を放つ竜巻へと変貌した。
カレン「ちょっと、それ危険な気がするけど…。」
レイス「あ、これ暴走するかも…。」
カレンとレイスの予想が当たり、完全暴走状態となり二人を追いかけた。
カレン「な…何でこっちに来るのよ!レイス!あなたどうするのよ!」
レイス「大丈夫よカレン。一つだけ策があるわ。たった一つだけの策が!」
カレン「そ…それってどういうものなの?」
レイス「それは…。」
っといい、カレンと手をつなぎ…。
カレン「あの…これは?」
レイス「逃げるんだよ~~~!カレーーン!」
カレン「えぇーーー!?」
ジェームズ「おーっと?レイス選手とカレン選手、自分達が出した魔法に追いかけられる!」
スペクター「これは酷いものだ…。」
レイス「ガルッチ!逃げて-!」
カレン「ブレイズ!早く逃げなさい!」
ガルッチ&ブレイズ「一体何が…。」
二人が目にしたものは、暴走状態の竜巻だった。
ガルッチ「僕らの戦いを…。」
ブレイズ「邪魔するんじゃあねえ!!」
ガルッチ&ブレイズ「この空気読めねえ竜巻野郎!!」
ガルッチ「『極寒斬り』!」
ブレイズ「『煉獄斬り』!」
結果、暴走状態の竜巻は二人の手によって終止符を打った。
ガルッチ「全く…。やれやれだぜ。」
ブレイズ「最近の魔法って術者を襲うか?」
レイス&カレン「ありがとう。それじゃあ続きを始めますか!」
っといい、何処かへいった。
-エレメント競技場- -夜ノ刻-
ガルッチ「ゼエ…ゼエ…。結構粘るな…。」
ブレイズ「そっちこそ…。ボロボロの癖によく立てるな…。」
ガルッチは右腕と腹部に斬り傷があり、ブレイズも同様だった。
ガルッチ「そろそろ、奥の手を使うか…。」
ブレイズ「ほう…ならば詠唱終わるまで待ってやる。」
ブレイズの言葉を聞いて、ガルッチはある魔法を唱え始めた。
ガルッチ「体は刃で出来ている
血潮は影で、心は幻。
幾多の戦場をかけて不敗
ただ一度も死ぬこともなし
ただ一度も理解せず
ただ一度も敗走もなく
ただ一度も勝利もなく
担い手はここに独り
血塗られし丘で刃を作る
ならば 我が生涯に意味は要らず…
この体は、幻と無限の剣の世界で出来ていた!」
ガルッチが唱え終わると、まわりの景色が変わった。それだけでなく、ガルッチとブレイズ以外の人達が消えていた。
ブレイズ「ん?ガルッチ、ここはどこだ。というか、これがお前の魔法か?」
ガルッチ「ここか?ここは僕にとってよく悪夢を見るときに現れる世界。そしてこれが僕の魔法。『無限の剣製と幻影の世界《アンリミデットブレイドワークス・イリュージョンワールド》』。いわゆる固有結界だ。」
-無限の剣製と幻影の世界- -???-
ブレイズの目の前には、大きな桜があった。
ブレイズ「どこが、悪夢なんだ?」
ガルッチ「君の後ろだ…。」
後ろを振り向くと、恐ろしいことに、人や魔物、いろんな生き物たちの死骸と武器があった。そこだけは血に塗れていた。
ブレイズ「マジもんの悪夢じゃねえか…しかもこいつら酷い死に方だ…。一体誰がこんな殺戮を…。」
ガルッチ「僕だ…。」
ブレイズは一瞬固まった。どういうことだと思った。
ガルッチ「少し話をしよう…。僕が寝るとき、いつもこの世界にいた。大量の敵達が僕を襲いかかった。だが敵達は、虚しく僕に殺された…。しかし…、それでも僕は満足出来ず…多くの人を殺しまくった…。老若男女、年齢関係なく、種族関係なく…殺した…。気が付いたら、そこは血塗られた丘へと変わった。この時僕は思った…。何で死んでるの?何で僕は血塗れになってるの?こんなの…見たくない。怖い…。殺シテクレ…。もはや正気さえ失うようなものだった。」
ブレイズ「お前…。ずっと苦しんでいたのか…。」
ガルッチ「ああ、そしてあの大きな桜…僕は知らないはずなのに…何故か懐かしく思ってしまう。そこで誰かと話し合ったらしい…。でも僕は知らない…。魂が憶えていると言うことなのか?」
ブレイズ「おそらくな…。だが驚いた。お前、そこまで飢えていたにも関わらず、生徒達を殺さなかったのは何故だ?」
ガルッチ「飢えていたとは失礼な、僕は別に殺したいと思うのは、兄さんと仲間を傷つける奴らと自分の都合で勝手に裏切る奴らだけさ…。」
ブレイズ「なんか…悪いな…。お前がそれぐらい深刻な状態だったとは…。」
ガルッチ「いや…、これは僕の問題なんだ…。だって、こうなったのは僕自身だからさ…。」
ブレイズ「馬鹿野郎。」
ガルッチ「へ?」
急に馬鹿野郎と言われたことできょとんとしてしまった。
ブレイズ「こんな見せられて、お前の問題だって?馬鹿なこと言うんじゃあねえ!」
ガルッチ「だ…だが…。」
ブレイズ「兄貴を大事にしたいと思ったから、お前は刃になったんだろ?違うか!」
ガルッチ「え?何でそれを…。」
ブレイズ「レイスから聞いたんだ。これでも俺も、レイスの友達さ。」
っとニヤリとブレイズは笑った。
ブレイズ「お前の過去を聞いたときは驚いたぜ。あのお嬢さんとマルフォイもな。」
ガルッチ「お、おいおい!カレンとマルフォイも!?既に暴露されたんかよ!?」
ブレイズ「っというより、レイスとお前が戦い終わった後に話してだろうが。」
あ、そういえばいた事忘れてた…。
ブレイズ「カレンもマルフォイも素直じゃねえからな。あれでも心配していたぜ。」
ガルッチ「…、ったく。ツンデレか、あいつらは。」
ブレイズ「そう言うな。っま、どうせ強く当たるんだろ?」
ガルッチ「まあな、兄さんを傷つけた事は許さないからな。」
ブレイズ「ハハハ、こりゃそうなるな。だが…ごめんな。」
ガルッチ「え?何でお前が?」
ブレイズ「あの石の事だけど…、俺がやったんだ。当時の俺は弱者を苛める習慣だったからな。」
ガルッチ「な…え?」
ブレイズ「どうだ?怒ったか?犯人分かったんだ。後は…。」
ガルッチ「いや、怒ってねえよ。」
ブレイズ「おや、意外だな。」
ガルッチ「謝ってくれるんだったらそれでいい。でも出来れば、兄さんに謝ってほしい。」
ブレイズ「ああ、良いぜ。俺との勝負が、終わってからな。」
ガルッチ「そうだな。ありがとうな、ブレイズ。」
ブレイズ「いいって。俺達、仲間だろ?」
ガルッチ「そうだな。」
ガルッチはもう一度、魔剣を手にし聖剣を抜き、構え直した。ブレイズも同様、自分の斧を構え直した。
ガルッチ「さあ、最終ラウンドだ!」
ブレイズ「行くぜ。俺は最初からクライマックスだぜ!」
血塗られし丘の所に二人が戦いを始めた。この激戦は数分続いた。
ガルッチ「一気に決めるぜ!『剣製の雨』!」
様々な剣がブレイズに目がけて飛んできた。しかしそれをガードしていった。
ブレイズ「お返しだ!『インフェルノフレア』!」
どこからともなく灼熱の龍が現れ、ガルッチに襲いかかった。ガルッチは魔剣と聖剣を地面に刺した。
ガルッチ「なら、これを使うか。『投影開始《トレース・オン》』!」
ガルッチの手からもの凄く大きい大剣が現れた。
ブレイズ「ちょっと、それ覇王剣!?いくら何でもおかしくねえ!?」
ガルッチ「食らいやがれ!『全身全霊覇王斬』!」
ブレイズ「これはさすがに洒落にならんって!」
絶対怒ってるだろあれと驚愕しながら避けた。
ガルッチ「今度はこれだ!『エクスカリバー・イマージュ』!!」
ブレイズ「おいおい!マジ勘弁してくれ!『蒼天魔斬』!」
光の閃光がブレイズに襲いかかるが、どうにか斧で防ぐ事が出来た。
ガルッチ「さて…ブレイズ!君の究極奥義を見せてもらおうか!」
ブレイズ「言ってくれるじゃねえか。良いぜ。」
ガルッチは、レイスと戦った時を思い出し、翼を広げ自身の魔力を聖剣と魔剣に込めた。だが相手はブレイズ。今の力だと防がれるだろうと予想し、もっと魔力を溜めた。
ガルッチ「できる限り、防御を下げて…攻撃力を限界まで上げないと…。」
ブレイズは真の姿であるオーガへと変わり、天使の翼を広げた。強力な力を出し切るために…。
ブレイズ「さあ…。これを食らうがいい!!『森羅万象斬』!」
ガルッチ「行くぜ!『グランドギガクロスブレイク』!」
光と風の刃と魔力で込められた斧がぶつかり合い…結界が壊れるほどの衝撃風が起こった。
そして結界が壊れた…。
-エレメント競技場- -夜ノ刻-
結界が壊れたことで二人は元の場所へと戻った。
ジェームズ「おーっと!ガルッチ選手とブレイズ選手が急に消えたかと思えば急に現れた!ってちょっとあんたなに勝手に…。」
ルッチ「ガルッチー!!!負けるなーーーー!!」
なんとルッチが実況している塔へ来てガルッチを応援していた。
ブレイズ「へへ、やっぱ…いい兄貴を持ったなぁ。」
ガルッチ「そうだな。これが僕の…兄さんだ。」
二人が喜んだ瞬間、大爆発を起こした。
ガルッチ「なんの…これしき!」
ブレイズ「まだだまだ終わってない!」
爆風に吹き飛んだ二人は、すぐさま体制を整えた。
ガルッチ「アル!レイス!ノーム!超強力な魔法を使うぞ!」
アルファス「あれか!良いぜ。」
レイス「いいわよ!一気に決めましょう!」
ノーム「よっしゃ!これで終わらすぜ!」
3人はガルッチの所に集まり、魔力充電しはじめた。
ブレイズ「アビス!カレン!マルフォイ!俺達もやるぞ!」
マルフォイ「お前が仕切るなよ!まあやるけど。」
カレン「これで決着をつけれるならそれでいいわ。」
アビス「了解しました。ブレイズ。」
もう3人はブレイズに集まり、魔力充電しはじめた。
ガルッチ「つうかレイス…いつからブレイズと友達に?」
レイス「えーっと、最初の授業のときかな。親切してくれてね。」
ガルッチ「まじかよ…。だがいくら何でも僕の過去を話すのはねえだろ…。」
レイス「そんなこと言ったって、私に取っては信頼できる人だったからね。」
アルファス「あー、納得した。レイスがアクアフレイムに肩替わりに付ける理由が。」
ガルッチ「へ?どういう…?」
ノーム「確か…アビスって子に恋していたんだっけ?」
運が悪かったのかあちら側も聞こえてしまった。
4人「な…なんだってーーー!!?(何ですってーーー!?)」
ガルッチ「おいレイスそれは本当なのか!?」
レイス「えーっとその…。い…今は戦いに集中しましょ?」
ブレイズ「おいおい!アビス!お前気付いてたのか?」
そのことを聞いて、アビスは初めて困惑した。
アビス「いや…これは…僕に聞かれても…。」
カレン「アビス?後で聞かせてもらいますよ?」
マルフォイ「同感だ。」
アビス「えぇーーー!?」
レイスもアビスも戸惑ってはいたが、全員魔力充電が完了した。
アビス「魔力の充電が終わりました。一気に行きましょう!」
ブレイズ「良いぜ相棒!」
レイス「よし、後は詠唱に入りましょう!」
ガルッチ「OK、これで決着だ!」
準備は整った。この激戦に…今終止符を打つ…。
ガルッチ「この魔力は生命の源…。」
アルファス「源は力に変わり…。」
レイス「力は魔力へと変わる…。」
ノーム「それはまるで…。」
マルフォイ「無限と…。」
カレン「循環と…。」
ブレイズ「永遠のウロボロス…。」
アビス「今…その力を持って…。」
8人「全ての魔力を解き放とう!」
ジェームズ「これは…まさか…。」
スペクター「究極魔法の…。」
ジェームズ「皆さん!衝撃に備えてください!」
みんなはそれに従い、魔法結界を使った。
ガルッチ「これで決着だ!ブレイズ!我が剣に宿り、解き放て!『マダンテバースト・エクスカリバーブレイク』!」
ブレイズ「これで終わらすぜ!ガルッチ!『マダンテバーストスパーク』!!」
二つの閃光が走り…ぶつかり合った。ぶつかり合いこそが、全ての運命を分けた…。
-ダークライト談話室 寝室- -夜ノ刻-
ガルッチ「あー…すっげー疲れた…。」
アルファス「結構魔力を使い切っちゃったかもしれんな…。」
ガルッチ「ほんとだよ…。今は寝ないとな…。」
ルッチ「二人とも、優勝パーティーに行かないの?」
そう…あの時凄い大爆発が起こりみんな吹き飛ばされたのだった。この時みんなは引き分けかと思ったが、奇跡的にガルッチとアルファスが立ったことにより、ダークライトの初優勝を獲得した。だが立ち去る時に、マルフォイは…。
マルフォイ『何故…だ?どうしてお前のような…クソカスに負けたんだ…。』
ガルッチ『何故ってか…。なら教えてやる…。てめえの敗因は、たった一つだぜ、マルフォイ。たった一つのシンプルな答えだ。【てめえは俺を、怒らせた】。あとブレイズ。』
ブレイズ『ああ、分かってるよ。ルッチ!』
ルッチ『?』
ブレイズ『石を投げつけて、すまなかった!こんな阿呆な俺を許してくれ!』
ルッチ『いいよ。たとえ君が勝っても、僕は気にしてないから。』
ブレイズ『ありがとう…。ガルッチ、お前は本当に、いい兄貴を持ったな。』
ガルッチ『ああ、この人は必ず…守り切って見せるよ…。』
ブレイズ『ほら、マルフォイ。カレン。ふて腐れてる暇あったら今の内に謝っとけ。』
っと言ったが、二人はそっぽ向いて…。
マルフォイ『…。すまん。』
カレン『…。ごめんなさい。』
っと謝った。
ブレイズ『全く、素直じゃねえからな。まあ…今後とも、よろしくな。ガルッチ。』
ガルッチ『こちらこそ…。ブレイズ。』
歴史上初めての体験だった。
ルッチ「…ガルッチ?聞いてるの?」
ガルッチ「ん?あー僕はいいよ。アル行ってきたら?」
アルファス「へ?俺疲れてるのに?」
ガルッチ「いいから…僕は休んでるって伝えて、兄さんと一緒に楽しんでこい。」
アルファス「おいおい、押すなって。」
そして、アルファスとルッチは優勝パーティーへ向かい、ガルッチは独りで寝転んだ。するとどこからともなく声が聞こえた。
ジャック『どうやら終わったようだな。』
ガルッチ「ああ、どうにか優勝できた。あのレースは君がくれたカードのおかげで勝てたよ。ありがとな。」
ジャック『言うな。恥ずかしいだろ。んな事より、優勝パーティー行かねえのか?』
ガルッチ「いいさ、今は独りになりたかったんだ。」
ジャック『…あの固有結界のことを…気にしているのか?』
ガルッチ「…ああ。」
ジャック『無理もねえな。皮肉なことに、自分で作った世界は、もう変わることはないんだ…。変えたいと思うなら、諦めな。』
ガルッチ「いや、変える気はないさ。」
ジャック『何でだ?』
ガルッチ「あの場所は、僕に取って力になる場所でもあり…、なにより…。」
ジャック『なにより…なんだ?』
ガルッチ「いや、何でも無い。でもいずれ、分かるかも知れない。」
ジャック『そうかい。ならこれ以上詮索しねえよ。』
ガルッチ「ああ、それじゃあおやすみ…ジャック。」
ジャック『おやすみ…★▲●◎◯◇。』
最後はなんて言ったのか分からなかったが、なぜか懐かしくもあった。そう思いつつ、ガルッチは深い眠りに落ちた。
-to be continued…-
-???-
っく、無の神め…。ついにこっちを見つけて攻撃しはじめたか。
ラヴォス「風龍さん、時空源の歪みも始まりました。」
アラン「このままだと、いずれこっちにもくるよ。」
まさか、ここまでとは…さすがに厳しい状況に…。
イリア「風龍さん、賢者達が来ました。」
賢者達?もしかして…。
ダンブルドア「久しいのう。どうやら苦戦しているようじゃな。」
ダンブルドアさん!ここに来てくれたのは嬉しいですがここにいたら危険ですよ!?
ロヴァス「確かに、儂らが来ても危険だというのは変わりないのう。」
紫「でも一応、強力な結界を張っておいたわ。」
ヴォルデモート「だが、いずれ破壊されるか時間の問題だ。俺様も協力してるが…これじゃあ…。」
確かに、いずれにしても移動するしかないな。ラヴォス、別異空間を作り出せるか?
ラヴォス「アラン様がいればどうにかなります。ここにあるもの全て同じにして移動しますが、よろしいですか?」
構わん、イリアは脱出後ここにある全てを消しておいてくれ。
イリア「分かった。そういえば他の賢者達は?」
ヴォルデモート「どうやら、他の仕事で忙しいとのこと。漆黒の魔道師でさえ、動けないと。しかも悪いことに…、あの預言者であるレンゲルが無残な姿でなくなりました。」
ダンブルドア「むう…。他の預言者は無事なのかトム。」
ヴォルデモート「どうにか無事です。紫、結界は?」
紫「まだ耐えれるわ…。でもこのままだと限界ね。」
アラン「終わりました!今なら移動出来ます!」
よし、賢者達もありがとう。後は戻って自分達の役割を果たしてくれ。
紫「分かりました。風龍さん、ご武運を。」
ヴォルデモート「ダンブルドア、奴らに見つかるなよ。」
ダンブルドア「勿論じゃ、トムもな。」
ロヴァス「急げ!時間が無い!」
分かった…。行こうみんな!
アラン「はい!」
ラヴォス「分かりました。」
イリア「急ごう。」
※っという訳で1-5章終わります。次回もゆっくりしていってね。