※この作品はR-18です。

異世界ハーレム奮闘記   作:文房具

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実は登場させる女の子は2人目まで決めてます。

リクエストが反映されるのは3人目からになりますね。


緊急ミッション①

人生は選択の連続という言葉をよく聞く。

 

なるほど、確かにそうだろう。人間は日々何かを選択することで生活している。

 

その時必要になるのは、それまで積み上げてきた努力であったり、支えてくれる人たちだ。そして、それでも足りない時に最後に味方してくれるのは『運』だ。

 

『運も実力の内』と言われるほど、運というものは重要な要素だ。どんなに努力しても『運悪く』本番に風邪をひいてしまうかもしれない。

 

人の力ではどうしても完全に制御することが出来ない物。それが運だ。

 

このドリームワールドに飛ばされたのは、果たして幸運なのか? そんなものはその人の感じ方次第。リアルが充実していれば不運だろうし、アニメの世界にあこがれていたのならば幸運だっただろう。

 

俺としてはアニメ・特撮共に、それなりに好きなため結構嬉しい。あ、どうでもいいか。

 

はい。そろそろ、意味の無いことをつらつら並べるのはやめます。

 

目の前には二台のマシーン。武器・能力ガチャと女の子ガチャだ。

 

運、そう、運次第で、この世界での俺の運命が決まる。

 

武器・能力ガチャはこれからの俺の行動に大きく影響を及ぼす。女の子ガチャは出てくる女の子によっては俺に命の危険が訪れる。

 

だってさ、ヒロインによっては男嫌いだったり、女の子の方が好きだったり、果てには主人公を抹殺しようとする娘だっているじゃん?

 

出来れば幼馴染ポジ、主人公には好意的だった娘が欲しいです。

 

武器・能力は脇役のでもいいからまともに身を守れるやつで。

 

まあ、危険な任務やるなんて言われてないけどね。武器・能力がもらえる時点で荒事が起こるって確定しているようなものだけど。

 

「引くか」

 

覚悟を決めてマシーンの前に立つ。マシーンにはタッチパネルがあり、そこで現在のポイントを確認したり、ガチャを引いたりするようだ。

 

とりあえず、武器・能力の方から。もし危ない女の子が出てきても対応できるように。

 

「こい……ッ!!」

 

タッチパネルの『ガチャを引く』を押した。

 

ガチャマシーンから機械的な駆動音が聞こえる。しばらくすると、下のコピー機の様になっていた部分がゆっくりとスライドしてくる。ここから何か出てくるのか?

 

その予想は正しく、10秒もしないでとある物体が出現した。

 

「これは……」

 

その物体とは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「拳銃、だと……ッ!!」

 

まさかの何の変哲もない拳銃だった。

 

タッチパネルには何やら文字が表示されている。なになに?

 

 

 

 

ベレッタM92F(ベレッタ・キンジモデル)

 

緋弾のアリアの主人公、遠山 キンジが使用している拳銃。同作品のキャラクター、『平賀 文』によって違法改造されフルオート、三点バーストが可能となっている一品。

マガジンは無限に支給される。

 

 

 

 

あ、そうなんですか。説明文はここに表示されるんですか。

 

「銃、かぁ……確かに使いやすいけどさ。触ったことないしな。刀の方がまだよかったかも」

 

使い方は分かるけどね。ちょっと人には言えない手段で知ったんだ。内緒だよ! みんな!

 

「うん?」

 

なんか、もう一つ出て来たけど。最近発売された腕時計型携帯みたいだな。

 

そう思っていると、タッチパネルに新たな説明文が表示される。

 

 

 

 

通算ガチャ1回記念

 

超高性能腕時計型携帯。

通信、ネット、写真はもちろん、これを使えば遠くからでも武器・能力ガチャを引くことが出来ます。

また、家にある、ガチャで入手した道具を手元に転送することも可能です。

 

 

 

 

記念品か。あるよね、スマホゲームでもこういうの。しかも便利だし。

 

「はい、次」

 

俺は時計を腕に巻いて、今度は女の子ガチャの方に目を向ける。

 

武器・能力ガチャで出て来たものが慣れない銃だったため、ひたすらにやさしいキャラが出てくるのを祈るばかりだ。

 

『ガチャを引く』をタッチ、表示されたのは、

 

 

 

 

『姫柊 雪菜』をゲットしました。

5階1号室に入室しました。

 

 

 

 

とだけ表示された。

 

女の子の場合は詳しい説明はないってことか。

 

で、女の子は姫柊ちゃんか。大当たりじゃない? 良識もあるし、強いし、少しポンコツだし、可愛いし。

 

問題は俺に向けてくる感情。原作では主人公を監視するって目的だったから、主人公に向けて来てた感情は仕事対象かな? 取引先の相手みたいな感じで、好きでもないし嫌いでもないけど、仲良くする相手くらいかな。

 

何はともあれ、挨拶はしておかないと。

 

俺は上の階につながっているだろう階段に目を向ける。すると、その階段を下りてくる足音が聞こえた。

 

降りてきたのはもちろん、たった今召喚したばかりの姫柊 雪菜だった。

 

「……」

「……」

 

階段で鉢合わせ、互いに無言になる。

 

「……とりあえず、座る?」

「そ、そうですね」

 

俺たちは適当に座り、向かい合う。なんだこの無言。親がいなくなった後のお見合いかよ。知らんけど。

 

でも、こんなキャラだっけか? もっと、こう、堂々としてるようなイメージがあったんだけど。そんなに恥ずかしがり屋だったか?

 

「夜月 翔だ。これからよろしく」

「え!? あ、姫柊 雪菜です。よろしくお願いします。えっと……」

「好きに呼んでくれ。こだわりはないから」

「分かりました。それでは夜月先輩と」

「俺が年上だってよくわかったな」

 

俺チビだしな。高校1年だけど160㎝ギリギリしかないし。顔も子供っぽいって言われるし。

 

「この世界についての知識は、召喚と同時にある程度頭に入ってくるみたいで。その時に夜月先輩の事も」

「あー、はいはい」

 

つまりはfateのサーヴァントみたいなもんか。

 

「じゃあ、何をするかも?」

「はい。ここで何でも屋をするんですよね? 頑張りましょう」

「そうだね」

 

段々イメージの姫柊ちゃんになってきた感じがする。やっぱり緊張してたってことか。

 

「あ、そうそう、明日から学校もあるみたいですよ」

「マジか? すごいなこの世界は。ってか、チュートリアルじゃ教えてくんなかったぞ」

 

あくまでも、この世界のシステムを教えるだけがチュートリアルの目的だったってことか?

 

「そうなんですか? じゃあ、先輩が知らないこともたくさんありそうですね。少し説明を……その前に、何か飲み物取ってきますね」

「ありがとう。お願いするよ」

 

そう言って姫柊ちゃんはキッチンに消えていく。そして走って戻ってきた。

 

「先輩! 大変です!」

「どうした?」

 

虫でも出たのかな? と呑気に考える。

 

「違います! 冷蔵庫の中に、何もないんですよ!」

「へ?」

 

姫柊ちゃんに引っ張られていくと、なるほど確かにからっぽだな。なにか、買ってこないとだな、お金あったっけ?

 

「はい、先輩の部屋に通帳があると思いますけど」

 

姫柊ちゃんの言葉通り、俺の部屋の机には通帳があった。預金残高は……

 

「40万か」

「なんでも、ここに住んでいる人ひとりにつき20万円、毎月支給されるそうです」

 

現実的な数字で夢が壊されたよ! もっと使いきれないくらいもらえてもいいんじゃない!?

 

「まあ、あるだけましか……買い物行くか」

「あ、私も行きますよ」

「え、2人で?」

「よろしく」

 

こうして俺たちは買い物に行くことになったんだけど、姫柊ちゃんの姿に違和感を覚えた。

 

なんだろう、何かが足りないような気がするんだよね。

 

俺は姫柊ちゃんをじっと見る。

 

かわいらしい顔にさらさらの髪、夏服とミニスカートから伸びた手足は白く、そして、しなやかな強さを持っているように思われた。

 

ちなみに姫柊ちゃんの服装は、原作で彼女が通っている彩海学園中等部の制服だ。

 

「先輩? どこを見てるんですか?」

 

姫柊ちゃんが、俺が色々なところをじろじろ見ていることに気が付いたみたいだ。しかし、ここで焦るのは禁物だ。幸いにも、感じ取っていた違和感を知ることが出来た。そこを指摘すれば、今のはなかったことになるだろう。

 

「姫柊ちゃん、雪霞狼は?」

 

そう、雪霞狼だ。

 

俺と会った時からずっと、姫柊ちゃんの代名詞ともいえる武器である雪霞狼を持っていなかったんだ。

 

原作では縮めてケースに入れて持ち運びしていた。それはもう、どこにだって持って行く、という勢いで、手放すことはなかったはずだ。

 

もしかして女の子の武器も、武器・能力ガチャで引かないといけないのか?

 

「あ、い、いえ、それは……その……買い物くらいなら持って行かなくてもいいかな、なんて……」

 

ん? なんかおかしいぞ? あの真面目な姫柊ちゃんが吐くセリフとは思えないんだけど。

 

「それにほら! たくさん買うかもしれませんし! 邪魔になるかもしれないじゃないですか!」

 

まあ、そういうことにしておくか。

 

俺はそれ以上の言及を避け、1階へと続いている階段を降り始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちはとりあえずお金を下すために銀行にやってきた。ナビもできるこの腕時計超便利。

 

それよりも暑い。姫柊ちゃんの説明では明後日に学校の始業式(1学期の)があるらしいので、4月のはずなんだけど、普通に汗が出るくらい暑いぞ。

 

何かおかしいと思って腕時計のマップ機能とネットを使って調べてみると、なんとびっくり、ここは太平洋に浮かぶ人工島だったのだ。

 

最先端科学やら魔法やらを研究しているうえに、人間以外の種族も住んでいる特殊な島で、俺は学園都市と絃神島が合わさったものだと理解した。

 

そして、こんな島で起こる事件に関する依頼なら、きっと猫さがし程度にはならないだろう、という事も。

 

懐の拳銃が豆鉄砲に見えてしまいナイーブになっていると、何時の間にか銀行に到着した。

 

銀行は至って普通だ。ATMには2人の人が並んでいる。姫柊ちゃんには座っててもらい、俺がATMに並ぶ。

 

そして銃声が鳴り響いた。

 

いや、俺じゃないよ! いくらなんでもそんなにバカじゃねぇ! 撃ったのは他の誰かだから! 勘違いしないでよね!! はいはい、気持ち悪い気持ち悪い。

 

だいたい、銀行で拳銃ブッ放したら、銀行強盗に間違われるかもしれないだろ。そう……銀行強盗に……

 

「このケースに金を詰めろ」

 

覆面をしたヤツらが客、銀行員に銃を突き付けていた。

 

いきなり、銀行強盗ですか。

 

俺がうなだれて下を向いていると、腕時計型携帯にメールが届いていることに気が付いた。

 

それのタイトルは『緊急ミッション』だった。

 

まさか、これがミッションなんですか?

 




次回はやっと少しR-18描写が入りそうです。

作者初めてのR-18、一体どうなるのか!?
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