メアや子供達と致した次の日の朝。
トレーニングウェアを着て階段を降りた俺に、声が掛けられた。
「あ、翔君、おはようございます」
挨拶をしてきた桜はすでに制服を着てキッチンに立っている。今日の朝食当番は桜なんだな。俺はこれから朝練だ。水筒を作るためにキッチンに入る。
「ああ、桜か……おはよう」
いつも通りな桜に、俺は若干身構えつつ返事を返した。
昨日はかなり不機嫌だったからな……結局言い訳というか、弁明は出来てないし。でも一晩寝て機嫌は治った、のか?
「これから朝練ですよね?」
「ああ。何もなければいつもの時間に戻るよ。桜も早いな。もう準備万端なのか」
毎日顔を合わせていると、メイクの有無もわかるようになる。話によると最初は俺にすっぴんを見せるのを恥ずかしがっていたらしいが、今ではお風呂上がりの素顔を見ることはしょっちゅうだ。
メイクしたって言っても、完全記憶能力があるからわかる程度の変化なんだけどね。気持ちの持ちようが変わるんだろう。自信があるっていうのは表情にも出るもんだしな。
その観点から見ると、桜は制服を着ているだけでなくメイクも済ませている。いったい何時に起きて準備してたんだ?
そんなことを考えながら冷蔵庫の麦茶を水筒に移す。
と、
「ん?」
完全記憶能力が桜に対して違和感を捉えた。
と言っても深刻なものではない。無視しても良いものだ。良いんだけど……
「どうかしましたか?」
「や……なんでも」
気になるんだよ。俺が水筒を作っている30秒程度の間に、どうしてそんなにスカートを短くしているかってことが!
さっきまでは膝まであったはずのスカートが、膝上20センチ―――スカートの一番下が、お尻の一番下とほとんど平行になっている。少しでも動けば普通にパンツが見えてしまうだろう。
まさかとは思うが、今日はその格好で登校するつもりなんだろうか。流石に、その、一言言いたくなるな。
首を傾げつつ、麦茶を冷蔵庫にしまう。
「あっ」
「ん?」
桜がフライパンをかき回していた菜箸を落としてしまった。
「あ、大丈夫ですよ」
取ろうとする俺を静止して、桜が腰を折って、つまり前屈の姿勢になって床に落ちた菜箸を拾った。
「……」
俺はごく自然に、無言で、さりげなく視線を横にずらした。
先ほども言ったが、今の桜のスカートは(なぜかは知らないが)とても短くなっている。そんな状態で前屈の姿勢になればどうなるか。
これが膝を折ってしゃがめば別だったのかもしれないが、いつもはしゃがむ時そうしていたと思うんだけど、何故か今日に限ってその取り方をしてしまう。
そのせいで、俺に向けられた真っ白なお尻、それを包むお尻よりも白い下着までバッチリと丸見えになっていた。
前屈の姿勢になっていることで、お尻が突き出されている。お尻だけではなく局部を包む部分が、桜の秘部の形までも分かってしまいそうだ。
そんな姿勢になっている時間は1秒にも満たない。だが俺の眼にはしっかりと焼き付けられてしまった。
「どうかしましたか?」
それはこっちのセリフなんだがね。
「何でもないよ?」
「何か、見ちゃいました?」
そのセリフで俺はすべてを悟った。
動揺を悟られまいと桜を正面から見ていなかったから気が付かなかったが、桜の顔もほんのりと赤く染まっている。
つまり、
「お前、わざとかよ……」
「ふふ、何がですか?」
そう言って、桜は自分の腰を少し揺らした。
そうやって朝から挑発してきたってわけだ。服装もメイクのバッチリだったのは、それだけやる気満々で備えていたってことだ。
どうしてそんなことをしたのかは……聞くまでも無いか。
「こんな時間からして、みんなが起き始めたらどうするつもりだ?」
「見つかっちゃうと大変かもですね。特にララさんとか」
「ララはギリギリまで起きてこないから大丈夫だと思うけどな」
「先輩もすぐ朝練に行かないとですもんね?」
「そりゃそうだな。時間も限られてるし」
言いながら、桜はちょっとずつ俺の傍に寄ってきていた。
「じゃあダメですか?」
俺の首に腕を回し、足と足の間に桜の足が差し込まれた。もう逃がすつもりがないだろ、これは。
俺の手が短いスカートをめくる。その奥にある下着に指を這わせた。ずいぶんと湿度の高いそこは、フニフニと柔らかな感触を伝えてくれる。同時に粘性のある液体の感触も。
「もう濡れてるのか? やる気満々だったもんな。ずっと誘うつもりで料理してたのか?」
「あっ」
下着をずらしてみると、しっとりと濡れた秘部がそこにある。指先で入り口をくすぐってやると、桜は切なげな声を漏らして抱きつく腕の力を強める。
「はぅ……っ」
指を差し込むと抵抗なく飲み込まれる。ゆっくりと出し入れすると、しっかりと吸い付いてくる。
ざらりとした部分を指の腹でこすると桜の腰が揺れる。それは快楽から逃げようとしているのか、それとももっと弄ってほしいと懇願しているのか。
「翔君こそ」
桜が口を尖らせて俺の股間に手を伸ばす。
するとそこには、すっかり固くなった俺の息子がそびえている。
「昨日、すごくたくさんしたって聞きましたよ。クロちゃんから」
「クロからか……」
じゃあ誰としたのかも知られてるってことなんだろう。
「翔君、別に小さい娘が好きってわけじゃないですよね?」
「ロリコンではないはずだ」
そっちでも勃つときは勃つってだけで。
「じゃあ私でも」
「見ての通りだろ」
昨日あれだけしたというのに俺の息子は完全に臨戦態勢になっていた。
「あんまり声出すとみんなにバレちゃうぞ」
「は、ぃ、分かってます……っ、はぐっ、ぁ、ひぅ……!」
今までゆっくりと挿送していた指を、最後の最後で指を少し折り曲げて、内部を抉るように入り口付近のひだひだをわざと擦るように引き抜いた。
「~~~っ!!」
桜は両手を口に当てて、何とか吐息が漏れるだけで我慢した。
その光景を見たことでさらに硬さを増したペニス。ズボンを脱いで外気に晒す。
「桜」
「はい……」
桜も自分の下着を脱ぎ捨てた。スカートに下着を穿いていないという倒錯的な姿になる。スカートをまくり上げ、こちらにお尻を向けた。身体はキッチンの作業スペースに突っ伏す形になった。
「お願いします」
「ああ」
そう言って桜は腕に口と鼻をくっつけた。これで声を出さないようにしようというのだろう。
俺はペニスを入り口に添える。そして、パンパンに張りつめたカリが入り口を押し広げ、肉壺に埋まっていく。続いて血管の浮きだした竿が。
「う、ぁぁ……っ」
「ふー……っ、ふー……っ、ふー……っ!」
ゆっくりと挿入することで、桜の中の様子をペニスに感じていく。膣内に生えそろっている肉襞を丁寧に潰し、やがて桜の腰と俺の下腹部が密着した。
「桜、するぞ」
俺の問いかけに、突っ伏したまま首を縦に振る桜。
複雑に入りくねった膣天井を擦る。ぎゅっと桜の膣が締まり、うにうにとペニスにしゃぶりついてくる。
腰を動かす。
大きく開いたカリが、ねたねたとペニスに絡み付いていた膣肉をガリッとこそげ落とした。
快感に酔って硬直した膣肉をこじ開けるように、ずぶりっとペニスを押し込み、奥のコリコリの所をずりずりとこすった。
ぬちっ、ぬちっ、ぬちっと桜の膣が鳴きじゃくっている。
ペニスから精を絞ろうと絡みついてくる逆立った膣肉を、ペニスによって平らに押し潰す。
膣襞の一つ一つをうぞうぞと蠢かせる桜に負けないように、悦ぶ肉天井にずりずりとペニスを擦り付ける。
「そ、そこっ、だめ、だ、ぁ、ぃく、く、ぃく……っ」
桜はくぐもった悲鳴をあげて、体を丸めるように痙攣した。
「桜、逃げちゃだめだって」
そのせいでペニスの挿入が甘くなるが、腰を掴んで無理やり奥まで差し込んだ。すると先ほどよりも下に降りてきていた子宮に勢いよくめり込む。
「ひはぁっ!?」
「桜、声」
「わかっ、ぁっ、まっ、またっ、イっ、イっちゃうう……っ、あぅ〜〜〜〜〜〜〜!!」
ずりっ、ずりっと子宮のそこをサンドバックにし続ける。そうすると桜の膣が良く締まり、にゅぐにゅぐと粘っこく絡み付いて来る。
あっという間に桜は絶頂した。
「ま、まっへ、まってくらさい……っ、いきすひて、いきできな……っ」
あんまりにも早くに連続絶頂させられた桜は自分から求めてきたというのに、今度は逃げ出そうとしている。
「大丈夫、俺ももうすぐだ……っ」
音を出さないようにゆったりとしたペースでしていたが、俺も桜の絶頂に導かれるように性感が高まってきた。
「射精る……っ!!」
ごぶっ、びゅるるるっ、ごぽぽっ!
「~~~っ!!!」
朝一番の一番濃いものが桜の中に吐き出され、桜によって搾り取られていく。しっかりと腰を押さえつけ、奥の奥に。身体を支える脚がカクカクと痙攣している。だが、荒い鼻息だけで、桜は声を何とか我慢していた。
「はぁー……っ、はぁー……っ、はぁー……っ」
桜は横を向き、塞いでいた口と鼻を開放して、熱に浮かされたような吐息を排出していた。
「ふぅ……」
俺も何度も脈動して俺のペニスから精を搾り取った桜のおマンコ。少し力を失った俺のペニスを何度もマッサージしてくる。まるで、もう一度突いて欲しいと言われているみたいだ。
でも時間的に2回戦目は出来そうにない。朝練もそうだし、そろそろだれか起き出してもおかしくはない時間帯だからだ。
名残惜しい気持ちもありつつ、俺はペニスを引き抜いた。
「桜、どうだった?」
「は、ぃ、久しぶりで、こひ、抜けちゃうかと思いました……」
「次は本当に腰が抜けるまでしような」
「別に家じゃなくてもいいですよ? ホテルでも学校でも―――」
と、その時、誰かが階段から降りてくる足音が聞こえて来た。
「「っ!!」」
余韻に浸っていた俺達は慌てて態勢を整える。俺はズボンを穿き、桜は―――
「しょ、翔君! 踏んでます……っ」
「ぇ? あ!」
脱ぎ捨てられていた桜の下着だが、どうやら行為の最中に俺が無意識に踏んでしまっていたようだ。
慌てて拾い上げるが、その時にはすでに足音の人物が顔を出そうとしていた。
「ふぁ、あ、おはようございます。先輩……どうしたんですか」
起きてきたのは雪菜だった。雪菜は早起きであるが、監視役という元の役職のせいなのか、俺が動き出すと絶対に起き出すのだ。
「え!? な、何が!?」
「いえ、なんだか立ち方が不自然と言うか……」
「そ、そうかな?」
「それにまだ家にいたんですか? もう向かってる時間だと思ってたんですけど」
桜のパンツだが、渡している時間が無かったため、俺のポケットにねじ込んでいる。おかげでポケットに不自然なふくらみができてしまっているので、体を傾けて隠しているのだ。
しかも腰が抜けちゃいそうと言っていた桜だが、こっちもまともに立つことが出来ていない。キッチンに寄りかかって何とか姿勢を保っていた。
「おはようございます、雪菜ちゃん。翔君はそろそろ朝練に出発しますよ。ね、翔君?」
桜が笑顔を向けてくる。え、俺今桜のパンツをポケットに入れてるんだけど? でもここは指示に従うしかないか……!! 雪菜にばれないためにも!
「そうだな! 早く行かないと遅れちゃうな!」
雪菜の訝しげな視線を背中に受けながらも、桜の下着を持ちながら、俺は家を出るのだった。
今回の行為で入手したアイテム
フルボトルセットVol.1(ファイヤーヘッジホッグ、ライオンクリーナー、ゴリラモンド、海賊レッシャー、ニンニンコミック)
仮面ライダービルドに変身するためのアイテムである、フルボトルの詰め合わせパック。
以下、内容物。
・ハリネズミフルボトル
・消防車フルボトル
・ライオンフルボトル
・掃除機フルボトル
・ゴリラフルボトル
・ダイヤモンドフルボトル
・海賊フルボトル
・電車フルボトル
・忍者フルボトル
・コミックフルボトル
桜のコメント
「わっ、こんなにたくさん。なんですか、これ」
「仮面ライダーの変身アイテムだな。このボトルの中に色々なエネルギーの要素が入ってる」
「へぇ~、ライオン、ダイヤモンド……消防車? 掃除機? なんですか、これ?」
「……さあ、俺も分からん。多分ネタが無かったんだと思うよ……無駄に60本とか作っちゃうから……」
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早朝から桜と致して、その後。予定通り朝練のメニューをこなした俺達は、最後の雑談の時間に入っていた。
「翔さん、どうしたんですか? 今日はずいぶんお疲れだったようですが……」
「まあ、ちょっとね……」
アインハルトの質問に苦笑いしながら応える。
ここに来る前に事前に運動をしたからだな、これは。まさか、朝から桜に誘われることになるなんて思いもよらなかった。
そして今なおポケットにある下着。訓練中にコイツが飛び出さないか気が気ではなかった。だがずっと気にしていたおかげで、紛失すると言った間抜けなことは起きていない。
「……そうですか」
俺の態度で何があったのかを察したのだろう。アインハルトは口を尖らせて水筒を飲んだ。
というか、俺がいい淀む理由なんて1つしかないから、考えるまでもないのかもしれない。
とは言えなんて声をかければいいのか。そんな、『じゃあアインハルトもするか?』とか、唐突に言ってもおかしいだろ。ここでするわけにもいかないんだし。
俺が何も言わないことで、微妙な沈黙が俺達の間に広がる。
そんな中、綺凛の呟きが耳に入る。
「……アハハ、でも、そうですよね……」
「……綺凛?」
俺がその言葉の意味を聞き出そうとしたその時、不思議なことが起こった。
「わっ!?」
「「っ!?」」
俺の腕時計型端末から、光と共に何かが飛び出したのだ。光の中心にあるのは真紅の眼魂―――あれは、ムサシ眼魂だ!
光はそこまで強くないが、南国の朝日の中でもしっかりと分かる程度には、存在を主張していた。
アインハルトと綺凛は少し警戒しているが、俺の手元から出た光とあって、敵意は持っていないみたいだ。
「翔さんアレは?」
「ああ、俺のモノなんだけど……おい! どうしたんだ!」
空中をくるくると旋回するムサシ眼魂に呼びかけるが、何も反応が返ってこない。
「頭に声響いたりしてない?」
「いえ、私は……」
「私もです……」
アインハルトと綺凛は首を傾げている。
「どうすりゃいいんだ、これ……」
恐らく害は与えてこないとは思うけど、いつまでも放置はしていられない。
俺の思念を感じ取ったのか、ムサシ眼魂が動きを止める。まるで俺達を見下ろすように、眼魂の中にいる偉人が品定めしているようにも感じる。
「っ!? おいっ、そっちは―――!!」
突如動き出したムサシ眼魂。まっすぐに―――そう、まっすぐに綺凛に向かっていく。阻止しようと手を伸ばすがひらりと躱される。
「え、え?」
狼狽している綺凛。もしも真剣での立ち合いなら、その時点で致命傷を浴びているだろう隙だ。
そしてそのまま―――綺凛の体に吸い込まれてしまった。
「う、嘘だろ」
その予想外の光景に、俺はそう漏らすのが精一杯だった。