時は少し遡り、はやてがあのマッサージを受けている最中のこと。
「お疲れ様です、一度休憩にしましょうか」
「―――ぉ、ぁぁ……っ」
はやての股間からちょろちょろと漏れる黄金水。だらしなく開かれた足はヒクヒクと動き、絶頂の空を飛ぶはやての意識は中々現世に戻ってこれない。
「敷物を交換しますので、失礼しますね」
「ぁ、は、ぃ……」
のろのろと動き、腰を上げるはやて。様々な体液が染みついた敷物を手際よく取り替えていく店員。
なんとか施術台に座る体勢になったはやては、近くに置いてあった水に手を伸ばし口に含んだ。
「どうですか、マッサージは」
「想像以上です……もう、ただ寝てるだけなのにこんなに疲れるなんて……」
「そうですね。気持ちよくなるにも体力を使いますからね~」
「っ、そ、そうですね」
店員が何気なく口にした『気持ちよく』という言葉。実際その通りなのだが、はっきりと口に出されるとやはり恥ずかしくなってしまう。
そんなはやてを見た店員は、
「お客様、ここは『そういう場』です。羞恥心などは捨てて、体が受け取る刺激に正直になって下さいね~」
「む、難しいですね」
「リラックスですよ……それでは、再開しましょうか」
「はい……」
仰向けに寝転ぶはやて。
また先ほどの様に魔法のマッサージによって絶頂に導かれるのかと身構えていたはやてだったが、再開してすぐは普通のマッサージで体をほぐされていく。
はやては安堵にも似た気持ちになりながら、力を抜いてその指先を堪能していると、
「そう言えばお客様」
「はい?」
「例のお客様―――後押しをしたいとおっしゃっていたお客様ですが、かなり乗り気になっているみたいですよ」
「そうですか! よかったです~、あ~」
極上のマッサージを受けながら雑談に応じるはやて。
「それで気になったんですけれど」
「はい~?」
「お客様には、そう言ったお相手はいらっしゃらないんですか?」
「あはは、いないですよ~。私達3人、幼馴染なんですけど、全然そういうのが無くて。や、学生時代にもっと恋愛しとけって感じですよね~」
「就職しちゃうとそうですよね。今の勤務先限定になっちゃって、わざわざ休みの日に行動するかって言われても、疲れちゃってて」
「あ~、分かります」
「特に私の場合は、こういう職場で。男性店員なんていないですからね」
「ですよね、んっ」
腹筋を滑る掌の圧力が少し強くなり、子宮を揺らされる。それだけでスイッチが入りかけた体が愛液を生産する準備を始めていた。
「お客様はどうなんですか? 職場に良い方、いらっしゃらないんですか?」
「職場。職場ですか……ウチも女性が多いですからね……」
「という事は、何人かは男性がいらっしゃるのでは? その人はないんですか?」
「んー……」
はやては考える。
頼れる事務職、六課を支える縁の下の力持ち蛇倉。事件が起きた時すぐさま実働部隊を運搬し、本人の狙撃技能も高いヴァイス。本格的な六課の訓練によりめきめきと実力を伸ばしているエリオ。
そして。
「(不思議な子、夜月君)」
ユウキの件ではふがいない自分の代わりに事件を解決に導いてくれた男の子。彼がいなければ新しく家族を迎えることも出来なかっただろう。
ユウキの恩人であり、藍子の恩人であり、はやての恩人だ。一生をかけて恩を返していかなければいけないとも思っている相手だ。
「なんだ、いらっしゃるんじゃないですか」
「え? い、いや、ちょっと考えてただけで、別に―――!!」
「え~? お客様に全くその気がないんだったら、考えることすらないと思いますけど?」
「―――。でも、本当に、そうじゃなくて……」
店員の言葉に思考が一瞬空白になるが、それでも言葉を重ねようとするはやて。
「彼に対しては、そうやなくて。なんというか、恩を感じてるだけなんです。ちょっと助けられたことがあって……」
「そんな姿にときめいてしまったと」
「や、ですから……」
どうしてもそちらに話を持っていきたいのかと、はやても苦笑いする。
「ん~、そうですか? 恋愛感情って、いろんな感情が合わさったものだと思うんですよね。恩とか、尊敬から始まるような恋愛があってもおかしくないと思いますよ? 『愛の形は人それぞれ』なんて言葉もありますし」
「……それは」
反論できない。そもそもはやて自身、恋や愛というモノを完全に理解しているわけではないのだ。
「もしもお客様が、その相手に対していつも以上に関心を向けているのなら、その感情は大切にしたほうが良いと思いますよ?」
「……そう、ですか(でもその相手って、フェイトちゃんの相手でもあるんやけどな……)」
そんな会話をしつつ、マッサージは進んでいった。
―――――――――――――――――――――――
「わたし、は……」
「うん」
「翔君が、いいのなら……」
「うん」
「して、欲しい……」
「うん。じゃあ、翔、良い?」
「……わかりました。フェイトさんがそう言うのなら」
「初めてやから、優しくして欲しい……フェイトちゃんみたいに激しくされるのは、ちょっと怖いかも……」
俺は頷いた。
はやてさんの様子を見れば、もう前戯は必要ないだろう。俺もはやてさんの痴態を見たことですでに準備万端になっている。
「じゃあ、フェイトさん」
「うん?」
可愛らしく首を傾げているフェイトさん。
「や、外に出ていてもらえると」
「え、どうして?」
「見たいんですか?」
本当に外に出ることを考えていないようで、心底不思議そうに頷いてきた。
「だってはやて、私達の見たんだよね? だったら私も見てみたいなぁ」
「そう言えばそうですね」
「こ、声だけやから!! 直接見たわけやないから……っ」
「そう? でも良いよね?」
「よ、良くないよ!?」
「私も翔の『優しく』がどんな感じなのか見たいなぁ」
「最初は普通にやさしかったと思いますけど?」
ちょっと口を挟んだ。
「え、あれも十分凄かったよ?」
「そ、そうなん? やっぱり翔君、経験豊富やから……」
2人が言い合っているがフェイトさんは絶対に引かなそうだ。このまま待っていても時間の無駄だろう。
「はやてさん」
「ぁ」
包まっていたブランケットを取り払い、ベッドに押し倒す。
「っ、は、ぅ……っ」
押し倒したときには足をM字に開く。すでに膨張した怒張を入り口に添えた。いきなり挿入されるのかと身を固くしたはやてさん。それでもふやけた下の口は俺の亀頭を飲み込もうと蠢いている。
俺はペニスの位置は変えずにはやてさんと至近距離で向き合う。
「キスしましょうか」
「ん―――」
熱に浮かされたような表情をするはやてさんの熱を帯びた唇に、己の唇を重ねる。柔らかく、正面から見た彼女の青い瞳はトロンと内部まで熱が奔っているのが分かる。
ただ触れるだけの行為、舌を入れる訳でもない、ただ相手に親愛を伝える為の接吻だ。
同時にその胸元に手を伸ばす。
「ぁ、んんっ……、んふっ……ぁ……ッ!」
餅のような乳肉はフェイトさんほどの大きさはない。だがそれでも極上の柔らかさを誇っており、流れるまま軟骨のように硬度を帯びる乳首を指で摘まむ。
キスの合間に片方の乳首だけを弄ると、骨を振動させるようにビクッとはやてさんが震えた。玩具のように乳首を指先で弄ぶ度に、目の前の女性から快楽の悲鳴が上がり俺を興奮させた。
同時にはやてさんが腰を振り始める。そんなに俺のペニスが欲しいのか上下左右にはしたなく、愛液に濡れた肉壺が俺の亀頭を舐めまわし、油断をすれば飲み込まれてしまいそうだ。
前戯は必要ないなんて思ってたのに、『優しくして欲しい』なんて言われたから思わず焦らしてしまっていた。
はやてさんはもう待ちきれないのだ、最初からすでに。他人のベッドで自慰行為を行ってしまうほど、はやてさんはどうにかなってしまっているのだから。
「はやてさん、そろそろ挿入れますね」
「う、うん。ぁ、キスは、してて、欲しい」
「はい」
言われた通り再度唇を重ねる。それには先ほどとは明確な違いがある。激しい舌の出し入れがあるとかそういったことではなく、はやてさんが奥歯を噛みしめているのだ。
やはり初めての挿入は不安があるのだろう。でも、先ほどのフェイトさんの様子を考えると、それは杞憂だ。
俺は位置を確認し、挿入した。
「んっ」
熱く濡れた肉が吸い付く感触。
「……ぁ!」
にちゅ、と奥にペニスを進ませるとはやてさんの息遣いが変わった。狭い肉の通路をこじ開けて進むように熱い肉の中を進んでいく。
「はやてさん」
「だい、じょ、ぶ……っ、そのまま続けて……っ」
「分かりました」
結合部から赤いものが一筋流れ落ちる。
その感覚に、はやてさんは唇を離し、わずかに息を止めたのが分かった。
俺の息子を包み込む膣はうねるように締まり、ぽたりと愛液がベッドに滴る。
奥まで到達した。
「ぃっっ、ああぁっ……!!」
「ッ」
それは当然の反応だった。
処女を散らし、降りて来た子宮をゆっくりと押しつぶされ、その衝撃を全てマッサージの効果によって快楽に変換される。
当然、果てた。
「んくっ……! んひゅ!」
ぴちゃ、ぴちゃりと飛沫が俺の股を濡らす。呼吸はひきつけを起こしたかのように不安定になり、聞いているこちらの方が不安になってしまいそうだ。
「わぁ、こうなってるんだ……」
「ぁ、ぇ、ふぇ、いと、ちゃん……?」
後ろから熱い視線を感じる。熱を帯びた吐息も。
何処に視線を向けられているのか意識すると俺も恥ずかしくなるのだが、今優先するべきなのはそちらではない。
「凄いよはやて。隙間からドンドン溢れてる。あ、また」
「ぁぁ、あんまり、見んといて……ンン、んあっ……!! 翔君もあんま、動かん、ぁっ」
「動いてないですよ。痛いですか?」
「いた、く、ない、でもとま、って……っ、ぁ、ィく……っ、ぁぁっ」
蜜が噴き出す中でぎゅっと俺の背中に腕を回し、止めて嫌々と首を振りながら快楽への抵抗を試みるはやてさん。全く意味がないようだが。
「……これが翔の『優しく』なの?」
「どちらかと言うと、追い詰めてるのはフェイトさんにも思えますが」
「ぅぅ~~~ッッ!!!」
挿入しただけで絶頂の空を飛び続けているはやてさん。
だが、絶頂する女性の膣壁に包まれるというのは、すなわちペニスへ最高の搾精マッサージを施しているのと同義だ。自分だけ果てるのは許せないというおマンコからの抵抗運動。
つまり何を言いたいのかと言うと、全く動いていない俺もどんどん射精感が高まっているという事だ。
深淵を除くとき、深淵もまた~、ではないが、自分の性器を使い相手を絶頂に導くのは、そういった結果をもたらす。
「っ、ぁ」
思わず腰を引き、吸い付いてきていたぷるぷるの子宮口から逃れる。
「わ、ぁ……私、こんな声出してたんだ……」
そんな膣内での攻防について知る由もないフェイトさんは、親友の体が跳ねる様子と、普段は絶対に聞くことの無い艶声に顔を赤くしていた。
意識的か無意識かは分からないが、手が下半身へと伸びている。流石に刺激しているわけではないが。
はやてさんが体をくねらせる様子に夢中で、フェイトさんは俺に視姦されていることに気が付いていない。
「ぁ~、はやてさん。1回出そうです」
「は、ぇ? かっ、ぁ、~~~~~~っっっ!!!」
ぬぽぬぽと、軽いピストン運動を行う。逆立つカリ首で意識的にヒダ肉を擦ると、比喩ではなくはやてさんが飛び跳ねる。
暴れるはやてさんの腰骨を掴みゆるゆると体を揺らし、心地よい快楽を蓄積していく。
「っッ」
ぷしゃっと小水のような飛沫が舞い、ベッドを汚す。
ふわふわな膣肉が亀頭を包む中、脱力するように精を吐き出した。
ごぴょっ、びゅるるっ、ぴゅくぷっ
「~~~っ」
白濁を吐き出しきり、はやてさんに覆いかぶさって息を整える。
「は、ぁ、ぁっ……」
はやてさんはもう息も絶え絶えと言った様子だ。萎えかけた肉棒に貫かれた状態で完全に脱力してしまっている。それなのにその肉壺からはとめどなく液体が流れている。
「はやて、大丈夫?」
「ハァ、ハァ──、……っ」
フェイトさんも心配に小さく頷くはやてさん。
「もう1回しますか?」
「―――ん」
「分かりました」
俺の問いかけにも頷いた。
とは言え俺も今日は何回も出して限界が近くなっている。この1回ではやてさんを満足させる。
「そういえば」
俺ははやてさんの胸元に手を伸ばす。
「ぁ、そっちは、ひゃ!? んんッ……っ」
呻くように呟くはやてさんの言葉を無視して、桜色の乳頭を指で転がす。フェイトさんと比べてしまえばボリュームの点では劣ってしまうが、ふにゃりと形を変える乳房はいくら揉んでいても飽きることはない。
何より乳房をなぞり、乳輪をくすぐり、乳頭を突っつくとそれに反応して膣壁もきゅうきゅうと締まってくる。萎えかけた俺の息子もそのマッサージのおかげで力を取り戻していく。
俺の手をはやてさんが掴んだ。
「どうかしましたか?」
「ぁ……! ……その、もっと……強くしていいよ……? その、下も……」
彼女の言葉に従い乳房に吸い付いた。
「ぅぅんっっ!!??」
悲鳴のような嬌声と共にはやてさんの全身が震える。乳房に下品な音を立てて吸い付き、乳首を舌で転がす。
咄嗟に俺の頭を掴むはやてさんだが、抵抗を捻じ伏せるように乳房を唇と舌と歯で丹念にねぶる。
「ぁっ! だめ……っ、ぁっ、ぁぁっ!!」
言葉少なに拒絶と甘い嬌声を漏らすはやてさんに、もう片方の乳も同じ目に合わせ、先ほどよりも丹念にねぶると口端から唾液が溢れシーツを濡らしていた。
ゆるゆると腰を揺らすとにちにちと雌の下品な音が漏れる。
「ぁっ! んっ、ぁ」
「どうですか、はやてさん」
「き、きもちっ……良いです……っ」
「そうですか」
何故か敬語になっているはやてさんに苦笑しながら、本格的に腰を振り始める。
唇を噛み締めて、腹と腹を、胸板に胸を押し潰しながら正常位で抱く。吐精寸前の剛直は痛いほどに反り立ち、臍側の膣襞をぞりぞりとこすった。
「ぅぁ、ぁ、あっ!」
獣のように腰を揺すると、にちゅにちゅと下品な水音と共に結合部が泡立つ。
「んんッ、んぁ、アっ、ぁあ……ッッ!!」
両手首を手で拘束し、無心で腰を振った。一突き一突き思いを込めてはやてさんを貫く。より深く。より気持ち良くなるように。
「ふっ、ふっ、ふっ……っ」
「ぁっ! ぁ、ぁ! ぁん!」
全身を擦り合わせて、耳元ではやてさんの甘い喘ぎを聞く。
奥の奥まで雁を挿入して、膣襞をこするように引き抜くと結合部から蜜を噴き出す。たん、たんとピストンを繰り返す度にはやてさんの太腿が腰に回りぎゅっと締まる。
「いぁっ! いっ! いくッ!!」
激しい抽送の中、全身で抱き着くはやてさんは無意識に雄を受け入れる。深く肉竿を受け止めて、口端から涎を垂らして、涙声で乱れ続ける。
「う、く、ぅ……っ」
ごぽっ、びゅるる、じゅぷぷっ、ぴゅ!
俺も最後の精を奥に吐き出した。
それを最後にはやてさんは力尽きたように眠ってしまうのだった。