※この作品はR-18です。

異世界ハーレム奮闘記   作:文房具

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説明会の翌日 

フェイトさんはイキ疲れて眠ってしまったはやてさんを何とかシャワー室に連れていき、体をキレイにする。

 

その間に俺は散々行った行為でぐちゃぐちゃになってしまったシーツの処理を行う。

 

何とかすべての痕跡を消し終えたのは、すでに空が明るくなり始めた頃だった。行為も含めればほとんど徹夜をしたことになる。

 

「ふぅ……」

「あはは、お疲れだね、翔」

「それを言うならフェイトさんもそうじゃないですか?」

 

フェイトさんが淹れてくれたコーヒーを飲む。ようやく一息つくことが出来た。

 

本来ならここから一眠りしたいところだったのだが、残念ながらゲストルームのシーツには代えが無かった。そもそもダメにすることは想定されていないのだ。もう1つの方では現在はやてさんが眠っている。

 

昨日は一晩中セックスしてたからな。疲労は抜けるどころか溜まってしまった。

 

「そうだよね。あんなに出来るなんてすごい……あ、もしかしてこれで能力を増やせるの?」

「あ、そうですね。引いてみましょうか」

 

引いてみた。

 

 

 

 

ディケイドライバー + ライドブッカー

 

『仮面ライダーディケイド』に変身するためのベルト。

『ライダーカード』を使うことで仮面ライダーディケイドに変身することが出来る。

 

 

 

デンライナー

 

仮面ライダー電王に登場する時の列車。

電車型のタイムマシン。ゴウカ + 客車のセット。

乗り込むためにはライダーパス或いはライダーチケットを持った状態でゾロ目の時間帯に扉を開ける必要がある。

 

 

 

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)

 

英雄王ギルガメッシュの代名詞とも言える宝具。 黄金の都バビロニアの宝物庫と、それに繋がる鍵剣(王律鍵バヴ=イル)。

かつて世界の全てを手中に収めたとされる英雄王が有する宝物庫には、ありとあらゆる伝説の原典となった宝具が財宝として収められている。

のだが、翔に与えられたのは中身が空っぽのもの。つまり便利な四次元ポケット。内容物はこれから増やすべし。

 

 

 

破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)

 

ディルムットが持つ紅の長槍。刃が触れた対象の魔力的効果を打ち消す。基本的には、魔術的防御を無効化させるための能力を持った宝具。魔力で編まれた防具(BJなど)や、強化・能力付加を受けた道具から、その魔力的効果を奪い、物理的な防御力のみの状態にする。

 

 

 

必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)

 

ディルムットが持つ黄の短槍。この槍で付けられた傷は、槍を破壊するか、使い手が死なない限り癒えることがない。なお、使い手自身はこの槍で傷つくことはない。

 

 

 

ブリッツガンダム

 

機動戦士ガンダムSEEDに登場する兵器。

地球連合が開発したGAT-Xシリーズの1機であり、3番目に開発されたの機体。

フェイズシフト装甲によって物理攻撃(銃弾やミサイルなど)を無効化できるが、その分電力の消費が大きく、他のMSと違い活動限界時間が早い。

一番の特徴はミラージュコロイドを利用した高いステルス性能。肉眼でも視認不可能なほどの光学迷彩を発生させることが出来る。ただし駆動音などは消せないため過信は厳禁。

 

 

 

今回はこんな感じだった。

 

「本当にこれだけで能力が増えちゃったんだ……」

「ええ、そうですね」

 

どちらかと言ったら道具が増えたって感じだけどな。

 

それにしても王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)か。中身は空っぽだって話だけど、その内あの宝具乱れ撃ちとかも出来るようになるんだろうか。

 

「……おはよう、2人共。早いんだね」

 

話しているとなのはさんが起きて来た。

 

「おはようございます、なのはさん」

 

と挨拶して、様子が少しおかしいことに気が付く。そしてその原因にも思い当たった。

 

自分用のコーヒーを淹れにキッチンに向かうなのはさんの背中を見ながら、フェイトさんと念話を繋ぐ。

 

「(フェイトさん。当然ですけど俺達は昨日ずっと一緒にいましたよね?)」

「(え? うん。そうだけど……)」

「(なのはさんと寝室は一緒ですか?)」

「(うん)」

「(じゃあ昨日、フェイトさんが帰ってこなかったことも知ってるわけですよね?)」

「(あ……)」

 

フェイトさんの顔がさっと赤くなる。

 

男の部屋に行き一晩帰ってこなかった。それが何を意味しているのか。

 

まさか一緒の布団で文字通り寝るだけなんてありえないと考えるだろう。俺の能力の話を聞いた後ならなおさらだ。

 

もちろん、なのはさんが寝た後に戻ってきて、起きる前に部屋を出たと可能性もあるが、そんな無理やりな理論を立てずとも、朝まで2人で過ごしたと思ったほうが自然だ。

 

「(つまりなのはは、わたし達が昨日セックスしたって思ってるって事!?)」

「(多分。間違いじゃないですしね)」

 

だからこそのあの微妙な反応。俺だって同居人が明らかなセックスの事後に、2人でいちゃいちゃと朝のコーヒー飲んでたら、そういう反応をするだろう。一言言ってやりたくもなる。

 

「(どどど、どうしよう……!!)」

「(どうしようと言われても……昨日はどうせバレてるし的な事言ってませんでした?)」

「(それはそうなんだけど……!! でも恥ずかしいものは恥ずかしいよ!! 翔は平気なの!?)」

 

……そっか。俺って他人との性行為について結構な頻度でばらされてるから、こういうのには耐性がついちゃったんだ。

 

「時間が解決してくれると思いますよ」

「もう! ちょっと行ってくるね!」

 

そう言ってキッチンに向かってしまった。

 

俺の場合はそれよりも、フェイトさんだけじゃなくてはやてさんとも、ってことの方がヤバい。そちらの方は完全に想定外だろう。

 

フェイトさん、口を滑らせなければいいんだけど。

 

キッチンで何やら話しているフェイトさんとなのはさんを見ながら、そんなことを考えるのだった。

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

キッチンでコーヒーを淹れているなのは。そこにフェイトが近寄っていた。

 

「な、なのは」

「どうしたの、フェイトちゃん?」

「え、っと」

 

どうしたの、といつもの調子で問われてしまったフェイトだが、答えに困ってしまった。ここに来たのは―――何だろうか。誤解を解く? だが昨日翔とセックスをしたのは事実だ。それもフェイトから誘う形で。

 

翔の言う通り、そこには一切間違いはない。言い訳の余地はない。

 

「(じゃあ、何を言えばいいの―――!?)」

 

何も言わないフェイトになのはは困ったように苦笑した。コーヒーを淹れつつ口を開いた。

 

「昨日はどうだったの?」

「き、昨日!? え、ぇ、聞きたい、の?」

 

まさかの要求にフェイトは赤面する。昨日の思い出と言えば、翔とのセックスしかない。女性にとって人生で1度きりの初体験。それを、

 

「(そ、そんな、なのはが聞いてくるなんて……でも、そんなに聞きたいなら少しくらい話しても―――)」

「うん。昨日の、告白の結果」

「あ、ああ、そっち? 告白の方? そ、そうだよね~」

「―――。もう、何だと思ったの? フェイトちゃんたら」

 

見事なまでの勘違いに、フェイトは冷房の効いた室内にいながら全身に汗がにじむのを感じる。そして『そっち』なら話しても良いかと思い、緊張が一気に解けた。

 

なのはが再度問いかける。

 

「それで、どうだったの?」

「うん。成功しました。私達、付き合うことになったよ」

「……そっか。よかったね、フェイトちゃん!」

「うん、ありがとう、なのは!」

 

色々と複雑な関係を持っている翔なので、これからも大変なことはたくさんあるとはなのはもフェイトもわかっている。だが、とりあえずは最初の一歩で躓くことが無くて良かった。なのははそう思った。

 

「ほら、朝ご飯作っちゃお? 翔君もお腹空かせてるでしょ?」

「う、うん! そうだね、なのは!」

 

2人そろってエプロンをつけ、調理を開始するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

なにやらキッチンからいい匂いがしてきた。朝食の準備も順調に進んでいるようだ。

 

顔を赤くしたフェイトさんがキッチンに突撃した時はどうなるのかと思ったが、現在は仲良く調理している。どうやら話はうまくまとまったようだ。

 

ご飯が出来上がるのをずっと座って待っているのは凄く恐縮するのだが、さっき手伝おうとキッチンに向かったところ、

 

―――――――――――――――

「なのはさん、手伝いますよ」

「ん、大丈夫だよ、翔君。疲れてるでしょ? ゆっくり座ってて」

「そうだよ、翔。私達がパパっと作っちゃうから」

―――――――――――――――

 

と言われて追い返されてしまった。

 

普通に考えて、朝起きたばかりの人に対して『疲れてるでしょ?』なんて言葉を使うことはない。

 

や、俺の顔が疲れていたのかもしれないが、その理由を完全に推測されていることに俺は少しドキリとしてしまった。

 

だが何でもないようにふるまってくれたのに、ツッコむ方が野暮というモノ。おとなしく座っていると、匂いにつられたのかはやてさんが起きて来た。

 

だが、

 

「ふわ、おはよ―――」

 

俺を見るなり顔を赤くして固まってしまった。

 

「おはようございます、はやてさん」

「う、うん。おはよ……」

 

そう言って一番離れた場所に座るはやてさん。

 

「あの」

「う、うん。何、翔君?」

「昨日のことは忘れましょう。俺も誰にも言わないので。これからは不用意に変なことはしない方が良いですよ」

「そ、そやね……これからは気を付ける……」

 

何とも従順に頷いてくれるはやてさん。だが明らかに態度がおかしい。

 

好きでもない相手とセックスしてあられもない艶声を聴かれてしまったのだから当然かもしれないが、このままだとなのはさんにばれてしまうのでは?

 

俺の場合はバレても『またか……』という雰囲気で流されるかもしれないが、はやてさんの場合は部隊長としての威厳が……

 

「はやてさん、持ち直せそうですか?」

「……分からん」

 

顔を赤くして両手で覆ってしまうはやてさん。これは、もう、こうするしかないよね。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「……じゃあ、昨日はフェイトちゃんとだけじゃなくてはやてちゃんとも……?」

「……そう、ですね」

「な、なのはちゃん勘違いしないで欲しいんやけど、別に無理矢理された訳やないから!」

「そ、そうだよ! そもそも私から提案したんだし!」

 

隠すのが無理なら潔く説明してしまえばいい。友達の間で隠すから話が拗れてしまうのだ。それに、

 

「そっか、やっぱりマッサージが原因だったんだね……」

 

昨日のあのマッサージの効果は、当然なのはさんにも表れていた。その効果を身をもって知っていれば納得できる部分もあるだろう。我慢できなかったという部分が。

 

緊急事態であり、何より友人とは言え他人の性行為についてとやかく言う事はできない。それ以上、なのはさんからの追及はなかった。

 

「うん。ごめんな、なのはちゃん……」

「もう。もうこんなことしないでね? 昨日はホントに……」

「ホントに?」

「っ、ううん。何でもないよ、フェイトちゃん」

 

普通ならはやてさんが突っ込んで何か言いそうなものだが、流石に黙っていた。昨晩の自分を考え、翔による『お情け』が無かったなのはがどうなっていたのか。想像に難くない。

 

「んんっ、翔くん、一応今日から六課に復帰の予定でしょ? 私達も午後からだから一緒に行く?」

「ああ、じゃあそうさせてもらいます」

 

空気を変えるように話題を変えるなのはさん。

 

どうやら3人はフェイトさんの車で六課へと向かうらしい。俺もその車に乗せてもらうことにした。

 

話がまとまったところで朝食を再開するが、

 

「―――は?」

「どうしたの、翔君」

「いえ……やっぱり、ちょっと疲れてるかもしれないです」

 

ああ、間違いなく疲れていると思う。

 

だっておかしいもん。

 

ふわりふわりと目の前に浮かぶ半透明の人物。どこからか、壁をすり抜けてここに来たその少女は昨晩恋人になった女性、それをそのまま小さくしたような見た目をしていて。

 

「ふへ~、昨晩はお楽しみだったのかなぁ、フェイトは。グヘヘ。告白はどうなったんだい!」

 

声まで聞こえて来た。他の3人は何ともないみたいだけど。

 

「翔? 私の顔に何かついてる?」

「ああ、いえ……」

 

フェイトさんを見ていたわけじゃなく、そのすぐ横にいる少女? を見てたのだ。フェイトさんを小さくしたような少女を。

 

俺の歯切れの悪い反応に3人の女性、そして半透明の少女が首を傾げ―――もしかしてと呟いた。

 

「あれ、もしかして……キミ、私のこと見えてる?」

 

おそらく俺だけに聞こえる声で、そう呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

これはリビングで翔とフェイトがガチャを引いている頃の話である。

 

なのははリビングへ向かう前、洗濯物を出しに洗面所へと向かっていた。

 

洗濯物とは自分の下着だった。

 

昨晩の自慰行為で散々ぐしょぐしょに濡らしてしまったため、こっそりと履き替えてバレない内に洗濯機に突っ込んでおこうと思ったのだ。

 

本当はシーツも洗濯したかったのだが、他のメンバーもいる手前、迂闊に行動には移せなかった。

 

「はぁ、まさかしたまま寝ちゃうなんて……そんなに溜まってたのかな……」

 

結局昨夜はフェイトとはやてがセックスしている中で、なのはは1人自慰行為にふけっていた。本人も言う通り、疲れ果てて寝落ちしてしまうまで。

 

それについては言葉に出来ないほどの恥ずかしさを覚えるのだが、

 

「でも昨日の私、おかしかったもんね……絶対マッサージのせいだ。はやてちゃんに聞かないと……」

 

そんなことを考えるだけの冷静さも取り戻していた。

 

「……」

 

ふと気になって浴室を覗いてみた。

 

するとその床は濡れており、明らかに少し前に使われた形跡がある。最後に使ったのが寝る前のはやてのはずなので、時間的にこの痕跡があるのはおかしかった。

 

「そう言う事、だよね……」

 

誰かがシャワーを浴びる必要がある行為をした、という事だ。

 

予想はしていたことだが。

 

朝になってもフェイトは帰ってきていなかった。ベッドが使われた形跡もなかった。

 

ふと、マッサージの時に聞いた言葉を思い出した。昨日はさんざん自分の体で慰めたが、

 

『本来は男根が望ましいのですが……』

 

「男根……」

 

つまりペニス。

 

フェイトは昨日、翔のペニスで―――どんな感じだったんだろうか。男根の方が望ましいとは本当なのか。何が違うのだろうか。

 

「って、違う違う!!」

 

邪になりかけた思考を頭を振ることで追い出し、なのははリビングへ向かうのだった。

 

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