少し減らすか……
「…………」
「…………」
おっと、前回と同じような入りですまんな。それでもこの状況を見てしまえば仕方がないことだと思う。
俺たちはすっかり空になってしまった大皿に絶句していた。
「ごちそうさまでした。げぷ」
新しく住人になった『春日部 耀』。彼女のお腹に料理の大半が収まってしまった。
あれは見ていて壮観だった。大食いキャラを舐めていたのかもしれない。適当な自己紹介を済ませて食事に取り掛かったとたん、一時も手と口を休めることなく耀は料理を食べ始めた。
ただ噛んで飲み込むのが速いだけなのに、何かしらの能力を使っているのかと錯覚してしまった。
ここで、耀のことを紹介しておこうと思う。
『春日部 耀』は『問題児たちが異世界からくるそうですよ?』に登場するキャラクターだ。
物静かで若干表情に乏しいがそれは表の顔。作中で『フリーダム春日部』の異名をとるくらいの自由、天然系のキャラだ。
しかし問題はそこではない。本当に問題なのは、耀が『大食いキャラ』だということだ。
少年漫画では多くの場合主人公が、ラノベでは小柄な女の子が該当しやすいこの属性。幸いというべきか、俺が今まで出会った女の子の中にはそのレベルに達している娘がいなかった。
実際目撃すると、お腹の中にブラックホールがあるんじゃないかと思ってしまう。俺は男子にしては小食だったから最低限は口にできたけど、みんなは大丈夫か? 女の子だし大丈夫か?
「よ~し、よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし」
「にゃ~」
俺は膝の上に乗せた三毛猫をひたすら愛でる。
この三毛猫は耀が召喚されたときに一緒に現れた猫だ。つまり耀の連れ猫。
「せ、先輩? そんなに撫でたら嫌がるんじゃ……」
「ううん、違うよ雪菜。むしろ喜んでるよ」
膝の上で落ちないようにコロコロ転がる三毛猫。全力で脱力しているのか、俺にモフられるがままになっている。
「すごいね、翔は。三毛猫がそんなになつくなんて」
「ああ、耀は話分かるんだもんな」
「うん。おいで、三毛猫」
俺の膝に乗っていた三毛猫が、耀の声に反応して場所を変える。ただ音に反応したのではなく、本当に声に反応したのだ。
これは、耀が首から下げている木彫りのペンダントの力だ。ペンダントには素人目にはただの幾何学模様、しかし見る人が見れば腰を抜かす模様が彫り込んである。名前は
原作では
しかもそれだけではなく、例えば猫の俊敏性、犬の嗅覚などなど、動物の持つ身体的特徴も自在に扱うことができる。
余談になってしまうが、
どんなことがあっても、
「―――って、感じだ、狂三」
「ど、どうしてそこでわたくしに話を振るんですの!?」
だって狂三、猫大好きじゃん。
それこそ、普段のミステリアスな雰囲気が吹き飛んで知り合いに会おうものなら全力で口封じしてそのあとベッドで悶えるくらいには。
さっきからチラチラと俺の膝に視線を送ってたの分かってるからな?
「狂三も触る?」
「そ、そうですね……少しだけ」
隠しきれていない喜びの表情を浮かべる狂三。猫と戯れ始めた狂三を放っておいて、お皿の片づけに入る。
それにしてもよく食べたもんだ。肉の一切れ、野菜のひとかけらも残ってないぞ。
「耀ちゃんってよく食べるんだね。次からはもっと作った方がいいかな?」
「あいつのお腹に底があれがいいけどな」
大食いキャラは物理法則を無視する傾向がある。
女の子にそんなこと言っちゃダメでしょ、とアスナに注意されつつも、皿洗いを始めていく。
「それにしても、
「……」
「何よ、その目は」
「なんか、いつの間にか台所に立ってるなと思って」
嫌味なことを言ってくるアリア。とても驚いたことに、皿洗いに参加している。
「なによ、なんか文句あるわけ?」
「これからはみんな交代で家事をすることにしたの。これから人も増えるだろうから、ね?」
なんかアスナさんも嫌味なんですけど。
召喚された女の子は召喚された瞬間に『この世界にいたこと』にされるので、耀が出てきてもアリアや理子には特に変な反応をすることはなかった。
2人には、耀は俺が新しく雇った武偵だという認識になっているらしい。
「女の子が増えるのは許してくれるはずじゃ……」
「私はそんなこと言った覚えはないわ」
「でも、いくらなんでもあれは、ねぇ……」
2人の視線はティナに向いている。
「……一応聞いておきたいんだけど、何もしてないよね、翔君」
「流石にそれはないだろ……子供なんだしさ。事情は聞いてるんじゃないの?」
ティナは俺とヤミより一足早く退院した。これからお世話になる人たちにはしっかりと自分の事情を話す、って言っていたんだけど。
「それは聞いたよ。でも、なんでそんな娘が翔君の周りに集まってきちゃうのかな……」
知りません。世界のせいにでもしてください。
「ティナのことはいいのよ。私だってあの子を追い出すほど薄情じゃないわ。問題はヤミと耀よ!」
アリアは実に不機嫌そうだ。
「ティナはともかく、ヤミは自分の意思であんたを狙ってきたんでしょ? それが失敗して殺されるのはそいつの自業自得じゃない」
アリアが言っていることは決して間違いじゃない。間違いじゃないけど、実はヤミにものっぴきならない事情ってもんがあるわけで、それを知っている身としては放っておくわけにはいかないわけで。
「耀って娘もそうよ。私には何にも言わないでパーティーに入れたりなんかして。パーティーに入りたいならまずそれなりの段階があるでしょ!」
耀については何も言い訳できない(そもそも俺もコントロールできないから)よ。でも、パーティーに入るための段階とは……? あなたはいきなり家に押しかけてきていましたけど。
なんてことを口にするほど俺はバカではない。アリアの真意はそういうことじゃないからな。多分これは、
「自分じゃなくて、理子を頼ったからだろうなぁ……」
「……ッ!!」
「あ」
保脇の調査もろもろ、狂三と理子だけにしか頼まなかったのがいけなかったんだろう。でもそればっかりはしょうがない。だって2人のほうが情報収集能力は圧倒的に優れてるんだもん。
自分が全然頼られなかったことへの不満が積もり積もって―――あれ?
アリアが真っ赤になって震えている。こ、これはやばいんじゃ……
「バカ!!」
そこからはもうめちゃくちゃだった。発砲音に驚いた三毛猫が暴れまわり、興奮したアリアをみんなで抑える羽目に。
すべて俺の不用意な発言のせいなんだけどね。なんで余計なこと口に出しちゃうのかな?
――――――――――――――――――――
後片付けを終えて就寝の時間。明日は学校だ。退院したてとか、そんなことは全然関係ない。そもそも入院期間も欠席扱いになってる。
病院の消灯時間のこともあって実はもう結構眠たい。その代り早起きだったので寝坊することはないと思うけど。
「ふぅ……う?」
久しぶりに自分のベッドに飛び込んだ。ふわふわのマットレスの感触がすると思ったが、なにやら違う。なんか固いものがある。
まさか。
俺は布団をめくってみる。
「こんばんは、お兄ちゃん」
「お、お邪魔してます、お兄さん」
クロとティナがいた。ティナはいつしか見たパジャマ姿だったが、クロはパンツとキャミソールのみ。
「今日はもう、寝てもいいかい?」
俺はそのままベッドに倒れこんでしまう。
「「ええっ!?」」
俺の態度があまりにそっけないためか、2人が大げさに驚いていた。
「ど、どういうことですか、クロさん! 話が違うじゃないですか!」
「変ね……ティナの話だとずっとヤミと一緒の病室だって……溜まってるはずなのに」
中々にデンジャラスな話をしている。クロはともかくティナはその手の知識はないと思ってたんだけど。
クロに吹き込まれたのか? いったいどんな卑猥な言葉を吹き込まれたっていうんだ!
いまにも閉じそうだった瞼に少しだけ力が入る。
「何で、って聞くのはおかしいか」
目的なんて分かりきっていることだ。
「明日も学校あるんだし、良い子は寝る時間だろ」
「そうね。じゃ、おやすみなさい」
「お兄さん、おやすみなさい」
あれ? なんでこんなにあっさりしてるんだ? まるで祭りの屋台の金魚すくいの網みたいなもろい意志だ。
「いいわ、こっちにも考えがある」
「作戦変更、ですね」
何だか知らないけど、ラッキーだ。2人には悪いけどもう眠らせてもらう。純情ラノベ主人公じゃない俺は一緒に寝るくらいで慌てたりしないさ。
両手を両側から抱き枕みたいにされても、そこからさらに近寄ってこられても、少ししか動揺したりしないぞ。
2人ともチームワークばっちりだな。病院にいたときはそこまで仲良くはなさそうだったのに女子はやたら仲良くなるのが速いんだよな。
そもそも半分夢を見ているような状態だ。心臓が速くなって瞼が閉じきるのが少し遅くなっているだけ。この天国は後数分で夢の国に変わるだろう。
「お兄さん」
いつの間にか耳元まで顔を寄せていたティナが囁いてくる。
「助けて下さって、ありがとうございます」
「んー」
耳元で何か言っているが、あまりの眠気に返答が適当になってしまう。
「この家の人はみんなあったかい人たちです。私、ここに来れてよかった、です」
ティナの吐息が耳にかかる。が、どんどん体の感覚がなくなっていく俺には特にこれといった効果が出ない。
「私、お兄さんに恩返ししたいんです」
「どーぞ、ご自由に……」
「……っ! で、では……」
「っ!!」
俺の耳に、暖かくて柔らかいものが侵入してきた。とても小さいが、熱い粘液にコーティングされたものが、俺の耳を舐めまわしていた。
「んふぅっ……んちゅるっ……くちゅっ、ちゅりゅ、くちゅるっ……」
頭ががっちりと拘束され、仰向けで天井を見たまま、首を動かすこともできなくなっている。寝ぼけていて気が付かなかった。
なくなりかけていた意識は完全に覚醒し、耳からは卑猥な音とすぐそばの脳みそを溶かすようなゾクゾクとした感覚がとめどなくあふれている。
「はしめへ、へぅけど、ふまく、れきへまふか?」
俺の耳を舐めまわしながら、そんなことを聞いてくる。脳みそを直接犯されているかのような耳舐めは、正直初めてのものだとはとても思えない。
「ちゅむっ、ちゅうっ……ちゅっ、んちゅっ……」
少しざらついた舌が耳の形に添うように動き、時に少し差し込まれる。
どう考えてもティナが持っていた知識の中にあるはずがないことだ。とすれば、
「おいクロ! お前は……っ!!」
「もう遅いわよ、お兄ちゃん。しっかり言質はとったもん」
カチッ
《私、お兄さんに恩返ししたいんです》
《どーぞ、ご自由に……》
しかも録音済みだった。
まさか味方にこんなことをされるとは思いもよらなかった。
「もういい加減に待ってるのはやめにしたいの。いいでしょ、お兄ちゃん?」
「や、そうならそうと言ってくれれば……なにもティナを巻き込まなくてもさ」
「遅かれ早かれ、きっとこうなってたじゃない。だったら、悩ませる前に解決しておいた方がいいと思って」
俺の腕に抱きついていたクロは俺のお腹に跨っていた。
布団はもう床に投げ捨てられている。
「お兄ちゃんの、もうこんなに硬くなってる」
「う、くぅ……っ!」
寝間着を押し上げているモノを自分のアソコで押しつぶしてくるクロ。その刺激に声が漏れてしまう。
クロはおもむろに立ち上がり、
「
「ちょ……っ!」
俺のズボンとパンツが切り裂かれてしまう。限界まで反り返った俺の一物が、布切れの拘束から解放され空気に触れる。
ぴくぴくと痙攣しているモノが現れただけで、部屋の匂いが濃くなった気がする。
服だけを切り裂くという無駄な神業を披露してくれたクロは、自分のパンツにも手をかけた。
パンツは足を滑ってあっという間に取り払われてしまう。クロの下の口が俺のものと触れ合った。
耳を舐めていたティナも舐めるのをやめて食い入るように見ている。
「じゃあ、行くね、お兄ちゃん」
クロがゆっくりと腰を下ろし始めた。いや、ゆっくりとしか下ろせないんだ。小さいクロの下の入り口は、俺のモノを必死に飲み込もうとしている。
「うっ、き、い、たい……っ、いたい、よぉ…っ」
亀頭が入っただけで血が出始めている。戦闘でのケガとこれは全くの別物らしい。と他の娘に聞いた。相当痛いはずなのにクロはどんどん腰を沈めていく。
年齢的に小学生の2人の手前、男としてのプライドもあって声を必死に我慢しているが相当ヤバい。
締め付けが尋常ではない。痛いくらいではなく、もう痛いと言ってしまってもいいくらいだ。
限界まで拡張された腔内が、想定以上のサイズのモノの侵入に潤滑液の量を増やす。しかし、そもそも限界まで俺の肉棒が押し広げている。あふれた愛液が外へ外へと書き出されていく。
とうとう奥に到達した。
「あ……っ、あ……っ!! 入っ……!!」
クロは目を見開いて、お腹を痙攣させている。外側からは見えないが、膣もさっきから痙攣しっぱなしだ。
「だい、じょうぶか、クロ? ……クロ?」
「これ、すごい……っ! ずっと、ずっと、イッちゃってる……っ!」
その表情に痛みなんて微塵も無い。舌を突き出し、よだれが一筋たれている。圧倒的な快感に、まともな思考ができてない。
クロはゆっくり腰を持ち上げ、一気に下した。きつい道をあえて無理やりこじ開ける。入口付近のザラザラしたところを乱暴にこすり、絡みついてくるヒダを引きはがす。
入れるときの何倍もの量の愛液が結合部を汚していく。
跨っていたクロは、俺の方に倒れてくる。それでも腰の動きは止まらない。すっかり俺の形になってもう戻らないかもしれない。無理やり開発している。クロは自分で、俺のモノになっていく。小さな秘部が俺専用のものだと宣言するように。
「あっ、もう、もう……っ! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「うっ! あああああぁぁぁぁぁ!!」
強烈すぎる締め付けに耐えることができず、クロの中に溜め込んだものを吐き出していく。
すべて出し終わった後、クロは力なく横たわった。ペニスが抜けた穴からは白いものがあふれている。
そんな中、ふとティナのことを見てみた。クロから抜けたペニスをじっと眺めている。正確には、クロの小さい子宮には収まりきらなかった、精液を。
「ん……ぺろ」
それを舐めとった。
「苦い、ですね。あ」
少し萎えかけていたはずなのにすっかり力を取り戻してしまった。
ティナは意を決したように顔を寄せ、
「すんすん」
匂いを嗅ぎ始め、
「はむっ」
咥えた。
「お、おい! ティナ!?」
「んっ、れろっ、ちゅりゅっ、んむっ、あうぅっ、ふむんっ、あむっ、あむっ……」
拙い舌遣いだが、逝ったばかりの俺には刺激が強すぎる。
必死になって舐める姿に、どんどん精液が送られていく。
小さいのに、クロに教えられた知識だけだっていうのに、しっかりと女ってことだろうか。ブレーキのない車が坂道を下っていくように、どんどん俺の弱い部分が責められていく。
真っ赤に腫れた亀頭は、もう限界だと訴えている。そう感じてしまったときはもう遅い。
「ちょ……っ! もう……っ!」
痙攣を繰り返し、口中に子種を吐きだしていく。
「やっぱり苦いですね、これ」
そう言いつつ、あっさり飲んでしまう。
俺が唖然としていると、息も絶え絶えだったクロが少し体勢を変えた。
「はぁ、はぁ……ティナはどうするの?」
どうする、とはティナもしてしまうのかということだろう。
「え!? あ、その、これ以上は、今日はちょっと……っ、クロさんを見てたら、こ、怖くなってしまって……」
「クロ、感じ過ぎだってさ」
「気持ち良かったんだもん。しょうがないじゃない」
「で、でも! いつかは、その……」
真っ赤になってうつむいてしまう。
そんな愛らしいティナに心の中で笑いながら、3人川の字になって平和に眠りについたのだった。
という訳で、ロリ系の女の子ともHすることになりました。拍手。