さて、今回のエッチで王妃のベルトを手に入れた雪菜達だったが、それで話が終わるわけではなかった。
手に入れたものは使いこなさなければいけない。
俺は手に入れた能力やアイテムを(効果を知っていたこともあって)だいたいの感覚で使っていた。だが、他の娘はそうもいかない。
ベルトを通じて自由に使えるようになったのなら、効果をしっかりと把握したうえで使えなければ意味がない。
そんな訳で、3本の『王妃のベルト』を引き当てた女の子達は、みんな揃って精神と時の部屋での修行に入っていた。
「―――ってな感じだな」
「ふーん」
「そうでしたのね」
そして俺は今、理子と狂三と一緒にホテル屋上のプールに来ていた。
ダイオラマ球の時間は外とリンクしており、深夜を回ったこの時間は完全に夜。つまりナイトプールになっている。
3人揃って水着。ビーチェアに体を沈めながら、ホテルマンが持ってきたドリンクを飲む。ライトアップされたプールと、さらに奥にそびえ立つテーマパークのお城を眺める。
明日捜査だと言うのに、こんな時間に何様だと言われてもおかしくない振る舞いだ。
「明日明日って言うけど、俺の体感では今日の会議から2週間近く経ってるんだよな」
「別次元の時差ボケだね」
「いえ、ですがわたくしにも覚えがありますわ。他人の記憶を読み取ると、そんな感覚に陥りますの」
雑談をかわす俺達。
今は、今日の出来事を2人に話していたのだ。同時に色々と聞きたいこともあった。
「そっか、ララは……」
「ええ。教材を取り寄せて、何やら勉強を始めたようですわ。これがいつまで続くかは分かりませんけれど」
「いつまでも続くでしょ。やると決めたララちゃんは頑固だからねぇ~。翔君も覚悟しといた方が良いかもよ? これでまた一歩、デビルークの王様に近づいたんだから」
「あはは……」
それには苦笑いを返すしかない。や、今後のことを考えると苦笑いもしてらんないんだけど。
クローディアが言っていた修羅場の件もある。このままでは予言の事件が起こる前に、その修羅場で大変なことになるのでは?
「それは全部翔君にかかってるでしょ?」
「そうですわね。少なくとも、翔さんが節操無く女性に手を出したりしなければ、そんな修羅場は起こり得ませんわ」
全くの正論に何も言い返せない。そして、情けないことに、今までの振る舞いを考えて女性に手を出さない姿も、想像出来ない……!
「それって今更じゃない? ふつーの男子だったら、こんな美少女捕まえたら逃げられないように死に物狂いで努力するもんじゃん?」
「それを翔さんは次から次へと女の子を引っかけて……いえ、だからこそ、『器』なのかもしれませんわね」
くすくす笑う理子と狂三。まあでも、と理子が口を開く。
「私の場合さぁ、色々な事情込み込みで翔君のこと好きになって、その気持ちは負けてないと思うけど……でも面倒なしがらみ抜きで翔君を好きになったララちゃんは、ちょっと羨ましいかもね」
「そのしがらみは、これから襲ってくるかもしれないけどな」
「だったらバランス取れてるね」
それは本音だろう。理子は小さい頃に両親を亡くし、以降ずっと辛い思いをしてきた。それに対して王族でありながら好き勝手ふるまうララは色々な感情を刺激したのは間違いない。
が、覇気で感じる今の理子には、ララに対する嫌悪の感情はない。飲み込んで、今は普通の友人関係になったという事だろう。
これから襲って来るであろうしがらみも、ま、俺達がいるし、どうにかするだけだ。
「わっ! もう~、王女様落とす気満々じゃん~」
「どういう意味だ……」
「……まあ、翔さんがじっとしていられるとは思っていませんけれど、都合の良い行動が、面倒な事態を引き起こしていると自覚して欲しいですわ」
「乙女のハートってそんなに容易いもんか?」
俺の疑問に、理子と狂三は肩をすくめるだけだった。
「そ、れ、よ、り、も! もーっと面白そうなこと言ってたよねぇ?」
場の空気を変えるように、理子も話題を変えた。
「ん? そうだっけ?」
「そーでしょ! その悪魔の実? っていうのを食べたせいで、翔くん、泳げない体になっちゃったんでしょ?」
「ああ、そういえばそうだったな…」
3人が王妃のベルトを手に入れたことを伝えた時、他の能力や悪魔の実のことも説明してたんだった。
悪魔の実のデメリットはあんまり意識していなかった。ONE PIECE原作でも、後半になればなるほどそのデメリットがまともに描写されることは少なくなったし。
俺自身、ガンダムその他で簡単に空を飛べるからな。デメリットを感じる機会は少ないだろう。
「そうなんですの? シャワーとか雨では?」
「そのくらいなら、全然影響はないぞ」
事実、行為の終わりに浴びたシャワーではなんともなかった。
「じゃあアレは?」
「む……」
理子が指差すのは目の前に広がるプールだった。
悪魔の実を食べると海に嫌われる呪いを受け、一生泳げない体質になる。ここで言う『海』というのは川、プール、風呂など、『水が溜まっている場所』全般を指すらしい。
つまり、プールはダメだ。
「えー! じゃあもう翔君と一緒に泳げないってコト!?」
「そうだな……うーん、そう言われると少し早まった気も―――」
「ちょっと待って下さいまし。翔さん、一度も呪いの効果を確認していないんですの? いえ、『呪いが本当に発動するか』ではなく、『呪いが発動するとどんな状態になるか』を」
「……してないな」
「え、それってマズくない?」
確かにまずい。力が抜けるって言うのはどんな感じなのか、頭ではわかっていても実際どうなるのか。試しておいた方がいいな。
「でしたら、丁度良いですし試しておいたほうが良いですわね」
「よーし、じゃあ行こっ! ほら、早く早くっ!」
「ああ……って、おい!」
理子に引っ張られるまま、俺はプールに向かった。
プールサイドに座り、少しずつ体を水に沈めていく。足先だけなら問題ない。足首も。
様子が変わったのは、膝が完全に水に浸かるかどうかといった時だ。
「うっ!?」
「翔君!?」
「翔さん!?」
一気に体から力が抜ける。
バシャン!! というのは俺の体がプールに投げ出された時の水しぶきの音だ。
両隣にいた理子と狂三の焦った声が聞こえてくる。その間も俺は水に沈んでゆく。普通じっとしていれば体は浮かんでくるものだが、俺の体がまるで重しが付けられたようにプールの底へと沈んでいった。
「(なる、ほど……!! これは確かに、何も出来ないな……!!)」
どんなに力を入れても、俺の手足は高圧電流を流しこまれたかのように痙攣するだけ。泳ぐどころか立つことすらままならない。魔力やその他の能力も使えそうにない。
「っ!?」
次の瞬間、理子と狂三に引き上げられた。
「焦った~、大丈夫?」
「た、助かった。これが呪いか……」
「ここまで強力な呪いとは思いませんでしたわ……試しておいてよかったですわね」
「ホントにな」
これからは、大量の水を放射してくるような相手は俺の天敵になるかもしれない。攻撃に呑まれた時点で力が入らなくなる。
「足がつく場所でも立てないの?」
「ああ。2人が離したら、俺はこのまま溺れるな……理子?」
「理子さん? 何を……?」
何やら考え込んでいる理子。
「翔君さ、今日このまま、プールでいちゃいちゃして終わるなんてことはないよね? 理子達も恋人なんだし、明日の調査に参加しなくてもエッチなことするつもりだったよね?」
俺を支える以上に、体を密着させて来る理子。腕がおっぱいに挟まれ、思いがけずチンポに血液が集まり始める。
「それとも、今日は満足? って言うか、ここに来る前に精神と時の部屋に籠って修行してたんでしょ? 色々とリセットされてるんだよね?」
「あ、ああ、まあ。それはもちろんだ」
当然ながら、女の子たちが部屋に入る前に、能力の確認も兼ねて2日精神と時の部屋で過ごした。健全な男子高校生が2日も禁欲すれば性欲なんて簡単に回復する。
だが、何故このタイミングでそんなことを?
「アスナ達、3人がかりでもヘロヘロにされちゃったんでしょ? 新しく覚えたっていう分身の術があったから」
「影分身の術、ですわね。どことなく親近感を覚える技ですが……」
それが何だと言うんだ。
「正直、1対1じゃ、翔君には絶対に敵わない。くるみんも分かると思うけど」
「くるみんはやめて下さいまし。言っていることは正しいですが……前なら、『わたくし達』の手を借りればどうにかなりましたけど……」
「そ。もう大人数で責めても意味が無い。翔君も増えるようになっちゃったからね……でぇ、もぉ……れろっ」
突然耳を舐められて、ぞわぞわっとした感覚が走り抜けた。同時にナニかを期待した息子が勃起待機状態になる。
そしてその期待は正しかった。
「プールに入ってるこの状況。今だったら、翔君まともな反撃できないんじゃない?」
「……きひっ、理子さん、悪い顔してますわぁ……!!」
「狂三ちゃんに言われたくないなぁ……くふっ!」
2人の肉食獣は、力の入らない俺に向かってその牙を突き立ててきた。
「あはっ、体に力入んないんじゃないの? ここはこんなにガチガチじゃん~」
「本当ですわね」
「お、お前ら……!!」
2人はにやにやしながら、水着の上から半立ちの俺の息子をすりすりとこすってくる。あっという間に血液が集まってしまい、そのせいで余計2人にからかわれる。
が、俺には全く抵抗することが出来ない。
「へぇ、こんなにしてもぜんぜん反撃してこないってことは、ホントに力が入んないんだね」
「これは朗報ですわ。いっつもやられてばかりの皆様にも、共有しなければいけませんわね」
「く……っ」
好き勝手言ってくれるな……っ。
とはいえ、今はすべての権限を向こうに握られている。
「それじゃあ、くるみん、理子が最初で良い?」
「ええ。別にわたくし、一番初めなどには拘りませんから」
「それを言ったら理子もだけどね~」
会話している間に、俺の海パンが脱がされ、どこかに流れて行ってしまう。プールで全裸というレアな体験だ。そしてこれから、プールでセックスというもっとレアな体験をすることになる。
「あは、別にどうってことないでしょ? 理子たち以外誰もいないんだし……ほぉら、んっ、はいって、きた……っ」
俺には肯定の頷きを返すしか出来ない。
理子は蕩けるような怪しい笑みを浮かべる。俺の首に手をまわし、少し肩に吸い付いてきた。
理子が腰を鎮めていくと、浅く入り口を出入りするだけだったペニスがだんだん飲み込まれていく。それに合わせて吸い付いた理子の口から熱い吐息が漏れ出した。
そうして、俺のペニスが完全に理子のオマンコに飲み込まれた。
「ふ、ぅ……」
「っ、ぁ……」
音もない挿入を、俺達は抱き合いながら堪能する。
「ほら、翔さん? わたくしのこともかまって下さいませんと」
「く、るみ……っ」
こちらはこちらで笑みを浮かべた狂三が唇を重ねてくる。
「あー……、セックスしてるのは理子なのに~……」
「おや、それはすみませんわぁ……ほら翔さん、次はわたくしなんですから、しっかりとほぐしていただかないと、んっ」
狂三が痙攣してろくに動かない俺の指を、自らの秘部に持って行った。
「あらあら、どうしましたの、翔さん? いつもならわたくしの弱いところをすぐに見つけますのに」
そう言われても動かないモノは動かない。狂三は挑発しながら俺の指で自らのおマンコを弄る。指に伝わる生暖かいぬるりとした感触。狂三もしっかり感じているという証拠。それが余計にチンポを苛立たせる。
「あ! くるみん、理子がセックスしてるって言ってるのにーっ!!」
いつもよりはるかに余裕のある態度で、ちゃぷちゃぷとプールの中で器用に俺の無防備チンポを研磨する理子。
「うぅ、く……っ」
身体に力が入らない。俺のペニスがマン肉のひだひだにシコられるせいで、腰が自分の意思を無視してカクつく。
セックスをするとき、俺は相手もそうだが自分も気持ちよくなることを考えている。だから気持ちよくなったら遠慮なく膣内射精してるし、我慢したことはほとんどない。
だが、こうして完全に無防備な状態になって、俺は間違いなく、どんな時も、多少なりとも踏ん張っていたんだなってことを思い知らされた。
「ぁぁ、やば……っ」
「え? あ!?」
理子のマンコの中で、ペニスが跳ねた。『勝った』と言わんばかりに、ごきゅごきゅと子種を飲み込んでいく理子のおマンコ。
「へぇ? ふーん? そっかぁ……くふ、理子、これ癖になっちゃいそう」
射精中のチンポを絞ってくる理子。股関節を巧みに動かし、膣を締め付けてくる。これだけでも、この年齢の女の子の99%が体得していない技術だろう。
本当に楽しそうな理子。
「理子ぉ、どっちもいけるクチっぽくってぇ……ずんずん容赦なくやられるものいいし、こうやって好きに絞るのも……あ、くるみんはMだよね」
「……聞き捨てなりませんわねっ」
「わっ」
にゅるりと抜けた俺のチンポ。理子の愛液と俺の精液のブレンドが、プールの水によって流されていく。普通だったらとんだマナー違反だ。
「余裕ではありませんの、翔さん? そんな余計なことを考えていられるなんて」
楽しそうに笑う狂三に理子は頬を膨らませる。
「もー、理子全然物足りなかったのにー」
そう言われるのは中々に屈辱だ。
「まあまあそう言わずに。わたくしも翔さんがこんなに弱ってしまうなんて想定外ですの。理子さんが好き勝手してしまったら、わたくしの番になる前に、翔さんが干からびてしまうかもしれませんわ」
「むむむ……そう言われると……」
「だから1回で交代。むしろ、生かさず殺さず、どれだけ長い間翔さんのチンポを楽しんでいられるのか。腕の見せどころではありませんか?」
「くふっ、へぇ~? 面白そうなこと考えるじゃん、くるみん」
「お、おいおい……」
なにやらおそろしいことを呟いている2人。それを無視して、行為は進んでいくのだった。